ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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Go!プリンセスプリキュア 第50話(最終回)「はるかなる夢へ!Go!プリンセスプリキュア!」

2016-01-31 10:16:49 | Go!プリンセスプリキュア
Go!プリンセスプリキュア 第50話(最終回)「はるかなる夢へ!Go!プリンセスプリキュア!」


 ・・・よもや「たのしい幼稚園」のCMで名乗りのネタバレを喰らうとはw

 ともあれ、遂に迎えた最終回。OPは久々に1番!しかもラストシーンはOP冒頭と同じく、はるかが丘を駆けるシーン!

 前回の予告で見えた黒い影はクローズでした。ディスピアと融合して終わりかと思えば、最後の相手となって復活するとは思いもしませんでした。その力は圧倒的だったものの、フローラが選んだのは絶望との対話というものでした。何度倒しても絶望は消えない。ならば絶望とは何なのか。これまで、クローズのように強大な敵としてではなく、身近なところでも辛いことは沢山あった。しかしその時の挫折と、立ち直ることが出来たからこそ、今のはるかがいる。
 クローズが作った夢の世界のように、何でも思い通りに、都合よく進む夢なんて無い。はるかのように未熟だった子はもちろん、みなみやきらら、トワだって絶望や困難に立ち向かってきました。夢と絶望、嬉しいことと悲しいこと、背中合わせのそれらが揃ってこその夢。
 絶望を受け入れ、それでも前に進むと決めたはるかには、さすがのクローズも戦うことをやめました。誰よりもディスピアに忠実で、誰よりもフローラと戦ってきたからこそ、夢の強さも絶望の強さも知っているはずです。絶望が強まれば、それを乗り越えようと夢の力もまた強くなる。何度やっても折れないはるかを前に、クローズは消えていきました。この時の「またな」に「ごきげんよう」と返すやり取りが素敵すぎる!

 前回のディスピア戦が思いのほか呆気なく終わったと思ったら、ラストの敵にクローズをもってくるというのが素晴らしかったです。爆発のエフェクトとか、とても女の子向けアニメとは思えませんでした(汗。個人的に好きなのはフローラが杖を回転させて防壁をいくつも貼るシーンです。

 平和な世界が戻った中で、両親との再会を喜ぶトワ。そんな中で、カナタが涙を流しているシーンがとても印象に残りました。
 そして訪れた別れの時。修了式の日はとても静かに、いつも通りの時間が流れていました。そこからの別れのシーンと誓いのシーン、それぞれが未来に向かって歩む姿が最高にグッときましたね・・・夢をかなえた後の姿ではなく、夢に向かって進んでいる姿なのが、何ともGo!プリンセスプリキュアらしいと感じます。
 シャットのみならずロックも無事で何よりでした。これからは白金さん共々、あの庭園の管理人となっていくのかもしれません。

 最後ははるかとカナタの別れのシーンで締め。涙に別れを告げて走り出すはるかの姿は、OPと同じ光景でした。ここでOPを連想させるというのもまた、心憎い演出です。 

 これで終わりか・・・と思っていたら、ED後にまさかの大人はるか登場!顔は見えませんでしたが、その声から大人になったということがしっかりと伝わってきました。振り返ったはるかの視線の先にいるのが、大人になったカナタだったらいいなぁと思いながら見ていました。本当に、本当にいいラストだった・・・



 さて全50話が終了したGo!プリンセスプリキュアですが、文句無しに最高の作品でした。当初は「キュアトゥインクルが出るまで様子見かなー」なんてことを思ってましたが、気づけば好きなキャラクターがどんどん増えていきました。第1話のフローラの戦闘シーンに魅せられ、マーメイド=みなみの笑顔が段々増えていく様が微笑ましく、遂に3人のプリキュアが集結してはるかとみなみが名前を呼び合うシーン、きららが照れながらもプリキュアをやる決意をするシーンを見てからは、きららのみならず、3人全員が好きになっていきました。
 ゼツボーグの被害者だったゆいも、いつしか非常に頼れる仲間へとなっていきました。いやほんと、ここまで頼れるとは思いもしませんでした。最後のあたりは、ゆいが何か喋りだすだけでグッときていましたし。それだけに、唯一録画を失敗したのがゆい回だったのが心苦しい・・・BS11での再放送、首を長くして待ってます。何年先になるのやら(汗。

