遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

単身赴任の晩飯38(ヒラメのポワレ)

2006-10-29 | One dish dinner
 ヒラメのポワレ、エリンギ、長ネギ、ピーマン、トマトのソティ添え

 タコと大根、里芋の煮物

 焼きリンゴ(ほおずりでシナモン風味の自家製)

 焼きリンゴは芯抜き機がないので、ナイフとスプーンでくりぬきました。

 中にシナモンシュガーとバターを詰めてオーブンで20分焼きました。

 ほおずりは紅玉より大きいので、これ一個でお腹がいっぱいになりました。

リンゴジャム

2006-10-29 | 食品加工の部屋
  「紅玉」と「ほおずり」のリンゴジャム




会津は果物の産地です。

 新鮮なリンゴが手入りましたので、リンゴジャムを作ることにしました。

 左のリンゴが紅玉、右側のリンゴが福島県のオリジナル品種「ほおずり」です。

 「ほおずり」は福島県のリンゴで最初のオリジナル品種でしたが、酸味が強いことであまり普及はしていないようです。

 私は酸味が強いことと肉質の特徴で、加工特性が高いと思っています。

 2種類のリンゴでジャムを作ってみました。 




 保存瓶は消毒しておきます。





 皮付きのままフードプロセッサーにかけます。

 2/3は細かく刻みます、1/3はリンゴの食感が残るようにやや荒く刻みました。





  ホーローの鍋にグラニュー糖といっしょに入れ加熱します。





  突沸しないように絶えずかき混ぜながら煮詰めます。

  リンゴの食感を残すため、荒く刻んだ物が白く見えます。

  プレザーブスタイルのジャムが好みです。

  グラニュー糖の量は好みですが、リンゴ重量(種を取って最終調整した状態)
  
