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政治倫理審査会と小沢一郎さん

2011-01-24 23:17:00 | 行政・議会

2011年1月24日に The Journal に掲載されていた 小沢氏の国会招致には絶対条件がいる (平野貞夫の「永田町漂流記」) という記事を読んでいて、以下の部分が理解できなかった。考えてみれば私は「政治倫理審査会」についてなんの知識も無く、「政治倫理」という日本語を見て感じていただけだったことに今更のように気が付いたのだ。

小沢氏の国会招致には絶対条件がいる
 岡田克也幹事長が小沢氏の政倫審への出席議決を断念した理由は、制度の基本的仕組みを理解していなかったことにある。政治倫理綱領第四項の「政治倫理に反する事実があるとの疑惑をもたれた場合にはみずから真摯な態度をもって疑惑を解明し努めなければならない」という宣言規定が、審査会での審査対象となり、世論から疑惑をもたれている小沢氏に対し、疑惑を解明して責任を明らかにせよ、と迫ることができると誤解していたようだ。
 審査会の審査対象になるのは、行為規範に規定した要件であり、政治倫理綱領という宣言規定は対象となっていない。これは世論の無責任な疑惑から議員を守るためである。審査会が取り上げるためには、行為規範の要件に著しく違反していることを明らかにした文書で申し立て、あるいは疑惑はないとの疎明文書で申し出することが必要である。

平野さんが書かれたことについてソースをおさえておきたいと思い、Wikipedia 政治倫理審査会の記事を手がかりにした。このページからリンクされている Wikisource で衆議院について3つの記事がある。

衆議院政治倫理審査会規程
  第一条 政治倫理審査会(以下「審査会」という。)は、政治倫理の確立のため、委員の申立て又は議員の申出に基づき、議員が行為規範その他の政治倫理の確立に資するものとして議長が定める法令(以下「行為規範等」という。)の規定に著しく違反し、政治的道義的に責任があると認められるかどうかについて、これを審査するものとする。
 第二条 前条の審査の申立てをするには、審査会の委員の三分の一以上からすることを要する。
 2 前項の申立てをする場合においては、申立書に議員が行為規範等の規定に著しく違反していることを明らかにした文書を添えて、これを審査会の会長に提出しなければならない。
(以下略)
規程第一条、第二条に、「行為規範等」  と書かれているが、この「等」とは法令でよく使われるように思う。

行為規範 (衆議院)
政治倫理綱領 (衆議院)

これらはいずれも衆議院議決: 昭和60年6月25日ということで、これに関連する議事録は 国会会議録検索システム から読み出すことが出来る。

第102国会 昭和60年06月25日衆議院 議院運営委員会議事録によると、以下のように小沢一郎氏の説明があるので、部分引用しておく。

○小沢委員長 これより会議を開きます。
・・・・・・
次に、「衆議院政治倫理審査会規程案」につきまして、要旨を御説明いたします。
第一に、審査会は、委員の三分の一以上の申し立てに基づき、議員が行為規範に著しく違反し、政治的道義的に責任があると認められるかどうかについて、これを審査するものといたしております。

昭和60年06月25日衆議院 本会議 議事録 にも次のような説明がある(部分引用)

○水平豊彦君 ただいま議題となりました政治倫理綱領案、行為規範案及び衆議院政治倫理審査会規程案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。
・・・・・・
次に、衆議院政治倫理審査会規程案につきまして、要旨を御説明いたします。
 第一に、審査会は、委員の三分の一以上の申し立てに基づき、議員が行為規範に著しく違反し、政治的道義的に責任があると認められるかどうかについて、これを審査するものといたしております。

議院運営委員会での小沢一郎委員長の説明と同文。「規程案」に「行為規範等」と書かれていても、「等」は法令制定時の常套句であり、恣意的拡大解釈を許容するものでは無いことを国会で説明していると理解すべきだろう。本会議ではこの説明に続いて採決されて原案通りに可決している。この制定後に、『その他の政治倫理の確立に資するものとして議長が定める法令』に該当するものが制定されたのかどうかまでは私には調べられなかった。
平野さんが 『審査会の審査対象になるのは、行為規範に規定した要件であり、政治倫理綱領という宣言規定は対象となっていない。』 とお書きになったことから見ると、現在は「行為規範」があるだけだと思う。

