ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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機動新世紀ガンダムX 第18話「Loreleiの海」

2023-10-31 19:18:47 | アニメ・ゲーム
機動新世紀ガンダムX 第18話「Loreleiの海」

 前回の一件を通して人と関わろうとするようになったティファ。自ら積み荷を運ぶのを手伝おうとしますが、ガロードやキッドは頼んでも良いものかどうか迷っている風でした。そんな彼女に仕事を任せたのが他ならぬテクス先生!これまでもこれからも本作の名言メーカーの一人であり続けますが、今回は特に印象的な言葉が告げられます。それが「大切に思うのと、大切にするというのは、似ているようで違う。こと女性に関してはな」
 ガロードがティファを手伝おうとしたのは「大切に思う」故。その気持ちももちろん大事ですが、変わろうとしている彼女の気持ちを大切にするのも必要なこと。ガロードがティファのやることなすこと全てを手伝うことは、ティファの変化を止めてしまうことにも繋がりかねません。大切に思うのと、大切にするということの違い。子供のみならず大人でも考えさせられる言葉ですね。

 また、テクス先生はティファに対し「値の張る薬だからな。落としたらただではおかん」「他にも用があるすぐに戻ってくれ」と優しい口調で告げていました。ティファに大切な荷物を預けられたという責任感をもたせつつ、さりげなく次の仕事に誘導する……何て頼れる大人なんでしょう。
 更に彼が娯楽室でガロードたちに「ローレライ」にまつわる詩を朗読している最中、キッドが電気を消すいたずらをするのですが、そこでは「おかげで助かった。詩の続き、覚えてなかったんだ」と一言。人格者でかつユーモアもあるとか完璧かよテクス先生……
 なお、電気が消えた際にはガロードがティファを守るように抱きしめるという一幕も。位置的にティファがガロードに駆け寄ったのか、はたまたガロードがティファを抱きしめて部屋の隅に移動したか……いずれにしろ、微笑ましい一幕でしたね。そんな少年少女のやり取りに「これも若さよね」と呟くトニヤ。年齢大して変わらないはずですが大人に見えるもんなぁ……


 一方その頃「ローレライの海」と呼ばれた海域ではオルバが潜水艦を使うオルクの一人・マーカスと接触し、サルベージ中。そこでGビットの他に引き上げられた「L」と大きく刻まれた箱の中には一人の女性が眠っていました。
 ティファとシンクロし、ジャミルを知る彼女の正体は……といったところで、また次回。
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ボイスドラマ「アクセプターは鳴らない」「倫理観のお話」を聴いて

2023-10-31 06:30:06 | テレビ・映画・ドラマ
 「グリッドマン ユニバース」Blu-ray特装版映像特典のボイスドラマ「アクセプターは鳴らない」「倫理観のお話」を聴きました。え?前者は入場者特典でも聞けたのではって?……だって会員登録とか諸々あったっぽいし……(汗。
 さて、いずれもグリユニ本編後の物語のため一部ネタバレが含まれておりますので、あらかじめご了承ください。



 「アクセプターは鳴らない」は、裕太がサプライズでとある施設にデートに誘ったところ、六花の機嫌を損ねてしまう。何が悪かったのかと戸惑う裕太は蓬に相談し……という流れから、よもゆめ(主に夢芽)恋愛相談室が幕を開けます(笑。
 兎にも角にも夢芽が終始楽しそうで何よりです。ダイナゼノン本編のどこか気だるげな印象はどこへやら。特に裕太が六花を怒らせたと知った時の反応は秀逸でしたね。また、そんな彼女とグリユニ本編ではほぼ絡みが無かった裕太のあの反応に対し、ズバッと切り返す夢芽もカッコよかった?です。
 先輩カップル(後輩)が後輩カップル(先輩)で楽しむ楽しいボイスドラマではありますが、タイトルは「アクセプターは鳴らない」。これが意味するところは……グリッドマンもあの問いかけに戸惑っていたという意味合いなのかなと。良いオチでした。


 そして新規のボイスドラマは「倫理観のお話」は、六花、暦、ナイトくん、2代目という珍しい組み合わせ。
 こちらは非常にざっくり言うと……「ドラえもん」における「ドラえもんの道具ばっかり頼っちゃダメ!」的なアレを思い出しながら聴いていました。グリユニ終盤では覚悟を決めていた暦が六花ドン引き&ナイトくん激おこな発言をしたりとか、2代目とナイトくんの微笑ましい?やり取りが見られたり、あの名台詞がギャグになったりと色々ありました。
 個人的にはとある人物の名前を口にする際に「名前の一文字目を口走って言い直す」のではなく、一瞬言い淀んでいたのが印象的です。あの僅かな間だけであのシーンが思い起こされました。


