ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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相棒 シーズン12 第3話

2013-10-31 00:00:08 | 相棒シリーズ
相棒シーズン12、第3話は「原因菌」。

店を1日でも休むことが、店にとっては大きな損害になるのかもしれません。しかし、その1日を無下にしたことで、今回の事件が起こり、今後は多大な損害が発生するのではないでしょうか。お客さんは信頼してその店に食べに来ているというのに、わざわざ自分たちでその信頼を失うような行為をしていたアプリティーボは自業自得だと思います。一度「食中毒が起こった店」というイメージを払拭するのは簡単なことではないでしょう。例え大本の原因が機械の不調だったにしろ、保健所の検査を受けていなかったこともまた事実ですから。事件後、アプリティーボの社長が謝ったのかどうか気になります。

誰も彼もが目先の利益ばかりに気を取られ、自分たちのせいではないだの、忙しくて対応できなかった、経営が苦しいから見逃して欲しいといった言い訳ばかり。アプリティーボの社長が心配するのは店の経営や、店で食中毒の原因菌が検出されなかったかどうかということばかりで、食中毒にあった人々を心配する様子が見受けられませんでした。せめて彼らの快復を願う気持ちは無いのでしょうか。

今回は「技術者は少ないが大丈夫だろう」などの思い込みも食中毒の原因になったと思います。保健所で検査を受けた店もあるとはいえ、食中毒というのは常日頃から気をつけておくべきことではないかと思います。一度の検査でその後もずっと大丈夫、というわけではないですし、受けていないのならば、尚更自分たちできちんと確認するべきだったのではないかと。
「検査があるから気をつける」ではなく、「気をつけた結果、検査も無事通った」という姿勢であるべきだと思います。

今回は生活環境課との協力も描かれていました。特命課との協同捜査よりも、伊丹とのやり取りが印象的です。捜査の仕方でもめる中、殺人事件の調査にあたる伊丹が「人1人死んでいる」と言うと、生活環境課の水倉は「200人以上苦しんでいる」と伊丹に告げていました。
何故食中毒が起こったのかを解明することで、今後起こらないように対策を立てることも出来るでしょう。実際、食中毒で亡くなった方もいると劇中のニュースで報道されていましたし、見方を変えれば殺人事件のようにも思えます。ドラマ内の事件といえば、殺人事件が取り上げられがちな気がしますが、こうした食中毒などの事件も解決していかなければならない、軽んじてはいけないのだと改めて感じさせられました。

そんなこんなで次回はダンス?
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二度寝はさせない

2013-10-30 06:50:45 | 日々の生活
いつの間にかすっかり秋めいて、日が落ちるのも早く、朝も明るくなるのも遅くなってきたように感じます。

夜寝る時間に変わりはないですし、朝起きる時間も大体いつも通りなのですが、問題は夜にトイレなどでふと目が覚めた時です。新聞配達は「起きても良いかな」と思える時間に配達された音がするので良いのですが。

何が問題かと言えば、朝方暗いじゃないですか。で、これまでの感覚で「3時ぐらいかな?」と思い、もう一度寝ようと時計を見た時に「5時30分」とかだった時のガッカリ感が問題です(笑。起きるには少し早く、寝るには足りない、そんな時間。しかも後2時間は眠れるかなと思っていたので尚更です。

もう一回寝るのはちょっと危険だし、かといって朝からすることがあるわけでもなし・・・結局ぐだぐたしてしまうことに。
秋は好きな季節ではありますが、朝の暗さになれるまではもう少しかかりそうです。


コメント返信は夜にさせていただきます。ご了承ください。
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シンロス

2013-10-29 07:59:06 | 2013年アニメ
「あまロス」という言葉は耳にしていましたが、10月の初めごろはシンフォギアGが終わったことで、アニメ作品に対してイマイチ盛り上がりを感じられなくなっていました(苦笑。

最近になってようやく取り戻しつつあるので、作品の感想をいくつか。

・「俺の脳内選択肢が学園ラブコメを全力で邪魔している」
特に深く考えず、のんびり見られるアニメも良いなぁと思わせてくれます。
脳内に選択肢が現れる呪いにかかった主人公。そのどちらかを選ばない限り、激しい痛みに襲われることに。その選択肢はどれもこれも奇抜なものばかりでした。寒い行動ばかりを見せられるのですが、あれで笑ってしまうと、脳内選択肢の辛さが伝わらないので、あれで良いのかなと思ったり。
現状、主人公と同じく脳内選択肢の事情を知る先生が気になるところ。