  の30~40%が適当でしょう。

  ジャムの性格を強くしたい場合は40%、ソースの性格を出したい場合は3

  0%程度が良いでしょう。  お好みで。





  ジャムの温度が90℃以上の状態で、瓶に詰めます。

  この時、瓶の上にジャムが付かないように、ふき取ります。

  少しでもジャムが付いていると、蓋との密封性が無くなり腐敗の原因となります。

  すぐに圧力鍋に入れ、リング1~2の間で15分加熱し、滅菌します。

  完全に冷めるまで圧力鍋の蓋を開けないでください。

  圧力鍋の圧力と、瓶内部の圧力のバランスが取れていることで、瓶が破損しません。

  圧力鍋内で加熱されますので、その分を見込んで鍋での加熱状態を決める必要があります。

  もう少しの状態煮詰めたい状態(あと15~20分)で瓶詰めした方がよいと思います。





  ジャムが出来上がりました。

  コンポートで残った皮も入れましたので色が鮮やかになりました。

  パンに、紅茶に当分楽しめます。

  家族などに送ったり、お土産にも喜ばれます。

  会津地鶏の料理にも使ってみようと思っています。

  食品加工は楽しいです。

  紅玉のジャムはもちろん美味しいのですが、ほおずりのジャムはそれ以上、味の輪郭がはっきりしていて好みでした。


   プルーンジャム


     ブルーベリジャム


木鉢

2006-10-28 | 蕎麦の部屋


そば粉に水を加えて捏ねることを木鉢と言います。

 以前の記事で木鉢の方法を説明しましたが、加水量の解らない初めてのそば粉については後日としておきました。

 メールで催促を受けてしまいました。

 今回は加水量の解らない、初めてのそば粉の木鉢です。

 まず、篩でそば粉をふるいます。

 きれいなそば粉と思っても、以外とそば殻が入っています。

  通常そば粉に対する加水率は50%が上限です。

 つまり、1kgのそば粉に対して水分が500ml以下、できれば450ml前後が理想です。

 それ以上水分が必要な粉は打ち粉にします。

 水分がとんでいるそば粉は香りもとんでいるからです。

 そば粉を握って、手を開いたとき塊に状態を保っていれば加水率50%以下です。 



 必要な水分量の半分、250mlの熱湯を注ぎます。



 熱湯で出来た糊の粒を均一に揉みほぐします。 



 残りの水250mlのうち適量(200ml程度)を加えます。



 水分が均一になるように水回しを行います。
 


 粉の半分を捏ねて、堅さを確認します。

 水分が足りないようでしたなら、この時点で残りの粉に水を加え調整します。




 最後まで一握りの粉を残しておきます。

 最後に水分を微調整するためです。

 捏ね終えた物には水を加えろことが出来ないからです。



 水分が足りない場合は、残りの粉を埋め込み、そこに最後の加水を行います。

 そば打ちで木鉢がもっとも難しいです。

 そば粉により(産地、品種、刈り取り時期、製粉方法、保存方法)適正水分量が異なるからです。

 また、蕎麦を打つときの気象(温度、湿度)によっても微妙に変化します。

 数をこなし経験を積むと、粉を握っただけで加水量の見当がつくようになります。


   木鉢


   延し


   包丁

  の以前の記事です。

そばの実

2006-10-28 | 蕎麦の部屋


 会津のそばが収穫時期を迎えています。

 あちこちでコンバインによる刈り取りが始まっています。

 もうすぐ蕎麦祭りが各地で開かれます。 



 
 そばの実のアップです。

 殻付きの状態の蕎麦の実を「玄そば」と言います。




 
 こちらは珍しい 赤いそばです。

 そば打ち道具の手入れをしておかなければ・・・。


半年で1万キロ

2006-10-27 | 田舎の風景など


 今年の5月に愛車の走行距離が10万キロを超えました。

 それから半年で1万キロを走りました。

 毎週片道150キロの往復ですから、無理もありません。

 8年前のガソリン伝票がありました。

 なんとリッター88円でした。 嘘みたいです。

 先週安いと言われるGSで入れても、リッター135円でした。

 OPEC様、原油の価格を・・・・!!

 単身赴任期間中、車がもってくれるのを願うばかりです。

 


リンゴのコンポート

2006-10-22 | 食品加工の部屋


以前にも御紹介しましたが、会津は果物の産地です。

 今リンゴが美味しい季節です。

 紅玉が手に入りましたので、コンポートを作ってみました。



 材料です

   紅玉
   グラニュー糖
   調理用白ワイン

   これだけです。




  保存瓶を洗って、消毒しておきます。

  約1年の保存を考えています。



  リンゴの皮を剥き、塩水で色止めします。

  皮も使います。



  保存瓶にリンゴの皮とリンゴを目一杯詰め、白ワインを注ぎます。

  一端ワインを計量しながら鍋に取り出します。





 ワイン量の30%のグラニュー糖を加え、加熱しシロップを作ります。

 再度、リンゴの瓶に戻します。





 瓶の蓋をゆるめた状態で、布巾戸を敷き、お湯を張った圧力鍋に入れゆっくり加熱します。

 瓶の中の温度が90℃になったら瓶の蓋をしっかり閉め、圧力鍋の蓋を閉め、リング1で約15分加熱します。

 完全に冷めるまで放置します。

 熱い打ちに圧力鍋の蓋を開けると瓶が破裂します。

 危険ですので、完全に冷めてから圧力鍋の蓋を開けてください。





  出来上がりました。

  一番左がリンゴだけ、その他はリンゴの皮を加えて、着色した物です。

  美味しいですよ、チャレンジしてみてください。



器にとり、ローズマリーとアップルミントを添えました。

  美味しそうでしょう?

  美味しいです!!!

