遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

年越し蕎麦を打つ

2008-12-31 | 蕎麦の部屋
  毎年恒例の年越し蕎麦を打ちました。




  蕎麦打ち道具のメンテナンスは蕎麦シーズン前に完了しています。

  私が使うのし棒は40mmが1本、32mmが2本、28mmが1本です。





  自家製の駒板と切り板、今回使う包丁は「会津型」と呼ばれる刃渡り33cmの会津地方独特の形をした包丁です。 柄は自分ですげ替えました。






  今年使う粉は会津板下町産の「会津のかおり」、いわき市三和産の「会津のかおり」、例年使っている「会津三島町の美坂高原産の在来種」の3種です。会津板下町産の「会津のかおり」は水車さんから宅配便で送っていただきました。





  サービスに打ち粉がつい来ました。

  私は打ち粉に「そば粉」を使いますので、ありがたいです。


  市販の打ち粉にはコーンスターチとかが入っているため、使えません。




  
  水回しです、今回は1日に4kg打つため、1回にこねる量を2kgにしました。






  2キロの玉はさすがに大きいです。






  水車さんの「会津のかおり」は製粉歩留まり50%程度の緑がかった白い粉です。

  細打ちにするため、1.5mmまで延します。
  





  たたみもそば粉をたっぷり打ちます。





  切りも細打ちのため、1.5mm幅で切ります。

  良いそば粉はサクサク綺麗に切れて気持ちが良いものです。






  蕎麦舟に入れて保存します。

  自家製の桐の舟です、水分を適度に調整できる桐の木の舟が最高です。

  昨日4kg、今日4kgと2日間で8kg(80人前)を打ちました。

  年ですね・・・・、腰に来ます。

  「この蕎麦を食べないと年を越せない」と言って頂けるのを励みにがんばっています。



  今年も「遊木民のアトリエ」をご訪問いただきありがとうございました。

  今年4月に単身赴任が解消され、以前よりは落ち着いて記事が書けたのではと思っていますが・・・・。



  来年も「アトリエ遊木民」をよろしくお願いします。

  明くる年が皆様にとって、すばらしい年でありますに!!!




今年最後の魚屋さん

2008-12-30 | 食品加工(魚介)分室


  今日(12月30日)は全漁船が入港しました。

  今年最後の競りがありました。

  数日前から、女将に言われていましたので、早速出かけました。

  今日は早朝から「蕎麦を4kg 40人前」を打ちましたので、いつもの時間よりかなりおくれてしまいました。






  でかいアンコウです。

  値段も正月相場になっています。






  金目鯛とヒラメ、結構なお値段です。






  当家は高級魚とは無縁の買い物です。

  今日、購入したのは左上から、「生ホッケ」、「ドンコ:標準和名エゾイソアイナメ」、「アジ」、「チダイ」、「ヤリイカ」、「本マグロの中トロ」。

  締めて4,500円でした。

  これで「お節料理」を作ります。






  ご近所からホタテをいただき、お造りにしました。

  
  アジはたたきに、先日購入したヒラメは昆布締めにしました。


  本マグロの中トロは溶けました。

  
  ヤリイカの細作りもうまーでした。

  今年最後の魚の捌きでした。















マロングラッセ(リベンジ編)

2008-12-28 | 食品加工の部屋
 

  再度マロングラッセに挑戦してみました。


  前回のマロングラッセの製品率が25%でした。

  やはり手抜きはだめだと思い知らされました。

  リベンジです。





  今回は栗を1個々ガーゼで包みました。






  ガーゼに包んだまま、前回と同じく毎日糖度を上げていきました。


  前回の方法はこちらです。






  最終段階でガーゼを外し、ブランデーを加え風味をつけます。






  最後に蜜をきり、砂糖を析出させて完成です。

  プロのように綺麗なコーティングにはなりませんでしたが、これでも充分美味しいです。

  お菓子作り(何でもそうでしょうが、お菓子作りは特に手抜きは禁物)と言うことが分かりました。

  

  いつもあらゆる工程を、何とか簡略化出来ないかを考えている当方、性格的にパテシエは無理のようです。



冷燻3種

2008-12-27 | 燻製の部屋
  冷燻3種を作りました。

  サーモン、ホタテ、北寄貝です。

  今回は燻製の「女王様」サーモンをご覧下さい。

 