ちなみに参議院では同じ説明を、国立国会図書館議事録データベースではなく、議院運営委員会の記録記事から読むことが出来た。

2011年1月22日の朝日新聞社説 『小沢氏の姿勢 国会を台なしにするのか』 について平野さんは強く批判されているが、私がもし小沢一郎問題を新聞、テレビ情報だけで見ていたら、昔のようにこの朝日社説にもうなずいていたかも知れない。朝日新聞は「何について」説明を求めたいのか、具体的に書いているならその記事を知りたいと思う。「政治とカネ」は使い勝手の良いフレーズに過ぎないのだから、まさか「政治とカネ」について説明しろとは書いていないだろう。
植草一秀さんの 2011年1月24日記事、小沢一郎氏の「政治とカネ」問題再検証 に対抗できるような記事があると少しは参考になるのだが・・・


甲府市デマンド交通実証実験、富山市から視察の記録

2011-01-15 17:18:35 | 行政・議会

2010年08月19日の山梨日日新聞Web記事を読んで「2010.08.22 デマンド交通実証実験が始まる」を書きました。「2010.06.16 甲府市相川地区でデマンド交通の実証実験」を書いていましたのでそのフォローでした。

8月22日のブログ記事では、「以前、コミュニティバスの実験があった時に掲載された実験計画のホームページを見た記憶があります。今回も公共交通会議からの正式な計画発表ページを待ちたいと思います。」と結びました。

10月11日、山梨日日新聞の記事を読んで書いた「2010.10.11 相川地区デマンド交通実証実験、10月13日開始」では目新しいことは何も書けませんでした。甲府市議会の議事録確認の方法を書いただけです。
甲府市サイトの広報記事で11月には以下の中間報告が記載されています。

実証実験利用者状況(中間)
 1. 運行期間      平成22年10月13日~平成22年11月10日
 2. 運行日数      20日
 3. 事前登録者数   1,107人(平成22年11月10日現在)
 4. 延べ利用者数    429人
 5. 一日平均利用者数  21人
 6. 目的地別利用状況
    甲府駅北口    71%
    国立甲府病院   17%
    朝日町通り商店街 12%

2011年1月15日、「bing 検索 甲府市 デマンド」から2010.10.11の記事に入って来られた読者がおられる事に気が付きました。
それで知ったのが、2010-11-19 甲府市デマンド交通 実証実験 です。
富山市議会の会派視察で2010年11月18日~19日に甲府市を訪問された富山市議会議員 村中(むらなか)隆之さんのブログでした。プロフィールを拝見したら、あの石井紘基衆議院議員(民主党)の秘書をなさっておられたと知りました。
【富山市議会目次ページ、FONT 要素に text-decoration : blink; は次のページに移れば無くなります、急いでなにか項目をクリックしましょう】
村中隆之さんの記事から次の二か所を引用させていただきます--

『まさに現在、駅北口の再開発工事の真っただ中に足を踏み入れたわけだが、甲府駅を中心に同心円を描くように郊外へ街全体のバリアフリー化を順次進めている市としても有名で、特に高齢者や身体障碍者と同行しての「まち歩き点検」で問題点を調査・改善中。注目点は、広い歩道内における自転車道の設置確保は我が市にはない特徴で興味深く思った。』

『私の質問における、甲府市の行政担当者もおっしゃられていたが、来年度に国交省が法案提出を予定している国内初の「交通基本法」(昨年、政権交代前に民主・社民で共同提出し廃案になっている)は、好評ウェルカムな状況(待ち遠しいと…)で、野党の反対なし(地方の声を聞け!)で、すんなり通ってほしい法律の一つだ。』

甲府市当局が視察団に説明されたのは上掲公開記事にある実証実験利用者状況(中間)だったようです。
私は甲府市議会12月定例会も中継はちゃんと見ていませんので相川地区デマンド交通の実証実験経過と結果については年度末の議会を待ちたいと思っています。