・「のんのんびより」
素晴らしいっ!の一言に尽きる作品です。こののんびり、のんきな感じがたまりません。まぁ実際田舎で暮らすというのは楽しい事ばかりでは無いと思いますが、彼女たちなら辛いことも楽しいことに変えてしまいそうです。EDでの掛け合いも楽しいですし、阿澄さんの「こまちゃんって言うな!」を聞く度に、ぽぷらとかおたんが思い浮かんでいますw


・「勇しぶ。」
OPは今期で1番好きで、ついCDを購入しました。勇者を目指した主人公でしたが、魔王が倒されたことで勇者制度が廃止され、苦難の末にマジックショップ店に就職することに。そこで働いていたところ、今度は魔王の娘が働き始めたという物語で、フィノやラムディミア・ド・アクセィメモールがカワイイので視聴中。


以前書いた作品も視聴していますが、最近一番の衝撃は、プリティーリズム・レインボーライブでの「メル・・・ヘーン!!」(物理)でしたw
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落ちた理由

2013-10-28 07:23:24 | 日々の生活
就活生が不満「お祈りメール」 学生に「不採用の理由」を聞く権利はないのか?

聞かなくても大体想像できるので、私は聞きたいとは思いませんでした。大方「声が小さい」「返答がしどろもどろ」「試験の結果が悪い」「会社をよく理解していない」「自分より良い人が沢山いる」でしょう、多分。一度、面接をしている最中に「落ちたな」と感じたこともありました。あぁ、あと、「大学の教授の名前を間違える」というのも追加で(汗。

自分が落ちた理由はともかく、一緒に受けた人が受かったかどうかを知りたいですね。集団面接でのあの人、受かってたら良いなぁ。試験官の方々の反応も違ってましたし、あの方が受かって自分が落ちるのなら仕方がない。そう思えるほど「この人は凄い」と感じた人がいました。

凄く頑張っていた方ほど、落ちた理由が分からなくなるのかなーとか思いつつ、果たして弟はどこに就職するのか、気になる今日この頃です。
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ドキドキ!プリキュア 第38話「ベールのたくらみ!アイちゃん、ジコチューになる!?」

2013-10-27 09:09:17 | 2013年アニメ
ドキドキ!プリキュア 第38話「ベールのたくらみ!アイちゃん、ジコチューになる!?」

アイちゃんがジコチューになる話でもありましたが、同時に三幹部のパワーバランスが戻った回でもありました。てっきりベールも退場かと思いましたが、何とかブラッドリング消滅だけで留まって何よりです。それにしても、幾らジコチューになったとはいえ、遊んでくれている相手をボーリングの的にするとは、アイちゃん、恐ろしい子!
あっさり負けたスーパーベール。ベールはこれからも№1を目指して行くのでしょうか。イーラは六花との出来事がありましたし、マーモも一応人助けをしたことがありますが、ベールはそういった出来事が無いんですよね。3人のうち、唯一改心が想像できない敵です。まぁ改心する必要もありませんけども。

どんなにジコチューになろうとも、初めて見た親の顔までは忘れない。完全に愛を取り戻したアイちゃんが復活した一方で、レジーナもようやく復活。レジーナが5人目のプリキュアだと思っていた頃が懐かしいです。次回はジョー岡田も久々に登場。何となく彼の行動も怪しいですし、3人のうち、誰かが化けた姿ですかね?

六花がマナ宛にラブレターが来たのではと勘違いし焦るシーンも面白かったですね。次回からいよいよレジーナ本格復活!でも来週は休み!
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仮面ライダー鎧武 第4話「誕生!3人目のぶどうライダー!」

2013-10-27 08:43:23 | 仮面ライダー鎧武
仮面ライダー鎧武 第4話「誕生!3人目のぶどうライダー!」

インベスを倒した戒斗は変身を解除する。前に一度だけここにきたこと、変な果物の形をしたロックシードがあることを告げるも、街に帰る方法は紘汰にも分からない。戒斗はバイクが鍵であり、ある程度のスピードで走り続けると2つの世界を行き来できるのではと考えていた。そして戒斗は1人でこの世界をうろつき始め、紘汰も裕也を探して歩き始める。

