遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

アジのタタキ2種

2007-07-29 | 食品加工(魚介)分室
  今、アジが美味しい季節です。

  先日、行きつけの魚屋さんに行くと、生きの良いアジがありました。

  女将が「今日のアジは良い型で、脂が載って旨いよ・・」

  「安くしとくから持っていきな。」

  早速タタキにしてみました。

  一般に作られるあっさり叩いた物と、良く叩いた物の2種類です。





  姿に造るため、頭を付けたまま3枚におろします。

  出刃は中骨で止めます。





  腹を開き内蔵と鰓を取ってから、腹側から 「腹、背、背、腹」の順に出刃を入れます。

  捌き慣れている人は、大名おろしでもOKです。




 
  頭を付けての3枚おろし完了です。






  腹骨を剥き取ります。

  少し厚めに剥き取ります、これは万が一「アニサキス」がいても厚めに剥き取ることで排除できるからです。





  薬味はお好みで、今回は生姜、ねぎ、青ジソ、三つ葉です。





  左側が一般に作られるタタキで、薬味と細かく切ったアジの身を混ぜ合わせ、軽く叩いた物です。

  右側はそれをもっと良く、粘りが出る程度まで叩いた物です。

  味は全く違います。

  左はアジのコリッとした食感と、薬味の爽やかさが持ち味で、あっさり系です。

  右はネットリとした食感で、味の旨味と薬味の香りが複雑に絡まりあい、濃厚な味わいです。

  後は好みの問題です。

  私は両方頂きたいです。

  手前のはカツオのお造りです。これも抜群の鮮度で、コリコリした食感に皮下の脂がネットリと・・・・ウマ・・・・・・でした。



  アジのお造りはこちらです。

  アジのタタキはこちらです。

  アジ寿司はこちらです。
  







大潮の海

2007-07-28 | 海辺の風景など
  今日は大潮、汐がひき初め、磯が顔を出してきました。

  ここは当地でも比較的磯が残っています。

  着いたのは7時前、干潮は9時過ぎですので、もっと退きます。





  漁港の防波堤では家族連れが釣りをしています。

  自然の中で、お金もかからない、楽しいレジャーだと思います。

  当家も子供が小さい頃は家族でよく行きました。

  釣れなくても、家族の会話が貴重でしたし、お弁当も楽しみの一つでした。





  遠くに見えていたのが塩屋崎灯台。

  塩屋崎灯台についてはこちらから。





  小舟が帰って来ました。




  市場では刺し網外しと繕いです。

  根気のいる仕事です。

もり蕎麦

2007-07-27 | 蕎麦の部屋
  先日、会津地鶏蕎麦で紹介した「桐の里クラブ」のもり蕎麦(大盛り)、天ぷら付きです。

  もり蕎麦では軽いかな?と思い大盛りを・・・・・、これがすごいボリューム、お江戸の高級な蕎麦屋の蒸籠蕎麦3~4枚分は有るでしょう。

  でも蕎麦はGOOでした、旬の野菜の天ぷら(精進上げ)も美味しかた・・。
  
  もり蕎麦600円、大盛りでプラス200円、天ぷら200円で合計1,000円はお値打ちです。


  このほか「もろきゅう(キュウリと田舎味噌)」がご自由にでした。

  

単身赴任の晩飯82(ブイヤベース)

2007-07-22 | One dish dinner

  先日、単身アパートの冷凍庫を整理しました。

  色々な魚介類が出てきましたが、いずれも半端ものです。

  何にしたら良いか悩んでいましたなら、スパイスラックのサフランの瓶が目に入りました。

  以前スーパーの在庫処分で半額以下で購入したものです。

  これで浮かんだのが「ブイヤベース」、元々は御フランスの漁民が売れない雑魚で作った魚のごった煮です。

  今では高級な食材を使った、高級料理になっていますが、原点に戻り作ってみました。

  元祖は魚だけで、貝、エビは使わないそうですが、そこは遊木民流のアレンジ(適当)です。

  魚介は、チビ(小さい)のアイナメとキンキ、ミズダコ、エビ(ブラックタイガー)、ムール貝(当地方ではシュウリ貝、標準和名:ムラサキイガイ)。

  野菜はニンニク、タマネギ、トマト(シシリアンリュージュ)、モロッコインゲン、エリンギ。


  味付けは塩、胡椒、サフランだけですが、魚介から濃厚な出汁がでました。

  ソースは定番のアイオリソース。

  フランスパンのトーストといきたい処でしたが、生憎手持ちが無く、冷凍庫の冷や飯で作ったバターライスにしました。

  自分で作って言うのもなんですが、旨かった・・・・・!!!!!


