ICT工夫
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ホームページで「三期目の決意」 http://www.nonaka12.com/ketsui07.htm を拝読しました。

まず、この方の基本理念、政治理念はどういうものなのだろうかという点を考えてみました。
冒頭の言葉を私なりに解釈すると、地方議員としての政治理念は以下の2点が基本だろうと思いました。

◇ 住民の積極的な参加意思が、自分達の代りに「誰にやらせる」か決める首長や議員の選択に表われていること。
◇ 地方からの発信で国が動く、動かすという積極的な考えを住民が持ち議員も持たねばならないこと。

したがって、『 「くらしてみたい街」の実現に向けて走ります。』という言葉は単に「街」という構造物、生活環境だけを意味するのでは無く、そこに暮らす人々のコミュニティのあり方、それを支える行政のあり方などを含め、ソフトを含めた街の総合力を意味しているはずです。逆に言えば、このような点が欠けているような街なら遊びに来ておしまい、暮してみたいという魅力は薄くなるでしょう。

首長も議会も住民が選ぶという二元代表制による地方自治、住民自治を負託される立場になる時、「くらしてみたい街の実現」というのはキャッチフレーズとしての意を尽くしていると思います。

その理念に立って、以下のような3つの基本政策を述べていると私は考えます。

◇ 商店街、地場産業や企業活性化という甲府市の基本課題については、長期展望に立ち、ばらまき型ではなく短期集中化した施策を行うべきこと。
◇ 「株式会社甲府市」という行財政改革の明確な方向性に基づく改革の実行が必要であること。
◇ 暮らし安心の街づくりという考えが「少子化・高齢化」対策の立脚点であるべきこと。

総論は分かった、それじゃ具体的に何をするのか、これまでは何を実行してきたかという疑問が有権者からは当然出てくるでしょう。
他の候補さんについても公設掲示板ポスターやホームページなどを見ていると「福祉」、「教育」、「子育て」、「くらし」などの言葉が「あんしん」、「おうえん」、「しっかり」、「やさしい」などの言葉と共に並びます。短いキャッチフレーズですから具体的な事はわかりません。しかし、それら政策の基盤である財政について言及するキャッチフレーズを伴うものはなかなか見つかりません。

「福祉」、「教育」、「子育て」等々これまでの、これからの甲府市行財政改革のあり方に直結する問題のはずですが、これがどこまで政策の中に織り込まれているのでしょうか。それが見えません。この方の「株式会社甲府市構想」はその点を的確に捉えている政治家であることを示しています。

私は甲府市SNSのコメントにレスとして書きました・・・
壊れている下水道の蓋を議員の力で直した事を誇るより、そんな蓋の上を歩かねばならない街づくりのあり方を考えるべきだ、それが議員本来の仕事だ、と。
住民は気が付いても行政が即応しないなら、そんな行政・公務員を教育し直すシステム作りに議員は注力した方がよいのです、甲府市百年の計とはそういうことです。

住民の積極的な参加意思で議員を選択しているとは到底考えられないような、「自治会で推薦しているから・・・」みたいな投票行動、それを依頼している候補を選択しても、甲府市が「暮してみたい街」にはならないでしょう。

40名の市議選候補者がおられますが、日頃から甲府市内全ての人々に向けて、議員として、あるいは政治を志す者として、なんらかの情報発信を続けておられる方は極めて少ないと思えます。
幸いにも、野中一二さんの理念も政策も過去の議会活動についても、ホームページに読み切れないほど書かれています。

それを読むか読まないかは有権者側の問題でしかないと私は言い切れます。
「甲府市広報誌」は二元代表の片方、首長(行政)側からの発信に過ぎません。もう片方の議会側からの発信を、それも「議会だより」からだけでなく個々の議員からの具体的、詳細な発信を求めるのが「参加する有権者」の真の姿だと、私は思います。

参加しない有権者に溢れた街は滅びの道をたどることを、この方は懸念しているのだと私は考えています。 

ちょっと補足しておきますが、もし「平和」と言う言葉をキャッチフレーズ中に使うなら、「日本国の平和」、「日本国民を拉致し、甲府市民も拉致されている可能性がある」社会主義憲法の「北朝鮮」との関係も明確にしていただく必要がある、甲府市民はそれを忘れてはならないと、私は考えています。



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2006年度集計で15年ぶりに甲府中央卸売市場の取扱金額が青果やマグロの高騰で増加した、という 山梨日日新聞記事がありました。