 トワイライトからトワ、そしてスカーレットへ。自分の侵した罪と向き合いつつも前に進むことを選んだトワは、シャットにもその手を差し伸べ、彼が変わるきっかけとなりました。
 レッスン担当だと思っていたシャムールもシャットとの絡みでいい味を出しており、カナタも頼れる王子として活躍していたのに、記憶を無くし、彼の言葉がはるかを絶望に叩き込んでしまうという展開には驚かされました。それでも非常に頼れる仲間というのには変わりなく、最後に彼が両親とトワの再会に涙するシーンでは、思わずこちらまで泣けてきました。あのシーンでカナタがグッと好きになりました。

 この1年間、夢を絶望から守り、夢を希望へと導くばかりか、絶望すらも夢の一部と考えて歩き出したプリンセスたちの物語を心から楽しませてもらいました。
 夢を持つことの大切さ、夢を叶えるために生まれるエネルギーの強さ、夢の素晴らしさを説く一方で、時には夢を叶えることの難しさも描かれていました。夢を否定された時に立ち直れるか、夢が変わる時に応援してくれていた人にどう伝えるか、叶えたい夢がいくつもある時、どうしたらいいのか・・・そうした悩みを持つこともまた、夢を叶えるうえでは大切なことだったとまとめられていました。

 絶望を完全に消すことはできない。だから絶望を受け入れ、成長の糧とする。成功だけじゃなく、失敗もまた人を成長させる大事な栄養です。晴れの日もあれば、雨の日もある。様々な困難を経ることで、夢という花は強く・優しく・美しく咲き誇るのでしょう。

 ラスト、はるかはプリンセスになれたのか・・・なんて考えるのは野暮ですね。はるかなら必ずその夢をかなえ、そのために走り続けているに違いありません。

 この一年間、本当に楽しかったです。心の底からありがとうございました!


 ・・・それにしても、メインメンバーが揃った「ごきげんよう!」の一枚絵。良いなーと思ってみていたら、ちゃっかりきららの横に移りこむらんこ先輩wwシャットがトワの後ろにいるのは嬉しいですが、らんこ先輩に関しては笑ってしまいます。本当、最後まで楽しませてくれる作品でした。
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仮面ライダーゴースト 第16話「完璧!白い仮面ライダー!」

2016-01-31 09:28:50 | 仮面ライダーゴースト
仮面ライダーゴースト 第16話「完璧!白い仮面ライダー!」

 遂に登場、第3のライダー・ネクロム!ベルトを使わずに左腕に装着した「メガウルオウダー」を用いて変身。「クラッシュザインベーダー」「ファイティングペン」など、変身音は英語になるようですね。こうなると、他の眼魂だとどうなるか気になるところなので、アランにはどんどん眼魂を奪ってもらいたい気持ちもあります(苦笑。
 メガウルオウダーは眼魂に目薬を差して変身するという、これまた奇抜な変身方法。けれども変身後のネクロムはなかなかカッコいいので好きです。一定時間を過ぎると体から緑の輝きは失われ、それを眼魔コマンドたちを吸収することで補う模様。闘魂ブースト魂の攻撃を受けても体がすり抜けたり、眼魔コマンドを乗っ取る形で復活したりと、戦う相手としては厄介ですね。「体には意味が無い」と言っていますから、ネクロム、というかアラン自身がゴーストであり、何度倒されようとも別の誰かに乗り移ることで復活が可能、といった感じなんでしょうか。

 マコトもどうやらアランに体を奪われている様子。眼魔世界で生きていくには体が不要なのか、はたまた眼魔世界には人間用の食べ物が無いから、体を無くすことで生き永らえさせてもらっていたのか・・・眼魔世界にはまだまだ謎が多いままですね。

 正義は一つとは限らないというのがロビン・フッドの言葉。タケルにはタケルの、アランにはアランの正義がある。正義と悪のぶつかり合いも、視点を変えれば正義と正義のぶつかり合い。正義の反対はまた別の正義だと、どっかの野球ゲームの博士も言っていた気がします。
 今のところタケルとアランが分かり合うには時間がかかりそうですが、アランが平和な青空を見上げていたシーンが印象に残りました。眼魔世界とは全く違う青い空。そこにアランは何を感じたんでしょうね・・・

 ともあれ次回は未来を予告!邪馬台国!
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手裏剣戦隊ニンニンジャー 第46話「終わりの手裏剣、目覚める!」

