遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

サンマの味醂干しを作ろう

2007-10-28 | 食品加工(魚介)分室
 いわきの名産に「サンマの味醂干し」があります。

 数週間前のNHKの昼の番組でも紹介されていました。



 今年はサンマが豊漁で価格も安く、庶民の味方です。

 この刺身用のサンマで50円/匹です。

 干物を作るときは時間がかかりますので、鮮度の良い魚を使わなければなりません。




 背開きにします。

 内臓がしっかりしています、鮮度が良い証拠です。

 脂ののりはほどほどの方が味醂干しには適しています。




 中骨を外します。




 つけ込み液に漬け込みます。

 液の処方は好みでどうぞ、各家庭で自慢の味があるようです。

 参考までに、当方は 醤油:味醂:酒が 2:1:1 です。

 味醂を多くすると焼くときに焦げやすくなります。

 甘みを強くしたい場合は、砂糖、水飴が適しています。

 つけ込み時間は好みです。

 当方は 2時間です。



 白ごまをふりますが、好みで。




 一夜干しにしました。

 干し加減も好みで。

 「サンマの味醂干し」は簡単に作れて美味しいです。

 それと材料がわかっていますので、安全、安心です。


 家庭の味を作り出す楽しみもあります。

 「サンマの味醂干し」を作りましょう。



果物王国の会津

2007-10-28 | 会津の食材と料理
 先週の飯豊連峰です。

 10月22日が初冠雪でした。

 今年の冬はどうなるんでしょうか?

 気象庁の長期予報は全く当てになりません。

 昨年の秋から外しっぱなし・・・・!!

計算が間違っているのか? それ以上の変化がおきているのか?

 後者だと不気味ですし、恐いです。



 案外知られていませんが、会津は果物の産地です。

 果物の直売所に寄ってみました。

 今売り出し中のシナノスイート、結構なお値段です。




 こちらはおなじみの品種。

 価格も市価の半額程度で嬉しいです。



 

赤いソバの花

2007-10-27 | 会津の風景
 今日(土曜日)は午前中仕事があり、先ほど帰宅しました。

 今日の磐梯山です。

 ちょっと幻想的?


 
すこし前の画像ですが、何の花か解りますか?




 畑の様子です。
 



 正解はソバの花です。

 通常のソバの花は白ですが、この品種は赤い花が咲きます。

 そして実も赤いんです。

 下の方に先がとがって見えるのがソバの実です。


 白いソバの花はこちらです。

アナゴの骨切り

2007-10-21 | 食品加工(魚介)分室
 先日、行きつけの魚屋さんに行くと、女将が「アナゴ2本あるけど持ってく・・?」。

 頂きました。

 巨大サイズです。下のが一般的なサイズですので、いかに大きいか解ると思います。



 背開きにおろし、中骨を外しました。




 さすがにこのサイズになると小骨が気になります。

 そのまま調理すると、小骨が舌に触って美味しさも半減します。

 そこで骨切りをしました。

 骨切りはハモが有名ですが、アナゴの骨はハモほど多くはありませんので、
ハモほど細かく切る必要はありません。

 それでも2~3mm間隔で、皮一枚を残して切って行きます。

 一定のリズムで、ザッ、ザッ、ザッ、と切っていきます。

 大きめのアナゴが手に入ったときはお試し下さい。

 
 アナゴの捌きはこちらです


 蒲焼きはこちらから

 白焼きはこちらから。

 煮こごりはこちらから。

 兜焼きはこちらから。

秋の御薬園

2007-10-20 | 会津の風景
 先日、家族が会津に来ましたので、御薬園を案内しました。

 園内の楓も紅葉が始まりました。



 


苔も少し色あせてきました。



 イヌサフランだけが鮮やかな色彩を放っていました。




 あと2ヶ月で雪景色。

 昨年は小雪で、雪景色の撮影に苦労しましたが、今年はどうなるのでしょう?

 職場では、「2年続けての小雪は過去に無かった」、「去年の敵を取られるよ」と脅かされています。


リンゴ(紅玉)ジャム

2007-10-19 | 食品加工の部屋

 リンゴ(紅玉)のジャムを作りました。

 一部プレザーブスタイルのジャムです。



 リンゴ園の紅玉の木です。

 たわわに果実が付いています。



 これぞ完熟の紅玉です。




 ジャムの材料は紅玉とグラニュウ糖だけです。

 今回の紅玉の糖度は15度でした。

 最終糖度を40にしましたので、リンゴ(最終処理段階の重量)の25%のグラニュー糖を使いました。



 2/3の材料で通常のジャムを作ります。

 1/3を荒く刻んで加えます。




 軽く加熱して完成です。




 殺菌しておいた瓶に詰め、圧力鍋で滅菌します。

 一部、圧力鍋に入りきれなかった瓶は100℃で殺菌しました。



 完成です。

 100の表示は圧力鍋での滅菌ではなく、解放での殺菌(100℃)処理です。

 甘さ控えめで、紅玉の旨味と食感が味わえるジャムに仕上がりました。

 保存性を考えなければ、100℃での殺菌処理の方が、紅玉の食感が残り、美味しいとの評価でした。




蕎麦打ち道具の作成

2007-10-14 | 木工の部屋
  この春からそば打ち道具の作成依頼が入っていました。

  会津に単身赴任中で、その他にも色々取り込んでいて、さらにこの夏の暑さでアトリエは蒸し風呂状態でしたので作成出来ませんでした。

  でも10月も中旬、もうすぐ新そばの季節です。

  何とか新そばまでには間に合わせないと・・・・とあせっていました。

  やっと完成しました。

  そば打ち板     2

  木取り

  組み上げ

  仕上げ

  そば打ち坂の脚   2

  切り板       1

  コマ板       1

  間に合わないと切腹ものでした。

   

