ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第50話(最終回)「えんができたな」

2023-02-26 11:04:29 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第50話(最終回)「えんができたな」

 ソノヤの笑顔がさすがの一言に尽きる。

 さて、最終回を迎えたドンブラザーズ。前回から記憶が怪しかったタロウですが、それは役目を終えたために記憶をリセットされつつあったためだと発覚。戦いが終われば、記憶を一新して戦いとは無縁の人生を送る……この時、ドンモモタロウの体が赤から白黒へと変化していました。もしかしてマスター=介人=ゼンカイザーブラックも、「ゼンカイジャー」としての役目を終えて休んでいた、ということだったんですかね?
 結局最後まで「トゥルーヒーロー」であること以外は謎に包まれた介人でしたが、もしかすると彼も戦いとは無縁の人生を送ろうとしていたものの、何らかの理由で飛び散ったアバタロウギアを集めるべく、ドンブラザーズのサポーターとして最低限の役割を与えられた、ということでしょうか?ここら辺、ゼンカイVSドンブラで明らかになるのかな?


 あれだけ「縁」を大事にし、「ドンブラザーズ」としてお供たちと紡いだ縁の良し悪しを気にしていたタロウが、彼が望まぬ形で縁を断ち切られていくというのはあまりにも酷。
 しかし縁は一度切れたら終わりではなく、切れる縁もあれば、繋がる縁もある。切って繋いで、結び目はどんどん固く強くなっていく。最後に見せた名乗りはこれまで繋いできた縁の集大成といった感じで、過去一の名乗りでしたね!まぁ、名乗ったこと自体が少ないうえに、ちゃんと揃っていたことなんて殆ど無いのですが(汗。それもまた一期一会なのかもしれません。

 ラストはまさしく「めでたし、めでたし」。敵だった脳人とも打ち解けた鬼頭はるか先生が笑う、ドーン!なハッピーエンドを迎えることとなりました……


 「あれやこれやと次々詰め込まれてお祭り騒ぎのような30分でした。ただ、楽しめたかというと……正直困惑しっぱなしで、あんまり楽しめませんでした(苦笑。お祭りを一緒に楽しんでいるのではなく、いきなりお祭り騒ぎに巻き込まれた感じが強いです。はるかの境遇を味わっている感じ。」
 振り返ること一年。第1話で私はこんなことを書いていました。ゼンカイジャーも大概ぶっ飛んでいたのに、それを上回る破天荒な物語。互いの素性を知らない、名乗らない、ロボに乗らない、ヒトツ鬼になった人間を見殺しにする、すぐ闇落ちする、映画の勢いが尋常ではない、三回もヒトツ鬼になる……挙げればキリがないほどにハチャメチャな物語が展開されていました。

 私が見てきたどのスーパー戦隊とも違い、スーパー戦隊らしくない物語もありました。しかしEDの歌詞にあるように「チガイはマチガイじゃない」。「他のスーパー戦隊と違う」と感じられた部分は、ドンブラザーズにとっての長所であり、ドンブラザーズがオンリーワンになれた証だと思います。こんなに破天荒で、常識破りで、謎めいて、笑って泣けるドンブラザーズを一年見続けられて、本当に楽しかったです。


 同じヒトツ鬼と戦いながらも、スタンスが異なる脳人三人衆。初期のミステリアスな雰囲気はどこへやら、すっかり感情豊かになりました。
 ソノイは最終回でも振り返った「月」の話が印象的でしたね。最終回では記憶が薄れるタロウをサポートしていたものの、遂には自分のことすらも忘れてしまったタロウの前でグッと涙をこらえ、偶然を装っておでんを楽しもうとする様が涙を誘いました。
 愛を知りたがっていたソノニは、翼と逃避行を続けている模様。ソノニは……まぁ警察を襲ってしまってますし、翼も知らぬこととはいえ狭山刑事(の獣人)を倒してしまっていますから、追われる理由が無いことも無く。ですが、本当に良い笑顔をしていましたね。白い衣装に黒い帽子が良く似合っています。
 いつの間にやらすっかり編集長が板についていたソノザ。当初はつよしとの交流が多くなると思っていたので、はるかとの絡みは予想外でした。漫画を通じて学んだ「笑顔」を、より多くの人に届けられるように努力している様は好感がもてます。
 ムラサメも数奇な運命をたどることとなりましたが、いつの間にやら落ち着く場所を見つけたようで何よりです。束縛から逃げ続けた翼の手に落ち着く、という点では似た者同士だったんだなと。
 