2016-01-31 08:07:27 | 手裏剣戦隊ニンニンジャー
手裏剣戦隊ニンニンジャー 第46話「終わりの手裏剣、目覚める!」

 困った時に開ける箱・・・ウソ800でも入っているのかと思いました(笑。

 さて今回は最終決戦一歩手前。幻月との戦いにより死んだと思われていた好天ですが、実は終わりの手裏剣により生かされていただけだったと。幻月との戦いに割って入り、ラストニンジャの力を奪い取った新月。てっきり幻月の力を吸収するものだと思ってましたが、父親も協力的だったのにはちょっと驚きました。しかし、有明の方の力までも取り込むとはなぁ・・・萬月の死の真相を知った有明の方が抵抗し、ニンニンジャーにトドメを刺させるきっかけになるのかな?

 弔い合戦ではなく、やりたいことをやるだけ。好天からのメッセージは旋風にしか届きませんでしたが、声が届かなくても彼らならば好天が想像したとおりの忍者となっていくことでしょう。
 次回のラストバトル前に有明の方、雷蔵が倒されたわけですが、雷蔵は折角復活したのに活躍の場面は少なかったですね・・・そしてまだラスボス級が2体も残っているという衝撃。残り1話で幻月と新月との決着を如何様につけるのか、注目です。

 次回は最終回!
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「ガールズ&パンツァー 劇場版」を見て

2016-01-30 09:00:32 | テレビ・映画・ドラマ
「ガールズ&パンツァー 劇場版」を鑑賞しました。

 西住みほたちの活躍で大洗女子学園は戦車道全国大会で優勝を果たし、廃校を免れたかに見えた。しかし、優勝記念のエキシビジョンマッチを終えた直後、8月31日に廃校が決まったという知らせが届く。突然の廃校に戸惑う生徒たち。かろうじて戦車は守れたものの、このままではみんながバラバラになってしまう・・・そうさせないためにも、生徒会長の角谷杏は各所を回り、遂にはみほの母親である西住流の家元・しほを巻き込み、「大学選抜チームに勝てたら今度こそ廃校を取り下げる」という条件を取り付けることに成功する。
 だが、大学選抜チームは社会人チームを破るほどの強敵。みほと同じく「ボコ」というぬいぐるみが好きな少女・島田愛里寿がリーダーを務めており、彼女には潰れかけのボコミュージアムを救いたいという思いがあった。
 圧倒的な戦力差の前に、みほはいつに無く不安を抱えていたが、そこへみほの姉のまほや、かつて戦った友人たちが援軍に駆けつけてきてくれた。かくして、ドリームチームとなった大洗女子学園と、大学選抜チームの戦いの火蓋が切って落とされた!


 ・・・というストーリーなのですが、この映画を秋山殿の言葉を借りて、一言で言い表すならば・・・「ヒヤッホォォォウ!最高だぜぇぇぇぇ!!」・・・いやー、本当に素晴らしい映画でした。元々ガルパンは本放送時ではなく、再放送時に見始めた作品だったのですが、女の子と戦車という、一見ミスマッチながらもその熱い戦いに魅せられて、最後には泣きながら見ていました(苦笑。
 劇場版の上映時間は120分でしたが、そんな長さを一切感じさせないほど魅入っていました。

 今回は劇場版ということで、まず劇場の大スクリーン&音響で繰り広げられる戦車戦の迫力が凄いです。冒頭で3分ちょっとで分かるガルパン本編の解説が行われた後、突如として鳴り響く戦車の音。そして物語が終盤に差し掛かる頃に登場するカール自走臼砲後期型のド迫力っぷりときたら!雷でも落ちたんじゃないかってくらいの大轟音。あのシーンは劇場で見てよかったと心から思いました。
 私は戦車に関しては全く詳しくありません。ですが、そんな私でも戦車戦は十分に楽しめました。知っているからこその面白みというのもあると思いますが、「戦車ってこんなことも出来るのか!」「戦車って鈍重なイメージがあったけど、こんなに速い戦車もいるのか!」などなど、知らないからこそ見ていてあれこれ驚かされることが多かったですね。