 そんな感じでボイスドラマも楽しませていただきました。そして今更ながらにアニメ本編のボイスドラマも聴いておけばよかったなぁ……と思う今日この頃でした。
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ひろがるスカイ!プリキュア 第39話「大魔女ヨヨとハロウィンパーティー!」

2023-10-30 06:49:02 | ひらがるスカイ!プリキュア
ひろがるスカイ!プリキュア 第39話「大魔女ヨヨとハロウィンパーティー!」

 新しいウエハースのHRキュアスカイ。はにかむ笑顔と髪に指をかける仕草が最高に可愛い……今更ですが、歴代プリキュアの中でもキュアスカイがかなり好きであることを自覚させられています。

 さて今回はハロウィン回。子供たちの間では「不思議な石を探し、鏡と話し、赤ちゃんを浮かせることが出来る大魔女」として名が知られていたヨヨさん。というわけで虹ヶ丘家に子供たちを招き入れる準備を進めていました。てっきりもっと大人数で来るかと思っていたので、3人だけは少々意外。
 一方街では紋田……ではなくバッタモンダーが暗躍。相も変わらずプリキュアへの嫌がらせに勤しんでいました。ただ、今回の嫌がらせは少々変わっていて……心はともかく顔だけはイケメンなので、アップが映えるのが腹立ちますね(笑。ですが、番組開始直後ならともかく、人々が彼女たちの活躍を知っている今となっては何の効果もなく。「いやプリキュアなわけないじゃん」と容赦ない一言を浴びせる赤ずきん風の女の子が印象的でしたね。
 ……キングオージャーの某シュゴッダム国民がいたら、何の疑いもなくプリキュアを非難していただろうなぁ……などと思ったり(汗。

 てっきりこのままバッタモンダーが久々にランボーグを召喚するのかと思いきや、いつも通りのスキアヘッドさん登場。
 スキアヘッドは初登場時こそ圧倒的強者感がありましたが、段々追い込まれていくカバトン、陰湿な作戦を展開するバッタモンダー、鍛錬に励みつつ一線をわきまえていたミノトンらのような個性の描写が薄いため、現状好きにも嫌いにもなれていないキャラクターに落ち着いてしまっています。せめて裏で何をしているかが分かれば良いのですが。


 で、今回の見所はやはりソラちゃんでしょう!「クイクイ」からの「その…お菓子って小さい子だけのもの…なんですよね?」と控えめに、口をすぼめての上目遣いが可愛すぎてビックリした。戦闘中も自分に素直なソラちゃんも可愛かったですね。
 また、プリキュアのままでお菓子を配るかな?という予想に反して、プリキュアとしてお菓子をもらう様が意外性があって良かったです。特にマジェスティ、見た目は大人、中身は子供って感じのギャップが可愛らしかったですね。


 そして次回はツバサくんとエルちゃんの結婚式!?……サブタイトルからするに「仲良しの二人がするもの」だと教わったため、ツバサくんとしてみたい!という流れでしょうか?キュアマジェスティになった際の反応が気になりますね。
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2023年の天皇賞・秋を見た話

2023-10-29 16:37:48 | 芸能・スポーツ
 というわけで、やってまいりました2023年の天皇賞・秋!パンサラッサが大逃げを決め、イクイノックスが天才の一撃を放った感動の2022年の天皇賞・秋から早一年。今年は競馬法100周年を記念した天覧競馬の大舞台にて、連覇がかかることとなりました。

 残念ながら昨年のダービー馬・ドウデュースの主戦騎手である武豊騎手は直前の負傷で戸崎圭太騎手へと乗り替わり。武豊騎手&ドウデュースとのライバル対決を制して欲しい気持ちもありましたが、こればかりは仕方ないですね……一日も早い快復を願っております。
 

 さぁいよいよ始まるぞ……やべぇ、めっちゃ緊張する……頑張れイクイノックス、ジャックドール、ガイアフォース……!
 イクイノックスが先行っぽい位置にいるけど、もう驚かないぞ……ジャックドールが逃げてる!ガイアフォース、イクイノックスと続いてる!応援している馬たちが並んでいるのめっちゃ嬉しい!頑張れ!頑張って!よしきた最終直線!……いや強いなぁ!?昨年は「届けぇぇぇ!!」と祈ってましたが、ジャスティンパレスが迫ってきていたとはいえ、今年は安心感のある決着でした。

