この大百池公園から2km離れた所に「泉谷公園」があります。そこで生まれた水がせせらぎとなって「おゆみの道」を下ってここ大百池に流れ込んでいます。
以前は住民のための溜池としても利用されていたこの池の歴史は慶安5年(今から約460年以上前)よりも古いというから驚きですね。台地部には縄文時代の住居跡もあるそうです。
3月下旬から4月上旬は池の周りが桜だらけになり、絶景のお花見観光コースとなります。
訪れる野鳥!
留鳥(一年中移動をしないタイプの鳥)はオシドリ・カルガモ・オオバン・バン・アオサギ・カイツブリ・カワウ・カワセミなど。
夏鳥でオオヨシキリ・ダイサギ、冬鳥ではコガモ・マガモ・オナガガモ・ヨシガモ・ホシハジロ・オカヨシガモ・ハシビロガモ・ヒドリガモなどが訪れます。
本日は、曇天で午後から雨が降るという事で、何時もよりも一時間、早くに自宅を出て、午後14時前に帰宅しました。
今回、大百池公園に訪れたのは、野鳥の撮影の他に、冬の渡り鳥の調査、昨年末までツグミの到来が少なく、年明けてから公園などにツグミが現れるようになりました。
何時もなら、今時期、この大百池公園では、ヤドリ木にレンジャクが群れで訪れており、昨年もそうでしたが2月の下旬には、レンジャク撮影に大勢のカメラマンが訪れていました。本日は「ヤドリ木の実の実り具合」を観察と確認しましたが、例年と違い、赤い実が五つほどしか実っていませんでした。これでは、レンジャクを確認することは難しいです。
ですから、幾ら待っていても訪れることはないと思われます。この状態では、此処、大百池公園では、ヤドリ木の実の付き方が、同じ千葉県内でも何時週間近く遅く、3月の上旬に実ってからでは、レンジャクは他の地域のヤドリの実を啄み、北への渡来の準備、3月の中旬ともなるレンジャクはいなくなります。
その頃から「ウグイスの初鳴き」が確認される頃から「春の訪れ」となるのです。
残念ながら、私の予想では、今年は此処、大百池公園には、群れではなく、レンジャクを確認出来ても一羽か二羽、群れから逸れたレンジャクが確認出来る程度で、ほぼ、確認できないと思われます。
森林では、藪がある通路の手すりや木に「ルリビタキ」が止まり、本日も確認出来ました。
昨年の11月から今回まで、3回訪れていますが、毎回、目の前に現れてくれます。顔馴染みとなり、私は勝手に「瑠璃太郎」と名前を付けました。
但し、私的には、リルビタキの撮影は、今回が最後で次回は、今年の12月まで待たないといけないと思います。
そんなことが瑠璃太郎に伝わったのか、私の方を見ながら飛び立って去っていた時に、またね!と言われたような飛び方で立ち去りました。
本日、確認した野鳥は!
スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ、シジュウカラ、エナガ、コゲラ、ハシブトカラス、キジバト、カワラバト、シロハラ、ツグミ、モズ、ルリビタキ、カワラヒワ、ウグイス(地鳴き)、ハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイ、カルガモ、カイツブリ、ハシビロガモ、コガモ、オオバン、バン、コサギ、
私がこうして、千葉の公園を中心に訪れているのは、野鳥撮影だけが目的ではありません。樹木が倒れていて危ないとか、強風が吹いた後には、折れた枝が木に引っ掛かり、通行人の頭に落ちてきそうな場所があると撮影して「千葉林野省や森林管理局」などにメールで送って、倒れた木を切って貰うとか、落ちてきそうな枝を撤去して貰うなど、今までに何件も依頼しました。
訪れた家族連れや散歩している人たちの安全確保にも繋がります。また、環境庁(生物課)には、渡り鳥の例年とのずれた訳や植物や気候との関連などの報告もしています。
環境保全と愛護(生物保護)の活動にもなっているものです。
全て、こうしたことはボランティア活動員として行っていることです。
センスプロデュース研究所、葛西行彦