ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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仮面ライダーギーツ 第49話(最終回)「黎明Ⅰ:ここからがハイライトだ!」

2023-08-27 09:43:18 | 仮面ライダーギーツ
仮面ライダーギーツ 第49話(最終回)「黎明Ⅰ:ここからがハイライトだ!」

 ツムリに銃口を突きつけられる英寿という前回のラストから一転、視聴者が見せられたのは平和そのものな世界。その世界で英寿は忘れ去られており、覚えているのはジーンとツムリだけ。果たして一体何があったのか……

 ということで、ここからがプレイバックだ!と言わんばかりに何故ツムリが英寿を撃ったのか、スエルやオーディエンスたちにどう対処したのかが描写されました。
 英寿不在の中でスエルに戦いを挑む景和たち。スエル=リガドオメガのアクセラレート機能は、スエルの時間だけを早めることでダブルライダーキックを放っている最中に同士討ちされることが可能で、リバース機能は道長たちが特別な力を手に入れる前の時間に巻き戻すなど、巻き戻す時間の幅があまりにも長すぎる……まともにやってたら太刀打ちできませんね。

 しかし、願いがあるから人が強くなれる。だからこそ願い続ける。諦めない景和たちの願いに応えるように、最後の最後に「仮面ライダー」として登場する英寿、カッコよすぎる……ここぞとばかりにリボルブオンのみならず固有武器のギミックを使うの、良いよね……そして何よりも爆炎の中から現れるギーツⅨがあまりにもカッコよすぎる……!「仮面ライダー」としての姿を通常フォームで、神様・浮世英寿としての活躍をギーツⅨで魅せるとか本当に良かった……

 
 その後は何故ジーンが英寿の、ツムリのもとを訪れたのか明らかになります。ここの描写を見るに、やはり映画は本編後の物語っぽく思えます。
 そしてラストに至るまでの描写は、心温まる、心地良い時間を過ごせました。壮大な願いを抱くものもいれば、身近な願いを抱くものもいる。しかし願いに優劣などない。特に道長の願いは、あまりにも身近過ぎるものでしたが、だからこそ共感出来る。身近な願いだからこそ、道長のサポーターになりたい!って人もいるでしょうね。本当に、幸せな時間でした……
 また、祢音の願いが「見つける」ではなく「つかまえる」なあたり、相手は見つかっているように感じました。


 さて、最終回を迎えた仮面ライダーギーツ。正直序盤はどのように物語が展開していくのか読めず、割と長いこと様子見が続いていましたし、親の愛情に気づかない祢音に疑問を抱いたこともありました。中盤は中盤で道長が何をしたいのか分からず、次第に景和も女神に責任の一切を償わせることに執着するなど、首を傾げてしまう場面もありました。
 が、何だかんだで最後まで見ると「見てよかった!」と思える作品でしたね。やはり英寿が安定して強者であり続けたのは大きいと思います。特にギーツⅨ!最後まで最強フォームとしての格を一切落とすことなく、創造と破壊の力で様々な活躍を見せてくれました。初めて相対した敵に対しても多少苦戦こそすれ、一方的な戦いにはならない。やはり最強フォームが強いと安心できますね。


 幸せの総量は決まっていて、誰かの願いが叶う時は誰かの願いが潰える時。それが世界の真理だとしても、そんな世界を変えたいと願うことで何かが変わるかもしれない。そんな願いを叶えるためには、願い続けなければならない。時に絶望を突きつけられ、時に一人ではどうしようもない時だってある。そんな時でも諦めなければきっと道は開ける。
 願い続けることの大切さ、諦めないことの難しさ。そんな物語が描かれた仮面ライダーギーツ。この世界は英寿が見守ってくれている。そういった思いが願いの支えにもなる。そんなことを感じた最終回でした。幸せな時間をありがとうございました!