  

単身赴任の晩飯103(マイタケご飯)

2007-10-14 | One dish dinner
 先日、天然のマイタケを頂きました。

 早速マイタケご飯を炊いてみました。

 炊いているうちから、部屋中がマイタケの良い香りにつつまれました。



 頂いた天然のマイタケです。

 これだけで400gあります。

 香りがすごいです。




 天然のマイタケの大きさが分からないと思い、冷蔵庫にあった市販の栽培マイタケと並べて見ました。

 左が栽培物、右が天然のマイタケ。

 大きさが全然違います。

 それ以上に香りが違います。天然のマイタケの香りをかいだ後では、栽培物は匂いが感じられません。




 今晩の晩飯はマイタケご飯

 サンマの一夜干し(自家製)

 アスパラサラダ

 巨峰(冷凍しておいたもの)、シャーベットのようで美味しいです。

 美味しかった!!!!!

 茸狩りでマイタケを見つけると、嬉しさのあまり舞いを舞ったことから「舞茸」と言われたことが実感できました。

 会津は今茸シーズン真っ盛りです。

 でも、松茸はまだ食べていません。

 多分見るだけになるでしょう。
 

締め鯖を作ろう

2007-10-13 | 食品加工(魚介)分室
 秋はマサバが美味しい季節です。

 美味しい締め鯖を作りましょう。



 行きつけの魚屋さんにいくと、すごいく新鮮なサバがありました。

 死後硬直中で身はコチコチです。

 迷わずゲット。

 もちろん締め鯖です。



 サバを3枚おろしに捌きます。




 たっぷりの塩をまぶし、冷蔵庫で2時間しっかり締めます。




 酢水(酢と水が1:1)で塩を荒い落とします。




 生酢に漬けます。

 浸ける時間は好みで20分~6時間まで。

 私は生っぽいのが好きですので、30分。

 もちろん魚の脂ののりにより、時間は変わります。




 うっすらと白くなった頃が好きです。




 笊で酢をしっかりきって出来上がりです。

 水分が落ちていますので、ラッピングして冷凍します。

 関東以北では、アニサキスの心配がありますので、一度冷凍するのをお勧めします。

 アニサキスは塩や、酢では死にません。

 過熱か冷凍です。


 前回はゴマサバでしたが、今回は良いマサバが手に入りましたのでマサバの締め鯖です、秋はマサバが美味しい季節です。

 お試し下さい。

 

 締め鯖の料理

 鯖寿司


単身赴任の晩飯102(桜の冷しゃぶ)

2007-10-12 | One dish dinner
2週間ぶりにいわきにもどりました。

  やらなければならないことが山積みで、どれから手を付けて良いのか・・。

  取りあえず、過去の記事で書きかけになっていた物をアップします。

  今週末は忙しいです。

  1ヶ月前のメニューです。

  桜肉の冷しゃぶ

  イカとオクラのたたき和え

  エノキと海草の酢の物


「会津七日町」と「会津地鶏まつり」の記事をリニュアルしました。

会津七日町(老舗と味噌田楽など)

2007-10-08 | 会津の食材と料理
昨日の夕方から家族の一人が会津に来ています。

七日町の老舗巡りがしたいと言うことで、行ってきました。

ここは老舗の味噌屋さんです。

店の奥に炭火で田楽を焼いて食べさせてくれるスペースがあります。

情報誌で知っていたらしく、食べてみたいとのことでした。

私は、以前来たことがあり、その時は大変混んでいましたので、早めに出かけました。



炉端のカウンターに座れました。




コースと単品をとりまぜてたのみました。






四種類の味噌で焼かれた田楽はおいしかったです。

特にジュウネン味噌の「しんごろう」、山椒味噌の「にしん」は会津の味覚です。




 こちらは木地屋さん。

 漆塗りのお椀のでいえば、木をくりぬいてお椀を作るのが木地屋さんです。



 会津漆器の老舗、「白木屋」さんです。

 石造りの重厚な建物です。

 お値段もそれなりに・・・・・。




 
 会津中将の銘柄で有名な「鶴乃江酒造」さん、ここの杜氏さんはお嬢さんとか?

 


 会津中将の純米酒、原酒を購入しました。

 女将さんの丁寧で、的確な味覚の表現が素敵でした。

 帰って家族と「桜刺し」でいただきました。

 これは言うことないです。