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ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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最強ロボ!(最強!)

2025-08-27 07:07:23 | アニメ・ゲーム
 先日「最強ロボ ダイオージャ」の公式配信1話、2話を視聴してました。

 主人公はイプロン系の星々を支配下に置くエドン国のミト王子。ミト王子はお供2人と共に、身分を隠して諸国訪問の旅に出ることに……という「水戸黄門」モチーフの作品です。公式配信の説明文でも「ロボット版水戸黄門」と紹介されていました。まぁ、私自身「水戸黄門」は見たことが無いのですが(汗。
 元々は「主題歌が良い」ということで気になっていた作品で、今回初めて見たわけですが……良い感じに爽快感のあるロボットアニメですね。特に第2話で、3体のロボットがダイオージャに合体するシーン!胸にエドン国の家紋を輝かせて、雄々しくそびえたつダイオージャ、それに恐れおののく悪人たち……この威圧感、まさしく「最強ロボ」の名に相応しいカッコよさでした。

 ミト王子も最初は「城での窮屈な暮らしを嫌う、お調子者」の王子かと思いきや、目の前の悪事は放っておけない正義感、自ら負傷した少女の看病をする優しさの持ち主であり、好感が持てるキャラクターですね。一方で正義感故に先行しがちなところもあり、敵の本拠地に一人で乗り込み話をつけようとしたりと、まだ幼さや危なっかしさを残しており、彼の成長も本作の重要な要素となるんだろうなと感じられました。
 また、恐らくメインヒロインであろうフローラ・シノブさんもかーなーり可愛かったですね。
 ダイオージャの活躍に関しては前述のとおりカッコよかったのですが、領主が乗るロボットとの戦いは思っていた以上に躍動感に溢れていて見ごたえがありましたね。しかし拘束も兼ねるビーム持ちとは驚いた……

 第1話冒頭で「今は大きな戦いもなく、曲がりなりにもイプロン系の平和は保たれていました」と語られていたとおり、平和といっても表向きに過ぎず、第1話・第2話では領主に虐げられる星からエドン国に直訴に向かおうとしていた少女との出会いや、悪だくみをしていた領主たちを成敗する様が描かれていました。今後もこうした星々の課題を解決していくのでしょうけども、「ミト王子がいなくなったら元通り」なんてことにならなければいいのですが、果たして。

 面白かったので、引き続き見ていこうかなーと思う今日この頃でした。
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神風怪盗ジャンヌ 第39話「願いは一つ!父と母に」

2025-08-26 07:15:23 | アニメ・ゲーム
神風怪盗ジャンヌ 第39話「願いは一つ!父と母に」

 これまでもミストは物理的に、ノインは精神的にジャンヌを追い詰めようとしていましたが、今回は結果的に両方の側面からジャンヌを攻め立てることとなりました。そもそも最初から二人で協力し合えばより容易くジャンヌを追い詰められたのではと思わなくもないですが、後述する「クイーン」の降臨をミストが快く思っていなさそうな感じからして、同じ悪魔であっても協力するという意思はなく、自分のことしか考えていないのかもしれませんね。ある意味では同胞への愛が無いと言えなくもない……のか?

 で、そんなノインの口から、まろんの両親は、まろんがジャンヌの魂を受け継いだと分かった時(生まれる前)から魔王の手によって悪魔の魂を宿していたことが明らかにされました。
 ……随分と入念な仕込みをしているんだなとは思いましたが、一方でまろんが高校生になるまで離婚や置き去り以外の方法でまろんを追い詰めなかったのは何故なんでしょう?ジャンヌを守る神のバリアが強かったために手出しが出来なかったのでしょうか?でも一般の悪魔ならともかく、ミストやノインを差し向けていれば容易かったのでは?
 また、この真相を明かすときにノインは「知らなかったのですか?」と口にしていましたが、これは「真相を知っている人物がまろんの近くにいる」ことを示唆しているように思えます。仮にフィンだとすれば、ノインはフィンが「両親の魂は魔王の手の内にあるから、悪魔を封印する手助けをして欲しい」という理由でまろんの協力を仰いだと考えていたのかもしれません。