 甲府市中央卸売市場が集計した2006年度の取扱金額は250億1800万円で、前年度を4億8300万円(2%)上回り、15年ぶりに増加に転じた。市場外流通の拡大などで取扱量は減少を続けているが青果やマグロの単価高騰が取扱金額の増加につながった。同市場は「品不足が起こした結果。依然、市場運営の見直しは欠かせない」と話している。
 06年度の取扱金額の内訳は青果が126億2400万円(前年度比2・9%増)。水産は123億9400万円(同1%増)。同市場の取扱金額はピークとなった1991年度(456億4800万円)以来、右肩下がりの状態が続いていた。
 取扱品の単価が高騰した理由について、同市場などは(1)上半期の天候不順による青果入荷量の減少(2)マグロ漁獲規制への懸念が広まり、国内でマグロ買い付けが急増した-ことを挙げる。取扱金額の1割を占めるキハダマグロの06年度単価(12カ月平均)は841円(1キロ)で、前年度の585円を大幅に上回った。


山梨県はマグロの消費が多いのだという話をどこかで読んだ事がありますが、ソースが見つかりませんので後日。私は山国の宿で刺し身が出ることに違和感を感じるのですが、東京で山梨産の新鮮なレタスを食すことに違和感は無い、これはどこかに偏見と思い込みがあるのかも知れません、反省(^_^;)

甲府市の国母にある中央卸売市場は営業時間中に入ったことはありません。築地の場外のような小売があるかどうかなど一度訪ねてみたいと思っています。卸売価格ってこんなに安いの?小売では10倍になる?

追記-野中一二さんのサイトに、2005年10月24日 議員の視察とは(札幌中央卸売市場、場外市場) という記事が見つかりました。甲府にも場外があるのですね、出かけてみましょう。



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追記・2007年9月10日-最近読み始めた「保坂展人のどこどこ日記」で、2007年09月09日「上原ひろ子、社民党を市民型政党へ改革せよ」という記事が読めました。私も関心を持っている住基ネット、ひいては行政の情報化に関連して上原さんのことは存じております。組織に搦め取られた議員が多い現状で社会民主党も自己改革が進めばよいと思い、このブログ記事にリンクしておきます。上原さんのサイトはホームページ「上原ひろ子のブログ」がありますが、どちらも更新は止まっているようです。
保坂展人さんの記事にトラックバックを送りました。


「サヨクに乗っ取られた自治会?」につづいて、どうも自治会にこだわりますが、4月16日の山梨日日新聞記事で、『明野処分場問題、浅尾区は分割せず 賛成・反対両派の住民が一致』、というのがありました。この浅尾区とは山梨県北杜市明野町にある住民組織体(任意団体)を意味しますが、山梨県では区とか組などと呼ぶケースが多いようです。甲府市ではそのまま自治会と呼んでいますが甲府市サイトには自治会に関する公式な記事は無いようです。

それはともかく山梨日日新聞記事では「定期総会には135戸のうち109戸が出席」と書かれていることから見ると、数え方は戸数であって住民数では無いようです。
ということは、自治会とは戸別の組織だということでしょう。
選挙で特定候補を推薦する時には、まず家族有権者会議で世帯としての意見を集約し、その家長が自治会総会に出席してその「家」としての賛否を投ずるという仕組みだと思えます。

もしこんな形なら自治会推薦なんかヤメテクレ!
セピア色に日焼けした100年前の写真でも見るような気がします。


と、こんな事を甲府市SNSに書いたのですが、『 自治会推薦も候補者から頼まれたのか、それとも自治会自ら推薦したのかどちらなのでしょうか。』というコメントが付きましたので、私は以下のように書きました。

もし候補者から自治会に推薦を依頼したのだとすると、そのような自治会のあり方を是認していることになる政治家だということになります。
言葉では子供を大切にすると言っていても、子供の意思など無視して当然な「家長制」を利用する政治家ということでしょう。
サーカスのような動きをやってのける北朝鮮の子供たちを思い出します。将軍様のお気に召さない子供がその陰で抹殺されているかもしれないと。


依頼したのではないが自治会推薦を喜んで受入れ、選挙ビラに誇らしげに書いているというのでも同じことです。
しかし、と、また異邦人の私は反省します、自治会推薦の問題から家長制の問題に話をもっていくことは、おそらく甲府市では受入れられないのではないか、と。
だから自治会という任意組織が特定候補者(の依頼によるのかどうかを問わず)推薦というのが常態となっている、と。

