大本山總持寺を拝観

2022-04-04 00:00:49 | おさんぽ
鶴見線の駅の探査の前に安全祈願で總持寺を拝観する。健脚なら徒歩5分となっているが無理だ。10分。

taisodo


曹洞宗には二つの大本山がある。高祖である道元禅師が1244年に開いた永平寺(福井県)と太祖といわれる瑩山禅師が1321年に開いた總持寺である。

総持寺は石川県の能登に開かれたのだが、600年近く後の明治31年(1898年)に火災を起こし、ほとんどが焼け落ちてしまった。そして、再興の地を横浜市鶴見に求め、明治44年(1911年)に再び蘇った。

なぜ、鶴見だったのかはわからないが、福井県と石川県では近すぎるということだったのかもしれない。日本全体、世界に進出するつもりで、日本の玄関だった横浜に進出したのかもしれない。心当たりはあるのだが、調査不足なので明かさない。

朝鮮半島が日本であった時代に半島で亡くなった日本人の墓地を半島の人から守るために遺骨を一括してソウル市から引き取っていて、そのために過去に爆破事件が起きている。

石原裕次郎の墓所でもある。親とか兄とか色々宗教は難しい。

以前は座禅会を開いていたが、現在は休止中だそうだ。

実は、知人の寺院関係者(曹洞宗の寺院を所有していて、貸している)に聞いたところ、曹洞宗の修行先は、永平寺ならびに總持寺ということになっていて、永平寺は仏教的知識を得るための修行で、總持寺は寺院経営を教わる場になっているということだそうだ。

一言でいうと、表と裏ということだろうか。表が宗教なのか経営なのかは僧侶それぞれということだろう。