「氷菓」振り返り。第7話「正体見たり」は、古典部一行が合宿として摩耶花の親戚が営む民宿を訪れ、そこで見た首吊りの影の正体とは何かに迫るお話です。
・善名梨絵(姉)と嘉代(妹)
積極的な姉・梨絵と内気な妹・嘉代。初対面の時から性格の違いが如実に表れていますね。
・「奉太郎が一人旅ぃ?」(里志)
千反田が企画し、摩耶花がコネを使ったからこそ成立した合宿。奉太郎一人では「人ごみの多い時期・場所を避けようとあれこれ考えあぐねている内に『家にいた方が楽だ』という結論に至る」のかな?と。まぁ私の行動パターンなんですが(笑。
・「シチュー、グラタン、チーズフォンデュ……」(奉太郎)
漂うチーズの匂いから連想されるメニューを口にする奉太郎。前述の一人旅云々といい、何だかんだで旅行でテンション上がり気味なのかな?と感じられるシーンでした。また、「子供は苦手」と言いつつ、梨絵が「デザートがある」と発言した際には「チーズケーキか?」と確認していることから、割とチーズ好きなのかな?とも。まぁ梨絵が初対面や年上だからといって身構えたりせず、積極的に話す子だからかもしれませんが。
・味噌汁をこぼす嘉代
サラダの椀を取ろうとした梨絵の左手が、味噌汁を持つ嘉代の右手にぶつかっています。
今回初めて気が付いたんですが、嘉代は左手で箸を持っています。となればお椀は右手。一緒に暮らしている梨絵ならば、そのことは当然知っているはず。それなのに話に夢中で注意を怠った梨絵が、一方的に嘉代に注意を促すというのはどこか理不尽な気がしないでもなく……
・「気の置けない相手がいつもそばにいるなんて、素敵だと思いませんか?」「思いません」(千反田/奉太郎)
姉か弟が欲しかったという千反田に対し、心の中でツッコミを入れた奉太郎。今回はこれまで以上に掛け合いが楽しい話という印象が強いです。
ちなみに私には弟がいますが、兄としては割かし気が合っていると思っています。普段から積極的に近況報告をしあうような間柄ではありませんが、たまに会えば同じゲームで遊ぶぐらいの仲ではあります。
・脱衣所の奉太郎
骨が浮き上がっているなど、妙に力が入っているのが面白いですね(笑。
・湯あたりした奉太郎、と里志と摩耶花
車酔い+千反田の入浴シーンを想像した結果、湯あたりしてしまうことに。里志に抱えられてぐったりした奉太郎を見た摩耶花は心配する言葉をかけていました。その後も布団を敷いたり窓を開けてくれる摩耶花。こういったところからも、普段は悪態をつきながらも心底嫌っているわけではなく、むしろ気の置けない間柄だというのが伝わってきますね。
で、個人的には弱った奉太郎の声と素直さが印象的です。何だかんだでまだ高校一年生、子供っぽさを感じるシーンだなと。
・首吊りの影
首吊りの影を見てしまい、布団にくるまって震えながら千反田にすがりつく摩耶花可愛くて好き。そんな摩耶花にすがりつかれて起きた時、普段と髪の分け目が違ってちょっとボサッとしている感じの千反田も好き。アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」の髪がもじゃっとした島村卯月が可愛かったのに近しい何かを感じる。
・「梨絵の」夏休みの宿題を見る摩耶花
嘉代はとっくに終わっていたか、あるいは言い出せなかったか。
・ぐっすり里志
奉太郎たちが朝食を食べ終えて行動を開始したにも関わらず、まだまだ気持ちよさそうに眠り続ける里志。どんな時も目覚まし無しで朝5時~6時起きの私としては、何故そこまで眠れるのか割と不思議で気になります!
・嘉代との会話
本館への立ち入りを断った理由が「お父さん」でも「お母さん」でもなく「お姉ちゃん」なんですよね……
また、千反田が嘉代に目線を合わせているのに対して、奉太郎はそのままの姿勢で、見下ろす形で嘉代と接しています。加えて話が終わった際には「役に立った……」と言いかけていました。子供相手に「ありがとう」とは言えども「役に立った」とはあまり言わない気がしますが、ここら辺も不慣れの表れなんですかね?
・ラジオ体操
千反田が中学二年まで通っていたと知った時の奉太郎の表情がツボです(笑。まぁ、やらなくてもいいことといえばそうですが、割と良い運動になるんですよね、ラジオ体操。今更ありがたみを知ることになろうとは。
・「趣味は良いね」「何が良くない?」(里志/奉太郎)
梨絵の浴衣を見た里志の感想に対する奉太郎の返答。里志が何を言いたいかを悟る奉太郎から、二人の付き合いの長さが感じられます。
・首吊りの影の真相と「枯れ尾花」
終わってみれば簡単な話。けれどもその真実は千反田に幽霊の正体が枯れ尾花だったと伝えるに等しいことでした。それでも奉太郎が提示した答えが納得できるものだったからこそ、千反田はあれほどまでに寂しい表情を見せたのでしょう。受け入れ難い真実だからといって否定しないのは千反田の良いところではありますが……
ですが、果たして本当に幽霊の正体は枯れ尾花だったのか。たまたまその時は枯れ尾花だったにせよ、もしかすると幽霊は実在するのではないか。わざわざ自分のものに名前をつけているのにも、何か理由があるのではないか。出会って日が浅い千反田のことを理解出来なかったのであれば、1日そこらしか経っていない相手の事ならば猶更理解出来るはずもありません。であれば、幽霊の正体は枯れ尾花ばかりではないはず。
この優しい終わり方こそ、アニメ版「氷菓」の特徴だなと感じられる話でした。
次回からは女帝登場!