家父長制というのは統治者側に便利な思想であって、社会主義者がこれを利用することは私の想定外でした。そんな人物はいかに言葉を飾ろうとも衣の下に鎧を隠した危険思想の持ち主であるか、そうでないなら思想と実践の整合性を考えられない浅はかな人と、私は思っているのです。
今日は自分用に甲府市議会議員選挙候補者一覧を作ってみました。甲府市では市議選の選挙公報は出ないらしいので・・・自治会単位でしか考えていないなら、全体を見渡すための選挙公報なんて要らないよね(^o^)

「家」を単位に構成された自治会が街全体という大きなシステムの中で機能するのは「家」がシステムの一要素として働いている場合です。政治というシステムの構成要素は個人であるのが日本という民主主義社会での形でしょう。しかし行政としては自治会=家(世帯)という単位で処理できる仕事は多いと思います。

その行政の方向を決めているのが政治であるなら、政治を行政の単位で処理してしまえれば楽だ、という点が自治会を操り利用する側にある論理のように思えます。



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4月15日付け山梨日日新聞の『市町村長・議員選 県内6議員選 定数減で「狭き門」 当選ライン上昇に危機感』という記事の中に甲府市についても書かれていました。


 定数8人オーバーの40人が立候補を予定している甲府市議選。新人は14人に上り、地元でのあいさつ回りやチラシのポスティングなど売り込みに懸命だ。
 立候補予定の現職の間では「当選ラインは約200票上がり1800票前後」との見方が強い。再選を目指す現職は「政党や自治会などの支援を受けた固定票のある有力新人が多い」と危機感を募らせ、「あいさつ回りでこんなに地域を歩いているのは初当選以来だ」と話すベテラン議員もいる。
 市議会内では1月ごろ、告示後の選挙カーでの遊説について、交通渋滞や騒音被害への苦情をなくそうと時間短縮を申し合わせる動きがあった。(4月4日の毎日新聞山梨版が取り上げていて、この件に関しては私は野中一二さんの掲示板に「選挙運動自主規制なんて」と題して投稿しています。)
しかし、意見集約できなかった上、新人の林立で「こちらに不利になるようなことはできない」(現職議員)と立ち消えに。多くの陣営がこれまで通り、朝から「お願いコール」を連呼することになりそうだ。
 各陣営は地元の支持固めとともに、「候補不在」の大票田・国母地区や新住民が多い郊外を狙い、親類や知人、同級生を通じて浸透に励んでいる。


「政党や自治会などの支援を受けた固定票のある有力新人が多い」ということですが、広く一般市民に広報しようという意思があると思うのでホームページも探してみたいと思います。16日の新聞では全候補が確認できると思いますから、一覧表をつくる予定です。

とりあえず甲府市議会議員選挙候補者ポスター、公設掲示板の写真です。



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4月14日は故竹中つね子様の四十九日法要でした。私も甲府市躑躅ヶ崎霊園でのご納骨とその後の偲ぶ会に出席させていただきました。昨夜の雨で心配した天気もすっかり晴れて、風が少し強かったのですが暖かで良い日になりました。

偲ぶ会で私は初めて「千の風になって」という詩を知りました。出席されていた方がこの詩を引用されながら竹中英太郎、労、つね子様を偲ぶ言葉を述べられました。その後、館長さんのお友達がこの詩(講談社発行版による)を朗読されて会場に深い感銘を与えたものです。
邦訳し作曲された新井満さんは、驚いたことに竹中英太郎記念館主宰の金子望さん電通時代の同僚とのことで、この詩にまつわるお話も伺えました。

私はインターネットの技術的なことばかり追いかけていて、丁度一年前に竹中英太郎記念館に出会えたことから、色々と考えるようになりましたが、それでも昨年暮のNHK紅白でこの歌が反響を呼んだことなど、まるで知らないほどにヘンナ生活をしています(^_^;)

新井さんのサイトには「千の風になって」について以外にも様々な記事がありました。その一方、いつもの習慣で検索してみると、ウィキペディア(Wikipedia)およびその関連記事もあります。
「千の風になって」の詩の原作者についてというまとまった記事もありました。
秋川雅史サイト(このホームページはテイチクのサイトの中にあります)で、「エピソード・メッセージ募集」と書かれている画像をクリックして開くページには、この詩の出典について別なソースの事も書かれています。楽譜マークをクリックすると歌の出だしの部分が聞けます。