 「処刑」「闇落ち」と登場直後は不穏な雰囲気を醸し出していたジロウ。ですが、何だかんだで気づけばドンブラザーズの末っ子のようなポジションに収まり、仲間からの信頼も得ていました。まさしく「みがわりジロウ」であったとは、登場当初は予想もつかない展開が彼を待ち受けていました。精神的に成長した後の姿は頼もしく、最終回でドンブラザーズのセンターで変身する様にも全く違和感がありませんでした。タロウが不在でも、ジロウがいるなら大丈夫だと思えたのでしょう。

 真一は他のメンバーに比べるとやや影が薄いようにも思えますが、彼もドンブラザーズには欠かせない人物。序盤でちょくちょく見せていた、人助けのためにサルブラザーに変身する様が結構好きでした。そして、その精神こそがドンブラザーズには欠かせないものであることを知った時には驚かされましたね。
 「面白い」で済ませるタロウ、ソノザに肩入れするはるか、みほのこととなると収拾がつかなくなるつよし、そもそも所在不明だったため頼れない翼……そんな中で比較的常識人で俯瞰的に物事を見れていた真一の立場は重要でしたし、「9人のドンブラ」誕生の、最後のピースをはめ込んだ瞬間は最高にカッコよかったですね。

 タロウから「名前のように強く生きろ」と言われたつよし。本作のオンリーワン性を語るうえで欠かせない人物が彼だと思います。
 少々頼りない人物かと思いきや、みほちゃんが絡むとヒトツ鬼を脳人に倒させるわ、自らヒトツ鬼になるわと、「ヒーロー」としてあるまじき行為を見せ続けたつよし。そんなつよしの性格は、最終回で彼が語った「これからも人々を守るために生きようって。それが自分を救うことになるような気がして。構いませんよね?自分のために戦っても」。言葉に集約されていました。
 愛する人を傷つけた奴が許せない。大切な人を守りたい。人間として当たり前の感情と欲望をもっていたつよし。一般人がヒーローになったというよりは、一般人がヒーローの「力」を手に入れたらどうなるか?を体現していた人物だったかと。
 それでいて、ドンブラザーズの選ばれただけのことはあり、人々を守りたいという意思があることは、避難を誘導していたことからも理解出来ます。ある意味で最も視聴者に近い存在だったのではないでしょうか。
 みほという夢を見続けていた彼に待っていたのは……良かったねぇ……本当に良かった。

 一方、翼はといえば……こちらもまた、ドンブラザーズに選ばれたのが納得のメンバーでしたね。夏美とみほの問題でつよしと衝突し、彼から裏切られ、攻撃を受けることもあったものの、それでも彼の善性を信じ続けた人格者でした。その優しさ故に求め続けた女も手放してしまうこととなりましたが、夏美が去った後に叫び声を発した時点で踏ん切りをつけていそうな印象を受けました。
 「俺は戦う。誰かを愛しているもののために、誰かに愛されているもののために…」そう語る彼に「などと申しており…」と言ってくれるものは側におらず、枕にするのは自分の両手。けれども満足そうなその顔が、彼の全てを物語っているように感じました。
 長い間、本当に長い間、イヌブラザーであることを知られていませんでしたが、知れ渡った途端に話がスイスイ進んでいくのは面白かったですね。

 「トウサク」という不名誉なあだなを「可愛い」と言える鋼メンタルの持ち主・はるか。思えば本作は彼女がドンブラザーズの一人、オニシスターに変身したところから始まったんだなぁ……と。当初は視聴者と同じ立場で、訳の分からない状況に混乱しつつも「戦士だし!」という、ただそれだけの理由で戦える様は紛れもなくドンブラザーズの資格者でした。
 彼女の行動はどれを取っても可愛く、面白く、そして面白い。いつしか立派なドンブラザーズになっていく過程も楽しませてもらいました。最後に見せた感慨深げな表情が、彼女にとってドンブラザーズが、桃井タロウがどんな存在だったか全てを語っていましたね。
 
 そしてタロウは……最早語るまでも無い、個性の塊にしてオンリーワンの存在。一年間見続けた「縁」は切りたくても切れるものではありません。最後に見せた笑顔と声は、まるで1話のように明るく爽やかな感じだったのがまた良いなぁ……


 といった感じで、ドンブラザーズは最終回を迎えてしまいました……終わったのに終わった感じがしないのは、彼らとの縁は「最終回」ごときでは切れないと、どこかで感じているからかもしれません。ありがとうドンブラザーズ。本当に、楽しかったよドンブラザーズ。これからもよろしくドンブラザーズ……
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第49話「さいごのおもいで」

2023-02-19 10:22:14 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第49話「さいごのおもいで」

