ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ミラーマン 第16話「人形怪獣キンダーを追え!」

2021-09-21 07:55:10 | 特撮
ミラーマン 第16話「人形怪獣キンダーを追え!」

 蓮沼博士により開発が進められているキャッチャーA1。UFOの侵入を事前に察知、光の磁波で拘束、あとは戦闘機が撃墜…という優れものですが、そんなものの開発をインベーダーが許すはずもなく。

 今回インベーダーが利用したのはピエロと人形。いずれも人を楽しませてくれるものなのに、何故か怖い印象も同時に抱いてしまいます。一見人間のようで実は…なピエロと、一見ピエロに操られているように見えるが実は…な人形の組み合わせはSGMの隙を突く結果となり、蓮沼博士宅のみならずSGM本部もあわや壊滅の危機に瀕するほど。数えてはいませんが、SGM本部って結構な頻度で襲撃や侵入されている印象があります。それだけインベーダーが本気ということなんだろうなと。
 人形怪獣キンダーとの戦いは肉弾戦中心…かと思いきや、まさかの耳のあたりからのカッター発射には驚かされました。何だって「人形怪獣」にカッターが…あー、もしかして両腕は針で、口からは糸、耳のあたりからはカッターと、いずれも裁縫関係の能力を備えていたってことなんですかね。これ。そんなキンダーを前に、朝焼けの光の中で戦うミラーマン。折角の主題歌にマッチしたシチュエーションだったので、歌入りで流して欲しかったですね。

 さて怪獣との戦いの一方で、蓮沼博士の一人娘・悦子は蓮沼博士の研究に反対しているという話も描かれていました。
 悦子は父を「自分の満足のために家族の幸せを奪った」と非難し、「世界の平和って、一つの家庭の幸せを犠牲にして成り立つものなんですか?」と京太郎に問うていました。それに対して京太郎は「幸せを犠牲にしているのはあなた一人だけじゃないんですよ」「みんなが少しずつ幸せを犠牲にしてもっと大きな物を掴むんじゃありませんか」と返答…
 はー、なるほどなぁ…てっきり「世界平和は家庭の平和にも繋がる」とか、結果的に悦子に我慢や犠牲を強いる話になるのかと思っていたら、こう来るか…いや面白いわ。それでも悦子の自分の小さな幸せを求める気持ちも分からなくもないです。しかし、そんな彼女が父をエゴイストだと非難する資格があるかと言われると…京太郎が彼女を一喝したのにも理があるように感じました。悦子が自分の幸せを求めるがあまり父の研究を止めようものなら、結果的に世界の平和が成り立たなくなってしまうかもしれませんし。
 今の幸せと将来の幸せ、どちらを大事にするか、頭では分かっていても行動に移すのは難しいことかもしれませんね。

 結果的には憎むべきは父ではなく侵略者であると理解してくれました。憎むべき相手は誰なのか。自分の幸せだけを追い求めていれば、それでいいのか…そんなことを感じさせられた第16話でした。
 ところで、今回登場した蓮沼博士が何となく意味ありげな様子に見えたのは私だけでしょうか。
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ミラーマン 第15話「謎の怪獣スクリーン―三大怪獣登場―」

2021-09-14 07:57:35 | 特撮
ミラーマン 第15話「謎の怪獣スクリーン―三大怪獣登場―」

 「怪獣を見たのに信じてもらえない」というと何故かウルトラマンエースの北斗星司の印象が強いですが、実際のところどれくらいの頻度で信じてもらえなかったのか、気になるところではありますね…

 今回登場したサトシ少年も、宇宙船(本人曰く怪獣)を見たといっても誰からも信じてもらえない可哀想な子…かと思いきや、徹頭徹尾信じようとしなかったのは母親ぐらいなもので、サトシ少年のイトコでもある一郎や話を聞いたSGM隊員たち、そして京太郎も彼の言うことを最初から嘘だとは決めつけていませんでした。
 それどころか、後に一郎も宇宙船を見たが爆発して消えたという話を聴いた時には「2人とも嘘をつくのはおかしい」「飛行物体は接近しておらず、レーダーも何もキャッチしていないが、何かカラクリがあるのではないか」などと疑問を抱き、結果としてそれがインベーダーの講じた作戦を見抜くきっかけになっていました。子供の言うことだからといって嘘だとは決めつけず、何か理由があるのではと考え、行動するこの姿勢。頼もしい限りです。