近年なんだかとてもギスギスした世の中になっているように感じます(最近の私はそれに輪をかけた記事ばかり書いています--でもこの件について反省はしません)。「千の風になって」という詩についてすら、上で読んだ限りでも毀誉褒貶さまざまという状況が感じられます。

しかし山梨県人には馴染み深いと思える山崎方代にせよ、酒折連歌にせよ、この「千の風になって」にせよ、そして15日から始まる甲府市議選での全ての情報にせよ、詠み人ならぬ読み人次第という気がしています。感動は素直に感動として受け止めればよいのであって、ただの鳥の鳴き声を「仏法僧」「法、法華経」と聞く人もある。「馬の耳の念仏」という言葉は誰にでもあてはまる、だから0と1で脳細胞を埋めたデジタルバカの私でも「せめて自らにだけは恥じなく眠りたい、と」



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毎日新聞山梨版の2007年4月13日記事は、『甲府市議選 甲府駅北口・新学習拠点整備計画、争点冷め』でした。『◇知事=白紙撤回/市長=事業推進 本音は「票に結び付かず」』とサブタイトルされています。

記事の最後に書かれていますが、甲府市議の中で「横内知事を支持した立候補予定者」で「北口付近が地盤」と言えば野中一二さんですね。横内さん支援の市議さんはもうお一人、同じ新政クラブの福永稔さんがおられますがお住まいは上今井町のようで、「地盤」(^o^)については皆さんが良くご存じでしょう。

私は県立図書館については1月23日に県立図書館問題が変だ?とこのブログに書いています。情報をきちんと読んでいれば誰にもわかることなのですが、「白紙撤回」と言う言葉を言葉尻で利用して「野中一二議員は北口をないがしろにしている、他の地域から票を集めるらしいから地元では**さんに・・・」などのようなガセネタを地元に流している向きもあるようです。新聞の見出しがメディアの編集によるもので、時には誤解されるようなタイトルにしている場合もあり、記事本文をしっかり読まないと誤解のままに終わることも考えないといけません。「新聞情報」というのは時にはひっかかりやすいフィッシング情報でもあるのです。
「白紙撤回」、「見直し」などの言葉について、ふるさと山梨を考える会さんが勉強会を持ち提言した内容について、どこまで考慮してこの言葉が使われているのでしょう。市民の皆さんはふるさと山梨を考える会さんのホームページを読んだことがあるのでしょうか。

野中一二事務所4月

市議選において「一般論的な平和の問題」を取り上げるのは実は国政選挙の事前運動(刷り込み)に過ぎない訳で、市議選でなら例えば朝気地域に建設中の平和資料センターに甲府市として補助金を出そうなどの具体的なテーマが適切でしょう。これは甲府空襲の歴史を伝える「博物館」として機能するはずだからです。しかし、このセンターを計画された方々とサヨクの立場が異なる場合、甲府市民としての立場で支援提言をする事はサヨクにはありません。それが強固な思想に立つサヨクの本質だからです。自民党というのは様々な思想の寄り合い所帯みたいなものですから、自民党候補を自治会推薦というのがあるかも知れないという感覚は私にもあるのです。

『立候補予定者の本音は「市議選は地域密着型。市全体の問題より、地域の活性化策などを訴えた方が当選しやすい」・・・』という点については、本来ならジャーナリズムが論説として書くべきテーマです。しかし、地元紙にはまともな社説が無く、中央紙山梨版は報道記事にちょっぴり意見らしきものが混じる程度ですね。だから私はホームページやブログで自分の意見を述べることにしました。以下は毎日新聞山梨版記事の引用です・・・・(写真はクリックすればポップアップします)


 22日に投開票される甲府市議選で最大の争点は何か--。知事選で最も注目を集めた甲府駅北口の新学習拠点整備事業計画は、市議の間では「北口整備」が主流意見。他派との対比色を強めたい共産党公認予定者や、白紙撤回を掲げて当選した横内知事を支持した立候補予定者も北口問題についてはトーンダウンが否めない。立候補予定者の本音は「北口問題は票にならない」?【鷲頭彰子】