 ルミちゃんの料理すら伏線だったとは恐れ入る。

 さてソノイたちも加わった新生ドンブラザーズ。相変わらず個性の塊みたいな彼らですが、少しずつ変わっていました。
 はるかは「トウサク」のあだ名にもめげず、努力を続けた結果連載が決まりそうとのこと。それを真っ先に喜ぶソノザは本当に良い笑顔を見せるように。
 ジロウは二つの人格が一つになったことにより、タロウ曰く「普通」になった。落ち着いた頼もしい雰囲気を醸し出しており、ソノイも敵対心をむき出しにされていたあの頃とは違うと彼から感じ取っていました。

 一番意外だったのが翼、夏美、つよし、ソノニの関係でした。翼がつよしに前に進んで欲しいという気持ちから夏美と引き合わせた後、予想外の展開が繰り広げられました。みほは夏美が見ていた夢。覚めて忘れる夢もあれば、覚めてなお鮮明に覚えている夢もある。そういうことでしょうか。
 夏美が取った行動も、翼がポイントを使ったことによる代償なのかもしれません。かといって、あの時ポイントを使わずにソノニを見殺しにしていれば、それこそ後味の悪いものとなったでしょうし、ポイント関係なしに夏美の心は離れていったかもしれない。そう考えると、ポイントの使用により不幸が訪れても、彼を変わらず慕い続けてくれるソノニが残ったのは幸せと考えるべきでしょうか。しかしソノニ様、最初の頃の高圧的な印象はどこへやら。すっかり翼に一途な乙女と化していて、そのギャップが魅力的ですね(笑。

 少しずつ変化してきたドンブラザーズ。それはタロウも例外ではなく……いつも一番でいたいと言っていたタロウは、強さに興味を無くしていたばかりか、ソノシゴロクの顔も忘れてしまっていた様子。マスターもタロウの誕生日を勘違いするというミスをやらかしていました。これは一体どういうことなのか。
 次回でドンブラザーズは最終回。つまりタロウの役目は終わり。故に戦って誰が強いとか決める必要も無いし、仲間の名前はともかく、割と最近出てきた敵の名前を覚えておく必要は無い。本来誕生日を迎える時には、放送は終了しており、作中で祝えないから今回祝った……そんな理由でしょうか。


 約一名、特に変わった様子が描かれなかった人物もいましたが、彼の変化は前回描かれたので今回わざわざ描く必要は無かったのでしょう。
 それぞれが穏やかな時間を過ごす最中、ドンブラザーズの多分作中で一番ある意味変わり続けた人間・大野稔。彼に目をつけたソノシゴロクの手により、何と王様鬼に変貌!分身の色はちゃんとキングオージャー準拠!……あの、そういうのってドンブラザーズVSキングオージャーとかでやる内容ではないかと……あぁ、そうか。まだ暴太郎鬼が残っているから大丈夫か。
 ラスボス候補か!?と思いきや、タロウの前では赤子同然。その強さを目の当たりにしたソノイとジロウは何を想うのか。


 主人公の死を総出で喜べるのはこの作品だけ!といったところで、次回最終回。果たしてタロウの身に何が起きているのか。結局マスター=ゼンカイザーブラックとは何だったのか。ソノナ、ソノヤとは何者か。夏美とつよし、ソノニと翼はどうなってしまうのか。「めでたしめでたし」で締めくくれるのか。色々と気になるところで、また次回。

 ……あの、でも、本当に来週で終わりなの?まだまだ続く気がしてならないんですけど。なんなら私、キングオージャーのキャストが公開されるまで「ドンブラザーズのメンバーがそのままキングオージャーになるんじゃないか」とまで考えていたんですけど(汗。これほどまでに終わりの実感がない作品ってのも珍しいなぁ……
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第48話「9人のドンブラ」

2023-02-12 10:19:02 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第48話「9人のドンブラ」

 さて、二体のヒトツ鬼により吸い込まれてしまったタロウとつよし。ですが、この状況においてもドンブラザーズと脳人たちの関係はぎくしゃくしっぱなし。ようやく色々な事実を知れた犬塚翼さんでしたが、何も知らなかった方が幸せだったと思うように。戦闘時のみの付き合いだった方がシンプルで良かった、というのも分からなくは無いです。仕事上で付き合っているからといって、プライベートでも付き合えるかというのはまた別の話でしょうしね……

