ひびレビ

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機動新世紀ガンダムX 第31話「飛べ、ガロード!」

2024-06-19 17:54:54 | アニメ・ゲーム
機動新世紀ガンダムX 第31話「飛べ、ガロード!」

 ティファの力を、ニュータイプを正しく理解しているという二コラ。彼は例に挙げた者たちとは違うと言っていましたが、結局はティファを一人の人間としてではなく、ニュータイプとして扱っている点においては何も違わないように思います。

 そんな彼に連れ去られ、新しい未来に生きるべきだと言われたティファですが、「私は帰ります」「私が思う人のところです。私を思う人のところです」と力強く宣言。DXの時もそうですが、最早助けを待つばかりの少女ではなく、自ら望んだ未来へと歩みを進めようとする強い人へと成長したことが改めて感じられるシーンです。

 また、宇宙に行く術が無いガロードたちに助け船を出したエニル。「あなたは私の最後の思い出なの。だから、生きて帰ってくるのよ。もちろん、あの子と一緒にね」と、優しくガロードの髪をなでる仕草が印象的です。一時共に過ごした彼はもういないからこそ、ガロードが「最後の思い出」なのだと思うと、どこか寂しさも感じさせるシーンでしたね。
 加えて「女の子が本当に幸せになるって、戦争に勝つよりも大変なことなんだから」というセリフもまた印象的です。

 終盤では、ガロードたちが乗ったシャトルが飛ぶか飛ばないかの瀬戸際において、サラはジャミルにフリーデンを敵艦に突入させる覚悟を固めていました。ジャミルの許可を得る過程はあったものの、「突入させては?」という提案ではなく「突入させます!」と明確に意思を示していたことから、仮にジャミルが決断しなかったとしても、サラたちは突入させる道を選んだでしょう。
 ティファのみならず、エニルやサラ、メカニックの仲間たち……みんな出会ったばかりの頃とはだいぶ印象が異なるというか、成長を感じさせられる話でしたね。
 
 こうした仲間たちの助力もあって、無事宇宙へと旅立ったガロード。その目的はコロニーと地球の争いを止めるためでも、新連邦とコロニー、どちらかに助力するためでもなく、ただ一人の好きな女の子を助けるため!……世界や宇宙をどうこうするためではなく、大切な人を助けるために動き、その背中を全力で押す。今回はこれぞガロード!これぞガンダムX!って感じの話だったかと。

 エスタルドの話でガロードの精神の成長を描きつつ、ティファの話を経て身近にある大切なものを思い出させる……この、変わらないものを持ちつつ、少しずつ成長していくのがガロードたちの良いところなんだろうなと感じたところで、次回は遂に宇宙戦!DXめっちゃ硬いよ!(笑。

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2 コメント

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Unknown (サード)
2024-06-20 22:56:59
マイクロウェーブを受信するためには装甲が丈夫でないと溶けてしまうから、ガンダムXは丈夫とかいうのをプラモの説明書かなんかでみた記憶があります。
DXはキャノン2倍だから、その分さらに丈夫なんでしょうね。

でもサテライト背負ったGビットはあんまり固いイメージがないなぁ。
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サードさんへ (アル)
2024-06-21 06:53:26
おはようございます。

〉マイクロウェーブを受信するためには装甲が丈夫でないと溶けてしまうから、ガンダムXは丈夫とかいうのをプラモの説明書かなんかでみた記憶があります。DXはキャノン2倍だから、その分さらに丈夫なんでしょうね。
発射待機中に狙われても大丈夫なようにという配慮かと思ってましたが、そもそも受信時の問題解決のためでしたか。ぱっと見細い光ですが、結構なものを受信していたのだなと、改めて気づかされました。

〉でもサテライト背負ったGビットはあんまり固いイメージがないなぁ。
代えがきかないGXはパイロット保護の観点からも頑丈にし、Gビットは一発撃てればそれで良い、ぐらいの感覚だったんですかね。
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