ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ウルトラマンブレーザー 第12話「いくぞブレーザー!」

2023-09-30 10:40:52 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンブレーザー 第12話「いくぞブレーザー!」

 アースガロンとブレーザーを退けた宇宙電磁怪獣ゲバルガは通信施設に取り付いてネットワークを汚染し、インフラが麻痺。「天然のコンピューターウイルス」とも称されたゲバルガですが、一体何のためにインフラを麻痺させたのでしょうか。現時点ではゲバルガの行為がゲバルガ自身に何かしらの利益をもたらしたようには見えません。第三者がインフラを麻痺させるためだけに投入した怪獣だと考えた方が、まだ納得できます。同じく宇宙からやってきたバザンガにも何かしらの役割が与えられていたのかもしれません。

 そんなゲバルガの撃破に際し、ハルノ参謀長は「セカンド・ウェイブ」を退けたと何者かに連絡していました。こうした宇宙怪獣の襲来はあらかじめ予期されていたものなのかもしれませんね。ファースト・ウェイブであるバザンガは都市の物理的な破壊。セカンド・ウェイブであるゲバルガはネットワークの汚染に伴うインフラの破壊。人間の生活を脅かす宇宙怪獣たちの目的は一体何なのか……地球怪獣たちの「捕食」「眠りを妨げられた」など、分かりやすい理由が無いののも恐ろしいですね。


 さて、対ゲバルガのために「チルソナイト・スピア」などの準備を整えていた防衛隊ですが、一方のゲントはブレーザーのメダルをロッカーに置いたまま出撃。窮地の際に自身の思い通りにならない戦力は不安過ぎますからね……
 ですが、ブレーザーも一つの命。彼には彼の想いがあって行動していたことがゲントにも伝わりました。ブレーザーは決して「ゲントの武器」ではなく、命を救うために戦う「仲間」。そんな仲間のピンチに撤退を進言するのは当然の話。人間の時であれば今回のように、エミやアンリたちがゲントの無茶にブレーキをかけられますが、変身後にブレーキをかけられるのはブレーザーしかいませんからね。最初の頃は「とんだ野生児が仲間になったな!」と思ってましたが、テンション高めだけど冷静な判断もくだせるブレーザーが今ではすっかり頼もしく思えます。まぁ、後述の必殺技時はいつも通りの野生児っぷりを発揮してくれましたが(笑。

 そんな二人が新たに手にした力は、ガラモン由来のチルソナイトソード!まさかガラモンから雷切が生まれるとは思わなんだ。「何か引っ張る部分あるから引っ張ってみた」「とりあえず押してみた」感のある行動でしたね(笑。おもちゃの紹介を見ると、レバーを引く回数は1回以上、3回以上、5回以上で変わるとのこと。初使用時に敢えて1回、3回ではなく、2回引っ張るのも「初めて使う武器」感があって良かったです。
 トドメの一撃はまさに落雷の如し。主題歌ではなく重々しいBGMと黒い爆炎をバックに剣を捧げるブレーザー、カッコよかったです。体色の赤、青とは異なる緑が映えるなぁ。


 まだまだ互いに出会ったばかりのゲントとブレーザー。最後のあの状況を見たゲントの表情が良い味出していましたね。あれをやったのはブレーザーだとしても、元はと言えばあそこに置いていったのはゲント。だからこそ詫びるように光ったブレーザー(のメダル)に対し、「いいって」みたいな感じで笑ったのかなと。「でも、これどうやって誤魔化そう……ブレーザーのことは言えないしな」的な表情に変わっていくのも印象的です。

 次回は振り返り回……なのですが、何やら不穏な気配。
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ウルトラマンブレーザー 第11話「エスケープ」

2023-09-30 07:40:42 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンブレーザー 第11話「エスケープ」

