正式名は「つりっぷ~(株)千夜芸能の福利厚生としての釣り旅行~」。原作を青木潤太朗先生、漫画をざら先生がそれぞれ手掛けられております。
アイドルグループ「トリッパーズ」が所属する事務所の社長兼プロデューサー・島野容三子はとある夜、トリッパーズのリーダーである高校生・セリカが一人こっそりホテルの部屋を出ていくのを目撃する。セリカの身を案じた容三子が彼女の後を追うと、そこには釣り道具を身に着けたセリカがいて……
といった具合で始まる本作。釣りそのものは人生で数度経験したぐらいで、後は知人の釣り体験を聞いたり、「スローループ」などの釣りアニメを多少見た程度で、釣りにそこまで興味はありません。だからこそ、青春時代をアイドルとして過ごし、釣りどころか趣味すらなかった容三子と同じような視点で楽しめますね。
例えば第1話ではお高そうな釣り道具を恐る恐る使ったり、第2話では仕事優先のため時間も道具代もかかりそうと危惧したり、第3話では「ファイナルディメンション」という釣り竿に例えられた際に名前だけでテンションが上がったりといったシーンなどなど、共感できるところが多かったです。釣り人はセリカ視点、釣らない人は容三子視点とどちらの視点でも楽しめるほか、釣りグルメの紹介も興味深いですね。ちくわって、普段積極的に買い物かごに入るものではないのですが、改めて食べると美味しいの、なんかわかる……
あとは偏光グラスを使うシーンがあるのですが、知人の釣り体験でも偏光グラス云々の話をされたことがあり、当時は「そんなに変わるんだー」ぐらいの印象でしたけど、こうして絵にされると「こんなに変わるんだ!」という驚きがあり、実際の偏光グラスはどんなものだろうかと興味が湧いたりもしました。
そんな本作で現状一番好きなキャラクターは、やはり容三子ですね。その魅力は第1話終盤のセリカとのやり取りに詰まっていますが、そんな彼女の更なる魅力が描かれたのが、第1巻最後に収録されている第6話。社長であり、プロデューサーであり、新人釣り人であり、そして……な容三子。それまでのお話も十分に楽しめたのですが、第6話で更にグッと引き込まれました。いやぁ、良いなぁ容三子……それに対するセリカたちの反応も良いわぁ……
今後とも読み続けたい作品が増えました。連載と合わせて、秋ごろ発売予定の単行本第2巻も楽しみにしております。
なお、昔からざら先生の漫画を読んでいる身としては「コマがおおきい」という感想を抱いたりもしました(笑。「わがままDIY」は1ページあたりの情報量が凄いぞ……
アイドルグループ「トリッパーズ」が所属する事務所の社長兼プロデューサー・島野容三子はとある夜、トリッパーズのリーダーである高校生・セリカが一人こっそりホテルの部屋を出ていくのを目撃する。セリカの身を案じた容三子が彼女の後を追うと、そこには釣り道具を身に着けたセリカがいて……
といった具合で始まる本作。釣りそのものは人生で数度経験したぐらいで、後は知人の釣り体験を聞いたり、「スローループ」などの釣りアニメを多少見た程度で、釣りにそこまで興味はありません。だからこそ、青春時代をアイドルとして過ごし、釣りどころか趣味すらなかった容三子と同じような視点で楽しめますね。
例えば第1話ではお高そうな釣り道具を恐る恐る使ったり、第2話では仕事優先のため時間も道具代もかかりそうと危惧したり、第3話では「ファイナルディメンション」という釣り竿に例えられた際に名前だけでテンションが上がったりといったシーンなどなど、共感できるところが多かったです。釣り人はセリカ視点、釣らない人は容三子視点とどちらの視点でも楽しめるほか、釣りグルメの紹介も興味深いですね。ちくわって、普段積極的に買い物かごに入るものではないのですが、改めて食べると美味しいの、なんかわかる……
あとは偏光グラスを使うシーンがあるのですが、知人の釣り体験でも偏光グラス云々の話をされたことがあり、当時は「そんなに変わるんだー」ぐらいの印象でしたけど、こうして絵にされると「こんなに変わるんだ!」という驚きがあり、実際の偏光グラスはどんなものだろうかと興味が湧いたりもしました。
そんな本作で現状一番好きなキャラクターは、やはり容三子ですね。その魅力は第1話終盤のセリカとのやり取りに詰まっていますが、そんな彼女の更なる魅力が描かれたのが、第1巻最後に収録されている第6話。社長であり、プロデューサーであり、新人釣り人であり、そして……な容三子。それまでのお話も十分に楽しめたのですが、第6話で更にグッと引き込まれました。いやぁ、良いなぁ容三子……それに対するセリカたちの反応も良いわぁ……
今後とも読み続けたい作品が増えました。連載と合わせて、秋ごろ発売予定の単行本第2巻も楽しみにしております。
なお、昔からざら先生の漫画を読んでいる身としては「コマがおおきい」という感想を抱いたりもしました(笑。「わがままDIY」は1ページあたりの情報量が凄いぞ……