  サーモンの材料はトラウトサーモンの業務用です。

  サーモンの刺身の原型です。






  使用したハーブです。

  自家製の、イタリアンパセリ、パセリ、ファンネル

  ブラックペッパー、ローレル





  ピックルへのつけ込みは12時間です。





  乾燥を防ぐため、オリーブオイルを塗ってのスモークです。





  完成品を小分けして冷凍保存します。


  スモークド・サーモンの作り方はこちらです。


マユール(インド・ネパール料理)

2008-12-26 | 外飯

  四倉から沼ノ内へ結ぶ、通称「海岸道路」沿いにあるマユール。

  インド・ネパール料理のお店です。

  昼時はランチがお勧めです。





  頼んだのはランチの「マトンカレー・スペシャルセット」。

  ランチのマトンカレー・セットに、タンドリーチキンとシシカバブが付きます。

  辛さはテーブルに置いてある「インド唐辛子」を好みで!!

  美味しいカレーでした。

  ランチのスペシャルは、メタボを気にしている当方には少し重かったかナ。



年賀状

2008-12-25 | その他

  年賀状の締め切りが近づいてきて、家人からも催促の・・・・。

  新PCのOSはビスタですので、今まで使っていたソフトが動きません。

  予備にとっておいた、「VAIO」再登板です。

  新PCになれた身には、いかにもトロイ。

  来年はデーターの移管とソフトの更新「転換}を考えなければいけないようです。

  

キムチ作り

2008-12-24 | 食品加工の部屋


  今年は少し遅くなりましたが、キムチをしこみました。

  霜が降りるのを待っていたのですが、今年は暖冬なのでしょうか?

  1~2回しか霜がおりていません。

  霜に数回当たることで、白菜の糖度が上がり、美味しいキムチになります。

  
    過去のキムチの記事はこちらです。

  キムチ作り前半

  キムチ作り後半  

  キムチを漬けました(2006)

  キムチ初物

  キムチ鍋その2

  キムチ鍋

  切り干し大根のキムチ  
  

冬支度

2008-12-23 | 田舎の風景など


  庭のザクロの木に、ケラの「はやにえ」多分モズだと思いますが
ありました。

 
  当家の棘の有る木、ユズ、ザクロの木には冬になると様々な昆虫やら、両生類、は虫類の「はやにえ」、所謂干物が刺さっています。
 
  多分モズ等の鳥類が、冬の食糧として保存しているのでしょう。






  昨年、会津に単身赴任していたときは、11月17日にタイヤ交換をしていました。

  今年は「いわき」ですので年明け 1月になってからでもとおもっていました。

昨日は阿武隈山系でも雪になりましたし、年末にかけて寒気が入るとかで、タイヤ交換をしました。

  会津では役に立たない、3年目のスタッドレスタイヤでも、いわきの淡雪(降るかどうかも分からない)には充分でしょう。


  会津に単身赴任の時はあまり苦にならなかったタイヤ交換も、いわきに戻ったとたんに億劫になります。


  人間って勝手な生き物だとつくづく思います。


巨大レモン

2008-12-22 | 花や木々など


  これ、何だか解りますか?

  正解は「レモン」です。

  右側のが通常のサイズのレモンですので、いかに巨大であるかお解り頂けるでしょうか?

  因みに重さは800g。

  ブルーベリ農園で、ジャムの酸味料として使うため栽培しているとか。

  レモンのシャーベットなんかできないでしょうか?

  

馴染みの魚屋さんとアナゴ

2008-12-21 | 食品加工(魚介)分室
  昨日行きつけの魚屋さんに寄りました。

  いつも土曜日の午前中に行くことにしています。

  常磐沖での蟹漁が始まっています。

  本ズワイガニです。

  3匹で1,000円は激安です。

  安いわけは?  蟹をよく見てください、脚が2~3本足りないのが解るでしょうか?

  贈答用や、料理屋さんで姿で出す以外、庶民が食べるのには十分だと思います。





  こちらは冬の味覚「アンコウ」とスズキです。

  スズキは夏の魚と思われがちですが、冬のスズキは脂がのって美味しい魚です。

  アンコウは茨城県が有名ですが、漁獲量は福島県の方が上です。

  どうも福島県は商売下手と言うか、PRが不十分のようです。官民とも。





  親類などに蟹を発送して、我が家の買い物となった時、女将が

  「アナゴがあるよ、でかいアナゴを捌いていて疲れたから、残りは全部持って行ってよ、500円で良いから」ですと。

  午後は燻製の予定でしたが、燻製の合間に捌けるかなと思い、引き受けました。

  そのほか、

  小振りのスズキ2匹            500円
  
  ニクモチガレイ(標準和名:ミギガレイ)  500円

  締めて1,500円の買い物でした。







  帰ってから数えてみると、アナゴが18匹・・・・・。

  




