一番長い日が近づく

2015-02-28 00:00:10 | しょうぎ
名人挑戦者を決めるA級順位戦の最終局が3月1日に開催される。

ケーブルテレビの囲碁将棋チャンネルで完全生放送されるのだが、最大の問題は、放送開始時間の番組表が配布されるのがちょうど月末から1日だからどうしようと悩んでいたのだが、完全生放送なのだから、朝からやっているに決まっているということに気付く。

現在までのリーグの星取表を調べると、名人挑戦可能性があるのが4人(6勝2敗が二人と5勝3敗が二人)。この関係が全5局中3局。そして降級二人枠のうち、すでに阿久津八段が全敗中で決定済みだが、残り一人の可能性は3名にある。結局5局のうち4局は重要対局で、一局はお気楽戦だが、こういうのが長くなったりして「味悪し」ということになることがある。

ところで、全敗中の阿久津八段だが、今年度の成績は11勝16敗。順位戦を除くと11勝8敗ということになる。今期順位戦全敗者はB1の飯塚八段でこちらは0勝11敗と記録的だが、今年度の通算成績は10勝19敗。順位戦以外は10勝8敗。もう一人はC2の内藤先生だが、こちらは2勝18敗なので、まあ引退やむなしということだろうか。

さらに全敗者の塩調査をしてみると、今までにA級全敗者は4名。昭和22年の村上八段。昭和35年の松浦八段。昭和55年の木村八段。昭和56年の石田八段。実に34年ぶりとなる。そして、この4人の中で、後にカムバックしたのは石田八段だけである。実に10年が必要だった。(上がるまでに苦闘し続けた反動からか、一期で逆戻りすることとなった。

そして、最終局に勝って全敗を免れるケースも数回あるのだが、その1勝が次期の成績に繋がるという結果にもなっていないようだ。


さて、2月14日出題作の解答。

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合駒2回探し。

動く将棋盤はこちら


今週の出題。

0228


手数は一桁台。もっとも、最終手と称する手には異論がありそう。詰将棋の仲間に入れてくれない人も多い。

わかったと思われた方は、コメント欄に、最終手と総手数と酷評を記していただければ正誤判断。