私は甲府市議 野中一二さんのホームページから「甲府市議会議員活動 視察報告」をしばしば拝見していますが、これとは逆に甲府市を視察された議員さんのレポートを読んだのは初めてです。視察報告は視察された側からも読まれるのは当然ですから、視察報告が公開されると視察された側の市民にとっても有益なのだと初めて気が付きました。情報距離短縮化は物理距離を問題としない。私は村中さんの記事から甲府市のバリアフリー化プロジェクトの全体像も分かりました。道路は外側から整備しバリアフリーは内側から整備する、ベクトルが逆なので全体としては最適化しないのでしょう。
そうならざるをえない財政、行政の問題点を改革できる政治に思いがはせます。私の代理人になってそれを成し遂げてくれる一人の政治家を選択する投票の意味を考えます。

続きはコメントとして書きます・・・


甲府市12月議会質問戦が始まる

2010-12-01 22:13:54 | 行政・議会

甲府市議会議員野中一二さんのホームページを訪問していて、12月定例会で質問登壇されること、その日程が出ているのに気が付きました。甲府市議会ホームページでは質問通告ページも掲載されています。「市議会に関する情報」を開いてください。
以下はそこに掲載されていた質問通告一覧をテーブル構造のみ編集したものです。全体のサイズを決める外枠テーブルは削除していますので、日別のテーブルサイズはまちまちになっています。

私が分かる限り、議員名からホームページにリンクしています

平成22年12月定例会発言通告一覧

12月2日(木)

番号

発言者氏名

(所属)

発言の種類

(方式)

発言の項目

石原 剛

(日本共産党)

代表質問

(一問一答)

1 市民生活の現状の認識について
2 国民健康保険料などの減免について
3 子どもの医療費助成の年齢拡大について
4 住宅リフォーム助成制度について
5 米作農家の高温障害への支援について

柳沢暢幸

(政友クラブ)

代表質問

(一問一答)

1 職員定数や組織の見直しについて
2 市税などの徴収体制について
3 市立甲府病院の未収金について
4 甲府市行政改革大綱について
5 本市の事業仕分けについて

野中一二

(新政クラブ)

代表質問

(一問一答)

1 環境問題について
(1) 陶磁器リサイクルについて
(2) 小電リサイクルについて
2 まちづくりについて

渡辺礼子

(公明党)

代表質問

(一括)

1 地球温暖化対策について
2 中学校3年生までの医療費の無料化について
3 市立動物園の今後の計画について

12月3日(金)

番号

発言者氏名

(所属)

発言の種類

(方式)

発言の項目

山田 厚

(市民クラブ)

代表質問

(一問一答)

1 上下水道としての環境保全について
2 有害な鉛管に対する対応について
3 上下水道の防災・耐震化について
4 上下水道の経営状態について
5 上下水道料金の軽減について

原田洋二

(政友クラブ)

一般質問

(一問一答)

 

1 小中学校のトイレ改修などについて
2 中央保育所について
3 甲府駅南口の整備について
4 甲府市立図書館について
5 市立甲府病院の消化器科について

大塚義久

(政友クラブ)

一般質問

(一括)

1 東部地域における遺跡・文化財について
2 本市農業の課題と取り組みについて
3 防災行政無線について
4 個人住民税の特別徴収について

12月6日(月)

番号

発言者氏名

(所属)

発言の種類

(方式)

発言の項目

清水 仁

(新政クラブ)

一般質問

(一問一答)

1 市税収入の見込みについて
2 拉致問題の具体的施策について
3 甲府市中央卸売市場について
4 ごみ処理問題について
5 外来生物への対応について

輿石 修

(新政クラブ)

一般質問

(一問一答)

1 「甲府市の10年後」に対する取り組みについて
2 小中学校給食への地産地消の推進について
3 「甲府鳥もつ煮」の今後について
4 自治会加入率の向上について

兵道顕司

(公明党)

一般質問

(一括)

1 環境行政について
(1) 温暖化防止の取り組みについて
(2) 今後のごみ排出量の見通しについて
2 予算のインセンティブ制度について
3 AED(自動体外式除細動機)設置に対する助成制度について
4 生活保護行政について

