ICT工夫
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Keitai_yed01 山梨県教育委員会のホームページに「子どもの携帯電話大丈夫ですか?」(保護者向け啓発リーフレット)を作成しました。という記事が平成20(2008)年12月10日付けで掲載されていました。
2008年12月19日の読売新聞山梨版で携帯 小中は9割「禁止」 市町村に本紙調査という記事が出ていました。 2008年12月9日付けの読売新聞山梨版の記事、 『「子供と携帯」保護者も考えて 県教委 全家庭に啓発チラシ 「フィルタリング」など紹介』も改めて参照してみました(リンクが切れたこの記事は手元に保存してあります)、要旨は以下です。
『県教委は、県内の小中高生の全家庭に、児童・生徒の携帯電話の適正な利用を促す啓発チラシを年内にも配布することを決めた。中高生らが「学校裏サイト」やネット掲示板の書き込みによるいじめ、出会い系サイトなどの被害に遭うケースが全国で問題化しており、家庭と教育現場が連携することで、ネット被害の防止につなげたい考えだ。  チラシはA4サイズ1枚で、各学校を通じて県内の約10万人の児童・生徒に配布する。携帯電話のネット被害防止を目的とした全県的な取り組みは初めて。』
そこで改めて調べてみて山梨県教育委員会のホームページから見つけたPDFファイルから画像化しました。
ちょうど「山梨県緊急経済・雇用対策本部の設置について」(※ )調べていて確認した知事記者会見(平成20年12月17日)記録記事に、「携帯電話の有害情報から子供を守るための方策について」という質疑応答がありましたのでそれも引用しておきます。

 

Keitai_yed02 (記者) 子供と携帯電話に関してですが、過日、政府の教育再生懇談会が、子供の携帯に関して公立の小中学校について原則禁止ということを報告書に盛り込むことを決めまして、また、大阪府の教育委員会も、各市町村教育委員会に小中学校原則禁止を要請したという情報もあるのですが、子供と携帯電話というのは教育現場だけでなくて国全体、山梨県全体で考えるべき問題だと思うのですが、このことに対する知事のご見解をお伺いします。
(知事) これはなかなか難しい問題でして、携帯電話が教育上必要かといえば、教育上必要だとは考えられない。したがって、学校にこういうものを持ってくる必要があるかといえば、学校の教育上は必要ないということだと思います。
 そう意味からすれば禁止した方が良いのではないかという議論になるのですが、しかし、登下校時の防犯・安全ということがあったりとか、あるいは、いわゆる鍵っ子といわれるようなこども達が、母親にいろいろな連絡・相談をしなければならないとか、そういうことがあるということも確かです。
 したがって、やはり登下校時等の親との連絡だとか、それに子供も子供で遊びに行ったりとかそういうこともあるでしょうから、そういう際の親御さんの立場からすれば、携帯電話を持っていて、常時、自分の子供がどういう状況か把握したいというニーズもあり、それも安全・安心という観点からは無視できないことだと思います。
  したがって、ここのところはなかなか難しくて、本県としてはどちらにすべきであるという方向を出しているわけではなく、基本的には、学校長とか小中学校については、市町村の教育委員会、その辺の判断に任せている。
  県教委としては、右にすべきか左にすべきかということについてははっきり言っているわけではないという状況です。なかなか難しいところだと思っています。

※ 本筋の経済産業テーマについては産業情報ページに書いています。

Keitai_yed03 読売新聞の記事から読み取る限りは、子供達が携帯電話で遊んでいるのは学校から帰ってからだという事になります。「お父さん犬」などが登場して家族ぐるみで携帯電話を持つというライフスタイルを推進している業界ですが、課金体系では通話とデータ通信(ネットアクセス)の関係を見直す事で子供が長時間ネットアクセスにはまる事を防げそうな気もします。でもこの問題のポイントは下記のように全く別なことにありそうです。

学校裏サイト、プロフと呼ばれるようなサイトを私は確認したことが無いのでコメントは差し控えます。私としては2008.10.23に書いたような大人の「便利」と子供の「安全」を考えます。子供と携帯電話の関係を日本ではもっぱらこの教育委員会のリーフレットのような事として取り上げられていますが、私が読んでいる限り海外では携帯電話電磁波の子どもへの影響を憂慮する声が多いように思えます。保護者の皆さんがご自身でいろいろ確認されて我が子の為に判断される事が一番よいと思っています。行政が何をどう言おうとも我々が自分達で情報を得られるのがインターネットですがケータイネットからでは満足な情報は得られないと私は思っています。

子供達にとってパソコンの扱いとインターネットの利用法に慣れる事は国語算数理科社会と同様に必須だと思います。パソコンのキーボードをタッチタイピングで扱えるようになる事はケータイで指を巧みに使いこなすより楽だと思います、お子さんにローマ字入力でもひらがな入力でも挑戦させてみてください。挑戦してやり遂げる達成感でケータイネットなんてバカバカしくなります(^o^)

胎児・子どもの電磁波感受性
携帯電話と脳腫瘍
世界保健機関インターフォン研究について
携帯電話10年以上使用すると腫瘍リスク増加 スウェーデン・カロリンスカ研究所が報告
私はこういう疫学的研究など医学の知識は全くありませんからコメントしません。日本ではこうなっているが海外ではこのように判断されている、それを比較するだけです。

またまたインターネットオタクの蛇足ですが(^_^;) タイピング練習用のソフトなら、窓の杜とかVectorでフリーソフトが入手できます。
そしてQWERTYと呼ばれるキーボードでキーを見ずに打つタッチタイピングを習得すると仕事がはかどります。
さらに子供の掌(指の長さ)に合うようにキーボードのサイズを考えるならヨドバシ・ドット・コムなどで安い物を購入する事ができます。USB接続できるものも多種類ありますからデスクトップパソコンのPS/2接続キーボードと交換せずに、あるいはノートパソコンに外付けで使う事ができます。例えば16ミリピッチとかミニサイズを検索語にして探すと小型の物がメーカーサイトや発売を報じるネット記事などで見つかります。

追記-社会民主党保坂展人さんの「どこどこ日記」というブログに学校への携帯電話持ち込み禁止を考える(加筆・新版)  (2008年12月19日の記事)があり、私のこの記事からトラックバックを送ってあります。うっかりして保坂さんのブログにリンクを忘れていたので追加しておきます、リンクの無いブログからのトラックバックは拒否するという私の方針に自ら反していた(^_^;)



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