 この真相を知ったまろんは絶望……ではなく希望を見出していました。置き去りや離婚はまろんではどうしようもなかった。けれどもそれらが悪魔の仕業であれば、ジャンヌとして悪魔を封印し続ければ両親を救える可能性があるだけ、状況は余程マシと言えます。ノインに刃を突きつけられながらも決意に満ちた表情と共に再変身するまろんはカッコよかったですね。

 また、ノインの過去の一端も描かれていました。やはり生前のジャンヌ・ダルクと面識があったようで……この流れだと、最終的にノインがまろんこそジャンヌの魂を受け継ぐに相応しいと認め、彼女を守って散っていく的な展開もあり得るんだろうか。

 そして、近々「クイーン」が降臨するとのこと。そのクイーンがフィンだとして、まろんに悪魔を封印させ続けていたのは……もしかして自身がクイーンになるために悪魔を取り込んでいたとか?アクセスがフィンに好意を示していたのは、稚空がまろんに怪盗をやめさせようとしていたのと同じく、自分を好きにさせることでフィンの目的を阻もうとしていた?

 クイーンの降臨が近いと知ったミストは、次回猛攻を仕掛けてくる様子。そんなこんなでまた次回。にしても、まろんと稚空、以前のわだかまりはどこへやらといった感じで、良い雰囲気でしたね。両親と笑いあうためにも愛を忘れないと誓ったことが、こういうところでも活きていたのかなーと。
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神風怪盗ジャンヌ 第38話「決断!?悲しみの封印」

2025-08-19 07:35:45 | アニメ・ゲーム
神風怪盗ジャンヌ 第38話「決断!?悲しみの封印」

 ノインとの契約により、悪魔によって仮初の命を与えられた少年・全くんは、その魂を愛で満たせば心臓は動きを止める……愛を差し出し、嘘をついて生き続けるか。それとも嘘をつき続けて生き永らえるかという状況に陥っていました。
 まろんは、このままでは全くんが悪魔になってしまうと知りつつ「両親の事情を知らない子供」という彼の境遇に自分を重ねたのか、彼のために出来ることは無いかと悩み続けていました。

 ですが、ノイン曰く神様に出来ることは「魂を生み出す」「魂を見守る」「地球の大気を動かす」の3つだけ。となれば、神に遣わされた神風怪盗ジャンヌもまた、決して万能ではない。
 悩みぬいた末に、全くんの決断を尊重することなり、全くんは温かな最期を迎えられたように見えますが……まろんはこの結末に納得しているようには見えませんでした。こうした神様に対する不信感が、彼女を守るバリアの弱体化にも繋がるのかもしれません。

 そして今回の首謀者であるノイン。全くんを利用する非道さを見せる一方で、「ジャンヌ・ダルクの魂をこれ以上汚すことは許さない!」と、まるでジャンヌ・ダルク本人を知っているかのような発言もしていました。
 「神が人に与えるのは絶望だけ」という言葉と合わせて考えると、生前のジャンヌ・ダルクと深い繋がりがあった人物が、彼女の死に絶望し、神様を信じられなくなり、悪魔に魂を売り渡して今のノインが誕生した……とかでしょうか。で、ジャンヌ・ダルクの魂を悪魔の封印に利用する神様も、ジャンヌ・ダルク足り得ないまろんのような生まれ変わりも許せない!というのが彼の行動原理なのかな。

 次回は更にまろんが精神的に追い詰められる模様。このうえ、実はフィンが!という展開も待っているであろうことを考えると、終盤の精神攻撃の畳みかけっぷりが凄まじいな、この作品……
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神風怪盗ジャンヌ 第37話「悪魔の心臓を持つ少年」

2025-08-12 07:30:40 | アニメ・ゲーム
神風怪盗ジャンヌ 第37話「悪魔の心臓を持つ少年」

 稚空とは距離を置きつつも信じたい気持ちもある。そんなまろんが今回は、稚空のお父さんのお見合い相手を選びに来ました!……なんかこう、まろん側の稚空との距離感がイマイチ掴み切れないのは私だけでしょうか。