果樹園から

2007-07-22 | 花や木々など

 先日花を紹介した栗の実です。

 栗らしくなってきました。

 小さいけど触るといたいです、棘が細い分よけい痛そうです。

 栗の花はこちらから。




プラムも大分色づいてきました。





  リンゴ(ふじ)も大きくなってきました。

  
  リンゴの花はこちらから。






  会津身不知


  柿の花はこちらから。


  脱渋の方法はこちらから。





  ブドウ畑、品種は訊いたのですが忘れました、ナンカ難しそうな横文字でした。

  



会津地鶏蕎麦 2種

2007-07-21 | 蕎麦の部屋

先日、奥会津の三島町に行って来ました。

 昼食は桐の里クラブで「会津地鶏蕎麦」を食べました。

 会津地鶏のもも肉と、ネギ、ゴボウです。

 地鶏肉と最も相性が良い物の組み合わせです。

 地鶏の味が分かる美味しい蕎麦でした。

 ここは蕎麦が美味しい処です。

 蕎麦については後日・・・・。





 こちらは以前にも紹介した、蕎麦処「水車」の会津地鶏蕎麦です。

 冬期間限定の蕎麦です。

 かけ蕎麦に地鶏の腿と焼いたネギです。

 ネギの香ばしさが地鶏の味を引き立てます。

 「会津地鶏の蕎麦」を会津の各所で食べた中で、お勧めの「地鶏蕎麦」2種でした。

 

ニシンの山椒漬け

2007-07-20 | 会津の食材と料理
 会津の伝統料理、ニシンの山椒漬けです。

 身欠きニシンを山椒の葉、醤油、酒、酢で漬け込んだ物です。

 会津は海が遠いので、魚などの乾物を使った料理が発達しました。

 京都と同じですが、京都は若狭が近く、一塩の魚が入ったのに対し、会津は山奥で完全な乾物でないと流通は困難でした。

 従って、棒鱈(真鱈やスケソウ鱈を丸ごと一匹干したもの)、身欠き鰊(鰊を干したもので現在では堅さは色々ですが昔はカチカチに干したもの)、貝柱(ホタテの貝柱を干したもの)を使った料理が色々あります。

 その中で最も有名なのが「ニシンの山椒漬け」です。

 これを漬け込むためのニシン鉢が有るほどです。

 サッパリとした酸っぱさと、醤油の味、爽やかな山椒の香りがする常備菜です。

 でもこれは現在の味、冷蔵庫の無かった時代ではもっと濃い味でないと保存は効かなかったでしょう。

 時代によって味は変わります、昔は数切れで丼飯が食べられた?とか。




これは直売所で売られていた物です(要冷蔵)。

 会津のスーパーなら何時でも、何処でも手に入ります。

 それでも春先には、スーパーに各種の身欠き(堅さによって色々)、山椒の葉が並びます。

 家庭の味を大切にする人は、今でも家庭で漬け込んでいます。

 何軒かの家庭の山椒漬けを食べさせて頂きましたが、一軒一軒全部違っていました。

 代々続く、おふくろの味なのでしょう。

 当家の山椒で後日漬け込んでみます。

 この様な伝統の食文化を、後世にしっかり伝えて行きたいものです。


 自家製レシピ

 自家製ニシンの山椒漬け

 ニシン鉢

会津地鶏の鶏ハム(その2)

2007-07-16 | 食品加工の部屋
 会津地鶏で再度鶏ハムを作ってみました。

 前回はケーシングにラップを使ったのと、スパイスを使わなかったため、幾分鶏臭さが残りました。

 今回はブラックペパーとセージを使い、ケーシングには浸透性セロファンを使ってみました。

 結果はバッチリです。

 フワットした食感の美味しいハムになりました。

 次はスモークをかけてみたいと思います。

 浸透性セロファンはこちらの記事をご覧下さい。


 前回の「鶏ハム」はこちらです。

海の日

2007-07-16 | 海辺の風景など
 今日は海の日。

 台風一過の晴天とはいきません。

 海は大時化で、文字通り泡だっています。





 テトラポットの裏には泡がたまっています。





 こちらは昨日の河口の画像です。

 当地方、今回は大した被害もなく良かったですが、温暖化の影響で台風は大型化すると話もあり、心配です。

 
  

庭の花など

2007-07-15 | 花や木々など


今日は台風の影響で雨が降り続いています。

 予想より太平洋側にそれたようですが、雨に注意が必要です。

 昨日は嵐の前で、比較的穏やかでした。

 自宅の庭などの花を撮ってみました。

 アガパンサス 好きな花です。




 白鳥が飛んでいるように見えることから、ハクチョウソウ。





 日本の固有種ガクアジサイ。

 



 プチプトとした食感が楽しいラズベリー





 ブルーベリも大分色づいてきました。



パーキングの生そば

2007-07-14 | 蕎麦の部屋
 

 先日立ち寄った磐越自動車道、「五百川パーキング」で食べたもり蕎麦です。

  高速道路の食堂・・・あまり期待して入ったことは有りません。

  今回も、パーキングですので「手打ちのもり蕎麦」??、どんなものかと思い、注文してみました。

  結構いけました、下手な蕎麦屋より上等です。

  
  町中の蕎麦屋で、蕎麦も・・・汁も・・・が多い中、新しい発見でした。


イシモチ(シログチ)の捌き

2007-07-13 | 食品加工(魚介)分室
 イシモチ(標準和名:シログチ)です。

 シログチは蒲鉾の高級材料です。

 もちろん焼いても、揚げても美味しい魚です。

 中華風カラアゲはこちらです。




 捌きです。

 まず、鱗をしっかりひきます。



  肛門から鰓の下まで出刃を入れます。



 内臓を取り出します。 



 身の厚いところに包丁を入れて下ごしらえの完了です。