東大+阪大+ショベルカー=?

2006-06-29 18:00:06 | 市民A

東大+阪大=東大阪大である。ヒガシオオサカダイガク。生埋め事件が、当初、東大阪市の大学生として報道されたため、「近畿大学、大阪商業大学、大阪樟蔭大学」のいずれかだろう、と思われていたのだが、まったく別の「東大阪大学」ということだった(大商大学生も共犯の一人として登場したが)。そして、東大阪市の市民もほとんど知らない東大阪大学はもともと短大なのだが、大学を新設したばかりだった。主犯の男は、この新設大学の輝かしい第一期入学生である(つまりまだ卒業生は誰もいない)。

ホームページは学長による謝罪のページが一枚だけになってしまったので、どんな学校だったかわからないが、ただ一つの学部は「こども学部」。こどもといっても幼児から小学生の研究をして、卒業生は幼稚園や小学校の先生や、こども服のメーカーなどに就職するはずだった。そして併設で幼稚園も経営している。三角関係の相手もみなこの学園関係者だった。

そして、想像するに、こどもとコミュニケーションし過ぎて、頭の中身が「こども脳」になっていたのだろうか、交際相手の携帯に別の男性からメールが入っただけでブチキレたり、リンチの応酬に発展するとか、20歳を超えて、教科書に書かれているとおり脳神経の成長がとまってしまったのだろうか。バカの壁ではなく、バカの墓穴を掘ってしまったわけだ。

それにしても、総勢9人。16歳や17歳の助っ人にまで加担させるというのは、何ということなのだろうか。江戸の時代から、敵討ちするためには、自分で剣術道場に通うもの、と相場が決まっている。ショベルカーの運転くらい自分でできるようになってからではなかっただろうか。

いずれにしても、大学は破綻だろう。


トマトの深い根

2006-06-29 00:00:54 | マーケティング
083ca1e0.jpg愛読ブログpuramuざつがくさんのところで、大ズッキーニ畑が公開されたので、返礼として大トマト畑を公開してみる。puramu邸のズッキーニ畑は数十坪程度だと思われるが、おおた邸のトマト畑は縦横高さ各25センチの鉢。面積625平方センチ。0.019坪。本当は、整枝、芯止めが必要のはずだが、面倒なことをしないために、カゴメのジュース用トマト苗にした。あまり上に伸びない品種らしい。欠点は、皮が硬いことだが、まだ29本の歯が根元から残っているので問題ない。1本から60個くらいまで収穫できるらしい。控えめに、「20個」を目標とする。採算分岐点? 計算不能。

なんとなく、トマト以外に手を出しそうな嫌なムードも漂うのだが、「有機肥料」はやめておく。

ところで、「カゴメ」は名古屋発世界規模の総合食品会社なのだが、つい最近まで「Seagul(カモメ)」の一種だと思っていた。例の「カゴメ、カゴメ、カゴの中の鳥は・・・」という歌に登場するのが原因の一つ。さらに、横浜の保土ヶ谷に住んでいた頃、近くに「カモメパン」の工場があって、会社のマークが鳥だったので、てっきり、ケチャップ会社がパンも焼いていたのかと早合点していた(パン屋は後年つぶれた)。

ところが、カゴメ=籠目(篭目)だったわけだ。創業家の家紋らしい。

となると、童謡「カゴメ、カゴメ、カゴの中の鳥は・・・」というのは、カゴの中にカゴメという鳥がいるのではなく、「カゴの中に閉じ込められた可哀想な鳥が、絶望的な状況下で、篭の隙間から”ヘルプ・ヘルプ”と命乞いをしている唄」ということになる。

083ca1e0.jpg話は、またも会社の方の「カゴメ」に戻るのだが、なぜ、簡単に栽培できるジュース用のトマトなどを開発したのかということをもう少し調べていたら、やはりトマト話には「深い根」が生えていた。農地と株式会社という戦後日本で相性の悪い組み合わせが遠因である。なかなか進まない農地の株式会社による利用にシビレを切らして(あるいは怒りを爆発させ)、非農地(宅地など)を利用して大量栽培しようということだ。

よく、住宅街の中にも空地を日曜園芸で貸し出しているところがあるが、あれと同じ発想。和歌山市にある造成済の宅地を、県から借り受け、アジア最大のトマト農園に改造中なのである。安い農業用水が手に入らないのではないかとも思うのだが、鉢植えでも育つトマト苗は水分をあまり必要としないのかもしれない。

ただし、素人ながら考えるのは、トマトは連作を好まない。同じ場所だと2年が限界ともいう。複数の野菜を栽培すれば、土地を回していけばいいのだが、トマトだけ栽培していくと生産量が落ちていくのではないだろうか。あるいは、トマトが育たなくなった段階で、本来の宅地で分譲するのだろうか。庭でトマトを栽培してもなぜか育たないとか・・