 県立図書館のほかレストラン、ホールなども併設する予定だった新学習拠点施設計画は、「図書館にレストランやホールなどはいらない」として建設場所も含む同事業の白紙撤回を公約に掲げた横内正明知事が当選。一方、北口の事業推進を訴えた宮島雅展甲府市長は、7万8407票と過去最高の票を獲得した。再選後、宮島市長は「(北口整備は)県と市が長い時間をかけて計画したもの」と白紙撤回を批判、現在でも両者の間に歩み寄りはみられない。

  市政与党の自民系、民主系、公明党の市議立候補予定者はいずれも「甲府市民は北口推進を支持」と争点にならない理由を説明する。宮島市政に唯一対立姿勢を示している共産党の立候補予定者も「北口問題よりも、暮らし応援や平和の問題に取り組む姿勢を訴えたい」と話す。だが複数の立候補予定者の本音は「市議選は地域密着型。市全体の問題より、地域の活性化策などを訴えた方が当選しやすい」(現役市議)というものだ。

 その中で、横内知事を支持した立候補予定者の一人は北口付近が地盤。あえて「県立図書館は北口に誘致する」というチラシを住民に配布、「レストランやホールはいらないと思うが、場所を北口から別のところに移すことまでを支持したわけではないことを住民に理解してもらわねば」と躍起だ。



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補足です、山梨県立大学・箕浦一哉研究室(環境社会学/サウンドスケープ論)のブログを発見、14日の記事で「よつびし総研開所式終了」がありました。このブログは今後も注目していくつもりです。2007年4月19日

『学生の新鮮なアイデアで中心街活性化』 4月13日の山梨日日新聞記事は嬉しく読みました。ブログかホームページが出ると思いますので、とりあえず記事を引用しておきます。


学生のアイデアを市街地活性化に生かそう-と、山梨県立大は14日、甲府市、甲府商工会議所などと連携し、同市中心街の銀座通りに「四菱まちづくり総合研究室(よつびし総研)」を開所する。国際交流やボランティア事業の開催、調査研究を進める拠点として活用。他大学や商店主などとも交流して幅広く連携を取っていく。中心街関係者は、学生の新鮮なアイデアによる活動に期待を寄せている。
 研究室は、同市中央1丁目の中村屋ビル1階にあり、県立大の五つのゼミ生約50人がかかわって運営する。国際政策学部の熊谷隆一准教授ら教員8人も協力し、学生の活動をサポート。よつびし総研は、菱(ひし)形が四つ並ぶ武田菱の印をイメージして名付けた。
 昨年12月から今年1月まで特定非営利活動法人大学コンソーシアムやまなしが行った、学生が描く「元気な街・甲府」事業アイデアコンペに熊谷准教授のゼミ生が応募。中心商店街を下見し、銀座通りの中心でガラス張りで中が見えやすい同店舗で研究室を開こうと提案した。コンペでは入賞できなかったが、甲府市や甲府商工会議所に直接話を持ちかけ、実現にこぎつけた。


ホームページで記事にしていますが、SPARK-Student PARK- - 山梨学生コミュニティというのも既にできて活動しています。山梨学院大学のアンテナショップはカリキュラムの変更で撤収されましたが、学生さん達のパワーが街の活性化に活きるなんてとても素晴らしい事です。しかし、この特定非営利活動法人のフォーラムは知りませんでした、イベント検索が不十分だったなぁと反省しきりの私です。
この件は甲府の産業についてなどホームページでもフォローしていくつもり。



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12日は武田信玄の命日で甲府中心街では武田神社から出発した二十四将騎馬隊の行列がありました。

それを追いかけながら見物の方々とも言葉を交わしていたのですが、なんとなく間近に迫った市会議員選挙の話にシフト。

その時に甲府駅北口を中心にした地域らしいのですが社会民主党の議員を推薦したという話を聞いてびっくり。

山梨は保守的だと聞いていたので、自治会が推薦するのは自民党系だろう、地元の旦那衆が議員になるようなケースでは何処にもあるような話だと思っていたのです。それはいわば日頃の近所付合いやしがらみのようなものも働くから。

市民派とか社民、共産系の思想は自治会隣組的な思想とは相反するものが根本にあるはずなので、社民議員推薦というからには、そんな地域や自治会はサヨク集団が牛耳るとしか考えられません。
自治会の大政翼賛会的発想をサヨクが逆利用し活用している、住民はもしかすると知らずに利用されている?