 で、連覇に終わらず、イクイノックスは何とトーセンジョーダンのレコードタイムを1秒近く塗り替える1分55秒02を記録!……レーティング世界1位が?GⅠ5連勝&天皇賞・秋2連覇がかかった天覧競馬で?レコードタイム?……このフィクションのようなリアルの目撃者の一人になれて良かったです。多分、後から本やニュースで見ても信じられなかったでしょうから(苦笑。
 また、ルメール騎手らが両陛下にご挨拶されるのに合わせるかのように、イクイノックスもお辞儀のような仕草をしていたのも印象的です。中継越しとはいえ、天覧競馬の和やかな雰囲気が伝わってきました。

 
 ともあれ、今回も無事に走り切ってくれてホッとしました。今後も様々な感動を味わわせて欲しいですが、元気なままで……というのも可能性としてはあるんですかね……何にせよ、今回も感動をありがとうイクイノックス。


(追記)
 ジョッキーカメラ見ました。歓声が自分のことのように嬉しくて思わず涙が……からの「楽しメール!」はズルいわ(笑。地下馬道のテンションの上がりっぷりも良かったですし、最後にチラッとイクイノックスの名前が映るのも良いよね……
 それにしても、本当に凄いタイムなんですね。まだ競馬を見て日が浅いのでその凄さを「レコード」という言葉以外で感じ取れないのが悔しいところです。
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ウルトラマンブレーザー 第16話「恐怖は地底より」

2023-10-29 06:57:07 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンブレーザー 第16話「恐怖は地底より」

 絶対安静をたびたび破ったテルアキを厳しく注意する看護師さん、可愛くて好き。


 深淵の中からこちらの様子を伺いつつ、機を見計らって地上に出現したのは幻視怪獣モグージョン。手のひらの器官から発する強烈な光を見た者は、モグージョンを自身が最も恐れる存在と誤認してしまうという能力の持ち主。故に臆病者かと思いきや、知能・戦闘力のいずれも高い強敵でした。

 ブレーザーとの戦いにおいてはレインボー光輪に全く怯むことなく事もなげに片手でぶん回して投げかえし、手のひらの器官を光らせると見せかけたフェイントを披露。近づいてきた相手には頭部の羽飾りのような部分を回転させて攻撃し、距離を取った相手には伸縮自在の腕で不意打ちを仕掛ける、ブレーザーの意図をすぐさま察して音を立てないように忍び寄る……と、パッと見は地味な怪獣でしたが、多種多彩な能力・戦法でブレーザーを翻弄していました。発光や光輪が通じないといった点においては、初代ウルトラマンが戦った光熱怪獣キーラを思い出します。

 そんなモグージョンによって恐怖を煽られたスカード隊員たちが次々に戦闘不能に陥る中、やはり印象的なのはエミの恐れているものですね。
 元より遊びで防衛隊のシステムをクラッキングした経歴を持つ彼女。加えてどんな場所にもすぐに馴染めるコミュニケーション能力の高さの持ち主でもあります。言い方は悪いですが、現実・ネットの両方においてどこにでも忍び込めてしまい、その気になれば何だって出来てしまうといっても過言ではないと思います。
 今でこそその才能は人々を守るために振るわれていますが、一歩間違えれば世界を混乱に陥れかねない才能でもあるでしょう。実際、父親探しのために危ない橋も渡ろうとしていましたし。才能があるからこその恐怖というのもあるのでしょう。

 モグージョンに恐怖を煽られた彼女の支えとなったのは、他ならぬスカードの隊員たちでした。ありのままの自分を必要とし、信じてくれている。そんな信頼が彼女に恐怖を乗り越えさせたのでしょう。
 そして彼女を支えるもう一人の頼れる仲間が「アーくん」!まさかCV石田彰さんで喋り出すとは夢にも思わなんだ。何ともヤスノブらしい機能ですね。今回のような非常時のサポートがメインになるんでしょうけれども、少なからずヤスノブの私情が入っていないとも言い切れない機能ですね(笑。一件落着後の彼の羨ましそうな反応が印象的です。
 しかし、ちょうどキングオージャーで宇蟲王ダグデド・ドゥジャルダンを演じられている石田彰さんとはなぁ。狂気に満ちたあちらとは異なり、得も言われぬ安心感に包まれる声ですね……セブンガーよろしく、その内喋るアーくんが発売されるのかもしれません。


