680円を固辞

2008-04-18 00:00:51 | 市民A
昼休みは貴重だ。時間があれば、やることはたくさんある。しかし、勤労者の多くが12時から1時までの間に昼食をとるため、昼休みのかなりの時間が外食に費やされ、時間効率を低下させる。お客の方もお店の方もだ。

そして、私には、このちょっとした外食時間に関して、具合の悪い特徴がある。

オーダーをよく忘れられてしまうということ。

たぶん、『風景に溶け込むのが上手い』のではないだろうか。人混みで目立たないというのは、ある種の仕事では必須条件。スパイとか・・

しかし、昼休みの短い時間に、注文した醤油ラーメンがいつまでもこないで、後でカウンターの右隣に座った男の前に味噌ラーメンが置かれたりすると焦る。さらに、もっと後で左側の席に座った男の前に大盛りチャーシューメンが置かれたりすると、ついに文句を言う。

「遅いんだけど・・」

まあ、ここから色々と想定外の展開になるわけだ。

お客の方も、お店の方も。サービス業の泣き所の一つだ。実は、毎月1回はこういう展開になる。たぶん、席に座ると、直ちに注文してしまうからこういうことになるのだろう。いつまでも注文しないで、店員がイライラしてから発注すれば、忘れられることはないだろうが、逆に、注文していない客であることすら忘れられる可能性がある。

そして、つい数日前に、同様の展開になった。やや有名なラーメンチェーンのカウンター席でのこと。

680円の醤油ラーメンが通ってなかったわけだ。オーダーミス発覚が12時40分。ちょっと厳しい。

実際、そんなことで喧嘩するつもりもなく、また、他のお客様の発注品を横取りするようなことは望まないので、しばらく待つことにする。内心では、「しばらく出入り禁止処分だなあ・・」と思いながら、待っていると、ご丁寧にタマゴサービス付きで遅れて出てくる。コレステロールが高いので、あまりラーメンにタマゴは乗せないのだから余計なサービス。

ともあれ、食べ終わって、恐縮する店員に勘定680円を精算して店を出ようとすると、「ちょっと待ってください」の声。カウンターの下から「次回、無料券」を出して、手渡そうとするではないか。そこまでは、ちょっと受け取れないと、硬く固辞したのである。

しかし、後で考えてみれば、次回680円無料券を渡すならば、『きょうの680円を無料にしてくれてもよかったのではないか』と、頭の片隅を流星のようによぎって、すぐ忘れた。

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