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ICT工夫

全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
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光ファイバーで地デジ受信、上野原市

2008-04-15 22:11:17 | インターネット

『光ファイバーで地デジ放送』と題したNHK山梨のニュース(2008年4月15日 13時32分更)があって開いたら上野原市の件でした。

上野原市内のテレビの視聴が難しい地域を解消するため、光ファイバーを使って地上デジタル放送を行う放送局が開局しました。
開局したのは第三セクターの「上野原ブロードバンドコミュニケーションズ」で、上野原市が資本金の2パーセント、600万円を出資しました。
14日は上野原市役所で総務省から放送の免許が交付されたことを記念した式典が行なわれ、市や放送局の関係者などおよそ120人が出席しました。
式では、奈良明彦市長が「開局によって市内の隅々まで高速のインターネットや美しい映像を届けることが出来るようになり、情報格差の解消につながります」とあいさつしました。
この放送局では市が4年前から敷設を進めている光ファイバー網を使用することでこれまで地上デジタル放送を見ることが出来なかった世帯も含め、市内全域のおよそ1万世帯にサービスを提供出来るようになるということです。
また、市では端末を各家庭に配備して地震などの緊急放送を行い、防災にも役立てることにしています。
光ファイバーの敷設費用、19億円は旧上野原町と旧秋山村との合併特例債が充てられるということです。

開局は2008年4月1日でした、上野原ブロードバンドコミュニケーションズホームページで広報されています。式典のことは上野原市ホームページや広報4月号、UBCのサイトには予告掲載されていませんでしたが、後日式典の様子などがどこかに掲載されると思います。NHKの記事にある「19億円」については「上野原市ブロードバンド回線に想う」で書いておきます。

上野原市サイトの「情報通信基盤整備事業ついて」ページに置かれている平成19年3月25日発行の広報(PDFファイル)Q&Aでは地上デジタル放送の受信について説明されています。上野原市内既存のテレビ共聴施設では地デジに対応できない、出来たとしても施設改修により契約者世帯に多額の負担が生じる事など、上野原市行政としてテレビ業界やインターネット業界の現状認識に基づく丁寧な説明がされていると思います。
県内各地のCATV局で地デジ対応がどうなるか私は未だ確認していませんが、CATV業者の改修経費の一部をユーザー負担する問題は契約更改や料金値上げなどで出てきそうな気がします。その点では国費でこれを賄えた上野原市民の方々は幸せかも知れません。

上野原ブロードバンドコミュニケーションズホームページは開局に向けて更新されていましたが HTML と XHTML の文法混在があったりしますので数か所を修正し必要なヘッダーを補足すれば正当な評価をえられるWebページになると思えます。わたし的には「メンテナンス情報」とか、「お知らせ一覧」などをポップアップ表示する理由がわかりません。2011年を見通しているなら Internet Explorer7 に移行していく読者である事も考慮する必要があります。Firefox や Opera で便利に使えるタブブラウザ機能が IE7 で使えるようになったのです、小さな画像ならともかく主たるページのポップアップはタブ機能を有効に使えず閲覧に不便なものになります。またポップアップに慣れている読者を陥れる悪意の仕掛けがある事もよく知られていることで、普通のホームページでは避けるべき手法です。
もっともWebページなんて環境の変化に応じてどんどん修正、更新できるものですから現在はこの程度で良いという考え方もあります。第三セクターサイトなのでこんなコメントを書きますが、私は一般企業のサイトに対してコメントは書きません。

NHKとしては地デジ対応が進んだ話は喜ばしいニュースとして扱われたことでしょう。私はこれまでも書いてきたように商用テレビ局のインターネット配信が2011年までに現実化すると期待しています。よしんばそれが実現しなくても、パソコンモニターでテレビを見ている現状を「続報、バッファローのPC地デジチューナーの使い勝手は?」などの記事から勉強して継続する予定です。


藤村記念館の前身、睦沢学校

2008-04-15 11:54:21 | アート・文化

現在の山梨県甲斐市亀沢に睦沢(むつざわ)公民館があり、その場所が甲府市藤村記念館として保存されている校舎があった睦沢学校の跡地だと知りました。

Mutsuzawa979訪問して記念碑も確認できたのでホームページで甲府市藤村記念館について書きはじめました。

山梨県の歴史における初代知事藤村紫朗についてはまだ不勉強ですが、その業績のひとつとしての藤村式建築(擬洋風建築)のことは、「やまなし・まちかど図鑑」でいろいろと紹介されていていつも楽しく読んでいます。

藤村記念館を訪ねた時に二階に上る階段が狭くて急なのにびっくりしました。
当時の子供たちは玄関で履物をぬいで裸足でこの校舎の中を歩いていたのだろうと思いました。

甲府市藤村記念館は2007年末でいったん閉館されていて、2010年には甲府駅北口に造成中の「よっちゃばれ広場」の一角に移転することになっています。そこで3度目の人生が始まる訳です。

身延町の地域資料には松木輝殷(まつきてるしげ 擬洋風建築を手がけた棟梁)など下山大工の資料も公開されていますし、北杜市須玉町歴史資料館(旧津金学校)や、都留市の小形山にある尾県郷土資料館(旧尾県学校)、山梨市の牧丘郷土文化館 (旧室伏学校)など、県内にある藤村式建築物の現存施設とのネットワークも作られると思います。

Mutsuzawa977_2 睦沢公民館に面した庭に二宮金次郎の像が置かれていました。

昔の学校の校庭には必ずあったらしいですから、これも睦沢学校の遺物かと思います。

甲府市藤村記念館の記事はこれまで撮ったイベントの写真などを使いながら更新していくつもりです。

2010年に甲府駅北口に移転後も記事を書き続けられるように私自身、二宮金次郎のように克己勉励の節制をしないといけません。いくらSOHOとはいえ夜更かし朝寝坊の生活も終わりにしないと・・・(^o^)

「やまなし・まちかど図鑑」をたよりに、県内各地の懐かしい建築物も巡って見たいと思っています。