 恐怖は地底、心の奥底から現れる。その恐怖をスカード全員で乗り越え、掴み取った勝利でした。
 といったところで次回はブレーザー電脳絵巻。また予想外の総集編になりそうな気がするタイトルですね……
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久々メトロイドドレッド

2023-10-28 07:11:55 | アニメ・ゲーム
 マリオワンダーやりたい……でも私、実際のところマリオシリーズって数えるほどしか触れてないんだよなぁ。64・サンシャイン・ギャラクシーがセットになったソフトを買ったけど酔ってまともにプレイできなかったし……そもそも来月にRPGリメイク控えてるし……でも何かアクションゲームしたいなぁ……

 ということで?久々に「メトロイドドレッド」を遊んでます。折角久々に遊ぶのだからと、今回は色々な技にチャレンジしてみることに。で、実際にできたのは以下のとおり。
 ・グラップリングビームの先行入手 
 ・ドロギーガ(ボス)のスキップ
 ・水中ボムジャンプによるアイスミサイル先行入手
 ・グラビティスーツ先行入手
 ・スペースジャンプを入手せずにクリア

 いずれもRTAを走るような方々でなければ出来ない!と決めつけていたのですが、ひたすらに練習すれば出来るもんですね……とはいえ素人故に時間は要しますが。特にドロギーガスキップのコツが未だに掴めていません。とはいえ、これらの技を多少なりとも身に着けた今ならば、以前は達成できなかった2時間切りも夢ではないはず!それでは、いざ!
 ……2時間22分!おぉ!これは前の私よりも早いんじゃないか!?じゃあもう1回!……2時間23分!変わんねぇ!むしろ遅い!でも前の私よりも断然早いはずだから、やっぱ過程すっ飛ばしただけはあるな!


 ……などと思っていたら、前の私は2時間12分でクリアしていたとブログに書いてました(汗。散々「先行入手」だの「スキップ」だの偉そうに書いた割に、それらを駆使せず普通に進んだ方が早いのは何故……あぁ、でもストームミサイルの入手が後回しになってるから撃破し辛いボスがいるし、スペースジャンプ使えないから若干移動が不便なところもあるし、そもそも前述の技を成功させるまでに時間がかかっているから、それで差し引きゼロどころかマイナスになってるのか……楽してタイムが短くなる方法は無いんだなと痛感させられました。

 それにしても、久々でも変わらぬ面白さがありますね「メトロイドドレッド」。何度プレイしてもエミーに襲われそうになった時のスリルはたまりませんし、そこでカウンターを成功させた時の達成感、道を知っているからこそのサクサク進める爽快感、そして新たな技を成功させた時の高揚感……アクションもストーリーも楽しめる名作だと思います。

 次に挑戦する時は2時間を切れるよう、突き詰めていきたいですね。またこういう形のメトロイドを出して欲しいなぁ……
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「グリッドマン ユニバース」を見て(通算5回目)

2023-10-27 06:59:47 | テレビ・映画・ドラマ
 というわけで、今年の3月に公開された映画「グリッドマン ユニバース」の映像ソフトが発売されました!ので!早速勝って視聴しました!泣きました!通算5回目なのに!

 いやー半年ぶりのグリユニでしたが、やっぱ最っっっっ高の映画ですね!
 「電光超人グリッドマン」から連なる「SSSS.GRIDMAN」「SSSS.DYNAZENON」のメンバーが揃った、てんこ盛りのお祭り映画。裕太の六花への告白を軸としつつ、笑いあり涙あり、熱く楽しいバトルあり……フルパワーグリッドマンとカイゼルグリッドナイトの共闘ですらも、本作においては中盤のフルコースに過ぎず、最後の最後まで見たいものを全部見せてくれる大満足の映画となっております。この映画に関してだけは「普通」はこれ以上ない誉め言葉です(笑。

 で、映像ソフトで改めて確認したのが「時間」でした。上映中は時を忘れて見ていましたが、本作は約117分、2時間程度の映画です。大体30~40分ごとに転機が訪れているのですが……序盤・中盤・終盤のどこで切り取ってもそれだけで満足できてしまうのが本作の凄いところですね。
 また、時折映っていたピンク髪の女の子。こちらはグリユニのヒロインアーカイブによると、本来劇場版のゲストキャラとして想定されていた子だそうで。同書にはキャラクターデザインやどういった立ち位置になる予定だったのかも記載されており、謎が一つ解けてスッキリしました。
 また、六花と夢芽が並んでいる構図も多々見られるのですが……夢芽と並ぶと六花の脚の太さが改めて際立ちますね。その夢芽のデザイン画の太ももの指定に笑ってしまいました(笑。

