女性外務大臣のこと

2023-09-15 00:00:56 | 市民A
外務大臣が代わった。あまり短期で変わっていい職務ではないのだが、何かあったのだろうか。国際会議の時など他国の要人から「あのピアノの上手い大臣、名前は失念しましたが、どこに行ったのですか?」と質問を受けそうだ。

新大臣は、オウム真理教事件のクローザーとして有名だったが、どうなのだろう。国連で演説するのを楽しみにしているようだが、外務大臣の最優先任務は、演説ではなく交渉ということを忘れないでほしい。

ここからは現在の大臣の話ではないが、今、将棋講師もしていて、ある小学校でも数十人の児童に教えている。女児が半分近くいる。男児の場合、いくら強くてもプロになることは勧めないが(藤井聡太先生が多くの賞金を独り占めしているからだ)、女流棋士はなるのも易しいし、イベントへの派遣確率も高い(女流棋士の数は男子棋士の1/3なので、仕事が多い)ので金の卵になり得るわけだ。

ところが女児の中で一人、学校側が手を焼いている子がいる。いわゆる女王様タイプで、たとえば横に動けない銀という駒を横に動かし、指摘されると、「わたしが動かすのだから正しい」と宣言するわけだ。教室が終わってから、手を焼いている先生から、どうしたらいいか相談を受けるのだが、「そういう押しの強い子が政治家になるのでしょう」と変化球で答えてみた。さらに「外務大臣になって、ゴリゴリ交渉してもらえばいいでしょう」とまとめてみた。その数回後には、駒の動きを覚えたようで何事も起きなくなったのだが、要するに人間には二面性があるということだろう。

外務大臣になって、すぐに女王流にやるのは、やめた方がいいと思う。複雑な問題が多いはずだ。