遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

チダイの捌き

2007-05-31 | 食品加工(魚介)分室
チダイです。

 マダイに似ていますが別種です。

 出刃の先をご覧下さい、鰓蓋の縁が血が付いてるようのに赤いのがおわかりでしょうか?

 このために血ダイと呼ばれています。

 味はマダイの方が上と言われますが、このチダイは天然物ですので、養殖のマダイとは比較になりません。

 もちろんこのチダイの方が美味しいです。





 鯛の仲間は鱗が硬いのでしっかりひきます。

 大型の鯛の鱗は油で揚げて、鱗せんべいが美味しいです。

 機会があったなら御紹介します。




 
 内臓は焼き物として盛りつけたとき裏側になる、右側に包丁を入れ取り除きます。

 鯛はやっぱり塩焼きですね。

 一匹付けには丁度良い大きさです。

庭のサクランボなど

2007-05-27 | 花や木々など

  庭のサクランボ(早稲の高砂)が色づいてきました。

  ことしは3月と4月に遅霜があり、葉の大部分を落とされてしまいました。

  摘果を強くし、実の数を制限しましたのでなんとか食べられそうです。

  例年ですとサクランボ酒にするのですが今年は無理です。

  来年期待です。



  
  こちらは山椒、実がかなり膨らんできました。

  実が入りすぎないうちに収穫しなければなりません。

  今年も縮緬山椒、山椒の実の佃煮で楽しめそうです。



  
  ブルーベリの実も大きくなってきました。

  親戚のお子さん達の好物です。

  7月中旬頃からが収穫時期入り、8月中旬まで楽しめます。





  ブルーベリの陰ではシラン(紫蘭)が満開です。


アイナメの捌き

2007-05-27 | 食品加工(魚介)分室
アイナメの捌きです。

 アイナメのウロコは小さいので丁寧にひきましょう。




 
 煮魚用に作ります。

 盛りつけた時裏になる右側に包丁をいれます。





 内蔵を取り出します。

 鰓は鰓蓋から。






 こちらは3枚おろしです。

 頭を落とします。





 内蔵を取り出し、血合いを取り除きます。

 この時歯ブラシが便利です。

 ホテルの宿泊の時付いてくる、歯ブラシで充分です。





 歯ブラシで血合いが簡単に除去できました。





 3枚おろしです。  基本の腹、背、背、腹です。

 まず、腹から出刃を入れます。
 




 次に背から。





 中骨に沿って出刃を返して半身がおろせました。





 3枚おろしの完了です。

 後は刺身、タタキの和風。

 ポワレ、ムニエル、フライ等の洋風と自在です。

 タタキはこちらです。

お造りはこちらです。
  
 ポワレはこちらです。

 ムニエルはこちらです。

 ホイル焼きはこちらです。

 煮付けはこちらです。













浜昼顔(ハマヒルガオ)

2007-05-26 | 海辺の風景など
 

今朝浜辺をウオーキングしてきました。

 浜昼顔(ハマヒルガオ)の花が咲いていました。





 先日御紹介した浜エンドウの群落の中に浜昼顔(ハマヒルガオ)を見つけました。





浜エンドウより1週間遅れての開花です。

 昨年秋の暴風雨で砂が打ち寄せられ、群落の多くが砂に埋まってしまいました。

 わずかに残った貴重な群落です。

 場所は絶対秘密です。

 心ない人たちにより、以前はどこにでも生えていた浜防風(ハマボウフウ)も姿を消してしまいました。




 
 来年は群落が大きくなると良いのですが。



ホウボウとカナガシラの捌き

2007-05-26 | 食品加工(魚介)分室


 ホウボウとカナガシラを捌きます。





ホウボウは体表がツルツルしていますので、鱗をひくというより、滑りを取る感じです。





 一方カナガシラは鱗が硬いので、出刃の刃をしっかりたて鱗をひきます。





 両方とも鰓蓋が大きいので鰓蓋から内臓を取り出します。

 まず鰓を外し、繋がっている消化管を切らないように引き出します。

 この時腹を鰓の方に押してやると楽に引き出せます。

 ホウボウもカナガシラも煮魚が美味しいので、形良く煮るために面倒でも鰓から内臓を取り除きました。

 もちろん腹を割いて取り出してもOKです。

この木なんの木

2007-05-25 | 田舎の風景など


 この木なんの木だか、解りますか?





木に花が咲いています。





 正解は栃の木です。

 花からはトチミツとしてハチミツが採れ、会津の名産です。

 木は蕎麦の捏ね鉢に加工されています。

 実からは栃餅が作られるなど、会津にとっては無くてはならない木です。




ホウボウとカナガシラ

2007-05-20 | 食品加工(魚介)分室
 この魚の名前が分かりますか?