 前回、デマーガ親子の処遇を巡って反発したゲントとブレーザー。今回登場した宇宙電磁怪獣ゲバルガを前に、再び二人の意思はバラバラに。
 個人的には「デマーガを倒し、ゲバルガともギリギリまで戦おうとした」のがゲントで、「デマーガを保護し、ゲバルガを前に逃走を決断した」のがブレーザーではないかと思っています。

 劇中ではゲントがブレーザーとのすれ違いに苦悩する様が描かれていましたが、一方のブレーザーもまたゲントのことが分からず戸惑っているように感じます。「家族」を大事にしていながらも、怪獣の家族相手には容赦がない。部下には声を荒げて撤退を指示するにも関わらず、自らの危機は顧みず最後まで戦おうとする。時と場合によって行動を変化させるゲントの、人間の行動が理解できないが故にすれ違いが生まれているのではないかと。
 実際、アンリに撤退を指示した際にはブレーザーも内心叫んでいたようですし、そもそも脅威の排除という一点においては双方異論が無いからこそ、変身出来ているわけで。過去の変身不能エピソードとは異なり、互いの意思が全く異なるわけではないからこそ、合わせる難しさが描かれているように感じます。ただ、それは人間同士でも同じこと。家族やチーム内でも意見が必ずしも一致するとは限らない。ゲントの場合はそれが自分の体で起こっているからこそのもどかしさがあるにせよ、意見の食い違いで身動きが出来ない状況は彼に限った話では無いのではないかと。

 
 にしてもゲバルガ、前回がある意味怪獣らしいフォルムをしたデマーガだったというのもあって、より一層その異質さが際立ちますね。機械相手には無類の強さを発揮する、超広範囲の電磁パルス。スパイラルバレードを通さないバリア、強固な皮膚、上あごのような頭部と左右に分かれた下あごのような両手を組み合わせての噛みつき攻撃、からのハグ(電磁パルス付き)。見た目の強さだけで言えばニジカガチの方が上ですが、今回ラストの行動といい、その行動の予測が出来ない分、不気味さではニジカガチを上回っていると感じました。ニジカガチ、ガラモン、ゲバルガと、一言で「強敵」といっても、その「強さ」がそれぞれ異なるのも面白いですね。


 次回は「いくぞブレーザー!」。「俺が行く」から果たしてどのような経緯でブレーザーと共にいくのか。楽しみです。
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ウマ娘プリティーダービーを遊ぶ アニメ3期のその前に

2023-09-29 07:28:22 | ウマ娘 プリティーダービー
 さて、いよいよウマ娘アニメ3期の放送が目前に迫っています。アニメ3期を盛り上げるために、先日のCM出演に引き続き武豊騎手とクリストフ・ルメール騎手が応援隊に就任!レジェンドアナウンサーの杉本清さんが矢野妃菜喜さんや立花日菜さんらと共に出演されるカンテレ競馬とのコラボ動画企画開始!
 更に更に!キタサンブラック号のオーナーである北島三郎さんからの応援メッセージ!……「深い関わりのある方」という紹介の仕方から、まさかとは思いましたが、そのまさかでした。出だしの「我が愛馬」だけでもうカッコいいのに、とても温かいメッセージには矢野さんでなくともウルっときてしまいますね。

 ウマ娘のキタちゃんを好きになればなるほど、「リアルタイムでキタサンブラックのレースを追いかけたかった!」という思いが強くなるほどに、魅力的な競走馬です。今後は産駒のイクイノックスやソールオリエンスらの活躍を願っております。

 まずは今日配信予定のカンテレ競馬の動画を見てー、アニメを見てー、週刊Gallopのコラボ号買って、フィギュアーツ予約して……忙しくなるなぁ!アニメショップに3期グッズが並び始めたらキタサト無限回収編が始まってしまいかねないのも怖いですね。
 ただでさえ先日来のカレンチャンの供給やシリウス、タップ、ナカヤマらのソロ曲が最高過ぎてお腹いっぱいだってのに、これ以上供給されたらどーすんの!?(笑。


