遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

超マクロ撮影

2006-02-28 | 花や木々など


 一般のデジカメではマクロ撮影が難しいことがあります。

 当方のデジカメも5年前の普及機で、接写が困難です。

 マクロ撮影を色々比較してみました。

 500円硬貨を接写してみました。 

 これは通常のマクロモードによる撮影です。



 マクロモードでズームを最大にしての撮影です。



 マクロモード+ズーム+(虫眼鏡)による撮影です。

 詳細は最後に。



 マクロ+ズーム+(虫眼鏡)によるシクラメンの蕾の画像です。



 子宝草で比較してみました。

 通常モードでの画像です。



マクロモードの画像です。


 マクロ+ズームでの画像です。


 
 マクロ+ズーム+(虫眼鏡)での画像です。

 マクロ+ズーム+(虫眼鏡)はマクロモードでズームを最大にした状態で、カメラのレンズの先にルーペ(虫眼鏡)を密着させて撮影したものです。

 一眼レフのカメラですとマクロ撮影にはマクロレンズを使う、接写リングを使う、コンバージョンレンズを使うといった選択支が有りますが、普及機ではコンバージョンレンズ(オプションでメーカが出している)ですが4~5千円します。
オプションで出してないメーカーのカメラはどうしようも有りません。

 そこで裏技が虫眼鏡です。なるべくガラス製でレンズの厚さが薄く、倍率が3から5倍程度の物を選んでください。100円ショップの物でもOKです。

 撮影するとき、カメラのレンズに虫眼鏡を密着して、シャッターを半押しにして
モニターを除きながら、フォーカスが合う位置を探し、フォーカスが合ったならシャッターを全押しします。ブレを防ぐため三脚を使った方が良いでしょう。

 この時次のことに気を付けてください。

 自分のカメラのレンズをよく見て、レンズの先端がレンズケースから飛び出していないことを確認してください。飛び出している機種ではカメラのレンズと虫眼鏡が接触し、カメラのレンズに傷をつけてしまいます。
 飛び出している機種ではレンズケースの先端にスペーサー(厚紙等)を挟む必要があります。

 頻繁に接写をする場合では、レンズケースにぴったり合う筒を作り、その先端に虫眼鏡を接着剤で接着した物を作っておけば、カメラに装着すればすぐ超マクロ撮影が可能です。カメラのレンズと虫眼鏡がなるべく近づくように筒の長さを調節してください。

 マクロ撮影には三脚と、セルフタイマーの併用がお勧めです。

特別な日のディナー

2006-02-26 | 食品加工の部屋


家族の一人が人生の節目の日を迎えました。

 「夜は外食する?」との問いに、「家の食事の方がいい」との返答でした。自分の技術も考えずうっかり「和食?洋食?中華?」と尋ねてしまいました。

 「うーんフレンチで」とのこと、一瞬「え!?!?」でした。

 「しまったー」でももう遅い、遊木民に二言は無い、「やるっきゃない」と思い自分の技術と今手に入る食材の組み合わせの結果が、今回のメニューです。

 スズキのカルパッチョです。今回は制作過程の撮影の余裕もなく、完成品だけのアップで済みません。

  