 2匹は良く似ていますが、同じ魚ではありません。

 左がカナガシラ、右がホウボウです。




昨日の行きつけの魚屋さんの店頭です。

 無選別のトロバコが並んでいます。

 左のトロバコには、カナガシラ、ホウボウ、ナメタカレイ、オキヤナギ等、

 中央のトロバコはタラ、サバ等、

 右のトロバコはドンコです。

 この中から欲しい魚を選んで、トロバコの蓋に載せておきます。




 購入する魚が決まると、女将が種類毎にビニールの袋に入れ計量してくれます。

 持参のトロバコに入れ、氷を入れてもらって、支払いです。

 このほかにカツオの半身が入って本日は1,650円でした。





 カナガシラとホウボウです。

 ホウボウの方がカナガシラより若干顔が長いです。

 でもよく似ています、素人では見分けることが難しいかもしれません。






 顔のアップです。

 カナガシラの方が顔がゴツイ感じです。




 
 簡単に見分ける方法はヒレです。

 ホウボウの方がヒレが大きく、綺麗な紫ががった色をしています。

 カナガシラの方はヒレが小さく、透明です。





 それと皮膚が違います。

 ホウボウの方はツルツルした感じです。




 
 それに対して、カナガシラはウロコが硬く、ザラザラしています。

 ホウボウとカナガシラの相違が分かったでしょうか?

 ホウボウは高級魚でカナガシラよりも単価は高いですの、間違わないようにしてください。

 魚を買うときの参考になれば・・・・。


浜エンドウ

2007-05-20 | 海辺の風景など
 浜エンドウは咲き始めました。

 去年よりかなり遅い開花です。



 
 昨年秋に強い低気圧(台風並かそれ以上)が通過し、砂がかなり打ち寄せられました。

 その影響でいつもの群生地は砂に埋もれてしまいました。

 それでも少し離れたところに小さい群落を見つけました。





 もう少し経つとハマヒルガオも咲くのですが。
 
 近くに株がありますので大丈夫でしょう。


ワラビのあく抜き

2007-05-19 | 会津の風景
 今、会津は山菜の季節です。

 直売所で立派なワラビを見つけました。

 アクも付いています。




 たっぷりのお湯を沸かし、アクを入れます。





 煮立った処で火を止め、ワラビを入れます。





 ワラビが浮き上がらないように、落としぶたを入れ、一昼夜自然冷却します。



 


 流水でアクを洗い流し、出来上がりです。

 きれいにアクが抜けました。

 まずは、おひたしで召し上がって下さい。

 初夏の味です。

奥会津の新緑

2007-05-19 | 会津の風景


  先週末、奥会津に行って来ました。

  奥会津もやっと新緑の季節を迎えました。




三島町を流れる只見川です。






  こちらは金山町を流れる只見川。






  この下流にダムがあるため、川の流れが緩く、岸辺の新緑を映し出しています。

  長い冬を乗り越えた木々達の息吹がきこえてくるようです。


キチジの捌き

2007-05-18 | 食品加工(魚介)分室
 「この魚の名前は?」と訊かれて答えは?

 キンキ、キチジ、キンキン、アカジ、アカウオ等々地方によって呼び名が違います。

 当地ではアカジ(標準和名:キチジ)です。

 赤い魚ですのでお祝い事には欠かせません。

 しかし、近年漁獲量が少なく、高級魚になりました。

 少し型が良い物ですと、一匹 千数百円は下りません。

 天然の鯛より高価です。

 行きつけの魚屋さんに、少し小ぶりのアカジがありました。

 単価を訊いて迷わずゲット。



捌きは簡単です。

 鱗をしっかり引きます。

 鰓の縁に鋭いとげ状の突起がありますので注意してください。




 この手のカサゴの仲間の魚は頭が大きいので、鰓から内臓が簡単に取れます。

 但し肝は戻してください。

 煮付けたときこの肝が絶品です。





昆布だし、酒、砂糖、ミリン、醤油で煮付けました。

 キンキのように油ののった魚は少し濃いめの味付けが合うようです。

 私は魚はあっさり煮て、煮汁を煮詰め、濃いめの煮汁を絡めて食べるのが好きです。

ハーブ園の朝市

2007-05-13 | 田舎の風景など

先日のハーブ園の朝市です。

色々な花が咲き始めていました。花の名前は分からないのもありますので・・・・。

画像をお楽しみ下さい。

 

 

 

 

 

  クリムソンクローバーとテントウムシ

 

 

                             チャビル

Power Shot A570IS の画像は如何でしょうか?

コンバージョンレンズ無しのマクロ機能だけでの撮影です。

前のカメラと切れがかなり違います。

なんと言っても絞りのマニュアルは嬉しいです、被写界深度のコントロールが自在ですから。

不満は光学ファインダーと液晶ファインダーの視野に差があることです。

マクロなどの液晶モニターでの撮影は問題ないのですが、遠景など光学ファインダーを覗いての撮影が問題です。マクロ以外はほとんど光学ファインダーの撮影が多いのものですから。

所謂パララックスとではなく、視野率の問題です。

広角域での差が大きいのが気になります。

 

 


メヒカリの捌

2007-05-12 | 食品加工(魚介)分室


 いわき市の魚  メヒカリ  (標準和名:アオメエソ) のお造りです。





 鮮度の良いメヒカリは鱗がびっしりです。

 しっかり落とします。





 胸びれと一緒に頭を落とします。

 この裁き方ですと、後の内臓の取り出しが簡単です。





 3枚におろし、皮を剥ぎます。

 3枚おろしは面倒でも腹、背、背、腹の順におろすと綺麗に捌けます。





 姿に盛りつけました。

 プリプリ、ネットリです。

 メヒカリのお寿司、結構なお値段しています。