ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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王様戦隊キングオージャー 第29話「王様失格」

2023-09-17 10:21:42 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー 第29話「王様失格」

 前回側近ズに不意を突かれた王様たち。しかし唯一ジェラミーだけはドゥーガさんの刃を防いでいました。改めて前回ラストを良く見ると、ジェラミーだけ倒れてはいなかったんですね。こうした化かし合いにかけてはジェラミーの方が一枚上手……かと思いきや、ジェラミーもヒルビルの洗脳の力の前には逆らえず、彼女への攻撃の手を止めざるを得ませんでした。
 他の命令の効果が、それを成し遂げた時に消えたことを思うと、ジェラミーにかけられたこの洗脳を解く方法は、彼女を倒す以外に無さそうです。物理的に傷つけることはもちろんのこと、彼女の計画を邪魔すること自体も「いじめる」ことになるため出来ないとか、そういった制限もあるのでしょうか?

 ジェラミーが彼女に向けて言い放った「お前さんとだけは仲良くなれなさそうだ!」というのは、物語の紡ぎ手として、言葉一つで人の心や物語を如何様にでも捻じ曲げてしまう彼女を許せないからでしょうか?

 そんなヒルビルが各国の民にしたことは「あーたの敵を倒して」というシンプルなものであり、彼女曰く「胸の奥にある疑念や不安をくすぐっただけ」。倒す相手を指定すれば、倒してそこで終わり。「他国」に範囲を広げたとしても、自国は残る。もしも王様や同じ国の民がヒルビルに洗脳された人間の意に反することをすれば、その時点で王様すらも「敵」として認定される。人間という種の根絶を望む者たちとしては明確に敵を定めないことで、際限なく疑念が渦巻き、争いは続いていく……前回のゴーマといいヒルビルといい、能力が強すぎます。こんなん続けられたら勝目がまるで見えてきません。
 ただ、この掃除はダグデドが「遊び」でやっていることですから、一度失敗したゲームを何度も挑戦させるほど慈悲がある人物とは思えません。次回以降ヒルビルが出てきても、同様の戦法は取らないものと思いたいですね。

 ヒルビルの能力によ国交が断絶される中、「よもやトウフは食料の輸出を制限したとは言いますまいな!?」と過去一レベルの怒りを見せたカグラギも印象的です。
 トウフはトウフのみならず「チキューの台所」。民が食糧難で苦しむのは、チキューの台所を担う殿様として見過ごせない事態でしょう。加えてトウフの主要産物を制限したとなれば自国に入るお金も減り、結果トウフが経済難に陥る可能性もあるわけで。それでますます「食料を独占するトウフは敵だ!」などという疑念が渦巻き、争いに発展する……言葉一つ、僅かな疑念がここまでの大事になろうとは。


 側近ズを、民を、チキューを守るために敢えて悪者を演じる決意を固めたギラくんたちでしたが、そこへ現れたジェラミーとゲロウジームは意外な行動に出ました。言葉一つでチキューを翻弄した相手どるのは、同じく言葉を巧みに操るジェラミー。「篭絡」という言葉だけで「ヒメノの相手かな」と思っていましたが、ジェラミーの相手としても十二分に相応しい敵ですね。
 念願叶い始めていた矢先の悲劇に対し、どこまでも飄々とした雰囲気のヒルビル。そんな彼女に対して怒りに満ちた声で「王鎧武装」するヒメノのカッコよさたるや!続く戦いにおいてもジェラミーのテーマ曲?をバックに戦う様が最高にカッコよかったですね。離れていても心は一つ、王様戦隊キングオージャーとして共に戦っているという心境が伝わってきます。

 どこまでも優しいジェラミーの笑顔が心に残ります……こうなると次回はリタ、その次は……と、五道化との戦いの度に仲間が何かしらの形で戦線離脱していくのでしょうか。それはあまりにも寂し……いや次回予告にジェラミーいるじゃん!?良かった……ヒルビル戦以外は普通にいてくれそうで良かった……

 そんなこんなでまた次回。なお、最近はいつジェラミーの変身アイテムを買おうか思案中です。メモリアル版が出るならそっちにするけど……
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仮面ライダーガッチャ―ド 第3話「ブシドー、見つけたり。」

