ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ウルトラマンブレーザー 第9話「オトノホシ」

2023-09-09 11:07:09 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンブレーザー 第9話「オトノホシ」

 今回は一風変わったガラモン登場回。

 令和の時代に復活を果たしたロボット怪獣ガラモン。初登場となったウルトラQ第13話「ガラダマ」では、隕石(ガラダマ)としてダムに落下し、先に落ちていた電子頭脳から発せられる電波によりコントロールされていたものの、それが途絶えると今回同様に口から液体を流して機能停止。
 第16話「ガラモンの逆襲」においては電子頭脳がセミ人間により盗まれ「チェロのケース」に隠して逃亡を図ったものの任務は失敗に終わり、助けを求めた宇宙船からの容赦ない一撃によりセミ人間は焼き尽くされています。


 今回登場したガラモンはニジカガチと同等かそれ以上の強固さを見せつけていました。ウルトラシリーズ最古のロボット・ガラモンVS最新のロボット・アースガロンの戦いが繰り広げられたものの、アースガロンの攻撃は一切通じないうえに、ガラモンはその強固さを利用した体当たりでアースガロンの装甲を容易く貫通。そりゃ目の前であんなことされたら失神するわなぁ……この時、ガラモンの皮膚(装甲)の一部がアースガロンに突き刺さったままでしたが、ガラモンの破片と合わせて何かしらに利用されそうですね。人類側がそれを加工する技術を持ち合わせていれば、の話ですが。
 そしてブレーザーとの戦いにおいてはスパイラルバレードすらポッキリと折れてしまったうえに、ガラモンは手と手を合わせて衝撃波を発生させていました。この動作自体はウルトラQの時にも見られていたものの、今回のガラモンが何によってコントロールされているかを考えると、拍手や手拍子、シンバルを叩くかのような動きに見えるのが面白いですね。

 そんなガラモンを操る存在ですが、今回は……意外といえば意外、しかし「ガラダマの逆襲」を見ていると納得できるものを使っての侵略行為が繰り広げられていました。命令に従うしか無かった彼らの人生が、とある出会いをきっかけに色づき始める描写が印象的です。
 しかし使命よりも大切なものに出会えたというのに、結局はその使命に従わなければ生きられない。しかも大切なものを使っての侵略行為となれば、その心境はいかほどだったことでしょう。
 わざわざアンリを呼んだのも、彼女の推測どおりなはず。それでも彼女の前でガラモンをコントロールし続けていたのは、彼女に止められるその瞬間まで音を奏でていたかったからなのかなと。作戦が成功すれば地球から音楽は失われる。失敗すれば自らの命と音楽を失う。止まることも戻ることも出来ないが故に、進み続ける、奏で続けるしかなかったんでしょうね。

 かつてのセミ人間の末路を思うと、今回の黒幕の末路は恐らく……残りのメンバーについてもリーダー格が責任を取る形で上層部は納得してくれるのか、リーダー格が他のメンバーは防衛隊に倒されたとでも説明するのか、そもそもアンリは残りのメンバーを見逃すことが出来るのか。
 様々な謎を残しつつ、アンコールも無いままに幕引きとなった今回。ウルトラQのテーマをアレンジしたBGMといい、特殊EDといい、全てが明かされないあのモヤッとする終わり方といい、何ともウルトラQらしさが残る終わり方でした。


 一方のゲントとブレーザー。前回レインボー光輪を使えるようになったのがきっかけなのか、変身していないにも関わらずブレーザーがゲントの体を借りて行動する、対話のようなものを望むなどの描写がありました。
 前者については普段はゲントがブレーザーの力を借りているわけですから、ブレーザーもゲントの力を借りて興味をもったものに触れるというのはおかしな話ではないものの、少々不穏な要素でもありますね。その内完全に一体化してしまうんじゃないかと。
 後者はゲントが父親ということもあってか、神秘的な存在に接するというより言葉の通じない子供とどうにかコミュニケーションを図ろうとしている感じだったかと。まだまだ距離はありそうですが、果たしてこの二人の関係はどうなるのか……

 
 で、本編がシリアス気味な一方で、YouTubeのウルトラマン公式チャンネルではゼットさんとゼロのスカード体操が公開されています。しかもウルトラコント付き。安定の師弟コンビ、楽しませていただきました。「この度は!」はズルいよゼットさん……
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43回目の高校生クイズを見て

2023-09-09 07:22:04 | テレビ・映画・ドラマ
 というわけで今年も高校生クイズの時期がやってきました。

 43回目、40周年となる今回のテーマは「日本の未来を変える最強頭脳!」……あー、はいはい、いつものですね……毎年言ってますけど、もう体力と時の運要素は追加され無いんですかね……こういう形式の高校生クイズへの出場を目指している方もいるから簡単に形式をガラッと変えるのは難しいでしょうし、出場される高校生の努力や熱意を見ていると、これも一つの青春の形ということは理解しているつもりです。
 ただ、これを高校生の私に見せたとして「出てみたいなぁ」と思ったかと言われると……こんなハイレベルな戦いを見せつけられては「無理!」とハナから諦めてしまったでしょうね(苦笑。運要素が絡まない限り勝てる気がしません。「じゃあもう歴代の優勝校だけ集めればいいじゃん」とか思ってしまいそうです。

 今年は初っ端から16校。個人出場を認めて裾野を広げるのは良い試みだと思いましたが、一方で都道府県代表無しの16校に絞るってのはどこか矛盾している気がしなくもなく。また、準決勝に出場する学校以外は殆ど触れられなかったのも寂しいところ。まぁテレビ番組だから仕方ないといってしまえばそれまでですが、問題の解説や導入を減らして高校生の背景に注目してあげても良かったのでは?とも。

 で、クイズについては、視聴者に答えさせる気がないであろう超難問を出題している頃と比べれば、正解は出来ずともそれに近い解答が出来そうな問題があったのは良かったと思います。計算問題の前提条件を一瞬しか見せなかったのは、視聴者にも解いてもらうつもりが無いからですかね?
 それでも、やはり高校生がわちゃわちゃ楽しんでいる姿も見たいなぁと改めて思わされた43回大会でした。


 ところで、優勝の感動で流されていますけど、最終問題の解答がパーフェクトって相当に凄いのでは?そこ深堀するべきでは?
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