カレーお替り負けで始まった八冠挑戦

藤井七冠の八冠挑戦シリーズとなった王座戦五番勝負は第一局は永瀬王座の逆転勝利となった。注目すべきはその夕食。布石は昼食にあった。

両者ともに陣屋カレー海鮮イセエビ入りを選んだ。陣屋カレーは棋士間では有名で、タイトル戦の時に対局者や関係者がよく注文するほか、宿泊者もレストランだけではなく自室で食べることができる。鶴巻温泉は大温泉街ではないのでそういう方も多いのだろう。メニューを見るとイセエビは半身ではなく一匹全部のように見える。

そして、６時頃に夜食タイムになる。主催は日経新聞なので、翌朝の朝刊に間に合うように夕食は早い。持ち時間的にも軽食を頼む棋士が多いようで、藤井挑戦者はオニギリセット。ところが永瀬王座の注文は、陣屋カレー海鮮イセエビ入り。つまり、昼食と同じ。夕食後の対局室では王座は汗だくで扇子バタバタしていて、不安を感じたのだが、それから先が粘り強かった。形勢は二転したのかな。イセエビ二匹食ったからだろう。


さて、８月19日出題作の解答。

今週の問題。お替りにもイセエビにも関係なし。

解ったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。