 また、今回は一郎も頼りがいのあるところを見せてくれましたね。一度は彼の言ったことは嘘ではと考えたものの、それでも谷間の宇宙船を見に行こうと誘われた際には行く気を見せていました。
 何よりも一郎が「谷間の宇宙船は確かに音がしてたんだね?」と尋ねた際、サトシが「うん。嘘じゃないよ」と答えると「わかってる。念を押してごめんね」と謝っていました。本人にとっては単なる確認だったとしても、それで相手の心を傷つくことだってあるかもしれない。「嘘じゃないよ」という言葉は、これまで何度となく嘘を疑われてきたからこそ出てきたものでしょうから。何気ない一言ではありますが、一郎の優しさが現われた良いシーンだったと思います。なかなかこういった気配りは出来るものではないでしょう。
 いつもは京太郎の弟分といった印象ですが、今回はSGMに連絡を取ったり、サトシを信じたりと頼もしいお兄ちゃんでしたね。

 
 インベーダーの血でも変身できるのにちょっと驚いたところで、また次回。
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ミラーマン 第14話「キングザイガーを倒せ!」

2021-09-07 07:32:12 | 特撮
ミラーマン 第14話「キングザイガーを倒せ!」

 これまではどちらかといえば「怪人」に近しい怪獣が出てきましたが、ここからはまさしく「怪獣」といった感じの怪獣の出番が多いように思えます。
 今回那須岳に落下してきたのは、インベーダーが宇宙から呼び寄せた、地獄からの使者・宇宙怪獣キングザイガー。那須岳を刺激することで日本に甚大な被害をもたらそうとしており、その強さは京太郎の父がテレパシーで警告するほど。曰く、宇宙広しといえども、キングザイガーと戦って勝てる者は「あまりいない」とのこと。この「あまりいない」部分に当時の視聴者はウルトラマンを思い浮かべたりしたのでしょうか。

 地球人と協力すればあるいは…という父の警告を無視した京太郎は、那須岳の調査に向かった村上チーフと藤本に同行した後、単独でキングザイガーと交戦。この時点ではSGMに怪獣と戦うのに有効な武装が無かったとはいえ、前回「精神力」の大事さを身に染みて理解したにしては、軽率な判断だったように思えます。あるいは、キングザイガーを一人で倒すことで苦境を一人で乗り切る精神力を証明しようとしたか。

 で、当のキングザイガーですが、これがまた想像以上の強さでした。主力である光線に加えて、至近距離では毒液を発射しミラーマンの視力を奪ったうえに、ミラーマンのシルバークロスをもはじき返す頑強さ。加えてリベンジを挑んだミラーマンの策をすぐさまに見破り、目が見えない彼を混乱させるという知能も兼ね備えている…とまぁ、ミラーマンの父が警告するのも最もな、とんでもない強敵でしたね。シルバークロス破るとかヤバいって…
 京太郎も一度は敗走し、ボロボロの状態に。独断専行した結果ではありますが、傷ついた彼を村上チーフと藤本さんは責めることなく介抱してくれました。自分たちもインベーダーに追われている危機的状況なのに、一人で勝手な行動をした京太郎を気にかけて救助したうえに、インベーダーが襲撃してきた際には彼の安全確保を最優先してくれるなど、頼れる一面を見せてくれました。不安定な場所でのインベーダーとの戦いも迫力がありましたし、ミラーマンはこういった「頼れる大人」の描写が素晴らしいですね。

 
 再戦時には父の言葉のとおり、地球人の援護を受けて辛くも勝利したミラーマン。完全無欠のヒーローではなく、少しずつ成長していく過程もまた楽しいものです。ここら辺、同時期に放送されていた「帰ってきたウルトラマン」にも通じるものを感じますね。

 そんなこんなでまた次回。
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ミラーマン 第13話「笛を吹く魔女」

2021-08-31 08:20:41 | 特撮
ミラーマン 第13話「笛を吹く魔女」

 国際地球防衛会議が目前に迫る中、京太郎は笛を吹く怪しい女性を目撃。彼女はインベーダーではないかと疑う京太郎は、御手洗博士に報告した後、自分も手伝わせて欲しいと頼んだものの、御手洗博士はそれを頑として拒んでいました。京太郎がSGMの活動を手伝うのはこれが初めてでは無いのに、何故今回は拒んだのでしょう。
 いざとなれば京太郎=ミラーマンの力を借りざるを得ないが、そうでない時は極力普通の人間と同じように暮らして欲しいという親心か。前回、物体移送マシンによる敵の本拠地潜入という生きて帰ってこられるか分からない行動を通じて、後述する精神力の欠落を感じたか…