 キタサンブラック号らの物語は、ウマ娘アニメ3期でどのように描かれるのか。否応なしに期待が高まる今日この頃。今日も今日とてキタサト育成に励んでおります。


 あ、育成の方は無事UF7のサイレンススズカを育成出来ました!やっぱりスズカが先頭じゃないとな!……と思っていた数日後、評価自体はUF7、しかし評価点では若干上のメジロアルダンが育成出来ました。ハードルが、ハードルが高い……!
 あと、トゥインクルコレクションの継続は割と嬉しかったり。アヤベさん、スイープ、ロブロイ、ヘリオス、シリウス、トプロ、ゼファー、ルビー、マーチャン、タルマエ、アキュート、エース、ミラ子のうち、半分以上が含まれているガチャであればぜひとも引きたいですね。まぁ、仮に再来月来たとしても、新衣装キタちゃんの有無を確認するまでガチャはチケットで回すぐらいなのですが。「誕生日補正で何か来るはず!」と、10連しなかった自分を褒めたい。
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克服する気がなくはない

2023-09-28 07:46:05 | 日々の生活
 先日、懇親会の締めでそばが出てきたときの話。

「わーい!そばだー!いただきまーす!(そこそこの量を口にイン)」

 ……水ゥゥゥゥゥゥゥ!!!!


 ……びっくりした。心底びっくりした。「そば」の味を思い浮かべながら口に運んだらめっちゃ辛いんだもの……まさか吐き出すわけにもいかず、必死に飲み込んだ後、運ばれてきたばかりのお椀を見ると、そこにはネギに隠れたわさびの姿が!……いや隠れるなよ!?わさびが苦手な人だっているんですよ!?え?ちゃんと具を見てから食べろ?ごもっともです(笑。


 しかしいつまで経っても慣れませんね、わさびにしろ酒にしろ。まぁどちらも克服のために積極的に食べているわけではなく、基本避けて通ってますから慣れるも何もないんですが。酒に関しては何だかんだ2年ぐらい飲んでいないのでは?その前も飲み会の時にチビッとだったし。

 コーヒーはブラックでもどうにか飲めるようになったし、漬物もなんとかなる。克服できたものもあれば、未だ苦手なものもある。無理に克服する必要はないにせよ、こういう不意打ち?に対抗できるよう鍛えておきたいですが、苦手なものに一歩踏み出すのはなかなか難しいなと感じる今日この頃でした。


 ……ホラー作品?あれは克服するもんじゃないから。安眠のために避けて通るべきものだから(汗。
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機動新世紀ガンダムX 第15話「天国なんてあるのかな」

2023-09-27 07:57:25 | アニメ・ゲーム
機動新世紀ガンダムX 第15話「天国なんてあるのかな」

 今回はウィッツとロアビィの休日回。ガロード、ティファら他のフリーデンメンバーは一切出てこない珍しい話です。

 冒頭、分かれ道に立つかすれた看板の内容を問われたロアビィは「天国と地獄だったりして」と返答。天国だと信じるウィッツに対し「ほんなら、地獄はこっちかな」とロアビィ。この後若干の静寂が訪れた後に互いに歩き始めるのが良いんですよね……
 ウィッツは母が嫌うモビルスーツ乗りになっており、ロアビィも出会った女の子たちのアフターフォローという名の近況確認。もしかすると軽蔑されるかもしれない。もしかすると亡くなっているかもしれない。互いにそんな恐怖を抱えていたことでしょう。あの静寂は覚悟を決める時間だったように感じます。