 しかし仲間になったとはいっても、脳人は脳人。今のソノイたちがヒトツ鬼を倒せば、ソノシたちが倒した時と同様にヒトツ鬼と元になった人間は消滅してしまう。タロウとつよしのみならず、次々に吸い込まれていく仲間たち。残るは真一とソノイ、ソノニ、ソノザの4人だけ。ここからの展開が熱いですね!ソノシたちの油断に救われた面もありましたが、互いに互いを信じ、敬った結果生まれた見事なチームワークで窮地を脱していました。「タロウの剣だからヒトツ鬼を消滅させなかった」のではなく、ソノイたちもドンブラザーズとして認められたからこその結果でしょうね。
 事情を察していたソノイですら読み切れなかった真一の行動。あれがあったからこそ、より一層絆が深まったのでしょう。人間の感情は複雑ですが、だからこその面白さがあのシーンには詰まっていたと思います。


 その一方で、ますます親交を深めるはるかとソノザ。ムラサメをはるかの漫画で鎮めたのにもちゃんとした理由があったとは……「お前におごってもらうのは、お前が売れっ子漫画家になった時だ!」本当、良い顔をするようになったなぁソノザ。当初はつよしとソノザの絡みが多いのかなと思っていましたが、よもやはるかとこんな風になろうとは、想像もつきませんでしたね。

 で、何も知らなかった方が幸せだった犬塚翼さんはといえば、ポイントの代償で再度指名手配されたうえに、ソノニとの関係性を夏美から問われてしまうことに。「うんぬんかんぬん色々あって」で通じなかったら、もうどうしようもないんじゃないですかね(汗。

 そして意気消沈のジロウは闇ジロウから励ましを受けて「僕は……僕になる!」と決意し、闇ジロウと一体化。どこか幼さが残っていた顔つきから、より精悍な顔つきとなりました。てっきりラスボスの可能性も無くは無いと踏んでいましたが、もうその心配は無さそうです。お供を始末しようとしたり、圧倒的な闇落ちスピードを見せたりと不安な面もありましたが、もうすっかりヒーローの顔ですね。でも、何だかちょっと置いてけぼり喰らっている感じがしなくもなく……

 個人的に印象的だったのはソノイがタロウのみならず、「雉野」「真一」とそれぞれを名前を呼んでくれたシーンでした。プリキュアもそうですが、名前呼びは良いものです。

 そんなドンブラザーズもいよいよクライマックス。謎の王様おじさんとは一体……?ドンブラザーズを終わらせるのが、次回作のテーマである王様ってのが何とも(笑。
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第47話「ドンノーかいぎ」

2023-02-05 10:15:20 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第47話「ドンノーかいぎ」

 ギーツ:果物型爆弾が転がってくる
 ドンブラ:ソノシに襲撃される
 多分同じ場所ですが、あそこは特異点か何かで?

 喫茶どんぶらで開かれるドンブラザーズと脳人による「ドン脳会議」。その場にはソノイを獣人の森に送った張本人である桃井陣も登場。初めは威厳たっぷりでしたが、トゥルーヒーローこと介人が喫茶店で働いていると知り一気に恐縮。続いて砂糖をこれでもかと入れたプーアル茶にご満悦……そういえばこの人も面白枠でしたね(笑。

 で、本編が半分過ぎたところで、ようやく本題に入りました。ドンブラザーズに入りたい脳人たちと、「面白い」を理由に受け入れようとするタロウ、懐疑的な真一、曖昧なはるか、とにかく反対する気分のつよし、新人故に棄権する翼……と意見はバラバラ。陣から「ドンブラザーズに「オニ」がいる理由」という、ここに来て割と重要っぽいことを言っても決まり手にはならず。
 「犬塚翼。あんたの意見も聞きたいが」と、タロウが翼に対して命令口調でなくなっていたり、翼が自分のために不幸を承知でポイントを使ったと知り「私のためにそんなことを!?」と完全に乙女な声色で喜ぶソノニ様……などなど、色々ありましたが話は全くまとまらない。タロウの「飽きてきた」発言はまさに絶妙なタイミングでしたね(笑。

 そしてその議論に決着をつけたのは、まさかの連中でした。いやいやそんなのアリか!?と思いきや、更に予想外の展開が待っていました。ドンブラザーズと脳人がくっつくかどうかで揉めている最中に現れたのは、揉めたカップルが変貌した電撃鬼と世界鬼。性能はシンプル故に強力でした。消えた人はそれぞれのヒトツ鬼を倒せば戻ってくるかもしれませんが、同時に倒さないと、何度でも繰り返しヒトツ鬼になりそうですね、あのカップル……