  スープは松川浦の海苔のスープに、ズワイガニの身を浮かべました。


  
  魚料理は鱈の白子のソティーにしました。

  米ナスとトマトのソティーに載せました。

  添えたのはズワイガニの足、スナップエンドウ、シメジ、サラダセロリです。

  ソースはウニのソースにしました



  肉料理はペッパーステーキ、クレソン添えです。

  挽きたての黒胡椒をたっぷりまぶしたステーキです。

  ソースはオニオンとコニャック、赤ワインのシンプルなソース(隠し味に醤油をちょびっと)です。

  焼き加減は本人の希望どおりのレアです。



  デザートは技術も時間も有りませんでしたの市販品です。

  モーニングのヨーグルトです。ここのヨーグルトはおいしいです。

  「みんな美味しかったー!!」との当人の言葉で、慣れない料理に四苦八苦した苦労が吹っ飛びました。

 料理で家族の笑顔が見られるのが嬉しいですネ。


切り干し大根のキムチ

2006-02-26 | 食品加工の部屋


授産施設「はまなす荘」で栽培した大根を、包丁で手切りし、天日干しで作られた切り干し大根です。

 市販の切り干し大根は機械切り、温風乾燥で作られ、色は真っ白ですが、この切り干しは飴色をしています。

 口にいれるとかなり甘いです。植物は寒さに遭うと凍結するのを防ぐため、自身の糖度を上げます。霜に当たった野菜が美味しいわけです。

 自家製のキムチの汁が有りましたので、切り干し大根のキムチを作ることにしました。



 保存瓶に軽く水洗いした切り干し大根をいれ、キムチの汁をたっぷり注ぎます。

以前の記事で紹介したキムチ作りで、キムチをつけ込んでおくと、キムチからつけ込み液が出てきます。それを保存しておいた物です。

 市販のキムチのもとを薄めて使っても作れます。



 手切りのため大きさはまちまちですが、ほんのり甘みのある、歯触りの良い、美味しいキムチになりました。

 丁寧に作られた食材は一味違うと思いました。

蕎麦猪口ラック

2006-02-25 | 木工の部屋


 趣味は何ですかと訊かれると、「木工です」と答えています。歳を経るごとに趣味も変わってきました。

 20年前でしたなら写真、スキーと答えたでしょう。

 木工を本格的に初めて15年になります。自宅で使っている家具、小物以外は作品と言う意識も無かったため画像が残っていません。図面はあります。

 ネガを整理していたら、数点画像が残っている作品が有りましたので、今後ご紹介したいと思っています。 

 以前(いつも以前で済みません)、蕎麦打ち仲間から依頼のあった蕎麦猪口ラックです。

 蕎麦打ち人は蕎麦打ちの技術向上に努める人、道具にこだわる人、汁にこだわる人、そば粉にこだわる人、蕎麦猪口にこだわる人、小物にこだわる人、それぞれで見ていて面白いです。

 このラックの依頼人は蕎麦猪口の収集家でした。集めた蕎麦猪口をディスプレイ出来るラックが欲しいとの要望で作成しました。

 最初試作で作ったところ、気に入ってもらい、追加で2個作ったのがこの画像です。

 材料はピーラとチーク材です。本体の仕組は追入構造になっていますが、わざと補強にビスを使い、ダボを見せるデザインにしました。ダボがアクセントになっています。


エスカルゴ??

2006-02-25 | 食品加工の部屋


 行きつけの食材店(業務用が主体)でエスカルゴの缶詰を見つけました。

 かなり以前、エスカルゴの殻と身がセットになったもので作ったことが有りましたので懐かしくなり購入しました。



 缶詰を開けてみました。以前購入した物より、かなり色が濃く感じました。

 材料は エスカルゴ、ニンニク、イタリアンパセリ、バターです。



 イタリアンパセリの微塵切り、ニンニクのすり下ろし、バターをボウルにとります。



 ボウルを湯煎にかけ、バターを溶かしながら混ぜ、塩コショウで味を調えます。




 エスカルゴ皿が無いので、たこ焼きのプレートで代用しました。

 たこ焼きプレートの穴にエスカルゴを入れ、ニンニクバターを載せました。



 230℃のオーブンで10分程焼きました。

 エスカルゴ自体はさほど美味しいとは言えませんでした(むしろ不味い)が、穴に残ったソースをフランスパンですくって頂くと、これは美味しいです。

 以前食べたエスカルゴとは食感も味も違っているような感じでした。キャビアのようにエスカルゴにもイミテーションみたいなのが有るのでしょうか?

 ツブ貝やタニシを使った方が美味しいのではと思いました。

 機会があればツブ貝で再度チャレンジしてみます。





春の足音

2006-02-22 | 花や木々など


日差しに暖かさを感じ始めました。

 庭の植物たちも春が近いことを知らせています。

 ブルーベリーに付いている蓑虫の脇の葉芽がふくらんできました。



 ユキヤナギの花芽です。うっすらとピンクがかてきました。



 椿の蕾もふくらみ、先端から花びらが見えます。



 あじさいの葉芽が顔をのぞかせました。



 サクランボ(極早稲の品種、高砂)の花芽が動き出しました。

 例年は3月中旬に開花するのですが、今年はどうなるでしょう?



タラの白子の茶碗蒸し

2006-02-22 | 食品加工(魚介)分室


 タラの白子で好物の茶碗蒸しを作ることにしました。

 材料です

 タラの白子、ユリネ、ギンナン、シイタケ、ミツバ、ユズ



 茶碗に材料を入れ、出汁をそそぎます。



 すが入らないように慎重に蒸します。

 きれいに出来ました、ユリネのホクホクした食感、白子のねっとりとした舌触りが美味しい茶碗蒸しです。

リンゴのコンポート

2006-02-20 | 食品加工の部屋


 以前の記事でイチジクとラフランスのコンポートをご紹介しました。

 11月28日が「ラ・フランス」、12月7日が「イチジク」です。

 保存しておいた在庫も少なくなってきましたので、リンゴのコンポートを作ってみました。

 材料です。
 
 リンゴ(紅玉)、グラニュー糖、白ワイン(料理用)
 
 リンゴは酸味の強い品種がお勧めです。



 リンゴの皮をむき、一口大にきり、食塩水で変色を防ぎます。

 保存瓶に詰めますが、底にリンゴの皮を敷きました。これは色を付けるためで、そのため、リンゴは丁寧に洗います。



 圧力鍋で滅菌し、自然冷却しました。  



 器にとり、アイスクリームを載せ、ミントとローズマリーの花を添えました。

紅玉の旬が過ぎていて、肉質が少し柔らかくなりました。

 肉質の堅い品種を使い、酸味を加えれば良いのかもしれません。
 

ある日のオードブル

2006-02-19 | 燻製の部屋


 少し前ですが、当人の誕生日のオードブルです。

 昨年末に作った燻製が冷凍庫に残っていましたので、スライスしオードブルにしました。

 スモークドサーモンとタコの燻製です。タコの燻製は後日アップしたいと思っています。

 この歳になると誕生日は複雑な気持ちです。

 誕生日が待ち遠しかった(プレゼントへの期待はもちろん、大人に近づく嬉しさがあった)時代が懐かしい今日この頃です。

春待つ山

2006-02-19 | 花や木々など


  先日、当市の最高峰「鬼ヶ城山」の麓に行ってきました。

 当日は霧がでており、山頂は見えませんでした。

 なぜか、木々が白っぽく見えるのが解るでしょうか?