 そんな折、京太郎は朝子の協力を得て、怪しい女性によく似た絢子の素性を探ろうとするわけですが…ここら辺から「精神力」が京太郎に欠けていることが分かります。
 苦境を一人で乗り切り、チャンスに独走せず協力して戦う。それがSGMの隊員に必要な要素のひとつである「精神力」。一般人である朝子を一人で行動させることは得策とは思えませんし、護衛として野村隊員についてもらうなどの対応があれば、まだ状況は変わったかもしれません。また、後に朝子が洗脳された際にも自分のやり方があると一人で行動した結果捕まってしまっていました。
 加えて今回は、SGMが機転をきかせていなければ、科学者たちの命が奪われていた可能性すらあります。操っていた張本人であるインベーダー=怪獣ロボット・ノアを撃破しても、朝子たちの洗脳はすぐには解けなかったようですし。かなり危ないところでしたね。もしも京太郎が独断専行していなければ、朝子たちが操られていたこと、科学者たちの命が狙われていること、作戦の決行時間などが事前に判明し、SGM含めより万全の体勢で警備にあたれたでしょう。

 朝子の命を危険にさらしてしまったこともあってか、今回の一件は京太郎の心にかなり重たく響いた様子。しかしいつまでも泣いてはいられない。人前では努めて明るく、そして人知れず涙をぬぐう京太郎は一歩成長したように感じました。自分に足りないものが何かを認めるのは難しいことですが、それを受け入れることが成長にも繋がる。今後の彼の成長が楽しみです。

 次回は強敵キングザイガー登場!
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ミラーマン 第12話「出たっ!シルバークロス」

2021-08-24 07:59:56 | 特撮
ミラーマン 第12話「出たっ!シルバークロス」

 今回のインベーダーは窃盗犯の死体に憑依して、小型のテレビに偽装された物体移送マシンによりダイヤモンドを次々に強奪…していたのですが、よりにもよって何故一般人よりも顔が割れている窃盗犯の死体を利用したのか…インベーダーが殺した人間の記憶を読み取れるのだとすれば、宝石店の位置や警備状況を彼女の記憶から読み取ったという可能性も考えられますが…
 加えて彼女が亡くなったきっかけである交通事故にしても、もしかするとインベーダーの仕業では?と怪しく思えてくるのが怖いところ。

 マシンの開発に関与していたとされるミラクル電子工業の吉川技師長は行方不明。京太郎たちが彼の家族に話を聞いているところへ、またもインベーダーが出現し、麻酔ガスを浴びせようとしていました。風のある屋外で、あんな小さな機械からガス振りまかれて効果あるんだろうか…と疑問視していたら、吉川技師長の息子が命の危機に瀕しており、かなりヤバい状況だったのだなと認識を改めました。子供とはだいぶ距離があったにも関わらずあの効力。あのガスもミラーマンである京太郎がいなければ耐えられない代物だったんだろうな…

 そして京太郎は物体移送マシンを利用してインベーダーの基地に突入し、黄金怪人ゴールドサタン(二代目)と激突。見た目は同じでも今回のゴールドサタンはミラーナイフを回避し、スライサーHを喰らって真っ二つにされたにも関わらず復活していたりと、かなりの強敵っぷり。一体どうやって真っ二つの状況から復活したのか…インベーダーの基地ですから、何かしらの罠が仕掛けられていたのでしょうか。あるいは分身と思しきゴールドサタンは実は全部本物だったとか?
 絶体絶命の危機にミラーマンが披露したのが、エネルギー消費が激しいシルバークロス。一撃必殺の威力を持つものの、使いどころは慎重に見極めなければならない諸刃の刃。瞬間移動を見せたゴールドサタン相手によく使用できましたね…相手の油断をついたのでしょうか。