 そして再会時にロアビィが放ったのがサブタイトルにある「天国なんてあるのかな」でした。
 地球環境は落ち着いてきたとはいえ、悪いバルチャーやコロニー風邪など、一人の力ではどうしようもない脅威がはびこる時代。一見穏やかなウィッツの故郷も自衛のための「みんなで」買ったモビルスーツが導入されていました。ここでいう「みんな」とはウィッツの家族だけではなく、そこに暮らす人々を指しているのでしょう。一人の力で生きていくことの難しさはここにも表れているように感じます。
 また、物理的な力はもちろんのこと、精神的にも一人というのは大人でも辛いもの。一見強気に見えても内心は……夫と子を一人亡くしてしまっていることからも、より一層「この子たちだけは」というプレッシャーが強くのしかかっていたのかもしれません。

 どこもかしこも天国とは呼び難い場所ばかり。それでも人々は寄り添い合って生きていく。戦っているのはガロードたちガンダム乗りだけではなく、今この時代に生きる全ての人が今日を、明日を生きるために戦っているのだなと感じさせられた話でした。

 次回はフリーデン、海へ!
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スイカをつくろう!(まずはさくらんぼから)

2023-09-26 07:59:30 | アニメ・ゲーム
 先日とある配信をきっかけに「スイカゲーム」なるゲームを始めました。ニンテンドーeショップでダウンロードしたのですが、この記事を書いている時点でお値段税込240円は手軽でありがたいですね。

 ゲームは至ってシンプル。画面上部からボックス内にフルーツを落とし、同じフルーツが2個合わさると右下の「シンカの輪」の順番で果物が進化していきます。公式によると進化の順番は「さくらんぼ⇒いちご⇒ぶどう⇒デコポン⇒かき⇒りんご⇒なし⇒パイナップル⇒もも⇒メロン⇒スイカ」とのこと。当初デコポンを「とりから」と誤解していたのは内緒です。フルーツだって言ってんだろ!?

 プレイ以前、配信視聴時は「何でそこに落とすの!?」「そっちの方が良いんじゃないかなぁ」などと思っていましたが、いざ自分でやってみると「あ、そこに落とす気持ちわかるわ」「そっちじゃねぇ!」と、なかなか思い通りにならないフルーツたちに四苦八苦させられていたのだなと実感できました(苦笑。
 初期位置でボタン連打してフルーツを振らせてもある程度までは進化してくれますが、やはり土台からしっかり作っていかなければならないなと。というのも、進化しなかった小さいフルーツがとにかく邪魔!画像だと桃の間にあるデコポンやイチゴが邪魔で、桃が進化出来ません。たとえさくらんぼ1個だろうとも、間に挟まっていると進化しないあのもどかしさたるや……故になるべく小さいフルーツが挟まらないように土台を作っていきたいのですが、そう簡単な話でもなく。
 他にもたまたま出来た隙間を通った小さいフルーツが下で進化して、上のフルーツの位置がぐちゃぐちゃになってどうしようもなくなる、進化した拍子に他のフルーツを跳ね飛ばしてゲームオーバーなど、状況がガラッと変わる瞬間もまた面白いですね。

 見ていると簡単そうだけれども、実際にやってみると思うようにはいかず、あっという間に時間がもっていかれる「スイカゲーム」。どうにかこうにかスイカは二度ほど作れましたが、3000点は遥か彼方だなぁ……
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王様戦隊キングオージャー 第30話「凍てつく天秤」

2023-09-25 07:57:13 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー 第30話「凍てつく天秤」

 時々イケボを放つヒメノ様すき。「お前だけは……お前だけは!」の悲痛な叫び声も好き。

 さて、突如イシャバーナを凍てつかせたゴッカン前国王であるカーラスと、時を同じくして担ぎ込まれた男。その正体は15年前の神の怒りの犯人であり、死体にまつわる能力を持つ宇蟲五道化最後の一人「静謐のグローディ」ことグローディ・ロイコディウム。「どっかで……殺しそびれたか?」「どのパパとママかわかんねぇよ……」と、登場間もなくして会話の端々からヤベーやつ感が満載のキャラクターではありますが、当のダグデドの認識は「誰?」。彼にしてみれば、掃除道具が一つ減ったぐらいの感覚だったのでしょうか。あるいは、五道化とはいえども使えない=任務に失敗したものは覚える価値すらない的な。彼の生存は「捨てたと思った掃除道具が物置の奥から出てきた」程度の認識なのかなと。

