遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

菌床シイタケの栽培

2009-07-31 | 田舎の風景など
  先日菌床シイタケを栽培している施設を見学させていただきました。

  菌床とは木材のおがくずに栄養物質(米糠)を混ぜ、シイタケを培養する固まりを言います。

   




  こちらが菌床です。

  材料を混ぜ水分を加えた菌床を加熱滅菌したあと、シイタケ菌を植菌して培養します。



 

  
  菌が繁殖すると周囲が菌糸で白くなってきます。






  発芽が始まると菌床を包んでいたビニールを切り開き、シイタケの発育を促します。







  こちらは収穫が進んだ終盤の菌床だそうです。







  シイタケはサイズ別に選別され、出荷されます。

  クヌギやナラの木にコマ菌を打ち込んで発生させたのが原木シイタケ、出荷まで時間と手間がかかりますので価格は高くなります。

  菌床シイタケも技術が進んでかなりの品質の物が出来るようになったとのことです。


 

四つ手網漁

2009-07-26 | 海辺の風景など
  ここは夏井川河口です。

  夏井川は阿武隈山系を水源とする一級河川、冬は白鳥の渡来が見られます。

  現在夏井川河口は閉塞しており、水は横川に流れ込んでいます。

  その横川の岸にあるのが四つ手網の小屋です。

  この日は北東の季節風「やませ」が入りガスっています。






  四つ手網漁は、夜網を浸し魚が入るのを待って引き上げる、何ともエコな漁法です。

  採りすぎることもなく、資源保護の観点からも・・・・。






  以前は十数個の小屋がありましたが、現在稼動中なのは5個程度です。

  夏井川が閉塞していなければ、汽水域で魚種も豊富なのでしょうが、

  現時点では淡水魚だけでしょう。

  なんとか閉塞状態を解決してもらいたい物です。

  原因は分かっているのですから。




ヒラメの養殖

2009-07-25 | 海辺の風景など
  少し前ですが「大熊町水産振興公社」に行って来ました。

  ここではヒラメが養殖され、販売されています。




  大きな水槽がずらりと並んでいます。






  50cm程度のヒラメが泳いでいます。

  その数は半端ではありません。







  こちらは幻のカレイ「ホシガレイ」の赤ちゃん。






  ヒラメの5枚おろしの方法がわかりやすく解説されていました。

  全国発送も出来るそうです。


ビールのつまみ(燻製各種)

2009-07-24 | 燻製の部屋
  先週の3連休に燻製を作りました。

  ベーコン、ロースハム、そしてビールのおつまみにタコ、エビ、鰹のハラス。

  鰹のハラスは行きつけの魚屋さんで購入。

  10枚で300円でした。

  10枚は一塩して塩焼き用に5枚、燻製用に5枚です。

  スモーカーの最上部で一番温度が高い処(70℃)で30分の燻煙です。

  脂ののった濃厚な燻製です。

  ビールにベストマッチです。

  タコとエビは薄塩でボイルしてからの燻煙です。


  タコの燻製

  

ブルーベリのシャーベット

2009-07-20 | 食品加工の部屋
  菜園のブルーベリが豊作です。

  このところ暑い日が続いているので、色づきが早くなっています。





  毎日収穫しないと落果してしまいます。

  






  生食で食べきれなかったブルーベリです。

  昨年は冷凍しておいてシャーベットやジャムを作りましたが、今回は生のブルーベリでシャーベットを作ってみることにしました。


  買ってまでは出来ませんが、菜園に植栽しているおかげです。






  ミキサーでジュースを作り、グラニュー糖を加えます。

  以下、詳しい作成方法はこちらをご覧下さい。

  ブルーベリのシャーベット




  小分けして保存です。

  生を使ったせいか味は勿論、香りも良いようです。

  各地でブルーベリの摘み取り園が開園しています、安く手には入ったときはお試し下さい。



  

ブルーベリの挿し木(その2)

2009-07-19 | 花や木々など
  2月に挿し木したブルーベリの枝から新たな発芽が見られるようになりました。


  最初の発芽は枝の貯蔵養分で行われますが、新たな初芽は挿し木した枝から発根し、肥料分を吸収出来るようになった証拠です。







  細かい根が沢山出てきています。

  ポットに移植することにしました。






  用土の準備です。

  ピートモス、腐葉土、鹿沼土、牛糞堆肥を混ぜます。

  ピートモスは最初に水を加えしめらせておきます。







  ポットへの移植完了です。

  この状態でしっかり根を回します。

  そして秋に定植する予定です。




ビワのシャーベット

2009-07-18 | 食品加工の部屋
  今年はビワが豊作です。

  生食が一番ですが、毎日ですと飽きてきます。

  職場やご近所にも配って、最後の収穫です。

  3kg以上あるでしょうか?