 今回の事件は幕を閉じたものの、吉川技師長が何故インベーダーに協力していたかは分からぬまま。日野のように才能を試してみたくなったのか、はたまた家族を人質に取られて無理やり協力させられていたのか。事件後、普通に息子の誕生日を祝っていたところを見ると後者かなとも思いますが、それにしてもよく生きてたな…ダイヤモンドが不足したらまた新たにマシンを作らせようとしていたのでしょうか。


 そんなこんなで次回は…何だか不思議な感じの次回予告ですね…?
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ミラーマン 第11話「火焔怪人ザイラスを撃て!」

2021-08-17 07:29:42 | 特撮
ミラーマン 第11話「火焔怪人ザイラスを撃て!」

 今回はSGMの村上チーフに焦点を当てたお話。
 元々は警視庁の敏腕刑事だったそうですが、インベーダーと思われる殺人犯を追っている最中に拳銃を奪われ、その拳銃で上司が命を落としてしまい、村上チーフも懲戒免職処分に…今でこそインベーダーによる事件が多発していますが、当時は今のようにインベーダーが巨大化・怪獣化することはなく、人間の姿のまま水面下でいずれ侵略の邪魔になる人間を消していたのでしょうね…となれば「いきなり壁の中に消えた」と言っても信じてもらえないでしょう。
 そんな村上チーフの潔白を信じた御手洗博士は、彼をSGMに誘い、今や頼れるチーフとして活躍していると。しかしながら未だに拳銃(ソルガン)を持つことには抵抗があるようで、あくまでも頭脳を武器として戦うべきであると主張していました。ソルガンも科学力の結晶では…とは思うものの、そこは村上チーフの譲れない信念があるのでしょうね。ところで、手元の本を見ると後半にジャンボフェニックスなる戦闘機が出て来るようですが、それを見た村上チーフの心境は如何なるものだったか…

 話の序盤では、落下した宇宙船の調査に向かった村上チーフ&藤本さんが多数のインベーダーに襲われていましたが、銀色の箱を巡る攻防は見ごたえがありましたね。次から次へと湧いて出て来るインベーダーを前に、2人だけで懸命に奮闘する村上&藤本コンビはとてもカッコよかったです。崖際まで追い詰められた際にはどうなることかと思いましたが…え、そうなるの!?という割と意外な解決方法で驚かされました。少々ご都合主義では…と思いかけましたが、そういえば京太郎は新聞社のカメラマンだから、取材のための交通手段確保は必要でしょうし、あれを運転できてもおかしくはない…か?

 そして銀色の箱を巡り、遂に姿を現す火焔怪人ザイラス。名前からして火焔攻撃でもしてくるのかと思いきや、ミラーマンを相手に光の剣や光線技で対抗する、かーなーりカッコいい怪人でした。光の剣は普段展開しているバリアを薄く引き伸ばしたもので防いだのかな?
 光線技に至っては互いに一歩も譲らず、相手の光線を全て見切って回避し、早打ち勝負も全くの互角…いやもうどちらも惚れ惚れするぐらいのカッコよさでした。

 といった感じで、村上チーフとザイラスのカッコよさが光っていた11話でした。次回はシルバークロス!
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ミラーマン 第10話「時計が止まった街」

2021-08-10 07:38:34 | 特撮
ミラーマン 第10話「時計が止まった街」

 元SGM隊員の日野がインベーダーの協力を得て「異次元超兵器重力マシン」を完成。そのマシンが置かれた浪岡市は時間が止まったように凄まじい重力を受けており、時間の止まる壁は次第に範囲を広げ、東京をも飲み込もうとしていた…という話。

 これまで死んだ人間に憑依したり、生きた人間に乗り移ったりしていたインベーダーですが、今回は遂に生きた人間の協力者を得ることに。それがよりにもよって元SGM隊員という…インベーダーが本格的に活動を開始したのは最近の話ですが、そもそも彼の失踪にインベーダーが関わっていた可能性も十分に考えられると思います。日野が御手洗博士に自分の研究の成果を認めさせようとしていたのを知ったうえで近づいたのでしょう。

 日野も当初は御手洗博士たちに挑戦状を叩きつけるぐらい調子に乗っていましたが…かつての仲間と敵対し、協力者からも裏切られた彼が最期に連絡を取ったのは野村隊員でした。具体的な描写はありませんでしたが、もしかするとSGM隊員という垣根を超えた、親密な間柄だったのかもしれません。
 京太郎が駆けつけた時点で瀕死の状態にあった彼が、ミラーマンの戦いが終わるまで生き永らえていたのはやや不思議でしたが、あの時既に重力の壁は間近まで迫っていましたから、ミラーマンが戦っている間に日野も壁に飲み込まれて時が止まったがために生き永らえていたのかもしれません。1人部屋で彼の最期の言葉を聴く野村は何を想っていたのか…