 戦車戦も笑いあり、涙あり、熱血ありと大ボリューム。パンフレットによれば、本来80分の予定だったものが120分に延びたとのこと。それも納得のボリュームですが、先に書いたとおり、戦況が次々と変わっていくので全く飽きません。最後の方は女の子を見に来ているのか、戦車を見に来ているのか分からないくらい、戦車の活躍に魅入っていました(笑。
 そしてラスト、残り戦車もあと僅かとなったところで繰り広げられる大激戦!このラストバトルが最高でした。台詞も殆ど無く、作戦の内容はみほたちのみが知るところに。どうなる、どうなると白熱する中での決着!勝者が決まって皆が拍手するシーンでは、思わず私も拍手したくなるぐらいの感動を味わっていました。
 

 戦車のみならず、キャラクターたちもみんな頑張っていました。というか、この映画、いいところが多すぎて書ききれません。多分、書いても書いても「あ、これも!」と思い出して、どんどん増えそうです(笑。
 なので一番熱くなったシーンを上げるとすると、やはりみほの応援として、まほたちが駆けつけてきてくれた時ですね。王道といえば王道ですが、だからこそ熱くなれるというものです。まさか大洗女子の制服を着て駆けつけるとは思ってもいませんでしたが(笑。その後、作戦本部にて、全員元の制服に着替えて集合しているシーンを見た時のワクワク感が半端なかったです。

 笑ったシーンとしては、アリクイさんチームの3人の成長っぷり、あと提灯を頭からぶら下げた二宮金次郎像のシーンです。廃校が決まってから大学選抜チームと戦うまで、アリクイさんチームの3人は筋トレを続けていたわけですが、その成果が戦車に乗ってからも遺憾なく発揮されていました。砲弾を投げ渡す女子高生とは一体・・・そして筋トレのしすぎなのか、レバーが折れるシーンでも笑いました。

 所々でウルッときていましたが、個人的にはカチューシャを守るために行動したクラーラの件が特に印象的です。序盤からカチューシャはロシア語で喋るクラーラに対して「日本語で喋りなさいよ!」と何度も注意していました。それが物語中盤、危機に陥った際、カチューシャに作戦内容が伝わないようにロシア語でノンナと会話するシーンがグッときました。例え嫌われようとも、大好きなカチューシャを守るための行動。実は流暢だった日本語で別れを告げ、カチューシャを先に行かせる・・・この後のノンナの行動もまた良かったです。人が死ぬ作品ではないと分かっているのに、まるで永遠の別れみたいな感じがして、一瞬ドキッとさせられました(汗。
 あと、一時的に実家に帰ったみほが部屋に入った時、前にいた黒森峰の制服がクリーニングに出されて、きちんと壁にかけられていたシーンも良かったです。

 その他にも、ボコミュージアムではしゃぐみほが超可愛かったり、実家に帰ったみほを出迎えた私服姿のまほが可愛かったり、みほと秋山殿が戦車知識に関してツーカーの仲だったり、ウサギさんチームの観覧車作戦で「ゴジラVSモスラ」を思い出し、転がる観覧車に砲弾を見事命中させるナオミのカッコよさ、戦車を守るために尽力してくれたサンダース高校の面々、散る時さえも優雅に締めくくるダージリン、ノリの良さで終始楽しませてくれたアンツィオ高校などなど・・・本当にいいところがありすぎて、語りつくせない。それぐらい良い映画でした。

 実をいうとまだアンツィオ高校戦は見たことが無いので、そのうちレンタルしてこようと思います。

 ともあれ、本当に良い映画をありがとうございました!
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仮面ライダーゴースト「伝説!ライダーの魂!」 第2章「ダブル編」

2016-01-29 07:52:33 | 仮面ライダーゴースト
仮面ライダーゴースト「伝説!ライダーの魂!」 第2章「ダブル編」

 ネット版第2章はダブル編。ということで、テラー・ドーパントの声はオリジナル同様、寺田農さんが担当してくださいました。直近の敵だったハートのみならず、結構前のダブルの敵怪人までオリジナルとは、嬉しい限りです。
 「君も恐怖を~」や「家族のもとに~」といった台詞は、マコト同様恐怖を打ち破った翔太郎や、園崎家のことを意識した台詞なのでしょう。ただ、いきなり家族の元に戻るといわれても、事情を知らないマコトは何のことだか分からないでしょうね(苦笑。