 そして次回からは仮面ライダーガッチャ―ドがスタート!果たして私はどれほどのライドケミートレカを集めることが出来るのか!(笑。
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仮面ライダーギーツ 第48話「創世Ⅹ:ツムリの鎮魂歌」

2023-08-20 09:36:09 | 仮面ライダーギーツ
仮面ライダーギーツ 第48話「創世Ⅹ:ツムリの鎮魂歌」

 YouTubeの東映特撮公式チャンネルでフォーゼの校長退場回配信
⇒ブレイドの配信開始
⇒今回冒頭「仮面ライダーって職業なんですか?(ブレイドは職業:ライダー)」
 何だこのタイミングの良さ。

 さて、黒ツムリの「変身!」の合図と同時に、デザイアドライバーを配られた人々は強制的にライダーに変身させられ「お互いの幸せを奪い合うデスゲーム」が繰り広げられることに。コアID無しでの変身は異質さを増すと同時に、個性の必要が無いとも捉えられます。ジーンたちのように「推し」の概念などなく、ただ「ライダー」「人間」が争う様を見たいだけなんでしょうね。
 敵は大勢のゲームマスターのみならず、デスゲームを止めようとする英寿や道長すらも敵扱い。ここで久々に活躍したのがブーストマークⅡでした!こういう戦闘以外での使い方、良いよね……

 この事態に懐かしのゲームマスター・ギロリもここにきて復活!正直もうちょい早めに復活するかなと思っていました。懐かしすぎて名前を思い出すのに公式サイトを確認せざるを得ませんでした(汗。
 ギロリの反乱のきっかけは、英寿こそが自分たちが望んでいた仮面ライダーのあるべき姿だと信じているから……一部の人間の趣向を優先させるのではなく、正しきデザイアグランプリにより多くの人間を楽しませようとする。そういえばギロリは意図しないジャマトの出現に苦言を呈していましたし、やらせこそあれども全ては「デザイアグランプリを正しく運営する」ため。この点については信用していいのかもしれませんね。

 そして英寿が創世の力を振るうには人々の願いが必要だったように、スエルの力もまたオーディエンス依存。思わぬ弱点を突かれたスエルでしたが、ここにきて思わぬ反撃が。OPのアレがここで回収されるのか……
 次回はいよいよ最終回!……既に何回か各世界の終わりを迎えていたので、クライマックス感はあっても最終回が間近という感覚は無かったですね。サブタイトルはループを連想させるものであることから、やはり映画冒頭の「化けて出た」的な発言の真意は、ここで一旦人間をやめた英寿が「神」として助けに来たってのがしっくり来るのかな?

 まだまだ、いつまでも続いていきそうな気配すら感じられるギーツですが、果たしてどのような最終回を迎えるのか、楽しみです。で、あの陽気な彼らは今後どのような生を謳歌していくのかも気になりますね……
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仮面ライダーギーツ 第47話「創世Ⅸ:ホンモノの仮面ライダー」

2023-08-13 09:40:29 | 仮面ライダーギーツ
仮面ライダーギーツ 第47話「創世Ⅸ:ホンモノの仮面ライダー」

 「桜井景和、22歳無職。世界平和を願う自称仮面ライダー」。そういえば令和ライダーって社長、作家、銭湯経営と何かしらの職業に就いているライダーが続いていたんだなと気づかされた第47話。

 道長とベロバの因縁、沙羅の救出には無事決着がついたものの、ケケラが黒ツムリに「タイクーンの最期」を願ったことで景和以外のライダーが全て置物に。それは「タイクーンだけでは世界を救えない」ことを思い知らせるため。
 この危機に駆けつけたのは何と大智!「折角救ったんだから傷つけるな」「つまらない幸せを守ることでどの程度のつまらない幸せが味わえるか検証したい」という何とも素直じゃない理由ですが、理由はどうあれ彼の行動は予想外でしたし、一度は姉を亡き者にした大智を「大智くん!」と彼の身を案じた景和もだいぶ頼もしく見えましたね。以前は自分の行為を棚に上げているように感じられましたが、自身もひどいことをしたという自覚がある分、立派に思えます。