 
 予想外の強敵の出現に驚く一方、「みほは獣人」とウソをつけないタロウに言われたことで事実を受け止めざるを得なくなったつよし。今回は終始ご機嫌斜め。行き場のない怒りを抱いていますが、彼が納得のいく結末って何なんですかね……?
 そして、今回は会議に参加することなく、一人きりになった村で落ち込みっぱなしのジロウ。次回予告を見るに、ルミちゃんたちが幻であったことを認めつつ前に進む流れでしょうか?髪形が違って見えるのは、光と闇のジロウが一つになったからかな。

 そしてキングオージャーの予告も始まりました。始まりましたが、何でしょうね、まだまだ、この先もずーっとドンブラザーズが続いていきそうな気がしてしまうのは(汗。
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第46話「なつみのよのゆめ」

2023-01-29 10:18:42 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第46話「なつみのよのゆめ」
 

 さて前回ペンギンの折り紙を食べ、獣人の森に迷い込んだタロウ。そんな彼を探しまわる翼ですが……すっげぇ頼りになりますね!月の満ち欠けの異変に気付くの優秀過ぎない?本当、最初から彼が味方になっていたら……でも、タロウとは相性が悪いし、みほにもっと早く会っていたら余計つよしとこじれそうだし……タイミングとしては、各々がある程度事情を把握した今がベストだったのかもしれません。正体バレのタイミングについても説得力をもたせるの、凄いなぁ……
  
 さすがにタロウをコピーするのは気が引ける獣人たちですが、その中でも勇気のある獣人がタロウをコピー。まさかコピーした獣人も、あんな末路を辿ることになるとは思いもしなかったでしょうね。自我の塊みたいな相手をコピーしたのが間違いでした。そりゃあんなん見せられたら、森から出たくもなくなりますわ……

 
 一方脳人をクビになったソノイ、ソノニ、ソノザ。ソノイは手を組みたいというが、真一は誠意を見せるようにと提案。こういう時には割と頼りになるなぁ……と思ったら、ソノニの「俳句を教えてくれ」であっさり受け入れそうになってしまったのには笑いました(笑。しかし、ソノニが真一の名前を覚えていたのは少々意外でした。てっきり翼のことしか興味がないものだとばかり。
 そして「一般的に誠意=金」と説明するヒーローの中のヒーロー。漫画の古本やエステ、そしておでんに支給金を使ってしまったため、お金はない。ならばと「許しの輪」を求めて獣人の森へとたどり着いたソノイ……はて、ソノイは森への行き方を知らないはずでは?タロウたちがジロウの故郷に行ったという言葉をヒントに追って来たとか?それとも別に協力者が?


 そして、何だかんだで仲間の危機にはちゃんと変身して戦う意思を見せるつよし。人々に避難を呼びかけたりと、ヒトツ鬼になったり仲間を襲ったりすることもあれば、こうしてヒーローらしい一面も見せるからこそ、ずっとドンブラザーズとして戦い続けられているんだろうなと。


 獣人たちは人を犯した罪を償うためにが故に森で暮らすこととなり、獣人に囚われた人々も、脳人に消された人々も元通り。ですが、これでめでたしめでたしとはいかない模様。人々が解放されたが故に獣人は不可殺の者ではなくなった。それはみほも同じこと。あの森にいる獣人たちはタロウに恐れをなして人を襲うこともないでしょうが、現在街に存在している獣人はまた別の話。
 その結果……夏美は長い長い夜の夢からようやく覚め、夏美の現世における夢として生き続けていたみほは消えることとなりました。夢はいつか覚めるもの。大切な人と再会できた夏美とは対照的に、つよしとみほは別れの言葉も言えないままに別れることとなってしまいました。川を流れるみほが消える様を目撃したものは誰もいない。「桃太郎」の桃も、もしもおばあさんに見つけてもらえなければ、ああいう風に人知れず消えていったのかな……という寂しさを覚える一幕でもありました。

 そしてジロウにはあまりにも辛すぎる事実ばかりが突きつけられることに。「西遊記」にちなんだ名前の友人たちは夢幻のごとく消え、育ての親の命も尽き、誰もいない村にひとりきり。このうえ闇ジロウが望むようにタロウを倒してしまっては、ジロウは本当にひとりぼっちになってしまうのでは?もしやそんなジロウを心配して、ジロウがひとりぼっちにならないように生み出されたのが光、もしくは闇ジロウなのでしょうか。

 
 行方が知れないみほをつよしは探し続けるのか、また狂気に陥ってしまうのか。ジロウはどうやって生きていくのか。獣人の問題は一旦の解決を見たとはいえ、さてどうなることやら……
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第44話「カカむら、ガガむら」

2023-01-22 10:12:41 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第44話「カカむら、ガガむら」