 そして今回は遂にインベーダーの実体が明らかになり、重力マシンの内部でミラーマンと激闘を繰り広げていました。正直そんなに強くないだろうと思っていたら、1対3という数的有利もあってかミラーマンをかなり苦戦させていました。まさか3人が固まって回るだけでミラーナイフを弾けるとは…やはりミラーマンも円谷プロ作品なんだなと妙に納得してしまうシーンでした(苦笑。回転への信頼度は何なんですかね。
 しかしそこから逆転するのがミラーマン!ミラーナイフがインベーダーの一人に命中した際に、当たった場所から光が漏れ出ている演出がカッコよかったです。連続必殺技からの脱出劇、見事でした。


 騙されていたとはいえ、遂にインベーダーに協力する人間も現れた。敵はインベーダーだけとは限らない。知人も既にインベーダーに魅入られているかもしれない。そんな恐怖も感じた第10話でした。
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ミラーマン 第9話「凧に乗ってきたマルチ」

2021-08-03 07:45:59 | 特撮
ミラーマン 第9話「凧に乗ってきたマルチ」

 ここ最近は京太郎を狙っている印象が強かったインベーダーですが、今回の標的はSGMの御手洗博士。相次ぐ地下工事の爆破事故の責任を追及された御手洗博士…まさか冒頭から既にインベーダーの罠が仕掛けられていたとは思いませんでした。
 御手洗博士と同乗していた野村を誘拐し、少しでも火花が散れば爆発が起こりかねない空間に閉じ込める…というのは少々回りくどい気がしますが、助けに来たSGM隊員もろとも始末できれば儲けもの、とでも考えたのでしょうか。帰ってこない父を案ずる朝子の感情を弄んだり、常人離れした身体能力でSGM隊員を気絶させたりといった手ごわく、狡猾な一面も描かれていました。目標達成の前に邪魔者を排除するというのは理にかなっていますが、ここまで主人公や主人公に協力する組織を狙う敵というのは新鮮に感じます。

 しかしそんなインベーダーに負けじと立ち向かうのがSGMと京太郎。背後から忍び寄るインベーダーの気配をいち早く察知する、あの鋭い眼光!たまらなくカッコよかったです。不審人物が基地に侵入した際もすぐさま対応できていましたし、頼りになる組織ですね。

 そして京太郎は分身マルチ(二代目)と戦いを繰り広げることに…おぉ!初代は怪獣になってからは分身しなかったのに、今回は分身したぞ!…三方向に分裂する光線ですぐにバレてる…引き寄せるだけ引き寄せといて光線喰らってる…なんかミラーマンに光線効いてないし…お、光線吸収して打ち返したぞ!これはミラーマンピンチか!?…え?何でマルチの光線反射されたの?…あ、スライサーVとHのコンボでスパッとやられた…
 …何というか、今回登場したマルチは割と散々な目にあっていた気がします(汗。特に気絶しているはずのミラーマンに光線撃ったら反射?されたのは、見ている側もビックリでした。御手洗博士たちが乗った車を、光線を使って地道に引き寄せている姿と併せ、妙に印象に残る二代目マルチでした。

 次回は「時計が止まった街」。ナレーションは「早く来い!ミラーマン」とやけに強気ですが、円谷プロ画報で次回の話を見ると、なるほど…と。
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ミラーマン 第8話「鋼鉄竜アイアンの大逆襲」

2021-07-27 07:26:33 | 特撮
ミラーマン 第8話「鋼鉄竜アイアンの大逆襲」

 今回は行方不明の母の夢を見たことで、母への想いを募らせる京太郎の話。京太郎は口では母を憎んでいると言いつつも「おふくろ」という呼び方から彼が本当に母親を憎んでいるとは思わないと御手洗博士。本当に良い人に育てられましたね。終盤ミラーマンが登場した際にSGMが湧く中で、唯一御手洗博士だけは深刻そうな顔をしていました。御手洗博士にとっては「親代わりとして大切に育ててきた子が生死を賭けた戦いに挑んでいる」わけですから、事情を知らないSGM隊員のように素直に喜ぶことは出来ませんよね…大切な人に心配を掛けたくないという理由もあって、ヒーローは正体を隠しているのかなとも感じられるシーンでした。