戒斗は不思議な果実をもぎとっていた。1個目はインベスゲームに使うような錠前だったが、2個目は11番と書かれた錠前だった。より取り見取りではあるが、周囲にはインベスが出現していた。それに対抗するべく、戒斗はバロンに変身し立ち向かう。次々にインベスを撃破しつつ、果実をもぎ取って行くバロン。
一方の紘汰は防護服を着た人々を見つけ声をかけるも、何故か逃げられてしまう。何をやっていたかといぶかしんでいると、謎のライダーが紘汰に向かって発砲してきた。更にロックシードを放り投げると、それに釣られたインベスが現れ、ロックシードを喰らって成長し、謎のライダーの指示に従うかのように紘汰に向かってきた。


感想
「3人目のぶどうライダー」と書くと、お行儀の良いぶどうライダーが前にも2人いたように感じます。「3人目は」の方がしっくり来るなぁ。案外、既にマスカットとかのぶどう?ライダーがいるのかもしれませんけども。

自身がこれまで使ってきた力の、本当の恐ろしさを知った紘汰。紘汰が身を投じたのは、ルールが決まっている勝負の世界ではなく、ルール無用の殺し合いが行われる世界。戦いに理由や意味を求めているうちに、殺されることだって当然あると。
ベルトの力は遊びのための力でも、金儲けの力でもない。生死をかけた戦いに身を投じる覚悟のある者だけが身につけられるのでしょう。

今回、白いライダーの猛攻を受けた紘汰は、死の恐怖からベルトを手放すことに。これまでの戦いもルールの中での戦いだったり、インベスが暴走したのを食い止めるためのものとして、ゲームの延長線上とも考えられます。今回は、わけも分からず一方的に殺されそうになるという展開に。戦いの理由があった紘汰としては、それを受け入れられなかったのかもしれません。

自分が傷ついても誰かを守りたいという気持ちと、傷ついてまで守って欲しいとは思わない気持ち。どちらも相手を思っての行動だからこそ、どちらが正しいかでは決められない、難しい問題ですね。意外と怖い一面も見せた光実が変身した龍玄。今でこそチーム鎧武ですが、いずれは白いライダーの傘下になるのかな。舞を手に入れるべく、鎧武と戦うとか、そんな感じ。

主要ライダーが早くも揃う中、新たなライダーも登場とのこと。劇場版も楽しみです。
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獣電戦隊キョウリュウジャー 第35話「チョーすげぇッ!ギガントキョウリュウジン」

2013-10-27 08:00:24 | スーパー戦隊シリーズ
獣電戦隊キョウリュウジャー 第35話「チョーすげぇッ!ギガントキョウリュウジン」

最強ロボの名前を瞬時に理解する街の人々。

今回はガドマの呪いによって不調だったものの、人々の声を受け、胸の中のメロディーを高鳴らせたキョウリュウジャーは、何とかガドマを撃破。人々の声援というのは熱いものです。優子、理香、ジェントルは想像できましたが、剛や勇治が出てくるとは思いもしませんでした。しかしソウジならマネージャー、イアンなら最近出てきたばかりの恋人もいたと思うのですが・・・

最強合体ギガントキョウリュウジン。案外あっさりとガドマを撃破しましたが、本当の必殺技は次回披露!そして遂にトリンがブレイブイン!でも来週は休み!
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いつもの方向

2013-10-26 07:56:52 | 日々の生活
旅先でドアノブを回そうとした時、何故か回らない時があります。

そういう時は反対側に回せばあっさり開くのですが、よくよく考えてみれば、普段の生活の中で「ドアノブはこっち方向に回せば開く」というのが染みついているんだなと。蛇口関係もひねる系の蛇口ならともかく、上げるor下げることで水が出てくる蛇口が結構厄介だったなぁ。

いつ覚えた事なのか、いつ染み付いたのかは分かりませんが、普段の回し方ってあるものなんだと感じました。
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エックス日記 その10 マチエール編

2013-10-25 00:04:17 | ポケモンシリーズ
誰だお前。


さてハンサムのバディとなった主人公。まずは路地裏に集まっている少年少女の調査に向かうことに。バトルをこなしつつ、路地裏の奥にいたのはマチエールという少女と、彼女に懐くニャスパーでした。マチエールに家が無いと知ったハンサムは、ハンサムハウスにマチエールを住まわせ、自身はホテルに泊まることに。仲良しのニャスパーも連れて行くべく、路地裏を移動するニャスパーを追いかけ、「ニャスパーに触れる」行動以外を選ぶ必要がありました。

