エボエンジンに3インチオープンプライマリーの組み合わせですが、矢印のオルタネーターローターもむき出しになってしまいますので、錆び止めも兼ねてペイントしておきました。
クロームのカバーもプリモで用意してありますが、オーナーがメッキ嫌いなのと、放熱を考えるとコチラのほうが良いでしょう。ペイントはスプレーですが、260℃耐熱、常温でOKでツヤ有りです。写真はありませんがブラスト処理してあります。 クランクシールはこの向きではオイルが出てきますので、逆向きにしますから現在のオイルシールは取り外します。 矢印のツールは使えなくなったマイナスドライバーを片刃のノミ状に加工したものです。ショベルはこの部分は鉄のインサートが入っていますが、エボエンジンには無くアルミのフランジですからキズをつけないように気をつけながら、”ノミ”を隙間にこじ入れてシールの外周部分を折り曲げます。 緩くなったシールは、先細のプライヤーで簡単に引っ張り出す事ができます。 シールはこの向きに取り付けました。矢印は”保険”に塗布した液体がスケットですね。 シールがあってもシャフトとスペーサーの間からオイルがリークしますから、幾分”気休め”ですけれど液体ガスケットをココにも塗布しておきます。塗ってからスグにローターを取り付けると皆はみ出てしまいますから、ワタシの方法は少し固まりかけてるまで時間を置きます。
慣らしも順調に進んでおります。
4spトランスミッションでもメインシャフトとカラー及びシール付近のオイル漏れに悩みました。
構造をどう考えてもカラーとシールの間から漏れるような気がします・・・。
結局 液体ガスケット注入となりました。
対策部品とかは出てるのでしょうかね?
今回のOHでオイル漏れの無いバイクを作り直そうと考えたのですが、あちらこちらと悩まされました。
走れるようになって良かったです。
対策部品はですね。メーカーは不明ですが、一度見掛けた事があります。カラーの内側に溝があり、Oリングが入るようになっているのですが、カラーの厚みが薄いので強度的に不安があります。
充分な強度のOリング入りカラーは作れますが、オイルシールが合わなくなってしまいますね。
ワタシの記事にもどこかで書いてありますが、4速ミッションはティンカバーの流れなので、オイル漏れを完全に止めるのは無理があると思います。
あっ、カラーの厚みが一番大きい最終型なら、可能かもしれません。