熱気の中でもクールな人は

2010-05-29 00:00:17 | しょうぎ
先週末に千葉市で開催された「渡辺竜王6連覇及びA級昇級記念大会」に顔を出す。ついでに出場。午後1時に別の場所に行かなければならないので、トーナメントから適当に離脱が必要だが、・・・。

もともとは、LPSAの1デイトーナメントと共催の予定が、諸般の事情で単独開催になったイワク付きである。

しかし、何がお目当てか知らないが、会場は、当日参加のファンが続々と来場。対局机やお弁当の手配で大忙しである。これでは、最初から共催をするには会場が狭すぎるように思える。

そして、ついに開会であるが、ファンや当日参加棋士の挨拶が続くが、主賓の渡辺竜王は、まだ来ない。挨拶を聞く限り、竜王は間違いなく来年は名人位を獲得することになるようだ。それにしても、一門の宮田、伊奈川、渡辺プロは、「スピーチ」が下手というしかない。各自タイトル戦に出場することを念頭にスピーチ練習の必要があるだろう。

で、注目は伊奈川女流1級。休場中からの8月復帰をめざし、着々と準備中のようだ。プロになった時のパーティーに出席した時の印象は、「美少女棋士誕生!」だったのだが、今や美少女とは言えず「美女」に昇格。



たぶん、美少女から美女に脱皮する途中経過を秘密にしたのだろうか。

こうなると、7月に復帰する別の元女流棋士との新旧美女対決が見たいな、と思うのは男の人情というものだろう。



もう一つの注目は、もし順位戦が続くとすれば10年後のA級棋士と言われる石井健太郎奨励会三段。早くも周りにオーラを発しているが、ちょっと早すぎか。

ところで、自分の対局の方だが、一局目は奨励会を目指している強豪小学生。パターンに持ち込んだものの、久しぶりの二歩を打つ。その二歩の手を中心とした読みの組み立てをしていたので、しょうもない。二局目は、早々と馬を作って一歩得。不敗体制と油断していたら角をスキマに打ち込まれて香損に。長々と粘って馬を詰めるという、あり得ない展開に進み、予定時間が近づいたので、詰まない王様に王手ラッシュをかけて、会場から失礼する。

よく考えると、主客である渡辺竜王は、まだ会場に到着していなかったのである。

さて、5月15日出題作の解答。



▲2二角 △同歩 ▲2一金 △1二玉 ▲2三角 △2一玉 ▲3二角成 △1二玉 ▲1三竜 △同玉 ▲1四香まで11手詰。

2一金をすぐに取ると早詰になる。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。



読みは綿密に。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数と酷評を記していただければ、正誤判断。