どこに行くの?

2017-01-31 00:00:15 | 投資
先週開かれたHIS社の株主総会に泡沫株主として出席。しばらく出席していなかった(というか株主ではなかったから)のだが、かなり以前に出たときよりも出席者が少ないような気がした。その頃は、決算書もわかりやすく質問タイムは応援演説風だったが、さすがに収益悪化(特損などあり最終損益が赤)となれば、厳しい質問がいくつかあった。

ともかく澤田社長が復帰しカリスマ力を発揮するに至った原因がよくわからないのだが、No2がいないということだったのだろうか。

決算の中で為替差損が多いというのは業種柄いたし方ないとしても、業績予想の基準となっている為替レートは開示するのが一般的だと思うが不明。

突如、借入金を増やして金庫の中を現金だらけにしてバランスシートを膨張させた理由としては、マイナス金利効果でほぼゼロ金利の借入金をまとめて7年分借りて今後5年間の新規投資(主にホテル)にあてるため、とのこと。ということは投資効果を求めた金融政策がマイナス金利政策ではあるものの、明確な投資目標や金額も確定していないのに、金利ゼロの金を貯めて、銀行はわざかにさやを稼ぐという情けない結果になっているということだろうか。

そして最も知りたかったのは長期貸出金として65億円が、澤田氏が筆頭株主であるモンゴルにあるカーン銀行に対してのものということで、カーン銀行が日本国内の企業に貸出を行っていることで、何をやっているのかという点で、結局不明のままだった。

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ところで、今、力を入れているのがホテル事業で特に「変なホテル」というロボットホテル。ハウステンボスに続いて舞浜、ラグーナ、海外に開業予定で、その他のホテルと合わせて100ヶ所のチェーンをめざすということだそうだ。粗利率が非常に高いそうだ。

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そして、あまりに途方もない話で話題にならなかったのだが、2023年には宇宙旅行を始めようということになっていて、ANAなどと提携しているそうだ。確か1500万円くらいだったようで、ANAのマイレージは何マイルもらえるのだろうか。

結構、株価のアップダウンの激しい株なのだが、現在は珍しく安定している状態で、今後は上昇なのか下降なのか。アメリカの弱体化で、世界でテロが増えてくると、どうしても旅行会社にはマイナス要素があるということかもしれない。