ダイムラークライスラーに見る植民地主義の名残

2004-06-16 22:10:16 | MBAの意見
三菱自動車への追加援助が株主の意向により中止された時点でダイムラーのHPをのぞいたところ、やや違和感のある書き方になっていた。

「我々は、三菱サイドからの援助の要請に…」という表現で、何か筆頭株主であるにもかかわらず、「ひとごと」のようである。

おそらく、社長はじめ役員数人を送り込んでいたにもかかわらず、社内の別の会議室で日本語で日本式に重要決定がなされていたのだろうと容易に推理できる。

さて、日本人の目からは、欧州は一つでそれぞれの国民は「似て非なる」と見えがちだが、実際には「似てもいなくて非なる」ということになる。特に、多国籍企業のビヘービアは米国型と大陸型は異なっていて、出資先の多くを連結決算先として、本国と同様の管理とする米国型と出資先との関係は出資と配当という関係で見る大陸型である。

今回の三菱―ダイムラー関係はまさにそういった植民地型統治の失敗を意味するものである。ルノー-日産関係はいずれ。
さて、日本人の目からは、欧州は一つでそれぞれの国民は「似て非なる」と見えがちだが、実際には「似てもいなくて非なる」ということになる。特に、多国籍企業のビヘービアは米国型と大陸型は異なっていて、出資先の多くを連結決算先として、本国と同様の管理とする米国型と出資先との関係は出資と配当という関係で見る大陸型である。

今回の三菱―ダイムラー関係はまさにそういった植民地型統治の失敗を意味するものである。ルノー-日産関係はいずれ。