この原本である甲府市議会ページは Internet Explorer6、Internet Explorer7 なら上掲のように表示されますが、Internet Explorer8、Firefox ではテーブルの形が崩れて読み取りにくくなります。
その理由はテーブル(表)のスタイルで width: 0px; height: 0px と指定されているのが原因です。縦横共にゼロにせよ と指定されているテーブルは中味を表示できるギリギリの形に変形しているのです。Internet Explorer のバージョン6、7はスタイルシート標準への準拠が不十分なので指定を無視して表示しますから、IE6, 7で確認してもこのスタイルシート指定の不具合に気が付きません。
崩れた一覧表

Webページの文法上のミスを検証してくれるサイトはありますが、このケースのようなスタイルシートの指定ミスは検証してくれません、制作したときに使用したブラウザ以外の色々なブラウザで閲覧して表示状態を確認する以外に対策法は無いと思います。私の場合は WindowsXP の上でしか検証できない、特に Macintosh で検証できない弱点があるのが悩みです。

Opera は使っている人が少ないですが、このテーブルを IE6, IE7 と同様に読めるように表示します。Opera は優れているのですが後発のブラウザとして IE のユーザー市場に食い込む為に IE の悪いところとも妥協しているようだと私は考えています。Operaの開発当初からそうだったように思います。従ってWebページの検証には使えません、私がミスしていてもまともに表示してしまうからです。

12月9日に終了する相川地区デマンド交通実証実験について質問なさる議員はおられないようです。甲府市デマンド交通実証実験についてが公式ページです。来年の2月頃に検証結果がでるとしても、毎日の利用状況は翌日には担当部署にメール報告されていると思いますので、この定例会でその程度の話がでてくると良いですね。


甲府市議会6月定例会、商工会議所仮設議場

2010-06-13 18:36:23 | 行政・議会

Gikai201006

甲府市議会の6月定例会が開催中です。市役所の改築により今回から議場は甲府商工会議所に仮設議場が設置されています。5階多目的ホールでこれから3年間とのことです。
先日、いつものようにナガラテレビで何かドラマのようなものを点けていて、ふと気が付いてチャンネルを切り替えたら議会中継が流れていました。慌てて一枚キャプチャーした画像をここに残します、仮設議場の様子です。画面から見ると多分アナログ放送です。

甲府市議会ホームページに平成22年6月甲府市議会定例会日程の広報と平成22年6月定例会発言通告一覧が掲載されています。6月14日(月)に質問戦が終り、CATV中継はこの日までです。(チャンネルはアナログ5チャンネルで良かったと思います)

先日、上野原市の情報通信基盤整備事業、地デジ対策について整理しながら、行政が市民のテレビ視聴にここまで関与するのかと感心もしたのですが、地デジ移行まであと406日(2010.06.13 現在)となった現在、関係業界の焦りも分かります。総務省など国の関係機関は以前からさまざまな「御沙汰」(上野原市、前総務部長の言葉)で地方自治体を巻き込み、国民の啓蒙を続けています。にも関らず来年の今頃は地デジ移行の繰り延べ議案が国会でも騒がれているかも知れません。

甲府市議会で市民が関係する地デジ移行について行政としての方策が議論されたかどうかはわかりませんが、行政関連施設の受信設備の地デジ移行は終わっているかも知れません。市民レベルの話としてはCATV会社からの発信と家電取扱店のアドバイスだけで移行問題は解決しているのかも知れません。この点に関してはさすがに県都甲府市、県内他地域との違いがありそうです。

問題は地デジ移行後も行政が広報手段としてこれまで通りにCATVだけに頼るのかということでしょう。上野原市の場合はその為にも公設CATV回線を合併に合わせた補助金や合併特例債などで構築したことが私にも分かりました。行政にも市民にも「行政の見える化」を進めようという強い意志があるようです、とこれは期待をこめた私の感想。
山梨県議会が実施しているインターネットによる議会中継やバックナンバーの送信(NNSのサーバー)などが、甲府市でも考慮されるべきと思います。お国の御沙汰で進んだブロードバンド化を活かすのはテレビだけではありません。
・・・・と書いてきて思い付いた、全国自治体議会のインターネット中継、バックナンバー配信のリンク集を探してみよう、とメモ。