 人類の救世主であるよりも一人の平凡な人間でありたいと願う京太郎。そんな彼の願いを察しているからか、御手洗博士は彼をSGMの隊員としては扱っていないのでしょうね。

 今回でまだ8話だというのに、あの手この手でミラーマンを無力化しようと試みるインベーダー。今回は京太郎の母への想いを利用した作戦を展開。インベーダーのうち、誰が京太郎に話しかけていたかは分かりませんが、声から漂う大ボス感が凄い。
 変身出来ない京太郎の危機を救ったのは…他でもない京太郎自身、ひいては京太郎を生んだ両親。ミラーマンであるが故に悩み苦しみ、ミラーマンであるからこそ危機を脱することが出来る…と。戦う決意は既にある。けれども時折、こうして自分の出自や背負わされた使命に悩むこともある。何とも人間味のあるヒーローだなと感じます。

 また、京太郎と親しくしている朝子は、京太郎が寝言で母のことを呟いていたのを面白がっていました。京太郎の母の事情を知ってか知らずか…と思っていたら、最後彼女の口から意外な真実が明らかに。もしかすると、彼女は羨ましかったのかもしれませんね。それでつい嫉妬してしまい、あんな風に振舞っていたのかもしれません。親への想いや哀しみを振り切るかのように楽しげに遊ぶ京太郎と朝子が印象的なラストでした。

 
 次回は分身怪獣マルチ再登場。ところで、ミラーマンのサブタイトルって今回や次回のように怪獣の名前が入ることが多い気がします。
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「スーパーヒーロー戦記」を見て

2021-07-22 16:47:38 | 特撮
 映画「スーパーヒーロー戦記」を鑑賞しました。

 本作は全てのスーパー戦隊と仮面ライダーの記録が綴られた「禁書」がある書庫「アガスティアベース」の衛士であるはずのアスモデウスが突如反乱を起こし、現実と物語世界の境界が曖昧となっていく…という物語。


 ものすごく雑に、個人的感想も含めて一言でまとめてしまうと「セイバーを軸に春映画と平ジェネFOREVER混ぜたらこうなった」感じの映画でした。見たいものを見せてくれるんだけど、物足りなさも覚えてしまう。そんな感じ。
 「物語」という題材を扱っているために飛羽真、倫太郎、芽依ら「仮面ライダーセイバー」の登場人物が本題を進めつつ、そこに介人やジュランら「機界戦隊ゼンカイジャー」が絡んでいった印象。「物語」や「ヒーロー」にまつわる真面目な話が軸ではあるものの、終盤のとある人物のある発言で若干陳腐化したような気がしないでもなく…(汗。あのセリフは結構平成感あったと思います。

 CM等で公開されているとおり、本作には戦隊、ライダー共にオリジナルキャストの出演もあります。
 久々の「一筆奏上」がめっちゃカッコいいシンケングリーン=谷千明、自分で自分のトラウマを掘り返すキラメイブルー=押切時雨、僅かな出番で想像以上の「飛電或人」を見せつけてくれた仮面ライダーゼロワン=飛電或人などなど…中盤あたりのゲストラッシュは割と面白かったです。別々の世界に迷い込んでいたジオウとゼロワンの再会シーンも注目かと。
 ちなみにその他のゲストですが………存在自体は把握していましたが、ここで来るか!と思わされました。お祭り映画ならではの登場ですね。搭乗時間は僅かではあるものの、何とも「らしい」一面を見せてくれました。それにしてもあの姿で来るとは思わなんだ。

 そして終盤は…正直微妙だったかな…と。「こういう繋がりかな?」と考えるのは楽しいものの、代わりの方をあててまで喋らせる必要はあったのか?と思ってしまいました。あとは敵がね…そりゃ全部のスーパー戦隊とライダーに喧嘩売ったらこうなるって…可哀想に…(汗。


 とまぁ、そんな感じで楽しめる箇所もあるものの、どこか物足りなさも覚えてしまう映画でした。もっと色んな世界と交わっても良かったんじゃないかと。
 あと、エンドロール後まで見ることをお勧めします。
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