ハンサムの助手として暮らすことになったマチエールとニャスパー。そこへ外国人の女性がやってきました。が、ハンサムは「ポケモンが盗まれた」という依頼の内容を全く理解せず、お茶を買いに行く始末。ちなみに私も微妙な理解度でした(汗。とりあえず大切なポケモンが盗まれて、慌てていることは伝わりましたが。
後からやってきたマチエールは女性と会話を成り立たせるものの、ハンサムを悪く言った女性に力を貸す気が無い模様。けれども帰ってきたハンサムは、何と言われても救いを求められれば応えるとのこと。何この人カッコいい。そんなハンサムですが、どうやら相棒のグレッグルを亡くしてしまったようで・・・
事件の犯人は、マチエールを慕うバッドガイ&ガールでした。事件後は彼らもハンサムの心意気に感動し、「ハンサムのおじき」と慕うようになり、あれこれ手伝いをしてくれているようです。

そんなある日、美術館の絵画が台無しにされる事件が発生。更にポケモン勝負を挑まれてはボールを奪われるという事件も発生しました。調査に乗り出した主人公は、またも路地裏を巡ってバトル・・・路地裏がある位置を未だに把握できていないので、毎度タクシーを使う始末です(苦笑。
そして最後のバトルで、何故かニャスパーが犯人に懐くという事態に。主人公とハンサム以外にニャスパーがそこまで懐くのはマチエール・・・?

聞けばマチエールは最近バイトを始めたとのこと。けれども彼女からは悪い事をしているような雰囲気はまったく感じられませんでした。と、ハンサムハウスに謎の執事が現れ、バトルに勝つとパキラの元へ。パキラとも一戦を交えた後、クセロシキを捕まえる展開に・・・あぁ、「クロレキシ博士?」と勘違いしたあの博士かwにしても、パキラも元フレア団だったんですかね。

フラダリカフェの地下ではバッドガイたちも仕事の詳しい内容は知らされずにバイトをしており、奥の資料室では、クセロシキが特殊なスーツを開発したこと、そのスーツの実験体としてバイト募集の張り紙をし、マチエールがそれを見てバイトにやって来たことが書かれていました。その後はトレーナーではなかったマチエールを特訓し、スーツを着せ、リモートコントロールにより数々の悪事を働かせていたものの、その間の記憶はマチエールには無いとのこと。

そして現れたマチエールもといスーツを着た「エスプリ」との数回に渡るバトルの末、ハンサムとニャスパーも駆けつけて、マチエールに呼びかけるものの、クセロシキはリモートコントロールの機能を更に強める。だがそれに伴って叫び声を上げるエスプリを見たクセロシキは突如機能を切り、マチエールは意識を取り戻す。
クセロシキを国際警察として逮捕するハンサム。しかし、マチエールは何故かクセロシキに懐いており、その夜だけは皆で幸せな夕食を囲むことに・・・

後日、ハンサムは手紙を残してマチエールたちの前を去ろうとしていた。しかしクセロシキがマチエールに連絡を取って時間を稼ぎ、何とか2人を引き合わせることに成功。マチエールはハンサムに着いていこうとするものの、ハンサムはマチエールを助手から解雇し、ハンサムハウスの二代目を襲名させる。ミアレで生きてきたマチエールだからこそ、ミアレを守ることが出来る。
ハンサムとマチエールとの間に確かな絆を感じたクセロシキは、自身のスーツとポケモンをマチエールに託す。クセロシキが悪い人だと知って尚、彼を慕うマチエールは、ハンサムハウスの二代目所長になることを決意し、ハンサムとクセロシキに別れを告げる。
悲しい別れはあった。けれども父親がいたらあんな人たちかもしれない。良い人たちに出会えた事を、心からの笑顔で喜ぶマチエールでした・・・


・・・まさかハンサムの話がここまで良い話だとは思いませんでした。マチエールが最後に見せてくれた笑顔はとても素晴らしく、XYをプレイしている方にはぜひ見てもらいたいですね。この笑顔だけでもこのイベントをこなす価値は十分にあります。
イベント後はハンサムハウスでエスプリとしてのマチエールと対戦できます。それまでのバトルでは素顔が見えませんでしたが、このバトルではメットごしの顔を見ることができました。
そういえばマチエールとエスプリは、それぞれ対になる意味の言葉だそうですね。物質と精神。目に見えるものと見えないもの。ハンサムからは目に見えない絆を、クセロシキからはスーツとポケモンをそれぞれ受け継いだマチエール。今後、カロスを舞台とした新作が出るとすれば、ぜひマチエールイベントを入れてもらいたいですね。


さて、良い話もプレイしたところで、その他の話でも。20時から21時までの間はメガストーン探索!レンリタウンの博士の宝物というのは、恐らくギャラドスナイトではないかと。他にもガブリアスナイト、チャーレムナイト、ジュペッタナイトなどを発見しました。その中でもチャーレムナイトの衝撃がやばかったですw

