私はハーブのミント(ペパーミント)が好きで、夏はミントのアイスクリームやアロマオイルのペパーミントを精製水と無水エタノールをガラス瓶のスプレーにアロマのペパーミントを数滴入れます。そして、スポーツシューズの臭い消しや消毒に活用しています。
また、夏場に部屋にスプレーすると虫よけの効果もあります。
このペパーミントには、悲しい神話があることをあまり皆さんはあまりご存知ありません。
では、此処でミントに関する神話をご紹介します。
メンテーあるいはミンタは、ギリシア神話に登場するコキュート川のニュームペーである。長母音を省略してメンテ、ミンタとも表記される。
※神話!
数少ないハーデースの浮気相手、冥王ハーデースはコキュート川のニュンペー、メンテの美しさに魅了されてしまい、それに気付き嫉妬に狂ったぺルセポネーは「お前はどくだらない雑草なってしまえ」とメンテーを踏みつけて恐ろしい呪いをかけ、メンテーは草に変えられてしまった。以来この草は「ミント」と呼ばれ、ミントはハーデースの傍、神殿の庭で、愛らしい存在感を保ったまま咲き誇り続けた。
地上でも今も陽光を浴びる度に芳香を放ち、人々に自分の居場所を知らせるのだという。
もしくは、地上を見回っていた冥府の王ハーデースに目を付けられ、攫われようとしていた。しかし自らも攫われ妻となったぺルセポネーがそれに気付き、彼女を一時的に香りのよい小さな草に変えて茂みに隠し、ハーデースの目から隠してやったとも言われている。
尚、ぺルセポネーは単にメンテーを雑草に変えただけで、それを芳香を放つミントへと変えたのは彼女を憐れんだハデスだていう説もある。
私がこのミント神話を知る前から「ペパーミントの香り」に惹きつけられ、愛用するようになったのは、実は十数年前にソウル繋がりをしてからでした。
それまでは体育会系の私が、女性的なアロマの香りや種類など、興味もなければ無縁でした。
ところが、不思議なことに「私の趣味嗜好が変わった」ように女性的になりました。特にラベンダーの香りには「心地よく、癒される」感覚になり、心ときめくほど感じます。
ラベンダーのアロマオイルやペパーミントのアロマオイルなどを購入し、愛用するようになりました。
何故だか?不思議とペパーミントの爽やかな香りに、癒されるのではなく「切なさや愛おしさ」を感じるようになり、ネットで調べたら「ミント神話」に出逢ったものです。
私がアロマオイルの香りに癒されて、愛用しているのは、スポーツ時には、シューズの除菌と臭い消しに使用しています。その時には「ペパーミント」の爽やかな香りが、私の足元から香ります。
また、仕事などでスーツを着る時には、ポケットチーフと上着のポケットに厚紙にラベンダーオイルを染み込ませて、入れています。
夜には、毎日のお風呂の後に、ボディーオイル(アロマ入り)を上半身に塗り、心地よい香りに癒されて眠りに就きます。同時にフェイスオイルとブレンドしたアロマを目元や目の下などに塗っては、目の疲れと皺伸ばしに愛用しています。こうして、日々、良い香りに囲まれている生活を送っています。
センスプロデュース研究所、荒木行彦