半分で良かったな~~~と思いながら捌かないことには・・・・・。





  1時間で捌き終わりました。

  白焼き、蒲焼き、天ぷら、そうそう「八幡巻き」も美味しそうです。

 



  こちらは中骨、ひれ、頭です。

  中骨は蒲焼きの「ツメ」を作る時の出汁に、唐揚げして骨せんべいも絶品です。

  ひれは「ひれ串焼」が好物です。

  頭は「兜焼」でしょう。

  捌きは手間ですが、その見返りは「安くて美味しいアナゴ料理」です。

  これだけのアナゴ、捌いてあるのを買ったなら数千円はするでしょう。

  自分で捌くのがお勧めです。


  アナゴの捌きはこちらをご覧下さい。


  巨大アナゴの捌きはこちらをご覧下さい。






サンマ(秋刀魚)の干物

2008-12-20 | 食品加工(魚介)分室

  サンマの漁がまだ続いています。

  例年ですと、とっくに休漁になっているのですが。

  そんなわけで、サンマが安価です。

  1匹30円で購入しました。

  こんな時は干物です。




  
  頭と腹わたをとって洗い、水気を切ります。

  



  簡単な腹開きに捌きました。

  因みに味醂干しの場合は背開きで中骨を取り除きます。

  干物は中骨付きが美味しいです。






  10%の食塩水に40分ほどつけ込み、水洗いした後一夜干しにしました。

  今年最後のサンマの干物です。

  やはり生から作る干物と、冷凍品から作る干物では味が全く違うと思います。

  干物は自家製をお勧めします。

  美味しいですよ!!!!!


超高級魚(のどぐろ)

2008-12-19 | 食品加工(魚介)分室
  この魚なんだか解りますか?

  関東以西(特に日本海側)では大変な高級魚です。

  あの有名な「ノドグロ」、標準和名「アカムツ」です。

  小振りでしたので干物にしました。





  小さくても「アカムツ」高級魚です。

  因みに、いわきで言う「ノドグロ」は「ユメガサゴ」で、魚種は違います。

  いずれも美味しい魚には変わりありません。




漁港の風景

2008-12-17 | 海辺の風景など
いつも行く漁港に行って来ました。

 競りは終わっていましたし、時化始めて居ましたので、いつもより漁船の数が多いようです。





  底曳き網漁の漁船です。

  底魚を漁獲します。







  かご漁の漁船。





  こちらは刺し網漁の後始末、と言うか刺し網漁本番。

  網から外して「なんぼ?」の世界です。

  ただでさえ大変な作業の相手は「平つめ蟹」、根気のいる作業です。

  「安ければ良い」の考えから、「正当な対価の負担」に考えを切り替えないと日本の食糧需給率はいつまでたっても上がらない思うのですが。

小鳩豆楽

2008-12-14 | その他


  少し前になりますが、親戚の方のお土産に鎌倉の「小鳩豆楽」をいただきました。

  30年近く前のことですが首都圏に住んで居たとき、毎週のように鎌倉に撮影に出かけていました。

  重い機材を担いで、風景やら寺社仏閣の建物、季節の花など撮影していました。

  あちこちでお茶(お薄)をいただくと、「小鳩豆楽」が茶菓子として付いてきました。

  撮影に疲れたときは、程よい甘さと香りがうれしいお菓子でした。

  空豆の風味が特に好きです、甘いものが苦手な私もこれはお気に入りです。

  そんなことをご存じでしたので、お土産に選んでいただけたのでしょう。

  うれしいお土産でした。

  時間が出来たなら、当時のネガの整理でもしようと思ってはいますが、何時のことになるのやら?!



農家蕎麦屋

2008-12-13 | 蕎麦の部屋



  先日、三和町上永井の「農家蕎麦屋」に行って来ました。





  建物は築200年以上の農家の建物を改装したものです。






  営業は4月から11月までの土日祝祭日だけです。

  それ以外の時、曜日であっても10名以上であれば予約できます。







  メニューは「盛り蕎麦」と季節の野菜の天ぷらが付いた「天盛り蕎麦」だけです。

  「盛り蕎麦」が700円、「天盛り蕎麦」が1200円です。

  引きぐるみの、香り高い、細打ちの蕎麦です。

  美味しい蕎麦でした。