3DSが修理されてきたので、早速互いのフレンドサファリに行ってみました。ゴマゾウ&ツチニンのサファリと、カゲボウズ&バケッチャのサファリ・・・ゴマゾウとカゲボウズを捕獲できただけでも良かったとしよう。
そしてようやくYとの交換が可能になったので、フォッコをXに転送し、マフォクシーにした後にYに戻しました。その他通信進化組も進化させましたし、大分図鑑も埋まってきたと思います。まずはXで一通りレベル進化をさせた後、Yにしか出てこない面々の捕獲に移ろうかと。
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相棒 シーズン12 第2話

2013-10-24 00:06:25 | 相棒シリーズ
相棒シーズン12、第2話は数学者の夢。

まずは先週の相棒の感想に関し、「良かったです」と拍手コメントをくださった方へ。読んでくださり、ありがとうございました。


今回は数学と素数がテーマとなった話でした。何人もの人間が挑み、精神を狂わせてしまった「リーマン予想」。昔、「金色のガッシュ!!」で知ったのは「フェルマーの最終定理」という問題でしたが、一見簡単そうに見えて、実は超難関だと聞きました。つまり、そんなのをメルメルメーだけで証明するなんて馬鹿にしすぎだということです(笑。
素数の法則性を説明する、といったのも聞いただけなら何とかなるんじゃない?と思えても、実際に挑戦してみると手に負えない代物なのでしょう。

こうした数学者の夢を解き明かした先に待っていたのは、それを決して発表できないという現実でした。もし明かしてしまえば、世界中で用いられている巨大な素数を利用した暗号が解読されてしまい、機密情報も外部に漏れ出してしまう。夢を叶えたのに発表できない辛さもあったと思います。


それに対し、数学者として素数の謎解明に歓喜し、世間に「肥後」の名で発表しようとした大倉。ここで自分の名前ではなく、ライバルである肥後の名前で発表しようとしたのが意外でした。
素晴らしい才能があるのに普通の会社員であった大倉と、数学教授にまでなった肥後。大倉は肥後を妬み憎しみを抱いていた一方で、憧れも抱いていたと告白していました。「自分が憧れていたライバルは、ここまで凄いことを成し遂げた」。そんなライバルを大倉は誇りに思っていたのかもしれません。だからこそ、素数の謎を隠そうとした大倉の気持ちが理解できなかったのではないかと。
相手は自分が到達できなかった領域に到達したのに、それを発表しようともしない。では到達すらしていない、発表するかどうかの選択肢すら与えられていない自分は何なのか。そんな思いもあったのかもしれません。

例え数学で世界が滅んでも構わない。美しい式が織り成す世界の破滅も、大倉にとっては楽しみでしかなかったのでしょう。大倉は最期まで数学を楽しんでいたように思えます。肥後にあてたかのようなダイイングメッセージは、自分を殺した肥後への憎しみというのもあるでしょうけども、「肥後なら解ける」と信じて出したようにも思えます。素数の謎を解明したライバルならば、きっと解ける。憎しみと憧れが混ざり合った暗号でした。

理論上では1枚の紙で月に達することは出来ても、現実では数回折るのが限界で、とても月にはたどり着けない。数式上では不可能を可能にしてしまうのは数学の面白いところだとは思います。けれども今回の事件のように、理論と現実が必ず一致するわけではありませんでした。
理論上では、素晴らしい研究の成果が出たのであれば発表するのが当然。発表しない理由が無い。けれども現実においては、発表することで不利益を被る人間が出てくる場合もある。その人間のことを考えれば、発表してはいけないという理論と異なる結果が生まれることもあります。最近見たアニメだと、「時速50kmで走る車が、1時間後に50km先の所にいるとは限らない」といった話をしていました。理論上は50km先にいても、現実では赤信号やら減速や渋滞など、必ずしも理論と同じになるとは限らないと。
大倉はただただ理論上の美しさを求め、肥後は理論と現実の両方を見ていたように思います。


今回の右京さんはいつも通りだったと思いますが、伊丹と芹沢もいつも通りの仕事をこなしていましたね。「警部殿~」という声が聞こえないのは残念ですが、彼らもいつまでも落ち込んでいられないでしょうし、今後とも頑張ってもらいたいです。

次回はウイルス?


余談
ファーガスってどっかで聞いた事があるなと思ったら、ウルトラマンダイナの「菌糸怪獣フォーガス」でしたw
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