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「「話し方がおかしい」 12年間米国の精神病院に閉じ込められたメキシコ原住民」

2024年06月12日 | 国家・社会
https://japanese.joins.com/JArticle/319652?servcode=A00&sectcode=A00
「中央日報日本語版」 2024.06.10 09:50
■「話し方がおかしい」 12年間米国の精神病院に閉じ込められたメキシコ原住民

【写真】ドキュメンタリー『ムキ・ソパリリリ・アリグエ・カウィチ・ニルガメ(星と山々の女)』ポスターと製作者情報。 [写真 国連教育科学文化機関(ユネスコ)メキシコSNS]

 米国で理解不能なことを話すという理由などで精神病院に10年以上入院しなければならなかったメキシコ原住民のことが最近現地で再び注目を集めている。
 9日(現地時間)、国連やBBC Mundo(スペイン語版)などによると、4~5月メキシコで『ムキ・ソパリリリ・アリグエ・カウィチ・ニルガメ』(「星と山々の女」という意味のララムリ原住民語)が上映された。
 サンティエゴ・エステイノウ(Santiago Esteinou)監督の演出作であるこの作品は、リタ・マティーニョ・キンテロさん(1930~2018)の実話を土台としている。
 メキシコ北部チワワ州ララムリ(タラフマラ)原住民だったリタさんは踊りと歌が好きで、薬草の使用に長けていて、多くの羊を飼う女性だったという。
 あるときリタさんは米国との国境警備が比較的緩やかだった1983年に道に迷い、川や渓谷、山を渡って米国中部カンザス州にまでやってきた。
 汚い服を着て足が傷だらけだったリタさんは、教会で生卵を食べていたところを牧師によって摘発され、一部警察官に対して物理力を行使して拘禁された。
 エステイノウ監督はBBC Mundoに「当時リタさんはスペイン語をほとんど話せず、原住民言語を使ったが、まともに通訳することができず現地警察官とのコミュニケーションに失敗した」とし「警察官はリタさんの話を全く理解できないのに、リタさんに対して滑稽な報告書を作成したとみられる」と話した。
 容貌や行動、話し方などに基づいて現地で統合失調症患者と見なされたリタさんは12年間精神病院に事実上閉じ込められていた。
 リタさんは1994年カンザス州人権センターが5年以上精神病院に入院していた患者を検討する中で、病院入所12年後の1995年になってようやく退院できたという。
 すぐに弁護士団体の支援を受けて病院などを相手に訴訟を進めたリタさんは、弁護団が求めた賠償額よりもはるかに少ない金額(9万ドル、現レートで約1412万円)で合意することになったとBBC Mundoは付け加えた。
 国連は「原住民言語使用者は司法接近性の側面で社会的に大きく不利」とし「人権保障のためには法律通訳者の養成が急がれる」と明らかにした。国連教育科学文化機関(ユネスコ)によると、現在全世界に存在する約7000余りの言語のうち40%は数十年内に消える危機に置かれている。
 4000個余りの原住民語・土着語の場合、そのほとんどは学校で教えておらず口伝に依存しているため、特に脆弱だとユネスコは付け加えた。
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