ひびレビ

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王様戦隊キングオージャー 第30話「凍てつく天秤」

2023-09-25 07:57:13 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー 第30話「凍てつく天秤」

 時々イケボを放つヒメノ様すき。「お前だけは……お前だけは!」の悲痛な叫び声も好き。

 さて、突如イシャバーナを凍てつかせたゴッカン前国王であるカーラスと、時を同じくして担ぎ込まれた男。その正体は15年前の神の怒りの犯人であり、死体にまつわる能力を持つ宇蟲五道化最後の一人「静謐のグローディ」ことグローディ・ロイコディウム。「どっかで……殺しそびれたか?」「どのパパとママかわかんねぇよ……」と、登場間もなくして会話の端々からヤベーやつ感が満載のキャラクターではありますが、当のダグデドの認識は「誰?」。彼にしてみれば、掃除道具が一つ減ったぐらいの感覚だったのでしょうか。あるいは、五道化とはいえども使えない=任務に失敗したものは覚える価値すらない的な。彼の生存は「捨てたと思った掃除道具が物置の奥から出てきた」程度の認識なのかなと。

 しかしキングオージャーにとっては強敵に他ならない。本能のままに動く死者を蘇らせる能力に加えて、死体を愛しているのに死から嫌われている、不死身の存在。加えて死したセミシュゴッドを操っての神の怒りの再現。更にはキングクワガタオージャーに変身したギラすらも一撃で変身解除に追い込む強力な一撃……と、やりたい放題。他の作品ならラスボスだと言われても納得できるレベルの強さですが、これでまだ部下レベルなんだよなぁ……

 これに対しリタは「ターセルス・ミルーリア・ダ・パーゴ(私が地獄に落ちても、こいつだけは地獄に落とす)」と、ヒメノから教わったイシャバーナの慣用句を告げたうえで、カーラスから受け継いだ氷の秘術による封印を試みていました。
 ここで敢えて前述の慣用句を用いたのは、彼女なりのヒメノへの別れの言葉だったのかもしれません。ゴッカン裁判長として中立・不動であるが故に肩入れは出来ないが、それでも友人と呼びたい存在に最期に一言告げておきたかった。そんな意思が感じられます。

 結果としてグローディの封印は「わがまま」によって果たされることはありませんでしたが……となると、グローディを不死たらしめている原因をリタが特定し、ヒメノがそれを「治療」することで撃破する流れになるのかな?と。
 

 で、ここから更に予想外の方向へ物語は進行したところで、次回は久々な気がするロボ戦!まぁ現状の敵のサイズがどいつもこいつも人間サイズなうえに、ゴッドキングオージャーに乗ったところで人格入れ替え、洗脳、死者蘇生と、力押しではどうしようもない能力の持ち主ばかりですからね……
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