 さて今回は!悪魔と契約したことにより生き永らえた少年・全くんのお話。前編。全くんの行く末については次回に持ち越しとなりましたので、それ以外について気になった部分を。

 まず稚空がお見合いに反対する理由について。父としては稚空を想っての行動でしたが、稚空にしてみれば、お見合い相手の気持ちはもちろんのこと、父親の気持ちが気がかりだった様子。
 妻との約束を頑なに守り、病床に伏せる彼女に会いに行かないほどの愛を貫いた稚空の父。それほどまでに妻を愛していた人物が、息子のためにと望まぬお見合いをされるのは本意ではないのでしょう。口調や態度こそ厳しいものでしたが、父親への想いが感じられました。
 
 全くんや稚空の父親曰く「親子は血がつながっているだけの、一番身近な他人」。近しいと思っているから、一度ズレたらどうしたらいいか分からない……まろんと両親、稚空と父親を見ているとそれを実感させられますね。
 ただ、全くんは本心では母親に会いたがっているようですから、この発言も、親が会いに来ないことに対して自分を無理やり納得させるために用いているのでしょう。また、稚空の父親は、この関係性を「背中合わせで手探りしている」と例えていることから、他人だからといって関係性を諦めるのではなく、それでも繋がろうと努力することの大切さを説いているようにも感じられました。
 血の繋がりがある親子であっても、一度ズレてしまうと関係性の修復は難しい。それならば、血の繋がりが無いまろんと稚空の間にズレが生じてしまうと、それを修復するのは尚更難しいのでしょう。ですが、まろんも稚空も、元々は他人同士だった両親から産まれた存在。今の世界があるのも、多くの人々がズレを感じつつも、繋がろうとした結果。世界は悪魔が苦手な愛情で満ちている!……的な話の流れになるんだろうか、これ。

 にしても、全くんの両親が彼に会いに来ない理由はなんなんですかね。ノインと契約した後であれば、彼から拒絶されたから……という理由が成り立ちますが、契約前から会いに来ないというのは一体?弱っていく息子の姿が見ていられないとか?

 また、ノインがいよいよ本格的にまろんの弱体化に乗り出した様子。悪魔を封印するということは、全くんを見捨てるということ。まろんにその選択をさせるぐらいなら自分が、と稚空も久々のチェックメイトに乗り出すのかな? 
 全44話なので、次回含めて残り7話。未だ姿を見せないフィンも含めて、物語がどうなっていくのやら……
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世代だけど世代じゃない

2025-08-11 07:46:47 | アニメ・ゲーム
 「アルさん、おジャ魔女どれみ、知ってます?」
 これ、職場での朝一の会話です。嘘でしょ……(笑。 

 申し訳ないことに「おジャ魔女どれみ」に関しての私の知識は「主題歌」「主人公がどれみ」「紫の子がおんぷちゃん」ぐらいです。本編は見たことがありません。当時のCMを思い出そうとしても、出てくるのは何故か「ふしぎ魔法ファンファンファーマシィー」の最終回です。何故そっちが出てくるのかは私も知らない。

 そもそも当時は絶賛ニチアサ封印中。その理由は諸説ありますが、親が覚えていないので私が知るはずもなく。
 加えて男兄弟のみともなれば、「おジャ魔女どれみ」に限らず「怪盗セイント・テール」「神風怪盗ジャンヌ」「コレクター・ユイ」などなど、女の子がメインで活躍する作品を、親の視線を受けながら視聴するのは超ハードルが高く、まともに見た記憶がありません。その反動で後々「セイント・テールの原作読んだぜ!」とか「ジャンヌ公式配信助かる!!」とか言い出すわけですが(苦笑。