2010年6月11日  読売新聞が、ネット選挙解禁、見送りと報じていました。「政府・与党が10日、国会会期を最大1日しか延長しない方針を決めたことで、未成立の政府提出法案は廃案か継続審議となる見通しだ。インターネットを使った選挙運動を解禁する公職選挙法改正案も未成立となり、参院選からの解禁は見送られる公算が大きくなった。」
2010年6月12日 朝日新聞によれば、ネット選挙解禁は議員立法で未提出らしいです、未成立以前の問題でしょう。


ネット選挙運動解禁(1) 5月26日改正案提出

2010-05-25 00:05:56 | 行政・議会

とりあえず(1)としておきますが、読売新聞サイトで2010年5月24日 選挙ブログ更新解禁、今国会成立へが出ているのに気が付きました。

与野党10党の政策責任者らは21日、ネット選挙運動解禁についての各党協議会を開き、衆院比例選単独立候補者の選挙期間中のホームページとブログの更新を「党の選挙運動」と見なし、認めることで一致。26日に議員立法による公職選挙法改正案を決定し、国会に提出する方針を確認した。

この関係で検索をかけたのは、『各党の政策責任者からなる「インターネットを使った選挙運動解禁についての協議会」(座長:桜井充民主党参院政審会長)は21日、原則として選挙期間中のインターネットの利用を認める方向性を打ち出しているが、・・・・・』と書かれているのを目にしたからです。(ニュース・コメンタリー (2010年05月22日) 「ネット選挙運動解禁議論は依然迷走中」

茨城県議会議員の井手よしひろさんは昔からのネット遣い手としてお名前を存じておりますが 2010年05月21日記事で、「ネット選挙解禁で与野党協議まとまる」をお書きになっていることもヒットしました。ポイントは4つだそうです。
5月26日に予定されているらしい議員立法による公職選挙法改正案というのを、どこかで見たいと思っています。例の「文書図画」の定義なんかもきちんと、オカミが恣意的に解釈するなんてことは無しになるような、正確な日本語(その英語訳も)で書かれるかどうかとか・・・時間があれば(2)の記事を書きたくなるかも(^o^)

2010-05-25 このブログにスパムコメントが来たので削除しました。IPアドレスからリモートホストは 129.63.44.61.ap.yournet.ne.jp と判明。既に記事にしていますが、「2009.12.28 FreeBit / yournet.ne.jp に棲息するスパマー」、インターネット選挙解禁により、この関係の問題はプロバイダーにとってこれまで以上に重要課題になると考えています。選挙関連サイトでリモートホストが yournet.ne.jp とか大阪地域の infoweb などからのアクセス禁止設定に困ったユーザーが離れて、対応できないプロバイダーの死活問題に発展か? 法改正の審議状況からも考えてみたいので、バカなスパムの削除についてわざわざ告知しておきます(^o^)
インターネット選挙解禁に伴う諸問題の解決に、各プロバイダーが固定IPアドレスしか提供しないような方針転換になると、IPv4枯渇問題とか、海外の串サバをどう使うかというような裏情報も増えて、日本のインターネット事情が国際問題化するかも知れないし・・・政治家の皆さんがどこまでICTの状況を解っておられるかどうか気になるところでもあります。


事業仕分けとは補助金仕分けの事なのだ

2009-12-04 23:14:00 | 行政・議会

追記です-2009年12月5日の読売新聞山梨版が県も「事業仕分け」検討と報じました。開催中の県議会代表質問で横内正明知事が答弁し、事業の見直しの過程を県民に公開の場で行う考えを示したとの事です。


甲府市議会の日程について記事にしていたのですが、山梨県議会も開会中だと気付いたのは、2009年12月4日 読売新聞山梨版記事に書かれていたのを読んだからです、『事業仕分けで、県や市町村に関係する148事業に影響が出る可能性があることがわかった。このうち44事業は廃止や見直しなどが確実だ。・・・横内知事が3日の県議会11月定例会の代表質問への答弁で、具体的な事業数を明らかにした。』 と読んでも私は時間が無いので県議会も、甲府市議会すら見ている余裕はありません。

