この話題は私が女性雑誌の取材から「恋愛中の女心」ついて説明したものです。
この「恋愛賞味期限」があることを皆さんはあまり知られていません。
恋愛に賞味期限がある?そんなことってあるんですかと、よく女性から質問されます。これらは、女性に多く見られる「感覚心理」です。
人が誰かのことを好きになり、昼となく、夜となく相手のことをボーっと考えてしまう「恋煩い」に関係しています。
では何故?恋煩いになるのかというと、恋煩いは一見、心理的な作用が及ぼすことが原因で起きるとことなのですが、大脳生理学的に分析すると!脳の中で様々な変化が起きています。
では「人を好きになるとき」にどんな変化が起きているのかというと、PEA「フェニール・エチル・アミン」と呼ばれる脳内物質です。
このPEAの分泌が「恋愛賞味期限」と深い関係にあるのです。
脳内でPEAの濃度が上がってくると恋をしている状態になるというになります。つまり、PEA「恋愛ホルモン」と言えるのです。
ところが恋に燃える状態なら恋愛ホルモンのPEAが分泌されていれば。愛する人のことを想い、ハラハラ、ドキドキしたりします。この状態が「恋煩い」です。
但し、恋煩いも何年も続くと、脳は疲れてしまい。精神的も辛くなってしまいます。そして、脳がいっぱい、いっぱいな状態になると恋愛ホルモンのPEAが狡猾してしまいます。これらが恋の賞味期限と名付け、女性の人たちの平均2年で「恋愛の休息」が必要となるのです。
そして、休息をしてから再び、恋愛ホルモンが分泌されると「恋に燃える」
ようになるのです。
恋愛中の恋人同士が2年以内に結婚する確率が高いのは、これら恋愛ホルモン、恋愛賞味期限、2年説と関係していると言っても過言ではないと思います。
ところが、最近において、若い人たちに「恋愛異変」が起きています。
それは「恋はいらないけど、愛が欲しい」とか「恋愛することが面倒くさい」。
失恋することが怖いなど、恋愛に対して消極的です。
中には「一人の方が気楽で、楽しいから恋人」は必要ない、寂しければペットを飼うからと恋愛の価値観も変わって来ています。
二年前にテレビ局が20歳の成人式の男女1000人アンケートで、彼女がいる、いない、彼氏がいる、居ない調査で、彼女がいないと応えた男性が80%を超えて、彼氏がいないと応えた女性も75%超えるものでした。
こうした現状は、恋愛に消極的なだけではなく「人を愛する本能が欠如」して来ているのかも知れません。
先ほど説明した。恋愛賞味期限以前の問題、人の恋愛心理よりも大脳生理学の問題でもあります。
恋愛したいと思うと、脳内ではPEAが分泌され、彼氏が出来ればハッピーな気分から「快感」します。
好きな人と手を繋いだり、キスをすれば「恍惚感が湧き上がります」。この時には脳内物質の「オキシトシン」が分泌されて(愛情)が湧き上がります。そして、この人は「私より大切な人」と思考することが「愛」なのです。
これらは人の本能で「子孫繁栄のための行為」なのです。
日本の少子化の問題などは、根本的なところにあると思います。子供を産みたくないなどより、恋愛が面倒、結婚したくないという若い人たちが増えているのですから、これらを改善しないと少子化問題などの以前の問題であるということを私から提唱致します。
センスプロデュース研究所、荒木行彦