ピストンエンジンは永遠か!な?

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ネジ切りです。

2005年09月05日 | 金属加工
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写真は3/8-24のタップのセットです。上のほうからⅠ、Ⅱ、Ⅲ番といって先が尖ったほうから使います。これは国産品で工具屋さん(自動車関係の工具屋でなく、設備関連の工具屋さん)で1本1500円くらいだったと思います。
タップは加工だけでなく、整備にも使うと良いことが多いですね。(例えば傷んだ雌ネジの修正、ロックタイトの除去)
一本だけでも売っていますので、Ⅱ番だけでもあれば便利です。

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タップを立てるときの注意は、「適正な下穴」、「穴に対して真っ直ぐ」、「無理をしない」です。
特に硬い材料にタップを立てるときは穴が小さい過ぎると入っていきません。
穴に対して曲がって入ると、最初は入っていきますが、奥になるにつれて固くなり、深いネジを切るときは特に注意が必要です。
一気に済まそうというのは言語道断で、一歩進んで2歩下がるぐらいのキモチでやってください。
刃物で切削するには潤滑油が必要です。ワタシはワコーズのタッピングコンパウンドを使っています。

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無理をするとこんな風に歯こぼれするか、ポッキリ折れてしまいます。
折れるときは結構あっけないもんです。
フレームにタップを立てて折ったことがありますが、タップの材質は硬いです。
1時間ぐらい掛けてリューターで削り取ったのです。大変でした。

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下穴に面取りカッターで処理してから、タップを立てるとこのようにキレイにねじ山ができます。
面取りをすると穴の入り口が大きくなるので、タップも入りやすくなります。

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面取りをしなかった面はこのようにバリが出てしまいます。





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