 しかしキングオージャーにとっては強敵に他ならない。本能のままに動く死者を蘇らせる能力に加えて、死体を愛しているのに死から嫌われている、不死身の存在。加えて死したセミシュゴッドを操っての神の怒りの再現。更にはキングクワガタオージャーに変身したギラすらも一撃で変身解除に追い込む強力な一撃……と、やりたい放題。他の作品ならラスボスだと言われても納得できるレベルの強さですが、これでまだ部下レベルなんだよなぁ……

 これに対しリタは「ターセルス・ミルーリア・ダ・パーゴ(私が地獄に落ちても、こいつだけは地獄に落とす)」と、ヒメノから教わったイシャバーナの慣用句を告げたうえで、カーラスから受け継いだ氷の秘術による封印を試みていました。
 ここで敢えて前述の慣用句を用いたのは、彼女なりのヒメノへの別れの言葉だったのかもしれません。ゴッカン裁判長として中立・不動であるが故に肩入れは出来ないが、それでも友人と呼びたい存在に最期に一言告げておきたかった。そんな意思が感じられます。

 結果としてグローディの封印は「わがまま」によって果たされることはありませんでしたが……となると、グローディを不死たらしめている原因をリタが特定し、ヒメノがそれを「治療」することで撃破する流れになるのかな?と。
 

 で、ここから更に予想外の方向へ物語は進行したところで、次回は久々な気がするロボ戦!まぁ現状の敵のサイズがどいつもこいつも人間サイズなうえに、ゴッドキングオージャーに乗ったところで人格入れ替え、洗脳、死者蘇生と、力押しではどうしようもない能力の持ち主ばかりですからね……
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仮面ライダーガッチャ―ド 第4話「アントルーパー・ラビリンス」

2023-09-24 12:40:29 | 仮面ライダーガッチャ―ド
仮面ライダーガッチャ―ド 第4話「アントルーパー・ラビリンス」

 あ!URが被ったアントルーパーだ!

 開始間もなくサブマリンマルガムをあっさり倒したスパナ=ヴァルバラド。宝太郎をライダーとしては認めていないものの、その戦いぶりは認めている点や、何故か妙にりんねに執着している感じを見るに、悪い奴ではなさそうですね。ますます魔進チェイサーというかチェイスじみてきている気がしないでもない。ここまで執着するのは「恩師がりんねの父」「実は許嫁」とかですかね?

 で、今回はアンツマルガムが作り出した迷宮の中で、りんねの父が宝太郎にドライバーを渡した張本人であることなどに触れつつ、宝太郎とりんねの関係が一歩進展したお話となりました。
 三姉妹側ではりんねの父・風雅は死亡したという認識でしたが、多分どっかで生きているんでしょう……ただ、次に現れた時も人間、あるいは味方とは限らないかと。三姉妹同様に101体のうち、いずれかのケミーと融合したマルガムとして生き延びている可能性もあると思います。何なら複数のケミーと融合してしまい、簡単に元に戻れなくなっているとか。で、そんな彼を助けるために新フォームに変身!的な?

 正直物語はまだまだ様子見が続いていますが、エナジーマル・ワイルド、マッドパイレーツ・ワイルド、ヴェノムマリナーと立て続けに新フォームが出てくるのは割と楽しかったです。果たして全部の組み合わせを使い切ることが出来るのか?はもちろんのこと、夏映画あたりでの連続変身にも期待出来そうですね。しかし、まさかヴェノムマリナーがスチームライナー、アッパレスケボーに続くフォームとして選ばれるとは……どういう基準で選んでるんでしょう、これ。

 次回はアントレスラー登場。
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ひろがるスカイ!プリキュア 第34話「もんもん!ましろと帰ってきたアイツ」