山梨県サイトで「県政主要課題」というページが12月1日にでているのには気が付いたので、いつか時間が出来た時に(多分できないとは思うが)読もうと思ってブックマークはしてあります。以前だったら考えもしなかった事なのですが、こういう地域事業には全て国からの補助金も投入されているらしいこと、それは当該地域だけじゃない全国から国庫に入った税金が配られているのだということを、私はやっと判るようになったからです、まったく世間知らずでよくもまあこれまで生きて来られたもんだ・・・(^_^;)

その配られる税金を巧みに中抜きする仕組みが、今回の行政刷新会議ワーキンググループによる事業仕分けで公開された意味は、蓮舫&高野孟のオフレコトーク「事業仕分けでこんなことがわかっちゃいました」のような記事(付属動画)からも、私ですらわかっちゃいました(^o^) この記事のコメントに「ダメディア」という言葉が書かれていて、「マスゴミ」だけじゃないうまい表現が使われているとびっくりしました。

すでに死語になっていると思っていた「木っ端役人」という表現が見出しに出ていたので開いたのは、2009年12月3日 アイネット 山梨インターネット新聞でした。
この記事は、「新県立図書館-甲府駅北口 連絡橋つながらない」という山梨日日新聞、11月30日の記事を取り上げています。私もこの山梨日日新聞記事は読んでいますが、ここに書く気にもなりませんでした。私は2009.07.21 新県立図書館設計図、公開の意味が無いのでは?を書いた後は教育庁社会教育課新図書館建設室、2009年9月10日公開情報までは確認しています。『甲府駅北口から、ペデストリアンデッキ(高架の歩行者用通路)を利用して、武田通りと愛宕町下条線の交差点を渡り、そこで階段やエレベーターで歩道に下り、東へ数十m進んだところです。』 こんなバカみたいなガラス張り図書館計画は議会などで当然潰されると思っていました(^o^)

甲府駅北口の高層マンションが山手御門や甲府城の背景に飛び込んで来てデジカメを使う時に苦労することはどこかに書きましたが、紅梅地区再開発ビルについて関心を持った初めの頃に、甲府城天守台から観た時のイメージ図を探したものです。それは見つかりませんでしたが、最近になって甲府城周辺の景観保存を問題にする話(※)がでてきたのを読みました。新県立図書館の機能不全な杜撰設計と同じパターンですが図書館の方は未だ間に合います。7月に書いたように図書館設計は最初からやり直すべきです。

「仕分け =  シワケ」という言葉を私は「仕訳」という会計用語も援用して理解しようと思っています。行政が関わる事業は借方、貸方が共に特殊な用語で複合仕訳になっているようです。『2008年09月18日に「甲府城下町」サイトで、「特集記事 紅梅地区再開発」が公開されました。』と私はWebページ(紅梅地区再開発ビル)に記しましたがいつの間にかリンクが切れました。ページが消えた理由はわかりませんが、事業仕分けされること避けたのかも知れないと思いました、ここにも国からの補助金が入っています、山梨県や甲府市からの補助金も元をたどれば国から来ていることになるでしょう(^o^)

読売新聞が報じた148、44事業について、まず必要なのは自治体みずから事業仕分け(補助金仕分け)ではないでしょうか。その時には地方自治体には中央官僚のように外郭団体などを利用した中抜きの仕組みは無い事も明らかになるでしょう。厳しい財政状況の中で「木っ端役人」ではない有能な職員が真剣に取り組んでいるはずです。それでも陳情してお国から補助金をご下賜願わねばならないなら、補助金は来ない状況下で県民が理解し納得するように事業仕分けする以外に方策は無いでしょう。

11月末には納税申告用の用紙が税務署から届きました、今年分も正確、正当な損益計算書、貸借対照表で処理したいとプログラムの改良に取りかかりたいと思っている師走です(^o^)

※ 2009年10月8日のUTYニュースでした。山梨県考古学協会が、甲府城跡の環境保全のため、甲府市長に要望しました。要望書の中では近年、甲府城跡に近い場所に、高層ビルの建設が続いているとした上で、甲府城跡の歴史的景観の保全に一層の配慮を行い、建物の高さ制限を設けることなどを求めています。』
NHKニュースは 『“高層ビルは景観損なう”』 とのタイトルで報じていました。