 デリシャス(顔面をスパゲッティに叩きつけられながら)。

 およそ1年近くかけて、ようやく翼がイヌブラザーであることが明らかになり、遂にドンブラザーズは5人勢ぞろい!ですが、お祝いムードはそこそこに、サラッとジロウの故郷の話が始まっているの、実にドンブラザーズだなーと(笑。その翼が気になっているのは、未来がはるかが残した漫画。そこに描かれていたのは「人間をコピーする悪魔はガガ村におり、村の駐在の冷蔵庫が悪魔の森の入り口になっている」というものでした。
 いやー凄いですね!翼が仲間になると、こうも本筋がすんなり進むとは!(汗。もしも翼が仲間になっていなければ……もう1年ぐらいドンブラザーズやってたんじゃないですかね(笑。

 というわけで、駐在でありジロウの育ての親でもある寺崎宅を探すタロウと翼。命令口調のタロウと命令されるのが嫌いな翼とでは相性が悪そうであり、獣人の扱いを巡っては対立してしまうことに。しかし、平時は何だかんだで翼の人の良さや少しずつ変わってきているタロウの性格も相まって、多少はマシな関係性。自分のことを撃とうとしたつよしとは普通に接するものの、タロウとは上手くいかない……何とも不思議な組み合わせですね。
 当の寺崎は話の通じる獣人ではあったものの、ジロウを後継者へと仕立て上げようとしていることが発覚……となると、現在光と闇のジロウが同居しているのは、獣人の折り紙を食べた影響ではないということに?それとも、これまでも食べさせてはいたものの、今回が最後の仕上げだったとか?ジロウに関しての謎はまだ残ったままですね。

 そして、獣人を生み出した責任を感じたタロウは思わぬ行動を取ることに。ドン家としての責任を取ろうとする覚悟は立派ですし、こういうところがあるから普段破天荒なことをしていても、好感が持てるんだよなぁ、タロウ。

 
 しかし一方その頃、翼が仲間になったことも、みほが獣人であることも認めないつよしが「二度あることは三度ある」と言わんばかりに……さすがに3回目ともなると本人も慣れてきたのか、小賢しい手段を取っていましたね。ある意味「鳥は堅実!」な一面を披露したといえなくもないです。でも、実際彼抜きでも本体と両手両足は揃っているから、決定打に欠けるだけで戦えないことは無さそうなんですよね(汗。
 みほがいないと吠えまくり、ある意味では心臓を抜かれたも同然のつよし。故にソウルバードが必要だったガオキング=百獣鬼になってしまったのでしょうか。そんな彼が、同じくキングの名を冠するキングオージャーに敗北したのは何の因果か。

 そんな彼を始末したのは、久々に登場したソノシとその仲間たち。果たしてドンブラザーズ入りを希望するソノニとソノザ、あくまでも脳人としての最後の一線は超えまいと堪えるソノイの取る行動は……


 とまぁ、クライマックスというだけあって、あっちもこっちも大騒ぎ。そんな中、サラッと登場したドンオニタイジンフェイスのキングオージャーはミニプラでボーナスパーツで出たりするんだろうかという、全く関係の無いことも思いつつ、また次回。しかし本筋がすいすい進むな……
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第44話「しろバレ、くろバレ」

2023-01-15 10:24:13 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第44話「しろバレ、くろバレ」

 自然に笑えるようになっているソノザ、良いよね……

 さて、タロウたちは翼から獣人の情報を聞き出そうとするも、翼が知っているのは「獣人を倒せばオリジナルが戻ってくる」ことだけ……しかしその情報は以前タロウが聞いたものと異なっていました。タロウもその違いには気づいていたものの、敢えて口にしなかったのは翼の正体がイヌブラザーだと知らないことに加えて、情報源が獣人自身だから疑わしいところもあったのでしょうね。

 そして久々に外出したみほの獣人と翼は邂逅。最初はドンブラスターのみで戦い、ここぞという場面でドンムラサメで斬りつける賢さよ。最初からドンムラサメを使っていたら、逃げ出される恐れもありますからね。しばらく外出していないが故に、翼がムラサメを所持していることも把握していなかったのも幸いしました。
 さすがに偽物、獣人の姿とはいえ夏美だった者を斬ることに抵抗があった翼は目をつぶっていましたが、その結果……そして、そんな状態であってもなお彼を思い続ける健気さよ……承認欲求モンスターと化した超電子鬼と同じように、自分の事を見て欲しかった。でも、誤った方法で手に入れたものに価値は無いと気づけたのでしょうね。