2023-09-24 12:00:11 | ひらがるスカイ!プリキュア
ひろがるスカイ!プリキュア 第34話「もんもん!ましろと帰ってきたアイツ」

 美大設定の紋田(バッタモンダー)と目線が近いあげはさんを見て「やっぱ18歳なんだな」と感じた第34話はバッタモンダー再登場。

 シャララボーグを利用した作戦が失敗して以降音沙汰が無かったバッタモンダー。現在は工事現場のバイトをしつつアパートの一室で生活してはいるものの、隣に住んでいるカバトンのように改心したわけではなく、性懲りもなくプリキュアへの復讐の機会を伺っていました。
 今回目をつけられてしまったのはましろ。美大生の紋田として彼女に近づき、絵本作家になろうとする彼女の夢を壊そうとしていましたが……ましろはバッタモンダーが手を下すまでもなく迷いの中にいました。

 書き上げた絵本を喜んでくれる子がいる一方で「つまらない」と外で遊び始める子供もいる。これはましろの絵本に限らず、好みは人それぞれで、万人に好かれる作品などない……頭では分かっていても、いざ現実として突きつけられると辛い気持ちは分かります。自分が書いたものではないにせよ、自分の好きな作品を否定されると辛いですからね。

 プリキュアシリーズは今年で20周年。1作だけでも「面白い」「つまらない」と意見が分かれるというのに、長く続くことで「この作品は面白いが、あの作品はイマイチ」など比較されてしまうこともあるでしょう。書けば書くほど、様々な評価がくだされます。
 そこで今回のように「走り回るのが好きな男の子」を取り込むような作品にする、「つまらない」といった人々の意見を全て取り入れていくのが正しいか?と問われると、そういうわけでもなく。「何がつまらなかったか」を考えるのは大事ですが、それで内容が従来のものとまるっきり変わってしまっては、それまでのファンが離れてしまいかねません。新規を取り込むか、従来のファンを大事にするか、書きたいものを書くか……色々考えたうえで生み出したものに与えられる評価を真正面から受け止められるか。真っ白なページに文字を、絵を書くことの難しさと覚悟について改めて触れた話だったなーと。

 結果としてましろは紋田や戦闘中のソラちゃんたちの覚悟で吹っ切れて、絵本作家への道を歩み始めました。前述のように「走り回る男の子でも楽しめるような絵本にした!」という展開にいかなかったのは興味深かったですね。仮にそういった子を取り込むとすれば……飛び出す絵本や動く絵本とかでしょうか?
 カバトンはソラちゃんから本当の強さが何たるかを教えられ、バッタモンダーはましろから思わぬ形で優しくされた。この出会いがどういう展開に繋がっていくのか楽しみなところで、次回は野球の助っ人回!
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"氷菓 第10話"をもう一度

2023-09-23 08:26:43 | 2012年アニメ
 「氷菓」振り返り。第10話「万人の死角!」は、入須先輩と奉太郎の会話から、犯人の特定?に至るまでが描かれます。

・「最初から君が目当てだった。古典部などではなく」「君は、特別よ」(入須先輩)
 試写会の時もそうですが、入須先輩は建前ばかりではなく、ある程度本音を話してくれるからこそ厄介な相手なんですよね。全てが建前なら疑ってかかればいいが、試写会の時に見せた感謝の言葉や、この言葉などは紛れもない本心。故に騙されてしまう。
 自身の「人使いの荒い女帝」として噂すらも「そんな女帝に自分は頼ってもらえている、期待されている」と相手を調子づかせる要素に変えてしまっているように感じます。

