ICT甲府
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない




4月7日付けの山梨日日新聞さんの記事に気が付きました。現職さんのお名前は市議会ホームページなどで知っていますが新人さんは全く存じあげません。もう少し調べてからと思いますので、とりあえず記事を編集・引用しておきます。

甲府市議会は定数32の選挙となります。
前回統一地方選の2003年当時は定数34で、2006年3月1日に中道町、上九一色村北部が編入合併した直後の4月9日にこの地域から4名の増員選挙が行われ、旧中道町から田中良彦、楠間隆保、五味務の3議員、橘田秀富議員が旧上九一色村から選出されました。甲府市議会ホームページの議員一覧があります。特例定員38名(欠員は、山村雄二さんが2005年5月16日に逝去されたこと、日本共産党の小越智子さんが県議選出馬のために辞職~県議当選、内藤幸男さんが3月31日に辞職されました、従って現在35名おられます。) 
今回定数は38から6減の32となり、中道、上九一色両地区の「小選挙区」特例がなくなり、全市一区の戦いとなります。

この間の事情については、山梨評論さんの甲府市関係のページに、『「合併特例法に定める協議事項」によれば、『地方自治法第91条第5項の規程に基づき、甲府市の議会の議員定数を38名とし、編入される中道町及び上九一色村の区域にそれぞれ選挙区を設け、中道町3名、上九一色村1名とする増員選挙を行う。』、議員定数は38名となり、平成19年の改選では全市1区の選挙になります。』と書かれている事も参考に該当する記事 「議員の定数及び任期の取扱い」が読めました。合併協議会のホームページは甲府市サイトに残されています。これは素晴らしいですね。


定数を8人上回る40人が立候補を予定している。当選ラインは前回を上回る1800票前後との見方が出ている。
 政党の公認・推薦や地域、団体の固定票を持つ有力新人が多く、現職サイドが危機感を強める。基礎票が少ない陣営は他地区への浸透に躍起で、現職の引退に伴って空白区となる、有権者の多い国母地区などが草刈り場の様相を呈している。

草刈り場とは失礼な表現ですが、原文のママ。「現職の引退に伴って空白区となる」というのも面白い表現です。この地区の有権者は外の世界を知らないと言っているに等しいですね。国母は時々通りますが、国道20号に接しいわば山梨平野の中心にあるといっても良い地域でしょう。ポートピア反対運動など市民の意識が低いとも思えません。メディアのこのような考え方は後段の「自治会連合会単位でみる」という記事構成につながっているようですが、新聞としてぱ実に残念、時代を先取りしようという気概には欠けているようです。

【無所属は29人】
 党派別では、無所属が29人(現職18、新人11)。政党公認は公明党5人(現職4、新人1)、共産党4人(現職2、新人2)、社民党2人(いずれも現職)の計11人。民主党は2人(現職1、新人1)を推薦した。このほかにも立候補を検討する動きがあり、最終的な候補者数は流動的だ。

無所属とはいっても政党公認ではないということで、自民党系の議員さんだと思います。新政クラブと政友クラブ所属の議員さんが該当するはずです。野中一二議員は新政クラブ、自民党員です。

 自治会連合会単位でみると、東ブロックは、琢美で無所属新人の鈴木篤氏(49)が名乗りを上げた。里垣は社民党の中込孝文(70)、無所属の桜井正富(64)の現職2氏と無所属新人の萩原直彦氏(52)。玉諸は無所属現職の清水保氏(68)、甲運は無所属新人の大塚義久氏(56)がそれぞれ準備を進めている。

 西ブロックでは、穴切は佐藤茂樹氏(51)=民主党推薦、貢川は斉藤憲二氏(71)、石田は依田敏夫氏(77)、池田は清水仁氏(57)で、いずれも無所属現職。新田は公明党の兵道顕司氏(49)と無所属の江原東氏(44)の新人2人が名乗りを上げる。