 瀕死のソノニ。

 ソノニ同様、ソノイやソノザも明らかな変化が見て取れます。ソノザの笑顔もそうですが、今回いつになくソノニに対して感情を顕わにしたソノイから、変化が顕著に感じられました。クールなキャラが声を荒げるシーンって良いよね……
 そんな彼らと今後も戦うことなど出来るはずが……と思っていたら、次回普通に一緒に戦っているのを見て笑ってしまいました。このまま和解ムードで突っ走って欲しい所ですが、果たして。


 一方、未だにみほが獣人であることを知らない、あるいは知っていても無視しているつよしは、みほが翼に傷つけられたと知って激昂。戦隊ヒーロー同士、誤解と強すぎる愛情が生んだ哀しい戦い……ではあるのですが、これまで何度も狂気を見せられていたせいか「まーたやってるよ」と、すっかり慣れてしまった自分がいます(苦笑。
 が、今回はあわやという一幕も。序盤で敢えてタロウの邪魔をして、みほに危害を加えたヒトツ鬼を脳人に処刑させた時のように、みほが絡むと引き金を引くことに躊躇いがなさすぎるの怖すぎません?一応その後は翼と共にヒトツ鬼に立ち向かっていましたが、あれは翼に協力したというよりも「何だかんだ一緒にいることが多いソノニを助けた」と捉えたほうが良さそうな気がしますね。

 そして遂にドンブラザーズ6人勢ぞろい!&同時変身!でも名乗らない!…この微妙なじれったさがクセになりますね(笑。前回の予告では誰か一人が獣人なんじゃないか、あるいは妄想だったりしないかと疑っていましたが、正真正銘の6人同時変身に加えて正体バレとなりました。
 しかし、その場では誰も翼=イヌブラザーであることにツッコミを入れずじまい。目の前の鬼退治のことしか考えていない、と考えると非常にカッコよく思えますね。


 これまで何も知らされていなかったことが、かえって功を奏する結果となった翼。しかしその感情は複雑。あそこまでされて、気づかない翼ではないでしょう。ですが、相手は一度は夏美を翼の手で葬らせようとした人物。好きとか嫌いとか、そんな単純な言葉では片づけられないほどに、二人の過ごしてきた時間が濃すぎます。今更翼の気持ちがソノニに揺れ動くとは考えづらいですし……


 ……そして、ジロウ絡みでは着実に何か恐ろしいことが起こっていました。てっきり彼自身の身に何か起きているのかと思いましたが、そうとは限らない様子。まさかルミちゃんがアイスを食べていたのって、そういう理由……?
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第43話「トキかけナゾかけ」

2023-01-08 10:14:38 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第43話「トキかけナゾかけ」

 正月早々とんでもない絶叫を披露するはるか。これを見聞きできるのもあと僅かかぁ……ゼンカイ、ドンブラと来て至極真っ当そうなキングオージャーが来て、逆に困惑しております(苦笑。

 さて、以前翼を獣人の森から救い出したのが椎名ナオキであるという驚愕の事実が発覚。さらに「存在してはならない」とされるもう一人のドンムラサメの登場、ナオキの正体バレ、ナオキを迎えにとある人物が登場……と正月早々怒涛の展開が繰り広げられております。
 
 ナオキの正体に関しては以前より得意料理が同じなどの共通点が挙げられていましたが、ここに来て最近触れられていなかったポイントが鍵を握ることになろうとは。
 ナオキは今の彼女よりもだいぶ大人びているように感じられたものの、本質的には変わらないようで安心しました(苦笑。それでも普段の大人な接し方が妙にカッコいいというか、頼もしさが感じられる人物でした。
 また、ナオキを迎えに来た人物とも妙に親密でしたが、考えてみればドンブラザーズの中でも付き合いの長い二人ですからね。はるかと同じ頃に戦士になったとして、苦楽を共にしてきた身としてああいう未来があってもおかしくはないと思います。なお、ソノザとも何かあったみたいですが、ソノザの指示通りに漫画を描いたら失敗したとか?

 それにしても、以前マスターが言っていたように、ドンブラザーズの戦いはいつ終わりが来るのか分からないのだと、改めて思い知らされる展開だったなと。オミコシフェニックスを召喚出来たのも、それほどまでにナオキが強くなっていたと解釈するべきか、あちらの世界でタロウに何かあったと解釈するべきか。出会い頭に鉄拳を振るうなんてこと、今の彼女には考えられないことですからね。
 
 また、ナオキを迎えに来た人物がタロウに告げていた「君は夢を持つほど不幸ではない。だから幸せを知らない」という一言が何気に重かったですね。夢を持たないということは、現状に不満を覚えず、ありのままを受け入れているということ。その点では不幸ではない。自分の道を縛られることもなく、叶えた夢にしがみ続けるために努力をする必要もなく、叶えられなかった夢に嘆く必要もない。しかし一方では、夢を叶えた時の喜びを味わうこともない。そういった意味合いでしょうか。