 誰もが幸せになれる世界を諦めない景和。「仮面ライダーかどうかなんて関係ない。俺たちがこの手で世界を守るんだ!」
 ……彼がいつも使うニンジャバックルは忍びのバックル。「忍」の文字は刃と心で出来ています。刃だけでも、心だけでも忍にはなりえない。その両方を兼ね備えた今の景和こそ、本物の仮面ライダーと呼ぶに相応しく思えます。変身前に胸を叩く動作も、心を重要視している証に見えますね。
 そして与えられた力をどう使うかは自分で決める!と、心を無くした刃の象徴にして復讐の塊だったブジンソードを敢えて用いるのもまた、「仮面ライダーらしい」ですね。また、ジャマトに魂を売った大智ではありますが、そんな彼にしか出来ないこともあることが証明されました。ここでも大事なのは力ではなく、どう使うかという心の重要性が説かれていましたね。

 世界平和を願う一般人から、世界の平和を守るために奮闘する仮面ライダーへと「変身」した景和。そりゃ推しのこんな姿を見せられたら、満足するしか無いですね……

 一方で英寿も創世の呪縛から解き放たれ、ジットがジリオンドライバーを用いて仮面ライダーリガドと激突!主に加速の能力を用いて戦っていましたが、世界を手っ取り早くバッドエンドに導く存在であるが故の加速能力ですかね?
 当初は翻弄された英寿でしたが、すぐに対応したうえに戦うフィールドを宙に作った足場に移すことで加速を封じる上手い戦い方を見せていました。そして何とそのまま撃破!あれ、こんなにアッサリ倒して良いの……?

 と思いきや!まだまだ生きていたアイツが登場!単眼ライダー、カッコいいですねぇ!「A」に対する「Ω」。改めてクライマックスが近いことを感じさせますが、果たしてどのような結末を迎えるのか、楽しみです。
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今日のギーツはお休みです

2023-08-06 09:32:27 | 仮面ライダーギーツ
 ……うあぁ、本当に開会式始まったよ……

 ということで今日の「仮面ライダーギーツ」は甲子園の開会式のためお休みです!でもプリキュアとスーパー戦隊は放送します!Eテレでも開会式を放送しているけど、ギーツだけお休みにして放送します!……いや、私も甲子園はたまに見ますし、放送するならするで仕方ないとは思います。毎年関西圏の方はもっと大変でしょうし、甲子園に限らず駅伝やゴルフで休みのことも間々ありますから何も甲子園だけが例外ではないのは理解出来ます。でも、なーんでギーツだけピンポイントで放送休止にしたんですかね?

 最早懐かしさすら覚えますが、ニチアサが7時30分からスーパー戦隊、8時からライダー、8時30分からプリキュアだった時は「スーパー戦隊だけは放送する」なんてこともあったように思えます。だったらいっそのことキングオージャーも休止した方がスッキリするし、見逃す人も少ないんじゃないかなと。なお、私はこういう時も予約録画を休止状態にしません。設定戻すのを忘れて翌週の録画忘れるからな!(X敗)

 で、ここら辺で大体9時13分。まだあと17分も開会式がある……部屋の片づけでもしよう……そういえば開会式は初見だけど、行進後整列したら何やるんですかね……あ、国歌斉唱と大会歌演奏すると……は!?挨拶の序盤で終わったぁ!?開会式全部流すんじゃないの!?流すのなら最後までやれよ!マジで何でギーツだけピンポイントでお休み!?