 南ブロックのうち、山城は5人。現職が内藤泉氏(55)=公明党、石原剛氏(50)=共産党、上田英文氏(75)=無所属、福永稔氏(60)=無所属=の4人で、新人は無所属の木下茂氏(55)が予定している。

 このほか湯田は無所属現職の小野雄造氏(62)と無所属新人の原田洋二氏(62)。伊勢は無所属の金丸三郎氏(52)、大里は無所属の輿石修氏(46)、大国は共産党の内藤司朗氏(48)と無所属の荻原隆宏氏(40)、住吉は公明党の中山善雄氏(58)で、いずれも現職。中道は無所属現職の田中良彦氏(68)と無所属新人の池谷陸雄氏(64)の2人となっている。

 北ブロックは相川が無所属現職の谷川義孝氏(71)と無所属新人で民主党推薦の飯島修氏(52)。千塚は現職が秋山雅司氏(60)=公明党=と森沢幸夫氏(74)=無所属=の2人、新人は無所属の広瀬集一氏(54)。羽黒は無所属現職の駒木明氏(69)と、共産党新人の石原希美氏(34)が立候補する見通し。

 中央ブロックは富士川が無所属現職の柳沢暢幸氏(63)、春日は無所属新人の望月郁雄(59)、山田弘之(50)の2氏。新紺屋は現職が社民党の山田厚(55)、無所属の野中一二(55)の両氏、新人は共産党の清水英知氏(35)。朝日は公明党現職の渡辺礼子氏(62)が準備している。

【62カ所で投票】
 ▽投票 市役所など市内62カ所(午前7-午後8時、市民いこいの里は午後6時まで、北部悠遊館など4カ所は午後7時まで)
 ▽開票 市総合市民会館(午後9時15分から)
 ▽有権者数(3月29日現在)15万9千118人(男76,839、女82,279)


政党に無関係に「自治会連合会単位でみる」という記事の書き方にはびっくりさせられました。旧上九一色村からの議員さんについて触れていない記事のようです。こういう記事を読む(読まされる)読者は、地区、ブロック、町内会が推している・・・そういう感覚が知らずに身についていくのでしょう。

平成の大合併と呼ばれる全国の市町村合併について読んでいた記事の中には、地元の声が届かなくなるという合併反対意見も各地にあったと思います。議員定数の削減についても同様の意見は多く読めます。声が届かないのは何故か、それを論じていた記事をすぐには思い出せません。

「地域、団体の固定票を持つ有力新人」という書き方を見ると、団体はスポーツや産業・芸術関係の団体とか市民活動団体、特定非営利活動法人(NPO)とか、それなりに全市、全県、あるいは全国カバーという人もいるはずですから、それは納得しておきましょう。


2007.04.13 追記―上で、「内藤幸男さんが3月31日に辞職されました」と書いたのですが朝日新聞山梨版記事によると、『地方議員年金制度が4月1日施行の法改正では退職年金(議員年金)の給付水準が12・5%引き下げられた。市議会議員共済会(東京)によると、在職36年のこの男性に支給される議員年金の年額は改正前なので約260万円になる。この男性の場合は「改正後だと約215万円となり、約45万円減る」・・・・』ということで、『取材に対し、男性は「今回の法改正には不満があった。元議員という立場でも、これから先の生活がかかっている」と話し、減額逃れで辞職したことを認めた。』との事でした。
議員が生活や後顧の憂い無く仕事に没頭できる環境を作るのは市民の仕事です。政務調査費を廃止するなんてことを考えるより報告義務をきちんとすること。議員報酬を減らすより常に地域全体を考察し政策提言できる少数精鋭の議会にすること、そういう考え方が一番大切なのだと思います。サヨク議員の議員定数削減反対が、地域の声が届かなくなるという理由だと知った時、この人々は身の回りしか見ていない視野の狭い人々だと思ったのです。
内藤さんもそういう昔ながらの市民や議会の犠牲者だとも言えるでしょう。日頃の手当てが十分なら、それなりに後顧の憂いに備える事もできたはずだと思うからです。



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