第3回 反植民地主義フォーラム in 北海道
響きあう パレスチナとアイヌ―故郷を奪うもの
シオニズムと天皇制を探る
キリスト教ヨーロッパが生み出した植民地主義としてのシオニズム。
同じ19世紀にアジアの一角に生まれた侵略的天皇主義が息を吹き返しつつある。
いまアジアには、イスラム教徒の8割が住んでいる。
日本がイラクに派兵しイスラエルに加担している現在、アメリカに深く同盟している両
国と反イスラムの色濃い「反テロ戦争」のゆくえは……。
植民地主義はけっして過去ではない!
■映像でみる故郷を奪われた人びと
◎映画『届かぬ声―占領と生きる人びと―』ダイジェスト版
撮影・取材・報告:土井敏邦さん
◎ドキュメンタリー『日本が占領した海南島で』(一部上映)
ドキュメンタリー『雨竜川の祈り』
■フォーラム
川村シンリツ・エオリパック・アイヌさん
『屯田兵、第7師団とアイヌ民族』
明治の近代天皇制国家は、アイヌモシリを「北海道」と名づけ、侵略してきた。旭
川にもはじめに、武装した入植者である屯田兵がやってきた。そののち「北の門」を護る
として、帝国陸軍は第7師団を旭川に創設した。ここから今日にいたるまで、アイヌ民族
の大地は奪われつづけてきた。しかし、私たちアイヌの先人たちは三度にわたって土地闘
争を闘い強制移住を阻止してきた。
今回のフォーラムでは、旭川における土地闘争、民族復権などの活動を報告し、今日の
課題をみなさんと一緒に考えてみます。
臼杵 陽さん
『ナショナリズムとの共犯―キリスト教シオニズム、日本、そして植民地主義』
19世紀キリスト教の「文明化の使命」の理念は植民地化の宗教的正当化の根拠を与え
たが、いま、福音派キリスト教徒が信仰レベルでイスラエルを支持することで「共犯」
関係になっている。このような状況は日本も例外ではない。ナショナリズムに絡めとら
れる日本をアイヌ、朝鮮、パレスチナ、イスラエルの観点から捉えなおす。
キム・チョンミ(金静美)さん
『なぜ日本民衆は天皇(制)を支持しつづけることができるのか』
国民国家日本は、北方のアイヌモシリ侵略、南方のウルマネシア侵略を契機に形成さ
れ、台湾、朝鮮領土化の過程で強大化していきました。国民国家日本の歴史は、他地域・
他国侵略の歴史です。
日本国民(1947年5月2日までは、「大日本帝国臣民」)は、日本国家の侵略犯罪の実行
者でした。なぜ日本民衆は、他地域・他国の民衆にたいする犯罪をおこない続けること
ができるのでしょうか。
その思想的・社会的・経済的原因を、みなさんとともに考えたいと思います。
■討論
『シオニズムと天皇制―植民地主義を乗り越えるために』
臼杵 陽 VS キム・チョンミ VS 川村シンリツ・エオリパック・アイヌ
___________________________________________
と き:2007年6月16日(土)午後1時開場・1時30分~6時30分
ところ:札幌市教育文化会館4階講堂 札幌市中央区北1西13 TEL/011-271-5821
参加費:1500円/前売り1000円(高校生以下無料)
主 催:響きあうパレスチナとアイヌ実行委員会
連絡先:松元保昭〈パレスチナ連帯・札幌〉TEL/FAX 011-882-0705
響きあう パレスチナとアイヌ―故郷を奪うもの
シオニズムと天皇制を探る
キリスト教ヨーロッパが生み出した植民地主義としてのシオニズム。
同じ19世紀にアジアの一角に生まれた侵略的天皇主義が息を吹き返しつつある。
いまアジアには、イスラム教徒の8割が住んでいる。
日本がイラクに派兵しイスラエルに加担している現在、アメリカに深く同盟している両
国と反イスラムの色濃い「反テロ戦争」のゆくえは……。
植民地主義はけっして過去ではない!
■映像でみる故郷を奪われた人びと
◎映画『届かぬ声―占領と生きる人びと―』ダイジェスト版
撮影・取材・報告:土井敏邦さん
◎ドキュメンタリー『日本が占領した海南島で』(一部上映)
ドキュメンタリー『雨竜川の祈り』
■フォーラム
川村シンリツ・エオリパック・アイヌさん
『屯田兵、第7師団とアイヌ民族』
明治の近代天皇制国家は、アイヌモシリを「北海道」と名づけ、侵略してきた。旭
川にもはじめに、武装した入植者である屯田兵がやってきた。そののち「北の門」を護る
として、帝国陸軍は第7師団を旭川に創設した。ここから今日にいたるまで、アイヌ民族
の大地は奪われつづけてきた。しかし、私たちアイヌの先人たちは三度にわたって土地闘
争を闘い強制移住を阻止してきた。
今回のフォーラムでは、旭川における土地闘争、民族復権などの活動を報告し、今日の
課題をみなさんと一緒に考えてみます。
臼杵 陽さん
『ナショナリズムとの共犯―キリスト教シオニズム、日本、そして植民地主義』
19世紀キリスト教の「文明化の使命」の理念は植民地化の宗教的正当化の根拠を与え
たが、いま、福音派キリスト教徒が信仰レベルでイスラエルを支持することで「共犯」
関係になっている。このような状況は日本も例外ではない。ナショナリズムに絡めとら
れる日本をアイヌ、朝鮮、パレスチナ、イスラエルの観点から捉えなおす。
キム・チョンミ(金静美)さん
『なぜ日本民衆は天皇(制)を支持しつづけることができるのか』
国民国家日本は、北方のアイヌモシリ侵略、南方のウルマネシア侵略を契機に形成さ
れ、台湾、朝鮮領土化の過程で強大化していきました。国民国家日本の歴史は、他地域・
他国侵略の歴史です。
日本国民(1947年5月2日までは、「大日本帝国臣民」)は、日本国家の侵略犯罪の実行
者でした。なぜ日本民衆は、他地域・他国の民衆にたいする犯罪をおこない続けること
ができるのでしょうか。
その思想的・社会的・経済的原因を、みなさんとともに考えたいと思います。
■討論
『シオニズムと天皇制―植民地主義を乗り越えるために』
臼杵 陽 VS キム・チョンミ VS 川村シンリツ・エオリパック・アイヌ
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と き:2007年6月16日(土)午後1時開場・1時30分~6時30分
ところ:札幌市教育文化会館4階講堂 札幌市中央区北1西13 TEL/011-271-5821
参加費:1500円/前売り1000円(高校生以下無料)
主 催:響きあうパレスチナとアイヌ実行委員会
連絡先:松元保昭〈パレスチナ連帯・札幌〉TEL/FAX 011-882-0705