 よくわからないけれども、来年からもこうなるのかなぁ……
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仮面ライダーギーツ 第46話「創世Ⅷ:さよなら、ミッチー」

2023-07-30 09:39:26 | 仮面ライダーギーツ
仮面ライダーギーツ 第46話「創世Ⅷ:さよなら、ミッチー」

 英寿により世界は作り替えられ、景和が願う前の世界へと作り変えられることに。しかしそれにより英寿は創世の神になりつつあり、茨で身動きを封じられる羽目に……あー!OPの茨ってこれかぁ!となれば、当然あれを引きちぎるんでしょうねぇ……

 一方のジット側。創世の女神を失ったのは想定外だったものの、前回入手していたツムリの涙を利用して黒ツムリを生み出し、VIPが直に世界を破滅させるバッドエンドゲームの開幕を宣言。まずは知恵の樹の入手と大智の排除を目論むベロバとケケラでしたが、そこへ駆けつけてきたのは道長と祢音!祢音は透過能力を上手いこと使いこなしてますし、道長もそれを知ったうえで連携プレーを披露。映画でもそうでしたが、道長って個人プレーのように見えて、割と連係が上手いんですよね……それだけ相手をしっかりと見据えているということなのかなと。
 また、ギーツⅨの足場形成もそうですが、ファンタジーフォームの特殊能力を一回限りで終わらせないの、良いよね……

 ベロバが願うのは大勢の人間を肥料にした世界樹、巨大なジャマトの生成。そんな彼女をぶっ潰すべく現れたのは道長。相対するベロバはプレミアムベロバではなく、久しぶりに仮面ライダーベロバに変身。プレミアムベロバの方が強そうに思えましたが、体格差で圧倒するつもりだったんですかね?
 他人の不幸を上から目線で楽しむベロバに対し、常にギーツという強者を見据え、抗ってきた道長。互いの攻撃の方向は、各々が歩んできた道のりを感じさせます。そしてその戦いの最中、道長にある変化が……ベロバの油断か慢心か。道長を推さなければこの結果は無く、道長を推していなければ不幸は見られなかった。敗北こそしたものの、どこか満足そうに散っていったベロバ。他人の不幸を見ること以上の幸せをようやく見つけられたのかもしれませんね……

 そして遂に景和が……!「ありがとう。姉ちゃんのために」この言葉だけで景和が帰ってきてくれたと感じられましたね。対する道長もようやく素直になれた感じがして良かったです。沙羅と知らずに倒してしまったことを、あの場で謝っていたところで景和の怒りが収まるとは思えませんし、謝りたくても謝れなかったのでしょう。
 ようやく頼れる仲間が帰ってきてくれた一方で、英寿の様子はおかしく、DGPルールも何やら不穏。やはり映画は……?

 また、OPでは現在公開中の映画のワンシーンが公開されるとともに、ギーツワンネスの外見も明らかとなりました。シンプルな色合いのギーツⅨに対してカラフルなギーツワンネスは、英寿を信じる人々が一つとなった……という感じが強く出ていて良いですね。英寿一人の到達点がギーツⅨ、ライダーたちの到達点がギーツワンネスといったところでしょうか。


 そんなこんなで次回放送は8月13日!……え?何で?ひろプリは放送するのに?……開会式!?30分だけ!?キングオージャーはいつもどおり!?何だこの謎スケジュール!?
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「映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐」を見て

2023-07-29 05:42:03 | 仮面ライダーギーツ
「映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐」を見ました。若干のネタバレを含みます。

 本作では突如ジャマト世界樹が街中に出現。対処にあたる景和、道長、祢音らのもとに英寿も駆けつけたものの、謎の二人組メラとメロの手によって世界は4つに分裂し、英寿も4人に分かれてしまうことに……というところからスタートするので、テレビシリーズとは異なるパラレル、いつかどこかの時間で開かれたデザグラという見方も出来ますが、登場時の英寿のセリフが個人的にひっかるんですよね……もしかして本編後という可能性も……?