 そして夜の公園のシーンは何度見ても良いっすね……思いがけず訪れた六花と二人きりの場面。六花は「大学生は無いでしょ」といい、裕太は年上・年下への興味を否定し……
 と、ここの間が良い味出してるんですよ……裕太のみを映すのではなく彼を黙って見つめる六花を描写することで、本作は裕太の告白物語であると同時に、六花が彼の告白を待ち続ける物語でもあるのだと気づかされます。彼の想いは知っているけれども、「響裕太」本人の口からそれを聴きたいと待ち続けていたのではないかなと。

 
 その他にも、電光超人要素を探したりとか、ダブル「おかあさーん!!」とか、よもゆめ、怪獣少女とナイトくん、髪わしゃわしゃ、主題歌ラッシュ……本当に語りたいことがあり過ぎて、とてもじゃないですが語り尽くせない映画です。チャプターごとに区切って話したいまである。
 「グリッドマン ユニバース」。これから何度でも家で楽しめるのは非常に嬉しいことですが……やっぱ映画館の大スクリーンでも見たいよなぁ……ユニバースファイター登場シーンとか、終盤のバトルとか……あぁ、やっぱり書ききれないですね(苦笑。
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ウマ娘プリティーダービー Season3 第4話「あたしだけの輝き」

2023-10-26 01:11:13 | ウマ娘 プリティーダービー
ウマ娘プリティーダービー Season3 第4話「あたしだけの輝き」

 キタちゃんの寝床の眩しさ軽減のためか、ダイヤちゃんアイマスク装着して寝るのね……アニメダイヤちゃんだとちょっと意外性のあるアイマスクですが、アプリダイヤちゃんだと納得のデザインです(笑。


 さて季節は巡って春。有馬記念、大阪杯と惜敗が続いて落ち込むキタちゃん……こんな時はネイチャ先生、出番です!
 正直、こういった場面でチームメイトのスぺちゃんやスズカ、テイオーではなく何故ネイチャなのか?という疑問もあります。チームメイトだからこそ不安な顔を見せたくない、ってのは少なからずあるかもしれませんね。一度涙を見せたネイチャにこそ話せることもあるのでしょう。
 とはいえ、もう少しチームメイトを頼って欲しい……と思っていたら、ハードトレーニングの件ではスズカとテイオーの想いがトレーナーに決断させることとなりました。アプリのウマ娘が育成方針によってサポカを変えていくように、勝てない辛さを知る者、怪我の辛さを知る者と、悩みに応じて寄り添うウマ娘を変えていくのは良いですね。

 ダイヤちゃんから受け取ったブローチを手にキタちゃんはハードトレーニングに臨むことに。協力者は何とミホノブルボン&ライスシャワー!ブルボンは同じ逃げウマ娘として、ライスは菊花賞バとしての繋がりからでしょうか。いずれにしろ、2期中盤を盛り上げてくれたウマ娘二人が今度はキタちゃんに手を貸してくれるというのは胸が熱くなるな……あと、トレーナーのパーカーを羽織るブルボン、ノリノリで可愛いですね(笑。そしてブルボンの愛機も2期から続投と。
 キタちゃんがハードトレーニングに挑むきっかけとなったのは、爆逃げコンビであるメジロパーマーとダイタクヘリオスが何かやらかそうとしていたからであり、今回は2期に登場したウマ娘の活躍……活躍?が多めですね。


 アプリを彷彿とさせるトレーニングの数々を定められた時間内にこなす……最初のうちは順調にタイムを縮められても、ある地点から一向に縮まらない……キタちゃんは体は人一倍頑丈なようですが、心も同じとは限らない。皐月賞、日本ダービー、有マ記念、大阪杯と負けるたびに心が折れていては、体だけを鍛えても意味が無い。ハードトレーニングは心身共に鍛えられる反面、下手をすればその両方を失いかねない危険なものだからこそ、トレーナーもすぐには許可しなかったのでしょう。