 果たしてナオキの漫画には何が込められているのか。結局盗作問題もポイントを使ってどうこうするのか。まだまだ謎が謎を呼ぶ中で、次回は遂に!遂に6人揃っての変身!……本当に?提供の柱で「集合!?6人のドンブラザーズ!」とあったので、また誰かしらが獣人になっているのではないかと疑ってしまいますね(苦笑。
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第42話「ドンびきかぞく」

2022-12-25 10:04:10 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第42話「ドンびきかぞく」

 クリスマスにはシャケを食え!え?理由?それはうんぬんかんぬんで……

 さてドンブラザーズにクリスマスも年末も関係ない!ということで、今回はタロウが猿原家に荷物を届けに行くと、そこには何故かはるかが妹、つよしが父兼母として存在しており、更に知らない間にジロウと翼がはるかの彼氏という混沌とした状況が展開されていました。サラリーマンに老夫婦、熱血教師……何でも出来るな、つよしの役者さん……

 ともあれ、それらは全て偽りの霊能力者・亀田の手口を暴くための作戦。故に嘘をつけないタロウは作戦に不参加。最初の頃はタロウに振り回される側だったはるかたちが、いつの間にやらタロウを振り回す側になっていたり、タロウはタロウで肉をお供たちと一緒に食べようとしたりと、何だかんだで良い関係性が気づけているなーと。翼の正体を知らぬとはいえ、ドンブラザーズ勢ぞろいで食事をするという和やかな雰囲気も良かったですね。そこに詐欺師がいなければ尚良いのですが(苦笑。
 
 タロウの屈強な精神に恐れをなした亀田は、夜に忍び込んで盗みを働こうとしますが……
 ・ウソをつくと死んでしまうやばいやつ
 ・メンタルがやばいやつ
 ・みほちゃんのやばいやつ
 ・指名手配のやばいやつ
 ・二重人格かつペンギン獣人疑惑のやばいやつ
 ・金にふれるとやばいことになるやつ 
 と、やばいやつだらけの猿原家にはとても太刀打ちできませんでした(笑。

 嘘をつけないが故に本音がこぼれてしまい照れくさそうなタロウ、割と嬉しそうだった翼など、微笑ましい一幕もあったところで、次回は未来の自分とご対面?オニシスターがオミコシフェニックスを使っていますが、あれは一体……?

 にしても亀田の手口。「子供の頃何かを飼っていた。猫かな?」「暗い嫌なものがついている」「犬かな?」「カカシに似てる」……うーん、どれもこれも、誰にでも当てはまりそうなことばかり言ってますね……
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第41話「サンタくろうする」

2022-12-18 10:02:00 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第41話「サンタくろうする」

 サンタの話でルパパトのギアを使うの、どう考えても「シャケを食え!」の流れですよね?

 さて「一般的にサンタは親の扮装だと思われます」子供の口からとんでもない発言が飛び出した今回のドンブラザーズ。いつになく色んな意味でハラハラしながら見ていましたが
 ・脳人の世界は人間の波動で成立しているために、日ごろのお礼としてサンタクロースとしてプレゼントを配る
 ・『サンタはいる』とウソをつけないタロウが発言する
 ・リアルサンタが登場する
 というフォローがなされていたので一安心。サンタさんが誰にも気づかれずに家に入れるのも、脳人がいつもの扉を利用できるから……というのも納得です。サンタさんを疑っていた子供たちも、これで存在を信じるでしょう。「サンタさんはいるのか?」という疑問に正面から突っ込んだドンブラザーズならではの描き方、個人的には好きです。

 そんな中、リアルサンタは子供の要望の変化についていけず、無茶振りに応えようとするがあまり逮捕され、心の傷を抱えたために光鬼に変貌。サンタさんも毎年色んなものを用意したり、子供が何を欲しがっているか調査するのも大変そうなんだなって……逆に、昔から今に至るまで、最も子供たちがもらっているプレゼントって何なんでしょう?
 そんな光鬼相手に珍しくアルターチェンジやアバターチェンジ、更にロボタロウでの戦いも披露されることとなりました。こういうのを見ると年末だなーと思いますね(苦笑。

 最後にはサンタさんになでられて、子供のように嬉しそうなタロウが可愛かったところで、次回は猿原家大集合!で、翼はそのままだと危険物所持で逮捕されそうですけど大丈夫ですか?(汗。
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