 ともあれ英寿が4人に分かれるという異常事態!……なのですが、当の分かれた英寿たちからはイマイチ危機感が感じられません。普段とはあまりにも違いすぎる英寿に、映画館でも思わず笑いが漏れていました。騒いじゃダメ!ってのは大事なマナーですが、あれは笑ってもしょうがないです(笑。
 4人の英寿には異なる特徴があるのですが、特に道長と同行していた英寿がツボでした。あれは「○○○の英寿」っていうよりは、アホの子っていうか……先日の放送で「俺はギーツを信じる!!」と、長いことライバル視していた道長から英寿に対する全幅の信頼の言葉が発せられるという熱い展開があっただけに、より一層道長が可愛そうに思えてなりませんでした(笑。まさか道長も英寿相手にあんなことをせざるを得ないとは、夢にも思わなかったでしょう。オーズやフォーゼでも見られたあの件、割と好きです。
 「こんなの英寿じゃない!」と揃って解釈違いを起こす景和たち。そんな笑えるシーンから、では「浮世英寿」とは何か。何をもって「浮世英寿」と認識していたのかという真面目な話に移り変わっていく過程も面白かったですね。ケイロウ=丹波一徹ならではの役回りも印象的です。

 そんな騒動の元凶たるメラ=Xギーツとメロ。願いの良し悪しはともかく、誰もが己の願いのために必死に戦っていたデザイアグランプリ出場者たちとは異なり、ただの遊び感覚で世界滅亡ゲームを仕掛けてくるヤベー連中でした。しかも彼らの口から明かされた未来もかーなーり衝撃的でしたね……ジーンたちのいる未来と同じ未来なのか、それよりも更に先の未来なのか……いずれにしろ、テレビシリーズでもこの設定は語られるのか、気になるところです。
 当初Xギーツの情報が公開された際には、その外見から冷酷無比な悪役を想像していましたが、お出しされたのはふざけた愉快犯。ですが、それだけに「こんな奴に世界を滅ぼされたくない」という感情が強くなりますし、命懸けで世界を守ろうとする英寿たちの真摯さが伝わってくるため、結果的には良いキャラクターでしたね。メロも変身こそしないものの、英寿たちとの対比になる良い役回りでした。


 圧倒的な力を誇るXギーツに対抗する道長たちのバトルは熱かったですね!あの技をあんな風に使うとか、さすがゾンビバックルで戦い続けてきただけのことはあるなって……ジャマトグランプリあたりの道長は正直魅力に欠けていましたが、最近かなり持ち直してきていたので、映画でも良い活躍をもらって嬉しいです。景和も必死に食らいつく様がカッコよかった。ここ最近復讐者の面が強かったので、久々に真っ当な?景和が見られてホッとしました。


 そして今回の目玉といえば、やはり!……いや、去年は仮面ライダー五十嵐が中盤に出てきて以降出番無かったから「やはり!」ではないな、うん……ともあれ、今回鍵を握るのはギーツワンネス!その変身と活躍は予想外の連続でしたね。
 まず変身アイテム。過去ドライブとゴーストのアイテムセットが発売されたことはありましたし、ドライブと鎧武が互いの力をその身に宿したことはありましたが、まさかこういう変身アイテムが来るとは……今後はこういうアイテムが基本になっていくんですかね?具体的な変身過程は映画館で見ていただきたいのですが、一言でいうなれば「プリキュア」かなと(笑。

 続いて活躍。良かった……雑魚撃破で終わらなくて本当に良かった……(汗。その反面、ギーツⅨの活躍は少な目ですが、その能力の高さは発揮されていたのでヨシ!
 で、ギーツワンネスとXギーツの戦いにおいては、互いにけん制し合うような描写が印象に残りました。まさしく狐と狐が化かし合っているかのようで、面白い戦いでしたね。中でもギーツワンネスがとある物を利用して戦うシーンは、あまりのカッコよさに惚れ惚れしましたね。あんなん見せられたら、ギーツワンネスに変身したい欲抑えられるわけないじゃん……

 だというのに、よりにもよってそのカギを握る変身アイテムの入手方法さぁ……確かにプレバンだと発送される頃には冬だろうから、タイミングを少々逃している感は否めませんが、だからといってあの方法はハードル高くないです?
 