 ただ、先に挙げた作品は「見たいけど見れなかった」系の作品ですが、「おジャ魔女どれみ」に関してはそれらと同様の作品では無かったような気がします。同じく「カードキャプターさくら」も存在こそ知ってましたが、こちらも同様かなと。
 この差は一体……と、そこそこ考えて「年上の女の子がカッコよく戦う作品を見たかった」ってことかな?と思ったのも束の間「いや『飛べ!イサミ』見てただろうよ」というツッコミが頭をよぎったうえに「じゃあ何で『あずきちゃん』見てたんだよ」と更なるツッコミが入ったので、その方向性は無しとなりました。うーん、ニチアサ封印の時期だから「見られるわけがない」と思ってしまい、そもそも興味を無くしていた可能性が高いのか一体なんなのか……

 といった具合に、世代と言われる作品でも見ていない、見られなかった作品も色々あったなと思い出す今日この頃。
 とはいえ「カードキャプターさくら」も当時は興味なかったけど、結果的に全話&映画視聴するぐらいにはハマったわけですし、「おジャ魔女どれみ」も折角なので見てみようかと思います。でも約50話×4シリーズか……強敵だなぁ。でも「未視聴のスーパー戦隊全部見る」よりはハードル低めなので、頑張ります(苦笑。
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神風怪盗ジャンヌ 第36話「泥棒は刑事の味方か!?」

2025-08-05 07:07:21 | アニメ・ゲーム
神風怪盗ジャンヌ 第36話「泥棒は刑事の味方か!?」

 今回は都の兄にして地殻変動に関する若き天才・昴が桃栗町に帰ってくることに。しかし、その功績は彼を快く思わない者たちにより阻まれてしまったうえ、ミストに目をつけられてしまい……というお話。
 話の半分ぐらいまでは東大寺家メインのため、まろんと稚空が殆ど出番が無いうえに、パーティーでは特に仲が悪そうな空気もなかったので、「あれ仲直りしたんだっけ?」と勘違いしてしまいました。まぁ未だに「信じてくれ」「嘘つきとは話したくない」とすれ違いっぱなしでしたが。前回の件から多少改善したかと思いましたが、まだまだかかりそうっすね……

 それはそれとして。昴が地殻変動システムを使って地震を起こそうとしていたのは悪魔のせいですが、功績を奪った学者への不満や、家族からどう思われるかへの不安は、ミストによって多少増長されたにせよ、心のなかでずっと抱えていたものだったのでしょう。大口を叩いて出て行った手前、賞の一つでも持って帰らないと格好がつかないと思ったのかもしれません。
 ですが、大事なのは地位や名声ではない。初心を忘れてはならない。分かっていたはずなのに、ああいった悪魔に取り憑かれていそうな人々と同じ世界にいるとつい忘れがちになってしまいそうですね。それを思い出させてくれたのは、他でもない父親。昴だけを叱りつけるのではなく、「お互い」初心を忘れないようにと諭す様はとてもカッコよかったです。
 また、この時の態度は同じ子供でも、都と接する時よりも、若干雰囲気が異なるようにも感じられました。昴を一人前の大人として認めているというか、何というか……不思議な暖かさを覚えるシーンでした。

 とまぁ、ミストの作戦は失敗続き。次回はノインが出張ってくる模様。ジャンヌとして使命を果たすのか、それとも……

 ところで、昴の功績を奪おうとしてた学者たちの中に、都の父と似た声の人がいた気がしますが……(笑
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FGO10周年で思い出す

2025-08-04 08:31:49 | アニメ・ゲーム
 というわけでFGOが10周年を迎えました。おめでとうございます。

 私が始めたのは2017年からなので、プレイ期間そのものは8年ちょっとではありますが、その間にも色々ありましたねぇ……ひとつひとつ事細かに覚えているわけではないですが、改めて公式の年表を見ると「そんな時代もあったなぁ」と、今がどれだけ便利になったかを改めて思い知らされます。

 個人的に思い出深いことといえば、やはり画像にもあるとおり、BBちゃん周りが色々印象深いですね。始めたばかりの頃に始まったFate/EXTRA CCCコラボイベントの配布枠だったものの、参加条件故にお迎え出来ず、復刻時にお迎えしたこと。周りが水着BBちゃんを当てているのに私だけ数年間お迎え出来なかったこと、昨年の水着イベントからの本編でボッロボロ泣かされたこと……あの表情を見るためにFGOをやってたと言っても過言ではありませんでした。間もなく始まる冠位戴冠戦。間違いなくグランドムーンキャンサーにBBちゃんを選びます。CCCから何年経ってもBBちゃん可愛いよBBちゃん!

