この夏、最後の日に耐熱ゴルフ

2010-09-23 00:00:07 | スポーツ
数日間30度を切れていたのだが、再び33度。真夏日が71日目らしい。そして、次の日から秋雨前線で、気温急降下となるらしい。その問題の灼熱日に千葉県南部でゴルフ。

なんといっても暑い。カートの中には、我々のパーティとキャディさんの飲みほしたペットボトルの空きボトルが山積みになる。もちろん足元ふらふらでミスショットも山積みになる。一方、ボールは池や崖下やブッシュの中にどんどん吸い込まれて消えてゆく。

ピート・ダイという設計者の手になる難コースだが、江戸時代の難解詰将棋作家のように、あれこれと夢の中でもプレーヤーを痛めつけるための熟慮を重ね、コースの至るところ無数に罠を仕掛けて待つわけだ。平らな場所はゼロ。グリーンの形状はポテトチップ型で、うっかりパットミスをすると、タコつぼバンカーに転がりこんだりする。

結果、今年、最高(最大)の数値がスコアカードの一日の合計欄に記入される(といっても自分で書くのだが)。

プレーを上がって、入墨禁止の浴場でぼんやりと湯に沈んで、他のパーティに会話に耳を澄ますと、面白い話が聞こえた。

「俺は嫌いな外国人が3人いるんだ。一、胡錦濤。二、ジョンイル。三、ピート・ダイ。」

時節柄の人選だ。


ところで、このコース、レストランに命を賭けているように思う。食べ物にまで罠を張ったら誰も来なくなる。


まず、朝のアイスコーヒー。普通、コップに氷が入っていて、コーヒーが注がれる。だから氷をたくさん入れるとコーヒーの量が少なくなる。

ところが、このゴルフ場のアイスコーヒーは氷もコーヒーを凍らせたものになる。だから、あわてて先にコーヒーを飲んでしまっても、コーヒー色の氷が残っているわけだ。二回楽しめる。



そして、お昼のメニューの一つである天重を頼むと、すばらしいものが出てきた。

巨大なエビが二本。一本は頭に卵が入っている。そしてハゼ。ハゼ天を食べられるとは思っていなかったが、大好物だ。野菜が3種。うっすらとゴマ油の香りもある。新橋の有名天ぷら店のランチ天重よりずっと美味い。料理を食べるためにゴルフに行くような感じだ。


ただ、美味しい料理を落ち着いて食べられなかったのは、隣のテーブルで女性が青い顔で首を冷やしていたのだが、はっきり熱中症とわかるわけだ。これで午後のコースに出たら、救急車だなあ・・とか。

1か月前にここに来た時も、熱中症のことを聞いたし、きのう訪問した会社の役員の方も、ゴルフで熱中症になったばかりで、自律神経に異常が生じて、汗をかき始めると止まらなくなるため、医師から汗かき禁止を命じられたそうだ。いくつかの楽しみがなくなったわけだ。

どうも、行く先々で熱中症の話ばかりだ。あまり気にしてないが。


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