 
 ツムリも普段より英寿のお姉ちゃん感強くて可愛かったし、お馴染みのセリフの改変はいつ聴いても良いものだし、和服祢音可愛いし、そんな祢音のお姉ちゃん感ある冴も頼もしかったし、ウィンは「英寿のよき理解者の筆頭」とパンフレットでべた褒めされるし……みんな良い活躍をもらっていたなと。

 幾度となくデザ神になってきた浮世英寿。彼の一番の魅力は何だったのかを改めて認識させられる作品でした。ありがとうございました!
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仮面ライダーギーツ 第45話「創世Ⅶ:願いのゆくえ」

2023-07-23 09:35:12 | 仮面ライダーギーツ
仮面ライダーギーツ 第45話「創世Ⅶ:願いのゆくえ」

 「ダパーン、衝撃の参戦!」……(ダパーンっていつ出たんだっけ……?)……あ、そんなに序盤でしたっけ!?「前のデザグラにエントリーしていた人で、人類滅亡を願ってた危ない人」簡潔な説明は助かりますが、あまりにも久々過ぎるのに少々主張が激しすぎる気がしないでも無いです(汗。

 ベロバは奏斗=ダパーンに復活の機会を与えたのに加え、世界のバッドエンドを望むオーディエンスからのサポートを受けつつ、母親との買い物を楽しむ祢音と交戦。戦闘では祢音に分があったものの、母親を狙うという卑劣な手段を取られては戦いどころではなく……でもバッドエンドを願うオーディエンス、支援するにしてもウォーターってどういう判断なんですかね……?いや一般人には十分な凶器でしょうけれども。

 そして始まる英寿VS景和。景和側の強みとしては、ブジンソード以外にもモンスターによる接近戦、ブーストによる火力とスピードの増強といった具合に、状況に応じて戦法を変えられる点ですね。ビルドVSエボルにおいて、敢えてハザードフォームに変身して戦法を増やしたのを思い出します。
 その戦いの結末は……最強フォームたるギーツⅨの格も、ブジンソードの強さも落とすことなく、上手いこと決着させましたね。これまで散々人を信じて痛い目を見てきた景和が、今度は人を信じることに躊躇いを覚えるという展開が印象的です。
 ですが、それでも根っこは桜井景和。信じたいという思いは消えたわけではない。そんな彼を信じさせるためにも、英寿は遂に……!この感じは紘汰さん以来でしょうか。どことなく声が普段と違っているのもカッコいいですね。

 果たして世界は元に戻ったのか。戻ったとして、果たして何が始まるのか。いつものように「創世:F」とはなっていない点も含めて、まだ創世の物語は終わりではないのでしょうね。

 映画のキャラクターも登場しつつ、次回は道長VSベロバ!
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仮面ライダーギーツ 第44話「創世Ⅵ:ネオン、かがやく」

2023-07-16 09:30:52 | 仮面ライダーギーツ
仮面ライダーギーツ 第44話「創世Ⅵ:ネオン、かがやく」

 死力を振り絞り愛する娘・祢音を守り切った光聖。そんな彼の目には幼き日の娘の幻影が祢音に被って見えました。あの少女があかりなのか、祢音なのかは分かりませんが、そのどちらにしても大事な愛する娘であることに変わりはないからこそ、目の前にいる祢音を愛おしく抱きしめたのでしょうね。光聖の祢音への愛情がこもった優しい口調や、娘を傷つけようとするものへの荒々しい叫び声などと合わせ、非常に良いシーンでした。
 ここで気になったのは一旦手を引いたベロバです。後々光聖の息の根を止めようとしたのであれば、この状況でもやれたはず。それをしなかったのは、この状況ではどちらの不幸も見られそうになかったから、幸せな家族をまざまざと見せつけられたから、ですかね?