 近くの桜の幼木です。

 氷に包まれています。



 アップしてみました。

 霧が枝に水滴となって付き、それが凍ったようです。

 霧が次々に付着し、雪だるま状態に凍っていったのでしょうか。



 こちらの木も氷が付いていました。

 細い枝の方が氷の付着は多いようです。



 草も氷に包まれていましたが、木の枝と違って水滴状の氷になっていました。

 どうしてか?メカニズムを考察中です。

 多分ですが、霧の水分を草に付着し、水滴となり草の先端に溜まって凍る。

 次の水滴が最初の氷の後ろに水滴となって溜まって凍る。

 以上が連続して起こると、水滴が繋がった様に凍る。

 ほんとかな?

 他の説がありましたなら、ご教授下さい。


牛スジのおでん

2006-02-18 | 食品加工の部屋


 牛のスジ肉です。

 おでんに入れるのが好きですが、買うとすると結構な値段ですので自作しました。

 スジ肉から余分な脂肪などを取り除き、掃除します。 



 熱湯で軽く湯通した後、圧力鍋で約20分加熱します。

 加熱時間は圧力鍋、火力により異なりますので注意してください。



 一口大に切り分け、串に刺します。

 かなり柔らかくなっています。



 こちらは巾着です、油ぬきした薄揚げにカニの身、マイタケ、ギンナン、卵をいれ、カンピョウで縛ります。

 巾着の中身はそのとき有る材料で。



 定番のダイコンを下ゆでします。



 辛汁をベースにして汁を作り、好みの材料を入れ、ゆっくりと炊きます。

 油、灰汁をこまめに除いていきます。

 今回は大根、コンニャク、ガンモドキ、巾着、ツミレ、牛スジのシンプルな物に しました。

 寒い夜はおでんがたのしいです。おでんには茶飯でしょうか。

 甘口の酒を熱燗で。

冬の海 4

2006-02-18 | 海辺の風景など


この日は冷え込みました。

 テトラポットの裏側に溜まった海水が周囲の方から凍っていました。



 近くに河川が流れ込んでいるため、汽水域に近いのためかもしれませんが、海水が凍るとは!!



 こちらは海水が凍ったと言うより、濡れた砂が凍った状態でした。

 この日は1級の寒気が入り、晴れて放射冷却現象がおきたためですが、東北では温暖なこの地域で、このような現象が見られるとは驚きです。

 


ホタテの冷燻

2006-02-15 | 燻製の部屋


ホタテの冷燻を作りました。

 以前温燻による方法をご紹介しました。

 2005.7.20の記事をご覧ください。



 材料です。

  業務用で使う刺身用のホタテ(冷凍)
  天然塩
  グラニュウ糖
  ブラックペッパー
  ベーズリーフ
  フレッシュファンネル 
  イタリアンパセリ



ピックルを作ります。



 解凍したホタテを入れ、75℃で15分殺菌します。



 燻煙用の網に広げ、表面を乾燥させます。



 5℃以下で12時間燻煙します。



 燻煙完了です。



 温燻より、柔らかく、しっとりとした仕上がりです。

 オードブルには最高級の食材だと思います。

 冷燻の中では一番手間の掛からないことから初めて冷燻を始める時に最もお勧めの食材です。

 温燻ほどではありませんが、水分もかなり低下しているため冷凍保存が可能です。


エボダイの干物

2006-02-13 | 食品加工(魚介)分室


エボダイです。四国ではボーゼと言われているさかなです。

 新鮮なものは刺身、酢締めが美味しいです。



 今回は干物にしました。

 一般にエボダイの干物として売られているものは、近縁ですがバターフィッシュという別のさかなです。

 やはり、エボダイの方が上です。

 表面にぬめりがあります(ぬめりが有る方が新鮮)、ぬめりを取り、エラと内臓、血合いを除きます。

 10%の食塩水に30分つけ込みます。



 風通しのよいところで、一晩乾燥干します。



 エボダイの干物の完成です。

 脂ののったしっかりとした味わいです。
 

切り干し

2006-02-13 | 食品加工の部屋


先日有機栽培(3年以上化学農薬と化学肥料を使っていない畑で栽培された作物)の切り干し大根が手に入りました。



 軽く水洗いし、戻します。



 戻し汁に蕎麦の辛汁を加え、含め煮にします。



 ふんわりと炊きあがりました。

 ほのぼのとした美味しさです。