事業仕分けから陳情仕分けに

2009-12-03 13:04:05 | 行政・議会

甲府市議会の質問が今日12月3日から始まるということで昨晩整理してみた質問通告ですが、国政の様変わり象徴的な事業仕分けに関する質問も幾つかあります。
国への陳情が各都道府県民主党や小沢一郎幹事長に一本化された事もニュースでいろいろと報じられています。
小沢幹事長には当てはまらないでしょうが、ふと江戸幕府の側用人という言葉を思い出しました。先日、柳沢吉保の評価について私のこれまでの思い込みを覆す講演を聞き本を読んだことが未だメモリーに残っているからかも知れません。

民主党内に陳情を仕分けする作業グループWGができて、議論の経過が公開されると陳情の意味が国民にもよく判るかも知れないと思います。田沼意次の評価なども子供時代に講談や映画で刷り込まれてしまった私は歴史を学び直さないとならないと思っているのですが・・・

未来の子供たちは民主党政権時代を何から情報を得てどう評価する事になるか、ネットオタクとしても気になるところです。私が追っかけていた甲府市中心市街地活性化事業とか甲府駅北口県立図書館とか・・・歴史の評価に任せられる情報蓄積も必要だし・・・さもないと将来は甲府市が歴史に誤解されて残る事態になりかねない。首長、政治家、公務員、ご関係の皆さまのご健闘をお祈りしたいと思います。


甲府市議会12月定例会発言通告一覧

2009-12-02 23:41:00 | 行政・議会

平成21年12月甲府市議会定例会発言通告一覧

12月3日(木)

番号

発言者氏名

(所属)

発言の種類

(形式)

発言の項目

柳沢 暢幸

(政友クラブ)

代表質問

(一問一答方式)

 1 後年度負担の削減について

 (1)工業団地に向けた取り組みについて

 (2)起債事業の情報公開について

 (3)都市計画道路の見直しについて

 2 行財政改革について

 (1)行政改革推進委員会設置について

 (2)市有財産の売却と固定資産税台帳について

 (3)指定管理者の導入について

 3 老後の安心・安全について

 (1)お年寄りの健康対策について

 (2)ふれあいペンダント事業に変わるシステムの導入について

野中 一二

(新政クラブ)

代表質問

(一問一答方式)

 1 国の事業仕分けが本市に及ぼす影響について

 2 新政府による本市の交付税配分状況について

 3 教育委員会のあり方について

中山 善雄

(公明党)

代表質問

(一問一答方式)

 1 国の平成21年度補正予算の執行停止による影響について

 2 平成22年度予算編成の対応について

 3 本市の焼却残さの処分について

 4 屋上・壁面緑化の助成金の新設について

 5 介護保険支援ボランティア・ポイント制度の導入について

 6 緊急医療情報キットの配布事業の導入について

 7 甲府市合流式下水道改善計画と住吉ポンプ場の跡地利用について

 

12月4日(金)

番号

発言者氏名

(所属)

発言の種類

(形式)

発言の項目

山田 厚

(市民クラブ)

代表質問

(一問一答方式)

 1 国の段階で行われている事業仕分けと本市の基本的な見解について

 2 国の事業仕分けによる本市の新年度予算への影響の想定について

 3 本市で行っている事業仕分けの傾向について

 4 今後の地域生活体験事業について

 5 現本庁舎のバリアフリー化の現状と仮庁舎と新庁舎のバリアフリー化に向けて

 6 市の施設のバリアフリーの状態と今後の改善に向けて

石原 剛

(日本共産党)

代表質問

(一問一答方式)

 1 新年度予算編成について

 2 税の滞納整理について

 3 緊急一時宿泊事業の創設について

 4 介護保険について

 5 子育て支援について

廣瀬 集一

(政友クラブ)

一般質問

(一問一答方式)

 1 新しい公共と担い手について

 2 一貫教育について

 3 中小企業の地域資源活用事業の促進について

 4 2010年生物多様性年への取り組みについて

 

12月7日(月)

番号

発言者氏名

(所属)

発言の種類

(形式)

発言の項目

飯島 脩

(政友クラブ)

一般質問

(一括方式)

 1 事業仕分けについて

 2 環境問題について

 3 がん医療について

駒木 明

(新政クラブ)

一般質問

(一括方式)

