機動新世紀ガンダムX 第14話「俺の声が聞こえるか!」
せめて1クール間隔ぐらいで配信再開してくれると助かります……というわけでおよそ1年ぶりに配信が再開されたガンダムXを引き続き視聴していきます。今回でカリスを巡る物語は一区切り。
ヴェルティゴのコクピットにて銃口を向け合うガロードとカリス。しかしカリスの銃に弾は込められておらず、ガロードに引鉄を引かせて命を絶つための演技だったことが分かります。フリーデンで治療を受けた後もその想いは変わらず、雪原で一人死を迎えようとしていましたが……ガロードの厳しくも熱い「生きろ」というメッセージが、冷え切ったカリスの心を温めていました。この後、囚われの身となって利用されるカリスの心を動かしたのもガロードの声でした。いつだって真っすぐで正直なガロードの言葉だからこそ、でしょうね。
この後ガロードは「ティファにちょっかいだすなよ」の後で「もう戦うのやめようぜ、お前強いもん」と告げています。「戦った相手」ではなく「友人」としての対応が先に来ているあたり、もうガロードの中ではとっくにカリスは友人だったんだなと感じられるシーンです。
また、「友人だから戦うのをやめよう」と友情を盾にするのではなく、「お前強いもん」という理由もガロードらしさが感じられる説得でした。
その後、起動したパトゥーリアとの戦いにはジャミルもベルティゴで参戦し、パトゥーリアに搭乗するノモアに対し「戦争はもう終わったのだ!怨念を次の世代にぶつけて、何の進歩がある!何故未来に託さない!」と説得を試みますが、ノモアの心は過去に縛られたままでした。彼もまた、戦いで心を閉ざしてしまった被害者だったのかもしれません。ある意味ではカリスの可能性の一つでもあったように思えます。
ラスト。フリーデンから脱走した時同様に、雪原にカリス一人の足跡が刻まれていきましたが、今度は彼を見送る友人たちがいる。歩いた先には彼を迎えてくれる町がある。彼が背負う十字架は重く辛いものですが、それでも彼は一人ではなく、周囲には頼れる人々がいる、希望があることを感じさせられます。死への旅路ではなく、目的地を見据えた新たな一歩を感じさせるラストシーンでした。
そんなこんなで次回はロアビィ&ウィッツ回。良いよね、(比較的)大人回……
せめて1クール間隔ぐらいで配信再開してくれると助かります……というわけでおよそ1年ぶりに配信が再開されたガンダムXを引き続き視聴していきます。今回でカリスを巡る物語は一区切り。
ヴェルティゴのコクピットにて銃口を向け合うガロードとカリス。しかしカリスの銃に弾は込められておらず、ガロードに引鉄を引かせて命を絶つための演技だったことが分かります。フリーデンで治療を受けた後もその想いは変わらず、雪原で一人死を迎えようとしていましたが……ガロードの厳しくも熱い「生きろ」というメッセージが、冷え切ったカリスの心を温めていました。この後、囚われの身となって利用されるカリスの心を動かしたのもガロードの声でした。いつだって真っすぐで正直なガロードの言葉だからこそ、でしょうね。
この後ガロードは「ティファにちょっかいだすなよ」の後で「もう戦うのやめようぜ、お前強いもん」と告げています。「戦った相手」ではなく「友人」としての対応が先に来ているあたり、もうガロードの中ではとっくにカリスは友人だったんだなと感じられるシーンです。
また、「友人だから戦うのをやめよう」と友情を盾にするのではなく、「お前強いもん」という理由もガロードらしさが感じられる説得でした。
その後、起動したパトゥーリアとの戦いにはジャミルもベルティゴで参戦し、パトゥーリアに搭乗するノモアに対し「戦争はもう終わったのだ!怨念を次の世代にぶつけて、何の進歩がある!何故未来に託さない!」と説得を試みますが、ノモアの心は過去に縛られたままでした。彼もまた、戦いで心を閉ざしてしまった被害者だったのかもしれません。ある意味ではカリスの可能性の一つでもあったように思えます。
ラスト。フリーデンから脱走した時同様に、雪原にカリス一人の足跡が刻まれていきましたが、今度は彼を見送る友人たちがいる。歩いた先には彼を迎えてくれる町がある。彼が背負う十字架は重く辛いものですが、それでも彼は一人ではなく、周囲には頼れる人々がいる、希望があることを感じさせられます。死への旅路ではなく、目的地を見据えた新たな一歩を感じさせるラストシーンでした。
そんなこんなで次回はロアビィ&ウィッツ回。良いよね、(比較的)大人回……