 他に思い出深いことといえば、ガチャ周りでも色々ありましたが、1部6章の円卓の騎士たちや、2部6章のケルヌンノスなどの強敵たちも印象的です。イベント周りだと最近の冠位戴冠戦が色々美味しくて周回が捗っているほか、普段あまり起用しないサーヴァントにも日の目を当てられる塔形式のイベントも割と好きです。
 とはいえ、毎日ずーっとFGO熱が高いわけではなく、昨年9周年におけるサーヴァントコインやアペンドスキル周り、年末のメンテナンスで色々あって、少々モチベが下がった時もありました。が、やはり本編を読むと「FGO良いなぁ!」ってなりますね。前述の色々あったことについても、現在は対応されていますし。
 
 10周年を迎えても(プレイ期間が8年を超えても)未だ無課金ではありますが、無課金なりに最新の奏章Ⅳまでクリアしてきた結果、期間限定ミッション達成で石1000個ですよ石1000個!苦労して攻略してきた甲斐がありました……単なる周年記念ではなく、頑張りが報われる形での報酬配布はとても嬉しい。この石はありがたく水着パッションリップをお迎えするのに使わせていただきます。
 水着リップが今後実装されると知った際、10周年のサーヴァントのガチャには手を出さない可能性もあったのですが、U-オルガマリーとなればねぇ……特に三臨見せられちゃうとねぇ……無理でした(苦笑。とはいえ、1000個に手を付けずにお迎えできたので何よりです。


 何だかんだで終章が近付いており、着々とグランドサーヴァントも増えつつある昨今。どのような結末を迎えるのか、引き続き楽しみながら見ていきたいと思います。
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神風怪盗ジャンヌ 第35話「ジャンヌ復活のLOVEパワー!」

2025-07-29 07:05:29 | アニメ・ゲーム
神風怪盗ジャンヌ 第35話「ジャンヌ復活のLOVEパワー!」

 「嘘つき」の稚空ともろくに話さず、元気が無かったまろん。そんな彼女を「相手を傷つけないための嘘もある」と、事情を知らないながらも稚空を信じるよう諭す都。それ自体は頼もしい友人の立ち振る舞いなのですが、自分で過去の自分が稚空に「メロメロだった」と話すのはなかなかに勇気がいる表現ではあるなと(苦笑。

 その後も都の手引きで稚空と二人きりになったものの、まだ稚空を信じ切れないまろん。加えて以前も登場したまろんの先輩がミストに目をつけられてしまい、まろんの心はますます弱体化。チェックメイトこそ成功したものの、ミストとの直接対決では変身解除という状況にまで追い込まれてしまいましたが……ここで助けに入ってくるのはもちろんあの人物。ですが、その時の姿がまた良いんですよ……嘘偽りの無い自分自身の姿と気持ちを知ってもらいたいという感情がひしひしと伝わってきます。
 そんな彼の思いがまろんにも通じたのか、謎の光が発動!……あ、これがサブタイトルで言うところの「LOVEパワー」なんですかね。正直サブタイトル的には「変身できなかったけど稚空と和解したことで変身可能に!」とか「ピンチに陥った後、キスをしてジャンヌに再変身!」的な明るい流れだと思っていたので、その後の展開含めて割とシリアスよりだったのは少々意外でした。これで良かったんか今回のサブタイトル。いや分かりやすいけども。

 ところで、何故「ジャンヌに怪盗をやめさせる」ために「稚空を好きになる」ことが必要だったんだろうと、今更ながらに思いまして。
 今回LOVEパワーが発揮され、ミストを追い払ったところを見るに、愛の力は悪魔にとっての天敵なのかもしれません。仮にフィンがまろんを唆していたのだとすれば、稚空を好きになることで発せられた愛の光でフィンが本性を現す→ジャンヌにチェックメイトさせていた理由が判明する→ジャンヌが怪盗をやめる……的な流れを想定していたのでしょうか?