ということで、サヨクとのしがらみがある地域なんて恐ろしいねという話に。
オウムに占拠された時だって上九一色の方々はオウムを支持した訳じゃない。しかし社民候補を自治会推薦となるとその地域はサヨクだ。地域の店に落とす金の一部は北に回っているかも知れないとまで考えてしまいましたよ。

この立ち話の後で配布されたビラのコピーをいただくことができましたので、これはホームページとブログで書きます。
ブログでの追記―この記事は4月12日の夕方、野中一二さんの掲示板に投稿したものです。はっきり申して私はこのようなジコチュウ、視野の狭い政治家の選挙活動、普通の暮らしをなさる様々な人々で構成する自治会(その中には子供たちもいる)が行う特定政治家支援、それにたいへん憤りを感じているので、このブログに移動して更新ができるようにしておきます。

4月10日の甲府市議選情勢で書いたのは、結局こういう問題に繋がっていたことになります。地元の声を聞いてその地元に対処する「かかりつけ議員」なんて、甲府市全体にとって何の意味があるのか。地元の声が聞こえたら、それを甲府市全域の視座から考えて、トータルな甲府市システムとしてどのように対応していく事が百年の計として適切なのか、それを考えるのが議員であり議会のはずなのです。その時に地元が後回しになるかも知れない、それをキチンと説明でき市民が納得できるから「先生」と呼ばれるのです。



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先の知事選、今回の県議選を見ていて「勝手連」という言葉や、それを謳うホームページ、ブログは山梨県内ではほとんど見かけなかった気がしました。先の記事に書いたように新聞が知事選におけるインターネット発信について報じたのが原因(それもかなり曖昧な内容なのに)で皆さんが触らぬ神に祟りなしと自己規制してしまったのか、県議選では僅かなサイトがあるのを知った程度です、それもどうやら新聞記事の標的になったらしいブログ、「県内ブログに見る選挙」という記事中のリンクによります。

それで「勝手連」とは何だ?ということを考えていたら、1983年の北海道知事選で「横路孝弘と勝手に連帯する若者連合」というのができたのが最初だったようです。それは8日に終わった竹中英太郎記念館の企画展を訪れた時に、竹中労さんが執筆あるいは発言している座談会などの昔の雑誌記事を読んでいて知り、検索でも確認できました。
う~む、「棄権だけはしない有権者」ではあっても政治活動に無縁で過ごしてきた私は甲府再成勝手連ホームページを引き継いで「愛して・・甲府」に方向転換させましたが、甲府市議選では「勝手に連帯」する事にしましょう。それは既にホームページやこのブログに書き始め、野中一二さんの掲示板に投稿したように、あまりにも変だと感じるからです。

とりあえず色々な勝手連サイトを見ておこうと思い、google検索を設定しておきます。
竹中労さんは『弱いから群れるのじゃない、群れるから弱いのだ』という名言を残しています。私にはこの言葉がぴったりくるのです、自分が一匹狼ならぬ「一匹小羊」であっても。



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2007年01月11日の山梨日日新聞には、『知事選、「勝手連」がブログで応援 告示後も更新続く、公選法抵触の恐れ』と題する記事がありました。


 あるブログはトップページに特定の候補の名前を掲げ、「応援サイト」であることをアピール。10日にも更新していて、同候補の陣営を批判したビラを取り上げ、反論の文章を載せている。
 また別の候補を応援する趣旨で開設されたブログは、日記形式で写真を添え、候補の出陣式の様子を細かく伝えている。最新の更新日は8日で、候補への投票を呼び掛けるような文章はないが、「勝手に応援」の文字が明記されている。


2007年01月20日の朝日新聞山梨版は 『【'07知事選】ネットの「運動」やまず』 という記事の中で、
『21日投開票の知事選。選挙戦が激しくなる中、一部の支持者がインターネットを通じ、電子メールやウェブサイトで特定の候補者を応援する運動を続けている。告示後の、法定文書以外の配布を禁じた公職選挙法違反の疑いがある。だが発信元の特定が難しいため、取り締まりは手つかずなのが現状だ。(知事選取材班)』 として