 一度は絶望したが、二度と折れないと誓ったマコト。翔太郎もサイクロンジョーカーエクストリームになる前、一時期フィリップの力に着いていけませんでした。それでも、フィリップが相棒と思ってくれる限りは絶対に折れず、自分もフィリップの力に着いていこうと前に進んだ結果、エクストリームという新しい力を手に入れました。
 決め台詞の「さぁ、お前の罪を数えろ!」のみならず、「この街を泣かせる奴は、俺が許さない!」という思いもまた、ダブルの魂。折れない心と街を守る魂という、風都を守る探偵たちの思いがしっかりと感じ取れる話になっていて嬉しかったです。
 でも、「俺は一度絶望した」という台詞を聞いたときに、この流れでウィザードに持っていくのもアリなんじゃないかと思ってしまいました(苦笑。

 スペクター・ダブル魂もかなり似合っていてかっこよかったです。変身音もサイクロンジョーカー仕様になってましたが、さすがに「サイクロン!」「ジョーカー!」という声は聞こえてこず。また、変身後は服の前が開けていることもあって、何となくですがエクストリームっぽくも見えました。ネクロムに着せたらますますそれっぽくなりそうです。

 そんなこんなで次回は2月12日(金)に鎧武編が更新される予定です。
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僕だけがいない街 第4話「達成」

2016-01-29 07:21:03 | 2016年アニメ
僕だけがいない街 第4話「達成」

 加代が殺されるXデーまで残り1週間。悟は加代を母親の暴力から引き剥がそうと、彼女を科学センターに誘おうとするも、加代の母親は露骨にそれを嫌がった。悟も「友達を助けるのに損も得も無い」と、うっかりDVに触れる発言をしてしまい、加代の母親の怒りをかってしまう。幸い、事情を聴いていた悟の母が近くを通りがかったため事なきを得た。
 テレビ局の報道部に勤めていた悟の母は、加代がいい服を着ていたことから、母親が外面を気にしており、今日のところは大丈夫だろうといい、加代の家の事情も察しているようだった。

 土曜日。悟と加代は科学センターに向かうも、そこで悟は18年前にも加代とそこで出会ったことを思い出す。加代と一緒に来るのは初めてだったが、18年前は偶然加代と出会い、リバイバルした今と同じ会話をしていた。同じ時のレールの上に乗っているのではないか・・・そんな不安を抱く悟だったが、18年前には現われなかったケンヤたちが彼に「未来は変えられる」という安心をもたらしてくれた。

 月曜日。加代が遅刻せずに学校に来たことから、悟は暴力を受けなかったと推察。うっかり「顔、奇麗だな」と口に出してしまったため、クラスの皆から冷やかされてしまうのだった。

 そしてXデー当日。悟は朝早くから加代の家に向かい、彼女の手を繋ぐなど、彼女を一人きりにしないように心がけた。早く帰りたいという加代を何とか引きとめ、別れ際、悟は「また明日ね」と周囲に自分の存在を示すように大きな声で加代に告げる。
 結局一睡もできなかったものの、無事にXデーを乗り越えた悟。翌日は晴れて2人の誕生日。悟と加代が買い物から帰ると、家ではケンヤたちがケーキを作って待っていてくれた。かつては母と2人で大量のサンドイッチを作った誕生日が、今は友達もいる誕生日。友達がいることの楽しさを感じたのは悟だけでなく、加代も同じだった。皆と友達になれて良かったと加代は感じていた。

 加代は悟にプレゼントを用意していたようだったが、誕生日には間に合わず、翌日渡すと約束し、2人は別れた。
 だがその翌日、悟が少し遅れて学校に向かうと、そこに加代の姿は無く、加代はその日学校に来なかった・・・


感想
 「達成」というサブタイトルが出た時点でちょっと安心した途端にこれだよ!「バカなの?」と相変わらず悟に対して呆れることも多い中で、悟に自分から「おはよう藤沼」と声をかけてきたり、マフラーを貸してくれたり、悟のために何か編み物をしていたり・・・と、段々と加代の笑顔が増えてきた中で、突然の加代不在。これは一体どういうことなのか。
 悟の母によれば、加代の母は外面を気にしているとのこと。であれば「わざわざ買ってやったマフラーを他人に貸す」ことは快く思わないでしょうし、悟からのプレゼントである手袋を気に入らなく思うかもしれません。加代の安否も不明ですが、その関係で口論になり、結果・・・ということでなければいいのですが。