  昨年もご紹介したシャーベットを作ることにしました。





  皮を剥いて種を取り除きます。

  これが大変な作業です。

  種なしのビワが欲しいです。

  でも当家のビワは在来種に近い種類ですので、味は濃厚です。







  小分けして冷凍保存すれば何時でもビワを味わえます。

  右のピンクのシャーベットはスイカのシャーベットです。

  さっぱりとしたシャーベットです。

  作成方法はこちらをご覧下さい。

  ビワのシャーベット

刈り払い機の刃の交換

2009-07-17 | 花や木々など
  田舎で生活していると庭や菜園の草刈りに刈り払い機は欠かせません。

  生活必需品と言っても良いでしょう。

  近々、集落の住民総出による、河川の堤防の草刈り作業があります。


  刈り払い機の刃も2年使っており、超硬チップも数個取れています。

  チップがかけると、振動が大きくなり危険ですの、刃を交換することにしました。






  用意する工具は、ボックスレンチセットと六角ボルトレンチです。






  新しい刃を取り付けます。

  刈り払い機の刃の取り付けボルトは逆ねじです。

  通常は右に回すと締まりますが、逆ねじでは左に締めます。

  刃の回転と反対にし、ボルトが緩むのを防ぐためです。






  新品の刃が付きました。

  切れる刃は力も要らず簡単に刈り進め、安全です。

  作業時は長靴とゴーグルが必需品です。


アサリ飯

2009-07-15 | 食品加工(魚介)分室
  アサリが美味しい季節です。

  久しぶりにアサリ飯を炊いてみました。






  行きつけの魚屋さんに行くと、女将が「北海道のアサリが入っているよ、身もたっぷりで美味しいよ」。

  帰ってから2.5%程度の塩水(天然塩)で砂出しです。






  アサリは酒蒸しにします。

  日本酒にショウガ、青ネギを入れます。








  砂出ししたアサリを入れます。






  強火で火を入れます。

  口の開いたアサリから順にとりだします。

  火が入ると貝は硬くなります。





  

 一時間ほど水に浸け、ざるで水気を切っておいた米を、アサリの蒸し汁に薄口醤油で味を調え、水加減して炊きます。







  蒸らしたご飯にアサリを加えます。






  
  好みで三つ葉を加えます。







  ざっくりと混ぜます。







  盛りつけです。

  アサリ飯と言うと「深川丼」が有名ですが、深川丼はアサリのむき身をネギと炊き、ご飯に汁ごとかけた物です。

  今回のアサリ飯は炊き込みご飯とも違います。

  一般に貝は煮過ぎると硬くなります。

  酒蒸ししておいて、ご飯が炊きあがってから加えると硬くならず、ぷりぷりしたアサリの味を楽しむことが出来ます。

  アサリが旬です、お試し下さい。

  北寄貝やハマグリも美味しいです。



  ホッキ飯はこちらをご覧下さい。

干物各種

2009-07-12 | 食品加工(魚介)分室

  先月、底曳き網漁が禁漁になる前に購入した魚で干物を作りました。

  当家は皆魚好きですので、朝食に魚の干物は欠かせません。

  地物の魚を一塩して、風通しの良いところで一夜干しにしたのが好みです。

  上から時計回りに、アジ、ニクモチ(ミギガレイ)、カナガシラ、中央がカツオのハラス。

  

  過去記事です。
 

  干物を作ろう

  干物作成上の注意点

禁漁前の底曳き網漁

2009-07-11 | 海辺の風景など
  6月最後の土曜日、底曳き網漁の休漁を数日後に控えた漁港です。

  所属の漁船は全て入港しているようです。





  こちらはヤナギダコ、常磐沖で最も多く漁獲されるタコです。






  アナゴ、ミズタラ、ミギガレイ、オコゼなど。






常磐沖のアナゴは冬が旬です。

  今のアナゴはあっさり系で、白焼きに向きます。







  ムシガレイ、マコガレイ、そしてドンコ。






  そしてこちらで「ノドグロ」と呼ばれている、標準和名「ユメカサゴ」、煮ても、焼いても、干物でも美味しい、私の好物です。


  山陰のノドグロは「アカムツ」で別種、とてつもない高級魚です。

  当地のノドグロ「ユメカサゴ」も高級魚の仲間入りです。


  

鯛飯

2009-07-08 | 食品加工(魚介)分室
  行きつけの魚屋さんで比較的型の良いチダイがありましたのでゲット。

  一匹付けの塩焼きには大きすぎるので、鯛飯にしました。

  捌いて塩を振り、塩焼きにします。

  土鍋に研いだお米を入れ、薄味に調味した出汁で塩焼きの鯛と一緒に炊きあげます。






  土鍋でご飯を炊くのは難しいと思われれかも知れませんが、意外と簡単です。

  はじめは弱火で、沸騰してきたら強火で炊きます。湯気が少なくなって来たら鍋にスプーンを当てて振動を探ります。ゴトゴトとしていた振動が無くなった瞬間に火を止めて20分間蒸らします。

  これは飯盒や鍋で炊く場合でも同じです。

  鍋がゴトゴトと振動しているうちは水がある証拠です。

  振動が無くなった瞬間(水が無くなった)に火を止めます。

  後は余熱で蒸らします。

  鯛のヒレや骨を丁寧に取り除き、三つ葉を加えて混ぜ込み、鯛飯の完成です。

  美味しすぎて盛りつけの撮影を忘れてしまいました。



   

別名:大口

2009-07-04 | 海辺の風景など
  この注意は何に対してだと思いますか?

  ライオンとか、かみつきカメとかどう猛な生き物を想像しますよネ?





  その生物が飼育されている場所です。


  そうです、水槽です。


  と言うことはワニ?








  実は魚です。

  この魚、解りますか?

  そうなんです、ヒラメです。

  全長1.5m程度とか、とにかく巨大です。

  見た感じ畳一枚ほどの大きさです。

  水産種苗研究所で飼育されている、採卵用の雌のヒラメでした。

  かまれると大けがになるとのことでした。

  事前に申し込みすると、だれでも見学させていただけます。

  くれぐれも、手を入れないように・・・・・。