 
 そして、一時は自信を無くしかけたキタちゃんを奮起させたのは他でもないあの子!負けてなお陰ることのない輝きと砕けぬ意思の硬さを見せてくれました。ややもすればプレッシャーにもなりかねないその名を堂々と告げるシーンは非常にカッコよかったです。
 その努力は天皇賞・春で実を結ぶこととなるのですが、レースは静止画のダイジェストでお送りされました。てっきりシュヴァルちゃんも参加しているレースだから推定姉妹がチラッとでも出てくるかと思ったのですが……ジャパンカップ周辺で登場ですかね?
 また、キタちゃんと最後まで覇を競い合ったのは、史実ではカレンミロティックとのこと。勝負服の黒・赤・白はカレンチャンにも通じる色ですね。

 
 EDはキタちゃんソロ曲の「空のほほえみ方」。良かった……「ロストシャイン」だけがソロ曲じゃなくてホッとしました(苦笑。
 空はいつだって微笑んでくれるわけではない。時に哀しい雨を降らせることだってある。しかし雨はいつか上がるもの。己を信じて挑み続ければ、きっと空は微笑んでくれる……そんな印象を受ける曲名です。

 今回はやや落ち着いた感じの回ではありましたが、むしろこれまでがサプライズが続き過ぎたようにも思えます。ここからのダイヤちゃんのダービー、菊花賞が楽しみな回となりました。ちゃんとルービックキューブが活かされているのも嬉しい……


 ところで、ちょこちょこ幼いキタサト出してくれるの、改めて成長が感じられて良いよね……
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"氷菓 第12話"をもう一度

2023-10-25 08:20:06 | 2012年アニメ
 「氷菓」振り返り、第12話「限りなく積まれた例のあれ」からは「クドリャフカの順番」編として、神山高校文化祭にまつわる物語が始まります。古典部には問題が文字通り山積みで……

・それぞれの夜
 文化祭前日、各々の夜を過ごす古典部員。うち摩耶花は寝つきが悪い時に飲む薬を飲んでいました。常備されていたのか、はたまた文化祭が近づくに連れて不安が高まって眠れなくなったから買ったのか。いずれにしろ摩耶花の責任感の強さが感じられるシーンですね。
 一方の奉太郎は高校のホームページを閲覧し、里志はしおりを眺めて胸を躍らせ、千反田は山を乗り越えられるように祈願……と思い思いの夜を過ごしていました。


・姉と弟
 文化祭初日の朝、供恵から不意に渡された品物がまさかあんなことになるなんて……本当にこの姉はどこまで先を読んでいるのやら。
 ところでここの会話、奉太郎が「ゴミをよこすなゴミを」と言い終わった直後に「あんた遅刻するよ」と言い切る供恵が何か凄く好きなんですよね……奉太郎が以前言っていたように、この姉には勝てないなと視聴者ながらに思わされるシーンです。


・フロル
 ここでの摩耶花のコスプ……もとい装いは「フロルベリチェリ・フロル」。「11人いる!」の主要人物の一人です。「11人いる!」は昔母から薦められて何度となく読み返した漫画でしたが、ここで再会することになるとは夢にも思っていませんでした。久々に読み返したくなりますね。
 なお、他の漫研部員たちは格ゲーのキャラクターだったりボーカロイドだったり……今なら何の装いが多いんですかね?


・「静かだな」(奉太郎)
 ここで静かさを指摘したのは、単に古典部に通じる廊下が静かだというだけではなく、普段であれば奉太郎と二人きりの状況になれば悪態の一つでもつきそうな摩耶花が黙りこくっているのを暗に指摘していたのかもしれません。この後の作戦会議においても摩耶花は口数が少なかったです。
 また、奉太郎が「こだわり」という言葉を口にしています。後半の店番シーンでも発している何気ない言葉ですが、後の「手作りチョコレート事件」に通じる言葉なので、ついつい耳に残ってしまいますね。


・びっくり千反田
 サターンをつけた里志が部室に入ろうとした際、ドアにぶつかって大きな音を立てるのですが、ここで奉太郎と摩耶花が動じていない一方、千反田はびくっとしています。恐らく先に里志が発していた「ギャラクシー!!」で「里志か」「福ちゃんね」と各々察していたため、何が来ても動じなかったのでしょう。付き合いの長さを感じます。


・乗り気じゃない千反田
 前髪で分かり辛いですが、交渉の話が出た際に眉をひそめていました。
 実際、この後総務委員会に頼みに行くのですが「事情を知らない相手に対し、過程を飛ばして結論を先に語ってしまう」「すぐに諦める」など、とことん交渉に向いていないことが分かります。粘って良い結果が出るとも限りませんが。