・「俺に技術など……ただ運が良かっただけです」(奉太郎)
 「運が良かった」というのは千反田の「一身上の都合」を聴かされた時にも発した言葉ですが、千反田が「運に頼らせてください」と運を認めたのに対し、入須先輩は「運で済ませてしまうことの残酷さ」を語り、奉太郎に自身が特別であることを自覚させようと試みます。
 恐らくここで入須先輩が千反田のように奉太郎の運に頼ったのであれば、奉太郎は古典部員たちの力を借りつつ解決したでしょう。ですが、今回は奉太郎自身が「特別」であることを自覚してしまった。「一人で解ける」と思ってしまった。それが大きな落とし穴だとは知らずに。
 これまでの事件では解決したのは奉太郎であるにせよ、実際には古典部員たちからの情報提供や軌道修正があったからこそ、真実にたどり着けていました。何でも自分一人でやった気にさせられてしまった奉太郎は、ちょっと悲しく見えてしまうので、この話は苦手なんですよね(苦笑。


・里志と奉太郎の会話
 自分にしか出来ないことは無いと断言する里志。彼の「こだわり」に関する思いはもう少し先の話で語られます。
 また、奉太郎の里志に対する評価ですが……何気ない会話の中であれば里志の表情をあそこまで暗くすることは無かったでしょう。奉太郎に他意が無かったにせよ、なまじ入須先輩に「期待」されてしまっている奉太郎からあんな言葉を聞かされてしまっては、「こんな自分が特別なのだから、きっとお前も特別になれる。頑張れ」などと、どこか上から目線、無責任な応援をされているようにも感じてしまいます。
 

・摩耶花の魅力
 摩耶花ならこの映画をどう撮るか?と問われて、あれこれ指摘を始める摩耶花。構図へのこだわりは自身も……だからこそ、でしょうね。
 里志が補修に連れていかれた後、摩耶花も図書登板だから、入須先輩を手伝う気はあっても奉太郎を手伝う気は無いなどと言いつつも、最後には謝りながらその場を去っていく摩耶花。千反田や里志とはまた違う、この親しい距離感こそが摩耶花の魅力だと思います。


・「これが本郷の真意だ」(奉太郎)
 推論ではなく結論。その後、入須先輩への説明においても「確信しました」と自分の結論に間違いが無いと確信しています。
 首吊りの影の正体は「~だったんだろうな」、進度間違いについては「こう書くだろうからだ」、糸魚川先生に話を聞きに行く前には「補足できるはずだ」と、これまでいずれも「推論」を語ってきた奉太郎でしたが、今回は「結論」を出している。その点においても入須先輩の影響の大きさが感じられます。


・「沢木口の言葉を借りましょう。『別にいいでしょう、それくらい』」(奉太郎)
 個人的に奉太郎が一番調子に乗ってしまっているのがここだと思います。入須先輩からの問いかけに「待ってました」と言わんばかりに口角を上げて、このセリフ。調子づいてんなぁ……


・「どうやら羽場はお気に召さなかったようだ」(奉太郎)
 盛り上がりを重視する中城、本郷が7人目の役者を探していたというヒントをくれた沢木口。この2人は少なからず自分の案や考えに沿うものだったため、受け入れられたのでしょう。一方羽場がお気に召さなかったのは「羽場の推理が採用されなかったから」「奉太郎案が面白かったから」「ザイルが使われなかったから」のどれですかね。


・「どうだった」(奉太郎)
 映画を見た古典部員たちに感想を尋ねる奉太郎。文字にするといつもの感じですが、実際には普段よりややテンション高め、自信ありげに問いかけているように感じます。ですが返ってきた答えは……


・奉太郎を窓際に引っ張る摩耶花
 まだ室内に人がいるのを気にしてか、窓際に移動したうえで、どこか申し訳なさそうに疑問を投げかける摩耶花。仲は良好とはいえないまでも、大勢の前で問いただすような真似はしない。そんな摩耶花の優しさが光る場面ですね。


 摩耶花の指摘により色づいた世界は一転して灰色に。何故あの件を忘れていたのか。本郷の真意はどこにあるのか。といったところで、次回は「愚者のエンドロール」編ラストにして、奉太郎曇らせ回です(汗。
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