東大+阪大=東大阪大である。ヒガシオオサカダイガク。生埋め事件が、当初、東大阪市の大学生として報道されたため、「近畿大学、大阪商業大学、大阪樟蔭大学」のいずれかだろう、と思われていたのだが、まったく別の「東大阪大学」ということだった(大商大学生も共犯の一人として登場したが)。そして、東大阪市の市民もほとんど知らない東大阪大学はもともと短大なのだが、大学を新設したばかりだった。主犯の男は、この新設大学の輝かしい第一期入学生である(つまりまだ卒業生は誰もいない)。
ホームページは学長による謝罪のページが一枚だけになってしまったので、どんな学校だったかわからないが、ただ一つの学部は「こども学部」。こどもといっても幼児から小学生の研究をして、卒業生は幼稚園や小学校の先生や、こども服のメーカーなどに就職するはずだった。そして併設で幼稚園も経営している。三角関係の相手もみなこの学園関係者だった。
そして、想像するに、こどもとコミュニケーションし過ぎて、頭の中身が「こども脳」になっていたのだろうか、交際相手の携帯に別の男性からメールが入っただけでブチキレたり、リンチの応酬に発展するとか、20歳を超えて、教科書に書かれているとおり脳神経の成長がとまってしまったのだろうか。バカの壁ではなく、バカの墓穴を掘ってしまったわけだ。
それにしても、総勢9人。16歳や17歳の助っ人にまで加担させるというのは、何ということなのだろうか。江戸の時代から、敵討ちするためには、自分で剣術道場に通うもの、と相場が決まっている。ショベルカーの運転くらい自分でできるようになってからではなかっただろうか。
いずれにしても、大学は破綻だろう。