 改めて稚空への思いを自覚しつつ、再び信じるには至っていない複雑な心境のまろん。それでも次回行動を共にしているところを見るに、多少関係性は改善に向かいつつあるっぽいですね。そんなこんなで次回は都の兄登場。兄の存在って仄めかされてましたっけ……?
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神風怪盗ジャンヌ 第34話「別離宣言!もう誰も信じない!!」

2025-07-22 07:25:11 | アニメ・ゲーム
神風怪盗ジャンヌ 第34話「別離宣言!もう誰も信じない!!」

 「周りが見えなくなるくらい、まろんを必死に探し求めている」シーンだってのは理解できるんですけど、挿入歌をバックに横断歩道のど真ん中で立ち止まってクラクションを鳴らされている稚空はちょっと面白かったです(汗。

 さて、シンドバッド=稚空だと知ってしまったまろん。それでも一縷の望みをかけて、稚空は自分をジャンヌだと知らずに近づいてきたと言って欲しかったものの……稚空は素直に彼女の正体を知ったうえで、彼女に怪盗を辞めさせるには自分を好きにならせるのが一番良いと思い近づいたことを告白。ここで嘘をついてまろんに寄り添うことも出来たでしょうに、これ以上彼女を自分の嘘で傷つけたくないがために、敢えて本音で話したのでしょう。ですが、まろんに今の稚空の思いは届かずじまい。
 その後は「誰かに頼ろうとするから裏切られた時に辛い思いをする」と、新体操に打ち込むまろん。「強気に本気、無敵に素敵、元気、勇気」と唱える表情は一見晴れ晴れとしていましたが……内心弱気で、本気で寂しくないとは思っていない=寂しい。バリアも弱まったため無敵ではなく、相手の言葉に耳を貸そうとしない様は素敵とは言えない。元気も空回りしているように見え、稚空の言葉に向き合う勇気も無い……と、どれもこれも今のまろんは正反対の状況に置かれているように思えました。

 悪魔との戦闘においてもバリアも弱まったまろん=ジャンヌは苦戦を強いられることに。突き放されてなお、まろんを守るために行動する稚空=シンドバッドを見て、まろんのバリアは復活したものの、戦闘後に稚空に「さよなら」と告げています。これらの要素と次回予告を合わせて考えると、「稚空が本気で自分を思ってくれていることは伝わった(=バリア復活)が、戦いとなれば彼を巻き込んでしまうため、敢えてさよならと告げた」といったところでしょうか。

 次回は「ジャンヌ復活のLOVEパワー!」……なんかすげぇサブタイトル来たな?大切な人を傷つけないために、ますます孤独を強めそうなまろんですが、サブタイトル的には稚空と仲直りする感じですかね?で、稚空とアクセスからフィンにまつわるあれこれを聞く流れになるのかな?
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「映画 小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜」を見て

2025-07-21 08:03:56 | アニメ・ゲーム
 というわけで遅ればせながら「映画 小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜」を見てきました。

 「小林さんちのメイドラゴン」はアニメ1期視聴中に原作を買い、その後今に至るまで原作を読み続けている作品の一つ。故に今回映画化された話がどんなストーリーなのかは知ってますし、何ならその後も知っているので、「あー、こんな頃あったなぁ!」などと思いながら見て、「うんうん、やっぱりいい話だよね!」と納得しながら映画館を出るものだろうと、そう思ってました。
 ……いややっぱアニメって凄いわ……ありがとう関係者の皆さん……原作で何度も読んだ話だけど、こんなん見せられたら泣くしかないわ……