 1 一般廃棄物の最終処分場について

 2 新庁舎建設について

 3 理科教育への取り組みについて

 4 新型インフルエンザの感染予防対策について

渡辺 礼子

(公明党)

一般質問

(一括方式)

 1 新型インフルエンザの影響と対策について

 2 ヒブワクチン対策について

 3 少子化対策としての結婚支援対策について

 4 過疎地域への交通対策について

 5 太陽光発電の活用について

 

*一問一答方式とは、発言の項目ごとに質疑応答を行う方式です。

*一括方式とは、発言の項目すべてを質問し、一括で答弁を行う方式です。

甲府市ホームページで平成21年12月甲府市議会定例会発言通告一覧がありましたので確認しました。私の常用ブラウザではテーブルがそれらしく表示されないので問題箇所を修正してここに転載しました。

Internet Explorer も Opera もスタイルシートの指定よりも実態に即した表示にしてくれるので、このページにあった table のスタイル指定問題には気付かないし、W3Cの判定ツールでも文法的にはミスが無いのでこのテーブルはOKになります。

table の width と height をそれぞれ 0px に設定したのは、おそらく甲府市が使っているJoomlaのテンプレートなどの問題かも知れませんが確認はできません。この以前からの問題が平成21年9月甲府市定例会発言通告一覧では直っていたのでアップグレードされたのかと思っていたら12月で以前に戻ってしまった・・・

面倒なのでセルの空白などの調整はせずにそのままにして、修正は外郭のテーブルは削除して内部 table タグのスタイル指定 width, height を 100% としただけです(3日)。4日は width を auto 設定のみ、5日は width, height は指定無しに変更してみました。

実態よりもスタイルシートの指定通りに解釈するブラウザではまともに表示されないが、実態を優先して文法指定は無視するブラウザなら width=0 height=0 と指定してしまった間違いには気付かない・・・ソースを調べながら、どこか現実の問題にも通じるものがありそうだと感じていました(^o^)


甲府市議会一問一答式質問戦、9月7日

2009-09-06 23:00:00 | 行政・議会

9月2日に開会した甲府市議会9月定例会の代表質問、一般質問が9月7日(月)~9日(水)の三日間行なわれます。

甲府市議会ホームページには、平成21年9月甲府市定例会発言通告一覧が掲載されています。9月定例会の日程には「テレビ放映は、初日と質問日の4日間で、通常午後1時からCATVで議会開始から終了まで休憩時間を除き生中継」と書かれています。
甲府市議会事務局への連絡については、電話番号の他、FAX、電子メールアドレスも記載されていてユニバーサルデザインです。
株式会社日本ネットワークサービスのホームページでは、NNS5ch 9月甲府市議会定例会中継で時刻表が掲載されています。

質問登壇される議員さんでは、野中一二議員が「平成21年9月定例会一般質問(予稿)」を公開されていますが、その他の皆さんについては分かりませんでした。
また、野中さんの質問に関係すると思いますがホームページでは「山梨CO2削減循環プロジェクト」も公開されています。「下水汚泥の有効利用策」というのがポイントでしょうか。

傍聴するにせよ、テレビ中継(録画)を見るにせよ、一問一答式の質問は分かりやすいです。甲府市議会 会議録の閲覧と検索では、6月定例会、7月臨時議会まで議事録が公開されていますので、質問通告と対比しながらだと読みたい議事録も探し易いです。6月定例会については甲府市議会ホームページにも通告ページが残っていますが、私も平成21年6月甲府市議会定例会 発言通告を残しておきました。その前では、2008年度の12月と3月も記録してあります。今後は甲府市議会ホームページで残るようなので、こんな作業は不要になりそうです。
ちなみに、6月定例会では、2009.06.14 : 平成21年6月定例会(第3号) 76 : ◯清水 仁君 『続きまして、拉致問題についてであります。』・・・その答弁、78 : ◯市長(宮島雅展君) は私もブログ記事にしていた事なので確認しています。

ついでに、テレビ中継では議会の休憩、およそ30分程度ですが、その間に前段の録画編集とかで質疑応答のポイントなどが再送されると良いなぁと思います。スポーツ中継などでよくあるスタイルですが・・・

質疑応答に関して参照できる記事
高崎市の学校給食