 Xデー当日、川の方を見つめていたユウキさんは一体何をしていたのでしょう。犯人扱いされたユウキさんのみならず、加代の母親や、その知人の男性の動向を映すのは分かります。けれども何故ケンヤがどうしているかを映す必要があるのだろう。先生もケンヤに用事があったようですし、彼も何かしらの事情を抱えているのかもしれません。
 如何にも怪しい人物もいる中に紛れ込むケンヤと先生に関しては、謎が深まるばかりです。

 未来は変えられるのか、はたまた多少違っても同じレールの上を歩む羽目になるのか。気になる所でまた次回。
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戦姫絶唱しないシンフォギア(GX版) その3

2016-01-28 19:33:01 | 2015年アニメ
「戦姫絶唱シンフォギアGX」のブルーレイ第5巻の特典映像「戦姫絶唱しないシンフォギア」を見ました。いつものとおり、記事のタイトルは便宜上のものです。

 今回の戦姫絶唱しないシンフォギアは、全編に渡ってキャロル陣営のキャラクターのみの出演となります。

・GX1話の少し前 1
 「ポーズ」を可愛らしく発音しつつも、後の言動で性根の悪さを見せ付けるガリィ。相変わらずのいいキャラです。

・GX1話の少し前 2
 「戦姫絶唱しないシンフォギア」だと油断してたら、本編並みに気合の入ったガリィ&ファラ、ガリィ&レイアのキスシーンのカットが飛び込んできました。その後の
 「馳走になったな」
 「なーんとも♪お粗末さまでした」

 というレイアとガリィのやり取りが凄く好きです。


・Project IGNITE始動の少し前 4
 ・・・こんなの見せられたら、オートスコアラーを好きになるしかないじゃないですかー!「この手では結べないんだぞ」という、最強であるが故の悩みを口にしたミカ。何かを傷つけることはできても、胸元のリボンを結ぶことはできない。
 第8話にて自身に搭載された決戦機能を展開したミカですが、公式の用語解説では、ガリィなしでは想い出の採取も出来ず、停止するのは時間の問題であるとの解説がなされていました。それと今回のリボンの件を重ねると、結びなおしてくれるガリィがいなくなった以上、リボンなんて燃え尽きても構わないと思ったのかなと考えてみたり。自身に出来ないことではなく、自身に出来ることを精一杯やって散っていったミカを思うと、敵ながら寂しくなりますね・・・

 
 そんなところで、今回のしないシンフォギアはここまで。ガリィの出番が比較的多目でしたが、敵であったオートスコアラー全員、そしてキャロルやエルフナインをより好きになれる短編集だったと思います。最終巻にはどんな展開が待ち受けているのやら・・・
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相棒14 第13話「伊丹刑事の失職」

2016-01-28 07:53:43 | 相棒シリーズ
相棒14 第13話「伊丹刑事の失職」

 
 さて今回は伊丹刑事の失職というサブタイトル。米沢さんや陣川くんの時はそこそこハラハラしましたが、伊丹に関しては失職するわけが無いと何故だか安心しきっていました。とはいえ、一時は免許センターへの異動も仄めかされた伊丹。そういえば亀山くんも免許センターにいたころがありましたね・・・あの2人が一緒の免許センターとか、教習所内で何かやらかしそうで怖いです(汗。

 人間としての正義感、記者としての責任感で行動した今井。結果として詐欺事件を暴くことには繋がったものの、それにより嘘の記事を書き、罪の無い人間を殺人犯にしたてあげたことには変わりありません。どこまでも真実を追究しようとしていたはずなのに、いつの間にか捻じ曲がってしまっていた。
 今井と大庭は2人とも「どうすればよかった」と口にしていました。大庭が「警察はアテにならない」と言っていたことから、恐らく警察に詐欺事件の捜査を依頼したけども、証拠不十分で相手の顔なども分からないのでは捜査のしようが無いとでも言われたのでしょうか?今井が峰岸と加納の取引現場を撮影した後、その情報を持って警察を訪れていれば、今回のようなことにはならなかったかもしれません。その際に被害者である大庭も付き添っていれば、詐欺グループの逮捕で事件は幕を閉じていたかもしれない。全て憶測の話ですが、始まりが正義感だっただけに、何とも空しい事件になってしまいましたね。