2023-09-17 09:35:13 | 仮面ライダーガッチャ―ド
仮面ライダーガッチャ―ド 第3話「ブシドー、見つけたり。」

 チョコ買ったらスチームライナーのカードが当たりました。幽霊列車感あって良いっすね……

 アカデミーでもケミーの回収が進む一方で、町でにはポイゾナスマッシュルームマルガムとサブマリンマルガムがそれぞれ出現。前者は「他者の笑いが気に食わない茸本」、後者は「影から目当ての女の子に狙いをつける狩谷」と、それぞれ毒キノコや潜水艦と関連付けられる人物ですね。やはりケミーとシンクロしやすい悪感情があるのかな?と。
 また、ポイゾナスマッシュルームマルガムを撃破した後も茸本の本質が変わっていなかったあたり、「ケミーのせいで感情が暴走した」のではなく「悪感情を持った人間がケミーの力を得てしまった」感じなんだなと。

 今回はアッパレブシドーと仲良くなろうとした宝太郎。しかし「武士道」だからといって武士っぽい言葉遣いをしていればいいわけではなく、ヴェノムダケの毒も時として薬にもなる。宝太郎はケミーのことを知っているつもりが何も知らなかったことを痛感させられる……のですが、まだ2話分しか経っていないのにケミーのことを何でも知った気でいられる要素あったか……?と疑問に思ってしまいました。まぁホッパー1ともすぐに仲良くなり、カマンティスやオドリッパも使いこなしていましたから、勘違いしてもおかしくはないのかもしれません。

 で、アッパレブシドーを知ろうとした過程において、ケミーを危険視するが故に回収しようとする黒鋼スパナ=ヴァルバラドとも出会いました。ケミーを役立てようとするアカデミーとはまた違う立場の存在のようで。今回描写された戦いぶりを見るに、ケミーの力を体の一部に宿すという、魔進チェイサー染みた戦い方をするっぽいですね。となると、中盤当たりで現在使っているカードを元に仮面ライダーヴァルバラドになるのかな?

 そんなこんなでまた次回。ところでアッパレスケボー、もうちょっとスケボー感ある必殺技でも良かったと思うんだけれども。
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ひろがるスカイ!プリキュア 第33話「究極のちから!マジェスティクルニクルン」

2023-09-17 09:07:55 | ひらがるスカイ!プリキュア
ひろがるスカイ!プリキュア 第33話「究極のちから!マジェスティクルニクルン」

 「えるちゃんじゃないよ」かわいい。

 さてキュアマジェスティへと覚醒した運命の子・エルちゃん。それに併せてスカイランドの湖底からは「全ての人を救う究極の力」が眠る大昔の遺跡が出現。エルちゃんは行く気満々でしたが、いつになく心配モード全開のましろはエルちゃんを危ない場所に連れていくことに怯えていました。
 ましろがキュアプリズムに変身したての頃は、ソラちゃんがましろを巻き込むのを嫌がっていたことを思うと、二人とも似た者同士というか、大切な人を巻き込みたくない気持ちは誰しも一緒なのだなと。あの時も今も、誰かを守りたいからという優しい理由で戦いを望み、戦わせるのを拒んだましろ。改めて「優しい光」キュアプリズムに相応しい人物ですね。

 移籍の奥に隠された究極の力「マジェスティクルニクルン」は封印されたまま。そこへ現れたのはまたもアンダーグエナジーを注ぎ込まれた巨大ミノトン。ここからのバトルは見ごたえ抜群でしたね!空中で散開するソラちゃんたちや、怒涛のラッシュを叩きこむマジェスティ、苦しみながらもドーピングを続けるミノトンなどの迫力が凄まじかったです。
 そして心を一つにした5人の合体技もお披露目!5人が描いた紋章から放たれる迫力満点の極太ビームや、それぞれの決めポーズもカッコいいですが、コスチュームの変化が無いのは少々意外でした。ここまで4人の合体技が無かったことも含めて、シリーズの恒例をいい意味で崩してくれるプリキュアだなぁと。
 また、マジェスティクルニクルンが、ましろとエルちゃんの絆を感じさせるアイテムである本の形をしているのも好印象です。

 晴れてミノトンも解放され、握手で和解。敵を浄化することはあっても、こうして握手するってのは珍しいように思えます。
 となれば気になるのは行方知らずのアイツですが、次回再登場する様子。そもそも浄化されていませんし、まーた何かしら企んでいる気しかしません。ソラちゃんから狙いをましろに変えるとかやりそう。あるいは戦力的にアンダーグ帝国不利と見て寝返ったとか?とりあえず一発浄化技をぶち込んでおくべきでは……?

 そして9月20日はソラちゃんの誕生日!誕生日が近くて嬉しい……
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