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燃焼室のカーボン

2020年12月27日 | エンジン

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とりあえずシリンダーヘッドを外して燃焼室を見ると、想像通りカーボンがかなり多く溜まっています。#1(いちばん左)のようにEXバルブが白っぽく焼けていれば、まだ正常な燃焼が行われていると思いますが、残りの3気筒は圧縮圧力が相当下がっていたのでしょう。

 

INバルブにはそれほどカーボンが溜まることはないのですが、左側は堆積が酷く、右側はオイル下がりしていたようです。バルブとバルブシートの当り幅はマニュアルによると0.99~1.27㎜なので明らかに広すぎます。

 

EXバルブのほうは更にカーボンの噛みこみが多く、バルブとシートの密着は期待できません。

この車両の走行距離は2万キロ程度と、今となっては過走行とは言えないかもしれませんが、キャブレターなどのコンディションが崩れたまま乗り続けると、思いのほかエンジン本体が傷んでしまうこともあります。とはいってもバルブステムシールなどのゴム製品は経年劣化は仕方ないことで、10年20年はそのまま性能を維持できたとしても、40年も経つとエンジンオーバーホールは避けられないことかも知れません。

 

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