ピストンエンジンは永遠か!な?

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遠心式過給器

2015年01月19日 | エンジン

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第2次大戦前の過給器付きエンジンをランドスピードレコードのバイクを例(コチラコチラ)に紹介してきましたが、世界中に衝撃を与えた感のあるNinja H2は、その中心にある標準装備のスーパーチャジャーは既に明らかになったクランク駆動遠心式スーパーチャージャーです。小出しの情報が初期の頃はてっきり電動かと思ってしまいましたが、やはり少しでも軽量コンパクトなシステムが必須のバイクではモーターの存在やバッテリーの大きさが障害となったのでしょうか。

インペラの回転数はターボチャージャーの場合が20万rpmにも達する場合もありますが、H2の場合はステップアップギアと遊星ギアによりエンジン回転数の8倍になっています。


遠心式スーパーチャージャーといえばカタツムリのような形状が特徴で”ターボ”のほうが広く知られていますが、第2次大戦前後の多くの航空機にクランク駆動の機械式スーパーチャージャーは利用されていて、画像はロールスロイス マリーンのインタークーラー付き2段式過給器です。2段式のためにローターは2つあり切り替えのクラッチとギアが複数備えて複雑な構造です。


ttp://www.w2design.info/TimeslipR1340_a.html


コチラは1973年まで航空自衛隊の救難へりとして稼動していたH19というヘリコプターのP&Hの星型エンジンの過給器インペラです。位置的にはクランクシャフトに直接取り付けられているように感じられますが、遠心圧縮式は高回転が要求されますのでこのエンジンの場合はギアで12倍に増速されているそうです。


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