・文化祭スタート!
 OPでは華麗なダンスが披露されるのですが……この後の漫才含め、高校時代の文化祭を思い出して「私には無理だったなぁ」と懐かしい気持ちに浸りながら見ていました(笑。とかく目立ちたくない、ステージの上で何かやるなんて恥ずかしくて出来ないとハナから諦めていたっけ。だからといって特に後悔は無く。裏方作業も悪くないものです。


・店番・折木奉太郎
 ここの空気感が好きなんですよ……文化祭という賑やかな空間とは対照的に静かに時間が流れている感じ、落ち着くんですよね。
 と、そんな静寂を破るかのように現れるパンク!初めてのお客さん相手に不慣れながらも応対する奉太郎。接客は苦手かと思いきや、同じ学生とはいえ初対面の相手にも平然と接することができるあたり、千反田の交渉ほど向いていないわけではないのかな?と。
 そう考えると、この話は各々の不慣れなことに挑戦する話でもあったのかなと今更ながらに思いました。


・誘惑の多い文化祭
 一方の千反田はといえば、好奇心の猛獣と評されただけあって、様々な展示に興味を持ってしまい本来の目的が果たせない状況に陥っていました。ここの千反田、ほんっとうに可愛いんですよね……特に写真部は良い仕事をしてくれました!チア千反田、好き。
 また、ちょいちょい階段近くのテントに目を向けていますが、あれは次回以降触れられます。


 そして今回から新ED!曲はもちろんのこと、探偵に扮した千反田と摩耶花が、怪盗・奉太郎と里志を追うという映像が素晴らしい!中でも一度は怪盗たちを捕まえた時の二人の表情ですよ!


 といったところで次回は「夕べには骸に」。写真の件、最高なんで見て。
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"氷菓 第11.5話"をもう一度

2023-10-24 08:18:05 | 2012年アニメ
 「氷菓」振り返り、第11.5話「持つべきものは」はOVAとなりますが、以前BS11で再放送された際には、最終回の後にこの回が放送されていました。
 「第11.5話」のとおり、「愚者のエンドロール」の一件を通していつも以上に活気が無くなってしまった奉太郎。そんな彼の心境を知ってか知らずか、姉・供恵が帰国したところから物語は始まります。

・姉から弟へのコミュニケーション
 ちょいちょい奉太郎の髪を触る供恵。奉太郎も電話中以外はいつものことだと言わんばかりに無反応を決め込んでいます。この仕草だけで姉弟仲が表現されているの、良いですよね……千反田が姉を欲しがる気持ちが分からなくもないです。
 にしても、入須先輩に良いように操られたとはいえ、奉太郎のテンションの低さよ……

・プールと古典部
 バイト先のプールに現れたのは里志!のみならず、千反田と摩耶花も一緒。奉太郎は摩耶花には目もくれず、視線が千反田に向くのが良いんですよね(笑。この後、ちょっとだけ声が上ずっていることからも、奉太郎の動揺を感じられます。
 また、千反田が罰ゲームとして奉太郎に水をかけるシーンがありますが、プールから上がる際の動きが何か好きです。

・古典部とお昼
 頬に手を当てて口をもぐもぐさせてる千反田が可愛すぎる……!あと、水着にパーカーってのも可愛くて好き。
 とまぁ、こちらや千反田たちが盛り上がる一方で奉太郎のテンションは一向に上がらずじまい。悪気が無いにせよ、ここまで無反応だとさすがに気にするなというのが無理であって……千反田も何と声をかけて良いものかと戸惑っていました。


・普通の人間と特別な人間
 と、ここまで反応が極めて薄かった奉太郎ですが、水泳選手と思しき人物たちが練習する風景を見ている際、千反田の「金メダルを取る選手が出て来るかもしれない」という言葉に「さあな」と初めて返事らしい返事をしました。
 特別な人間ならなる、普通の人間ならならない。そして自分は普通の人間だという奉太郎。入須先輩の一件が余程応えたのでしょう。この時の口調は、二度とあんな真似はするまいと自分に言い聞かせているように聞こえました。

