「紅玉」と「ほおずり」のリンゴジャム
会津は果物の産地です。
新鮮なリンゴが手入りましたので、リンゴジャムを作ることにしました。
左のリンゴが紅玉、右側のリンゴが福島県のオリジナル品種「ほおずり」です。
「ほおずり」は福島県のリンゴで最初のオリジナル品種でしたが、酸味が強いことであまり普及はしていないようです。
私は酸味が強いことと肉質の特徴で、加工特性が高いと思っています。
2種類のリンゴでジャムを作ってみました。
保存瓶は消毒しておきます。
皮付きのままフードプロセッサーにかけます。
2/3は細かく刻みます、1/3はリンゴの食感が残るようにやや荒く刻みました。
ホーローの鍋にグラニュー糖といっしょに入れ加熱します。
突沸しないように絶えずかき混ぜながら煮詰めます。
リンゴの食感を残すため、荒く刻んだ物が白く見えます。
プレザーブスタイルのジャムが好みです。
グラニュー糖の量は好みですが、リンゴ重量(種を取って最終調整した状態)
の30~40%が適当でしょう。
ジャムの性格を強くしたい場合は40%、ソースの性格を出したい場合は3
0%程度が良いでしょう。 お好みで。
ジャムの温度が90℃以上の状態で、瓶に詰めます。
この時、瓶の上にジャムが付かないように、ふき取ります。
少しでもジャムが付いていると、蓋との密封性が無くなり腐敗の原因となります。
すぐに圧力鍋に入れ、リング1~2の間で15分加熱し、滅菌します。
完全に冷めるまで圧力鍋の蓋を開けないでください。
圧力鍋の圧力と、瓶内部の圧力のバランスが取れていることで、瓶が破損しません。
圧力鍋内で加熱されますので、その分を見込んで鍋での加熱状態を決める必要があります。
もう少しの状態煮詰めたい状態(あと15~20分)で瓶詰めした方がよいと思います。
ジャムが出来上がりました。
コンポートで残った皮も入れましたので色が鮮やかになりました。
パンに、紅茶に当分楽しめます。
家族などに送ったり、お土産にも喜ばれます。
会津地鶏の料理にも使ってみようと思っています。
食品加工は楽しいです。
紅玉のジャムはもちろん美味しいのですが、ほおずりのジャムはそれ以上、味の輪郭がはっきりしていて好みでした。
プルーンジャム
ブルーベリジャム