 別の候補者の選挙運動を紹介するインターネット上の公開日記(ブログ)もある。こちらも運営は「勝手連」だ。候補者の遊説の様子を写した写真や、主張を紹介した記事が掲載され、現在も更新され続けている。
 告示後に特定の候補者を応援するインターネット上の選挙運動について、総務省選挙課は、公選法違反の疑いが強いと指摘する。「告示後の新たな配布が認められるのは、法定のはがきとビラだけ。特定の候補者の応援と思われるメールの送信やウェブサイトの更新も公選法違反になる」との見解だ。
 県警が設置した「県知事選挙取締本部」は、メールやブログでの選挙運動を把握している。ただ、運営者の特定が難しい。インターネットのプロバイダーに発信元を照会しても、個人情報だとして簡単には協力を得られず、裁判所から差し押さえの許可をもらう手続きの間に、サイトが消去されてしまうこともあるからだ。
と伝えていました。


知事選は4候補での選挙戦でしたから新聞も各候補の動きを報じ易かった訳ですが、議会議員選挙となれば全ての候補を「公平に」報じることは難しいでしょうから、マスコミからでは選挙戦に入った候補が選挙公報などで伝える施策・スタンス以外にどのような発信をしているかは、その場にいない人々には伝わらないでしょう。

山梨日日新聞さんの記事には、
『インターネットが重要な情報発信手段として位置づけられる中、4日に告示され21日に投開票される山梨県知事選では、候補者の正式な支援組織に属さない支持者らがブログで応援活動を展開するケースが目立っている。告示後にインターネット上のサイトで選挙に関する情報を更新するのは、公職選挙法で禁止している「新たな文書の配布」に当たるが、複数のブログが4日の告示後も書き込みを続けている。県選管は「公選法に触れる恐れがあるが、運営者の所在が分からないことが大半」と困惑。匿名性が高いネット社会の広がりが、選挙の現場にも影響を与えている。』

この記事に書かれていることは、朝日新聞も書いたように、昔の自治省役人の見解、解釈に過ぎない事で、総務省も政府閣僚の国会答弁でもそれを踏襲しているだけ、法律に明文化されているものでは無い事も知りました。そういう説明無しに新聞記事になると読者の側ではビビってしまう場合も多いでしょうね。
そしてインターネットの技術的世界で本当に匿名性を利用できる人は限られていると思っています。

インターネットを視野の外に置いて制定された公職選挙法そのものが旧体制維持の為に大きく貢献している、それ故にこそ現状を維持したい、問題を解決したく無いような人々に長い間議場が占拠されてきたことを、よくよく考えねばならないと今回の知事選・県議選を通じて学びました。

情報化社会ではどういう事を考えねばならないのか、その中で政治・行政に関与する人々は情報発信・受信についてはいかにあるべきか、人々に知らせることは簡単でも、頼りにして貰うことは難しい--「知らしむべし、寄らしむべからず」の真意だそうです。

その知らせるという簡単な事すらできない、しようとしない人々が政治行政界の中に多い限り、この世の中がよくなるはずはないでしょう。

私が未だハンドルを以前のままにしていた時に、野中一二さんの掲示板に投稿した事があるのですが、「論語と政治 投稿者:kofu勝手連 投稿日:2006/10/27」、このリンク先はいずれホームページに転記して残したいと思っています。

マスコミはインターネットに対するスタンスが未だ明確では無い点があります。紙や映像画面を売る事で生活している人々ですから、それらと同等以上の情報がフリーで流れていれば生活を脅かすのでしょう。

有料配信によるインターネットの活用を考えても、それらがコピーされて勝手に掲載されたりファイル交換などの手法で流れている現実もあります。
著作権などの法的な問題について一般市民にはなかなか理解が難しいという問題もあります。私も学習を継続しなければ変化に追いついていけません。

ただひとつ私が言える事は、もし新聞社等のサイトで過去の記事が読める方法が簡単に提供されていたら、例えばこの記事に引用した記事の原文にリンクするだけで済みます。社外の筆者による署名記事(連載小説など)は仕方ないとしても報道記事については、インプレス社のように利用できることは大事な事だと思っています。「マイクロソフトが「Office 97」日本語版を3月14日より発売開始」、こんな記事に助けられる事が多い私です。

有料配信の場合の課金方法についても配信元への読者個人情報提供との関係で問題が多そうな気もします。
アクセスプロバイダーとメディア(配信元)との契約により、読者が契約しているプロバイダー料金に加算される方法での配信が一番手間もかからずセキュリティも保たれそうに思います。
しかし、これもプロバイダーの寡占につながることにもなるでしょう。
結局のところ、配信元が課金について複数の選択肢を用意し、読者が選べるということが、一番的確な有料配信ではないかと思っています。



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