・「主観じゃダメですか!?周りと比べて普通とか特別とか、そんなこと気にしなくたっていいじゃないですか。誰か一人でもいい、特別と思ってくれる人がいれば、私はそれで十分だと思うんです」(千反田)
 千反田にとって、自分と関わった人はみな特別。奉太郎はあくまでも主観での「特別」を語ろうとしますが、それを遮るように言い放たれたのがこの言葉。金メダルを取った選手など、誰から見ても「特別」な人間はもちろんいるでしょうけれども、何もそれだけが「特別」ではない。誰かにとって特別と思われていればそれで十分。誰もが誰かにとっての特別。奉太郎は「特別」の言葉の意味を、重さを、必要以上に大きくとらえ過ぎてしまっていたのかもしれませんね。


・消えた「白いもの」
 親子で来ていた赤い水着の女性の耳についていた白いものが無くなった、と千反田から聞かされた奉太郎。もしもそれがピアスやイヤリングだったら、誰かが踏んで怪我をしかねない。かといって話を聴こうにも、彼女の夫がもめ事を起こしているのを見ていた以上、話しかけづらい。
 ということで、奉太郎はやむなく古典部共々白いもの探しに赴くことに。探偵役としての行動なら拒んでいたでしょうが、今の奉太郎は監視員。立場上、プールの安全を確保しなければならない。「やらなければいけないことなら手短に」という奉太郎のモットーにも反せず、今の奉太郎が最も嫌うであろう探偵役とは異なる立場での捜索。上手いこと話を進めるなぁと。
 なお、千反田に懇願された際の奉太郎の動揺っぷりも見所です(笑。後に第16話でも似たようなシーンがありますが、千反田で夢中になると自分の今の行為が他人にどう映っているのか気にしなくなりますよね……

 併せて「広大な敷地内から小さな白いものを探す」というシチュエーションは、続く「クドリャフカの順番」における「大勢の中からたった一人の犯人を見つける」に通じるものがあります。奉太郎の立ち直りのみならず、こうした点でも次の話へと続く要素が盛り込まれているので、ますます本放送時に流して欲しかったエピソードだなと感じさせられますね。


・里志と摩耶花からの言葉
 里志は若干遠回しに、摩耶花はストレートに。それぞれ今の奉太郎を心配して、言葉を投げかけます。それは著名な人間が残した特別な言葉ではなく、普通の人間が発する普通の言葉。ですが、奉太郎を思って発せられた特別な言葉。それが奉太郎の心に響く、というのが良いんですよね。
 しかし、プールで物を探している時の千反田、明らかに奉太郎のフィルターがかかっているんじゃないか?と思ってしまうくらいに、里志のシーンとは違ってキラキラしていましたね(笑。


・「大丈夫だ」(奉太郎)
 赤い水着の女性の行動と子供がソフトクリームを食べているのを見て、何かに気づいた奉太郎。それを千反田たちに言う前に一呼吸置き、内心こう呟いてから話を始めました。自分の中で再度物事を整理するのと共に、間違っていれば里志たちが指摘してくれる、という信頼がこの言葉には込められていたのかもしれません。


・摩耶花を抱っこ
 特に恥ずかしがらずに抱っこしようとする里志と、照れる摩耶花が印象的であるのと同時に、仮設の裏付けのためとあらばと恥を忍んで千反田に抱っこされることを選ぶ摩耶花からは、無意味なことをさせようとしているわけではないという、奉太郎への信頼を感じます。
 しかし、千反田も摩耶花も文科系故に色は白めですが、千反田は水着の白も相まって一層色白に見えますね。


・千反田と摩耶花の謝罪
 真相が明らかになったあと、騒がせて申し訳なかったと二人。奉太郎にしてみれば、気落ちしていた自分を気遣ってあれこれ言ってくれた二人から謝られることに申し訳なさを覚えたのでしょうね。


・千反田と奉太郎
 里志が摩耶花に連れられて行った後、二人きりになるのですが……ここからのやり取りが最高なんですよね!奉太郎の「いい迷惑だ」に「ひどいです」とちょっとむくれる千反田からは、二人の距離が縮まってきたことを感じますし、そして何よりも「プールにもう一つあった白いもの」の件ですよ!あそこからの千反田の表情がもう可愛すぎるんですよね!どこか照れくさそうに立ち去る千反田も良いし、互いに目を合わせづらいものの、「白いもの」を見送る奉太郎も良いし、一部始終を見ていたっぽい監視員さんの笑顔もまた素敵。

 
 とまぁ、奉太郎が立ち直る回であるのと同時に、奉太郎と千反田が「特別」を意識し始める話としても素晴らしいものとなっています。原作はあの後どうするんですかねぇ……
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