 一方道長は単身景和に会いに行き、「ギーツを信じて、元の世界に戻すんだ!」と彼の説得を試みますが、当然聞く耳など持つはずもなく。
 力で劣るのは理解しているはずなのに、それでも「力ずくでも連れて帰る」と言える道長の精神力よ……それを理解しているからか、初っ端から大技を奮い、更には壁際に追い詰められた際にはリボルブオンで逆転!愛用のゾンビバックル一本で奮闘する様がカッコよすぎる……残念ながら勝つことは叶いませんでしたが、それでもその姿は最高に頼もしかったです。
 そして両親からの愛に気づいた祢音は「鞍馬家の人間」鞍馬祢音として戦線復帰!ギャーゴのIDコアがナーゴに変化したのは英寿の力が関わっているものの、そもそもギャーゴが「祢音の幸せ」を願って生み出された存在だからでしょうね。祢音の幸せを守るために、祢音に戦う力が与えられたのだろうなと。光聖の願い、いわば幻想から生まれた祢音が幻想の力を奮い、ベロバを圧倒する様は魅力的でした。
 にしてもベロバの役者さん、本当に演技上手いっすね…… 苦悶の声が真に迫っていて凄かったです。

 世界平和を願っていた景和が自分自身の世界が平和であることを望み、「自分だけが幸せになれればそれでいいのか」と問われる。
 誰よりもギーツを敵対視していた道長が今となってはギーツの頼もしい仲間。
 本当の愛を欲していた祢音が、知らぬ間に周囲に愛を与えていた。
 他人の不幸を願っていたベロバが、今となっては誰よりも不幸。今回はリボルブオンのように、様々な状況が逆転しているのが感じられました。


 さて、創世の力を宿して無敵かと思われたギーツでしたが、ジット曰く「孤立すれば創世の力は弱まる」とのこと。今回のように信じる者がいればその力が強まる反面、デメリットも存在すると。
 そんなギーツを狙うタイクーン。次回はいよいよギーツVSタイクーン!映画もそろそろ!映画では景和が味方っぽいですが、時間軸はパラレルなのかどうか……
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仮面ライダーギーツ 第43話「創世Ⅴ:その名はギャーゴ!」

2023-07-09 09:36:29 | 仮面ライダーギーツ
仮面ライダーギーツ 第43話「創世Ⅴ:その名はギャーゴ!」

 景和によりデザグラの犠牲者が蘇った世界に創りかえられた……ものの、そこは誰も幸せになれないディストピア。犠牲者の中には案の定救いようの無い悪党がいたため、結果として景和の家族は再び犠牲になる羽目に。一瞬元の景和に戻ってしまったのが何とも哀しい……
 力ではギーツⅨやバッファが圧倒しているものの、如何せん相手の大半は生身の人間。寄生ジャマトの件も含めて、改めてエグゼイド終盤を彷彿とさせる描写ですね。ここでの出番こそ僅かでしたが、さらりと創世の力を使って柱を元に戻すギーツⅨ、カッコよすぎでは?

 「叶える世界を誤った」とは、この世界をバッドエンドに導くために送り込まれたゲームマスター・ジットの談。改めて女神の力で世界を作り変えるためには英寿が邪魔。ということで景和はケケラたちに操られるかのように、ギャングライダーのヘッドになることに……
 この状況、以前の景和に言わせれば「誤った世界を叶えた景和に罪を償わせる」べきではないでしょうか。だというのに、ケケラたちに唆されている部分もあるにせよ、自分の行いの愚かさを棚に上げて、責任から逃れようとしているようにも思えます。あまりにも虫の良すぎる話では?