  甘い物が苦手な私でも、これはOKです。



ラ・フランスのコンポート


  イチジクのコンポート   はこちらです。



ツブ貝の捌き、唾液腺に注意

2006-10-22 | 食品加工(魚介)分室


 ツブ貝は比較的安く手に入り、美味しい貝ですが、注意が必要です。

 それは、唾液腺にテトラミンという毒素があるからです。

 死に至るような強い毒素ではありませんが、めまいなどの食中毒症状が出るようです。

 ですから、調理の時唾液腺をしっかり除去する必要があります。




 左上が殻を取った状態です。

 右上が身とワタに切り分けた状態です。

 右下が身を縦に切り開いた状態で、箸の先で指しているのが唾液腺です。
 黄色いふわふわした物です。

 左下が唾液腺を取り除いた状態です。
 黄色いのが唾液腺です。




 右下の画像の拡大です。





 左下の画像の拡大です。

 この状態で調理すれば安心です。

 けっこう知らない方も多いようです。

 テトラミンは熱に強いですので、加熱調理する場合でも除去してください。

 加熱した市販品も注意が必要です。

 知らない人がいたなら教えてあげてください。

祝言そば

2006-10-21 | 蕎麦の部屋


猪苗代にある蕎麦処「いわはし館」にいってきました。

 祝言そばとはなんぞやからです。

 もり蕎麦に5種類の薬味、鶏ガラ出汁のかけ蕎麦、小づゆです。



 会津の伝統料理「小づゆ」です。

 里芋、コンニャク、キクラゲ、筍、青みの野菜、豆麩などを貝柱の出汁で炊いたご馳走の汁です。

 ニンジンが入るのはめでたい席だそうです。

 貝柱の出汁と各種の素材から出た出汁でとても美味しい汁です。

 今度作ってみます。



 祝言そばとはです。

 ご覧下さい、手抜きです。



 5段のそばとはです。同じく手抜きです。


イクラ 2種類

2006-10-20 | 食品加工(魚介)分室

 
 左が塩、右が醤油イクラです。 

秋は秋鰺(シャケ)のシーズンです。

 イクラを2種類作ってみました。

 美味しいですよ、新鮮な腹子(卵巣)が手に入ったなら是非お試し下さい。

 市販のイクラとは別物です。

 いつも別物との表現でボキャブラリーが貧弱ですが、そのとおりですのでお許し下さい。




近隣の漁港でもシャケの水揚げが増えて来ました。

 婚姻色が出ているシャケもいます。





 シャケの腹子(卵巣)を購入しました。

 腹子は海穫りのシャケのあまり成熟していない物がお勧めです。

 成熟して大きくなったイクラは皮が口に残り触感が良くありません。




 腹子の皮を開き、バトミントンのラケットに擦りつけ、卵塊をほぐします。

 卵塊をほぐす方法を色々試しましたが、バトミントンのラケットが最高のツールす。




 
 3%の食塩水で3回ほど洗います。





 笊で良く水気を切ります。





 3%の天然塩と5%の日本酒(お酒に弱い方は煮きった日本酒)を加え、良くかき混ぜ、瓶に詰めます。

 1週間後からが食べごろです。




 
 醤油イクラです。瓶に詰め、醤油と日本酒(上記と同様煮きった日本酒で可)1:1の漬け汁をひたひたより少し多く注ぎます。

 一晩寝かせて完成です。




 
 2種類のイクラをお楽しみ下さい。

 ジブロックに入れて(イクラが1層になるように)急速冷凍も可能です。

 但し、皮が硬くなり、触感が悪くなります。


単身赴任の晩飯35(会津地鶏づくし)

2006-10-18 | One dish dinner
 会津地鶏が一羽手に入りました。

 これは嬉しいです、どうやって食べようか思案のしどころです。

 今朝まで生きていた鶏ですので、鮮度は抜群となればお造りです。

 胸肉を薄くそぎ切りにして、山葵で頂きました。

 美味いの一言です。

 その他、胸の皮と首肉(鶏の中で一番美味しいと思っています)の焼き鳥。

 長いも、オクラ、メカブの梅肉と山葵の和え物(ねばねば和え)、好きなんですこれが。




 会津地鶏の中抜き(内臓を抜いた1羽分の鶏)。

 単身赴任では多いかなと思いましたが、何とかなるでしょう。


 

 捌きです、腿、胸、手羽、ササミ、ガラに大ばらしします。

 ここからは調理目的により切り分けます。

 後日、単身赴任の晩飯で。


ツブ貝のブルゴーニュ風

2006-10-15 | 食品加工(魚介)分室

  ツブ貝のブルゴーニュ風



昨日、行きつけの魚屋さんで購入した物です。

 値段は全部で・・・・円。

 安くて反発をかいそうなので記載しません。



 ツブ貝とヒラツメガニです。

 ツブ貝は刺身で良し、煮て良し、焼いて良しの美味しい貝で、好物です。

 ヒラツメガニの雌は今の時期、子(卵)が入っていて美味しい蟹です。

 ヒラツメガニは次回御紹介します。



 ツブ貝は殻を取るのが大変です。

 私はハンマーで軽くたたいて殻を割り、取り出します。



 以前、エスカルゴの缶詰を購入しブルゴーニュ風にしましたが、美味しくなく、むしろ不味かったので、いずれツブ貝でやってみようと思っていました。

 ツブ貝を軽く酒蒸しにし、食べやすい大きさに切っておきます。ワタも忘れずに入れます。

 ニンニクをすり下ろし、パセリを微塵にします。

 ニンニク、パセリ、バターでニンニクバターを作っておきます。




 エスカルゴ皿などありませんので、たこ焼きプレートで代用です。

 ツブ貝を入れ、上からニンニクバターを載せて250℃のオーブンで10分焼きました。



出来上がりです。

 これは美味しいです。

 缶詰のエスカルゴは何だったんだろう??? です。

 ツブ貝ももちろん美味しいのですが、プレートの底に残ったスープが絶品です。

 フランスパンに浸して食べると・・・・!!!!

 これはお勧めです。

 新鮮なツブ貝が手に入った時はお試し下さい。


庭の花など

2006-10-15 | 花や木々など


庭の紫式部が色づいてきました。

 先日の暴風でかなり落とされました、そろっているところを撮影しました。



 北限のユズです。

 かなり大きくなってきました。

 今年の冬も食卓で活躍してもらいます。



 バジルの花、シソ科ですので、シソの花に似ています。

 種を採っておくと来年また栽培できます。

 夏には無くてはならないハーブです。



 チェリーセージです。

 この花は甘みがあって美味しいです。

 料理とかフルーツのコンポートなどに重宝します。


  ラ・フランスのコンポート