・善名梨絵(姉)と嘉代(妹)
積極的な姉・梨絵と内気な妹・嘉代。初対面の時から性格の違いが如実に表れていますね。
・「奉太郎が一人旅ぃ?」(里志)
千反田が企画し、摩耶花がコネを使ったからこそ成立した合宿。奉太郎一人では「人ごみの多い時期・場所を避けようとあれこれ考えあぐねている内に『家にいた方が楽だ』という結論に至る」のかな?と。まぁ私の行動パターンなんですが(笑。
・「シチュー、グラタン、チーズフォンデュ……」(奉太郎)
漂うチーズの匂いから連想されるメニューを口にする奉太郎。前述の一人旅云々といい、何だかんだで旅行でテンション上がり気味なのかな?と感じられるシーンでした。また、「子供は苦手」と言いつつ、梨絵が「デザートがある」と発言した際には「チーズケーキか?」と確認していることから、割とチーズ好きなのかな?とも。まぁ梨絵が初対面や年上だからといって身構えたりせず、積極的に話す子だからかもしれませんが。
・味噌汁をこぼす嘉代
サラダの椀を取ろうとした梨絵の左手が、味噌汁を持つ嘉代の右手にぶつかっています。
今回初めて気が付いたんですが、嘉代は左手で箸を持っています。となればお椀は右手。一緒に暮らしている梨絵ならば、そのことは当然知っているはず。それなのに話に夢中で注意を怠った梨絵が、一方的に嘉代に注意を促すというのはどこか理不尽な気がしないでもなく……
・「気の置けない相手がいつもそばにいるなんて、素敵だと思いませんか?」「思いません」(千反田/奉太郎)
姉か弟が欲しかったという千反田に対し、心の中でツッコミを入れた奉太郎。今回はこれまで以上に掛け合いが楽しい話という印象が強いです。
ちなみに私には弟がいますが、兄としては割かし気が合っていると思っています。普段から積極的に近況報告をしあうような間柄ではありませんが、たまに会えば同じゲームで遊ぶぐらいの仲ではあります。
・脱衣所の奉太郎
骨が浮き上がっているなど、妙に力が入っているのが面白いですね(笑。
・湯あたりした奉太郎、と里志と摩耶花
車酔い+千反田の入浴シーンを想像した結果、湯あたりしてしまうことに。里志に抱えられてぐったりした奉太郎を見た摩耶花は心配する言葉をかけていました。その後も布団を敷いたり窓を開けてくれる摩耶花。こういったところからも、普段は悪態をつきながらも心底嫌っているわけではなく、むしろ気の置けない間柄だというのが伝わってきますね。
で、個人的には弱った奉太郎の声と素直さが印象的です。何だかんだでまだ高校一年生、子供っぽさを感じるシーンだなと。
・首吊りの影
首吊りの影を見てしまい、布団にくるまって震えながら千反田にすがりつく摩耶花可愛くて好き。そんな摩耶花にすがりつかれて起きた時、普段と髪の分け目が違ってちょっとボサッとしている感じの千反田も好き。アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」の髪がもじゃっとした島村卯月が可愛かったのに近しい何かを感じる。
・「梨絵の」夏休みの宿題を見る摩耶花
嘉代はとっくに終わっていたか、あるいは言い出せなかったか。
・ぐっすり里志
奉太郎たちが朝食を食べ終えて行動を開始したにも関わらず、まだまだ気持ちよさそうに眠り続ける里志。どんな時も目覚まし無しで朝5時~6時起きの私としては、何故そこまで眠れるのか割と不思議で気になります!
・嘉代との会話
本館への立ち入りを断った理由が「お父さん」でも「お母さん」でもなく「お姉ちゃん」なんですよね……
また、千反田が嘉代に目線を合わせているのに対して、奉太郎はそのままの姿勢で、見下ろす形で嘉代と接しています。加えて話が終わった際には「役に立った……」と言いかけていました。子供相手に「ありがとう」とは言えども「役に立った」とはあまり言わない気がしますが、ここら辺も不慣れの表れなんですかね?
・ラジオ体操
千反田が中学二年まで通っていたと知った時の奉太郎の表情がツボです(笑。まぁ、やらなくてもいいことといえばそうですが、割と良い運動になるんですよね、ラジオ体操。今更ありがたみを知ることになろうとは。
・「趣味は良いね」「何が良くない?」(里志/奉太郎)
梨絵の浴衣を見た里志の感想に対する奉太郎の返答。里志が何を言いたいかを悟る奉太郎から、二人の付き合いの長さが感じられます。
・首吊りの影の真相と「枯れ尾花」
終わってみれば簡単な話。けれどもその真実は千反田に幽霊の正体が枯れ尾花だったと伝えるに等しいことでした。それでも奉太郎が提示した答えが納得できるものだったからこそ、千反田はあれほどまでに寂しい表情を見せたのでしょう。受け入れ難い真実だからといって否定しないのは千反田の良いところではありますが……
ですが、果たして本当に幽霊の正体は枯れ尾花だったのか。たまたまその時は枯れ尾花だったにせよ、もしかすると幽霊は実在するのではないか。わざわざ自分のものに名前をつけているのにも、何か理由があるのではないか。出会って日が浅い千反田のことを理解出来なかったのであれば、1日そこらしか経っていない相手の事ならば猶更理解出来るはずもありません。であれば、幽霊の正体は枯れ尾花ばかりではないはず。
この優しい終わり方こそ、アニメ版「氷菓」の特徴だなと感じられる話でした。
次回からは女帝登場!