 今井もどこかのタイミングで伊丹たちに手記を渡すことを考えていたのだとは思いますが、伊丹の被害者の無念を晴らしたいという熱い気持ちに共感したような描写もありましたから、根っからの悪人というわけではないのでしょう。伊丹も今井も、真実を明らかにしたいという気持ちは同じ。ただ、例え真実を明らかにするにしても、道を踏み外さなかったのが伊丹だったのだと思います。

 相変わらず右京さんの推理が冴え渡る話ではありましたが、捜査にかける伊丹の情熱や、最後の「花の里」でのシーンなど、カッコいい伊丹が見られて満足です。特に「花の里」を立ち去るシーンのカッコよさときたら・・・!
 結構な危機に陥った伊丹ではあったものの、右京さんはいつも通り。そんな右京さんの態度は冠城に言わせれば「冷たい」とのことでしたが、本当に冷たかったら新聞を隅から隅まで読んで、怪しげな広告が無いかどうかチェックする、なんてことはしないでしょう。伊丹がピンチなのは分かりきったこと。だから助けるためにも、真実を突き止めるためにも多くを語らず行動に移す。そんな思いが感じ取れました。
 

 次回はお笑い芸人の話。
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マントとの格闘

2016-01-27 07:14:20 | 日々の生活
 えー、先日オメガモンが届きまして。結論から言いますと、いつも以上に上手く撮れませんでした


 今回届いたオメガモンのマントは布製となっており、マントフレームを用いてこれまで以上に角度などを調整できるようになっています。ただ、白いマントなのに裏の赤が透けているのは不満な点です。


 左3本がマントフレーム(長×1、短×2)、右の青いパーツがマント押さえパーツで、その下にあるのがマントフレーム基部となります。



 このようにマントフレームと基部を組み合わせ、オメガモンの背中に差込み、それによりマントを支えることができます。
 マントフレームの先端(左端)にはクリップがついており、それでマントを留めたりできるわけですが・・・

 このマント、凄く扱いにくいです(汗。そもそも私、未だにフィギュアを動かすことになれていないのに、そこにきてマントに自然な動きをつけろとか、どうやれと。映画を見ながらやっても、D-Artsのマントを参考にしても、なかなか上手くいきません。
 





 一応あれやこれやと撮ってみたのですが、どうにもしっくりきません。なのでしばらくの間、このオメガモンを撮る練習を続けます。折角のオメガモンなので、ちゃんと撮りたいですし。


 と、いうわけで、このオメガモンについてはまたいずれ・・・


 あ、ちなみにマント以外はかなりいい感じです。太一とヤマトはクリアパーツでありながらも、この小ささできちんと服まで作りこまれており、太一の服の肩にはちゃんと星のマークもあります。
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伝えたい言葉と相手

2016-01-26 08:10:50 | 日々の生活
意識高い系社長の挨拶文 カタカナ英語が多すぎて何を言っているかわからないと話題に

 確かに私には何を言っているかさっぱりですけども、それをカタカナ英語が多すぎるせいと捉えるのもなんだか違う気もします。カタカナ英語が増えているんだったら、それを覚えようとする努力も必要でしょう。

 そもそも万人に理解してもらう文章というのは難しいことだと思います。カタカナ英語のみならず、日本語でも間違った使い方をしている場合もありますし、単語はきちんと使えていても敬語がおかしい場合もある。理解してもらうことも重要ですが、誰に伝えたいかもまた重要だと感じます。

 例えばカタカナ英語でなくとも、「薔薇」や「憂鬱」なんかは難しい漢字ですが、難しいが故に広まっていて、「書けないけど読めて、何となく意味も分かる漢字」の代表格ではないでしょうか。カタカナ英語は「読めるけども意味が分からない」言葉ですから、それと似ている部分を感じます。
 分かっていて使う分にはいいとして、中途半端に分かっているフリをして、「何となく」でその単語を使うのが一番危険なんだと感じます。「書けるつもりでいて、間違っている」というのももちろんですし、「噴飯もの」のように意味を間違えて把握しているのも危険です。てっきり「怒っている」という意味だとばかり思っていました・・・多分「憤慨」と混ざったのでしょう。
 
 時にはターゲットを絞り、時にはより多くの人に自分の言葉を伝える。いずれの場面においても、言葉の意味をしっかりと把握したうえで使うことが必要なんだなと感じる今日この頃です。「及び」と「および」、「お誘いの上」と「お誘いのうえ」とか、難しくなくても漢字の使いどころには悩まされますしね・・・
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