 そんな中、鞍馬家の話にも進展がありました。かつて光聖があかりを失った記憶を抱いたまま、新たに祢音の誕生を願ったのはあかりの記憶を、愛を忘れたくなかったから……なるほどなぁ。「大切な人の死」という辛い記憶を失うことは、その人を愛した記憶も失うということ。大切な人の死を覚えていることは幸か不幸か。きっとその両方であり、幸福・不幸という言葉では簡単に言い表せないものなんでしょうね。
 そしてあかりを誘拐した犯人までもが現われ、今度は祢音に定められることに。娘の絶体絶命の危機に、遂に光聖が仮面ライダーギャーゴとして立ち上がる!「父親ライダーって良いよね……」と言おうかと思いましたが、ろくでもない父親ライダーが頭をよぎったので止めておきます(笑。

 個人的に「変身」の言い方がめっちゃ好きです。何というか、安心感を覚えさせる言い方に感じたんですよね。「今から父さんが救い出すからな!」的な感じ、大好きです。「私の娘に手を出すなー!!」という絶叫もまたカッコよかったです。娘を守る盾となり、相手を退ける爪となる武装のセンスもまた良いなぁ……


 次回はナーゴ復活!
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仮面ライダーギーツ 第42話「創世Ⅳ:女神完成 闇の刃」

2023-07-02 09:36:24 | 仮面ライダーギーツ
仮面ライダーギーツ 第42話「創世Ⅳ:女神完成 闇の刃」

 ギーツワンネス……?「ワンネス」で調べると「唯一」とか出てきますけど、劇中で別れた英寿が一つになって唯一のエース=ギーツワンネスになるのかな?

 さてタイクーン・ブジンソードに変身した景和の一撃により道長はリタイア……かと思いましたが、さすがゾンビ、しぶとい。ですが元より景和は殺して楽にするつもりなどなく、沙羅の命を奪った苦しみを生き続けることで味わわせようとしていた様子。その後ツムリに接する様や、英寿への態度など、狂気度が一層増しているのが伺えます。如何にもな悪のボスではなく、一般人の服装というのがまた怖い。祢音に対しては比較的穏やかだったのは、沙羅と親しくしていた人物だからでしょうか?
 にしても英寿から「ツムリに罪は無い」と言われた時の「はいはい、またその話ね」みたいな態度が腹立つなぁ!(笑。そしてこの期に及んでまだミツメに罪を償わせなかった云々を言い出すのか……仮に彼女に罪を償わせていたとしても現状が大きく変わったとは思えないんですよね……結局大智がパラサイトゲームを仕掛ける流れになったのは変わらなかったのでは?

 そして養分にした人間の人格や記憶を受け継いだ大智は、沙羅の記憶も獲得済み。どこまでも沙羅を蔑ろにする景和は当然ぶちギレてブジンソードの力で圧倒。「悲しき涙を仮面で隠す戦士のことさ」と語るケケラの策にはまってしまったようで悔しいですが、BGMも相まってマジでカッコいいからズルいよなぁ、タイクーン・ブジンソード。

 一方で道長は「自分はどうなってもいいが、他の人間は別だ」と、景和にボッコボコにされても、デザグラプレミアム会員の特権で怪人への変身能力を得たケケラ&ベロバを相手取っていました。力及ばずとはいえ、単身抗い続ける様はカッコよかったですね。久々にコマンドフォームも見られて嬉しかったです。フィーバーといいコマンドといい、何だかんだで使われ続けるの良いよなぁ、ギーツ。

 
 そしてジットらによって第2の女神にさせられようとしていたツムリ。最後の最後で抗いこそすれ、ほぼ意思は無くなってしまった様子。加えてデザグラの犠牲者が蘇った世界ということは、決して良いことばかりとも言えない気がするんですよね……加えて沙羅はデザグラの犠牲者ではなく、パラサイトゲームの犠牲者だから蘇らないとかありそうな気がする……
 果たして英寿は姉を救えるのか。金のヤマネコライダーは一体何者なのか。気になるところで、また次回。
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