 本作は原作7巻ラスト~8巻に渡って描かれた、娘・カンナカムイ(カンナちゃん)と父・キムンカムイの物語の映像化。
 アニメ1期や2期では、トールの父やイルルの話など、ややシリアスめいた話もありつつ、基本的には小林さんとトールを中心とした、人間とドラゴンたちの日常が描かれていました。ですが本作は、8巻巻末のあとがきの言葉をお借りすると「それなりにいつもとノリが違う」エピソードとなっています。
 平穏な日々に突如現れた山獣神キムンカムイ。彼に付き従いつつも、不穏な動きを見せるアーザード。カンナちゃんを娘ではなく仲間としてしか見ていないキムンカムイに対し怒りを抱きながらも、無力さを痛感する小林さん。それでも何かしようとしている小林さんが戦いに巻き込まれることに、不安を覚えるトール。そして、カンナちゃんの心に秘められた想い……などが描かれています。

 最初に印象的だったのは「キムンカムイがこちらの世界に出現した時」ですね。原作ではルコアさんが不穏な気配を感じ取るシーンがあったものの、映画ではそれだけに留まらず「異質なものがこちら側に来た」ことを如実に感じさせられるシーンに仕上がっています。
 続いて映画オリジナルのトールVSキムンカムイの室内戦闘。こちらも原作では戦いに発展する寸前でアーザードが割って入ったものの、映画では周囲の部屋を巻き込んでの激しい戦いが展開されます。部屋という普段過ごす日常的な空間が破壊されることで、ドラゴンの手にかかればこうも簡単に日常が壊されてしまうのだということを思い知らされました。

 また、映画オリジナルと言えば、クライマックスの舞台に向かう最中に起きた出来事もそうなのですが……原作を知っている身からすると、あれはもうちょっと短くても良かったかなぁと。特に小林さん側のあれやこれ。大変申し訳ないことに「誰ぇ!?」となってしまいました(汗。2期確認したら確かにいたわ……何でここであのキャラを?どうやってカンナちゃんたちのあれこれを知ったのか?と少々気になりましたが、単に噂で聞いたか、もしくはあの人の手引きがあったか……あの人周りのエピソードもいずれアニメで見られると良いなぁと。
 個人的に好きだった才川のあのシーンも、描かれこそしていたものの、背景的な感じで描かれてしまったのが勿体なく感じました。

 加えて、クライマックスにも一部改変があるのですが……あれは良い改変だと思いました。あの行動を見れば、最早互いの想いを確認するのに言葉は不要。カンナちゃんからあふれ出す心からの言葉にボロボロ泣いてしまいました……


 キャラクターに関していえば……あの、すいません。元々「可愛いな」とは思っていたんですけど、トールってこんなに美人で頼もしくてカッコいいメイドラゴンでしたっけ(汗。いや何かアニメ1期・2期の時以上に美人さんになっているというか、戦闘シーン多めということもあってか物理的な頼もしさも尋常じゃないし、終始カッコいいし……改めて良いキャラクターであると実感させられましたね。
 小林さんはキムンカムイと話している最中、足から苛立ちが伝わってくるシーンが妙に印象に残ってます。とある活躍こそ見せるものの、基本的には一般人であるスタンスを崩さない。簡単なようで難しい立場を上手く描写されていたなと。
 あと、個人的にはルコアさんのあのシーンを良い感じに描写してくれて嬉しかったです。傍観勢であるが故に直接的な手はくださない。それでも彼女にとって守りたいものはある。そんな彼女の精一杯の行動に関する描写がめっちゃカッコよく仕上がっていたので満足です。


 その他にもアーザードに関して色々話したいこともありますし、才川周りとか、イルル役を継いでくださってありがとうございますとか、「アニメ映画のEDといったら小林さんだよなぁ!」とか、色々語りたいことは多いですが、ひとまずこの辺で。
 映画は良い感じに締め括られましたが、映画もまた「小林さんちのメイドラゴン」にとっては過程の一つ。本作はこれで終わりではありません。今後のカンナちゃんとキムンカムイがどうなっていくのかや、アーザードに訪れる思いがけない出会い、そして個人的に気になる「ユタラマ」というキャラクターの動向などなど、この先も長編エピソード含め、様々な物語が展開され、関係性が変わっていきます。ぜひとも原作でこの物語の続きを楽しんでいただきたいですし、願わくばアニメ3期を……!

 ともあれ、素敵な映画を見させていただきました。ありがとうございました!
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