以前使っていたカメラの愛機として「マミヤRB67プロフェッショナル」を御紹介しました(2006年1月29日の記事「愛機」をご覧下さい)。
メールで遊木民の写真の原点ですか?とのお尋ねがありました。
RBは社会人になってから購入した機材で、首都圏で生活していたとき、鎌倉の画像を撮るのに使っていました。一ヶ月に必ず一回は週末に鎌倉を訪れていました。
一番多く行ったのは東慶寺、円覚寺などの北鎌倉、その他には報国寺、成就院などを中心に重い機材を担いで歩いていました。
RBの前に有るのがニコマートFTN、35ミリの一眼レフで、中央部重点測光方式によるTTL測光でした。
このニコマートが私の写真の原点です。
学生時代、新宿西口に間口二間ほどの小さな写真店だったヨドバシカメラで購入した物です。
ヨドバシカメラの店頭にはパトローネ(35ミリフィルムのケース)が山のように積んであり、無料でした。
フィルムは当時100フィートの長巻を買って、暗室で切断し、パトローネに詰めて使っていました。
当時はモノクロがほとんどで(カラーは高かった)、使っていたフィルムはトライX、ネオパンSSS,SS,Fなどでした。
多いときは一日で20本(36枚撮り換算)も撮ったこともあります。
もちろんフィルム現像も、引き延ばし等DPEは全て自分でやっていました。
現像液も市販のは高いので、自分たちで薬品を調合して作っていました。基本的なことは先輩から後輩へ伝わって行きますが、詳細は各自工夫を凝らしていました。
印画紙は三菱の「月光」シリーズを愛用していました。
記事を書いていて懐かしくなりました。
押入のどこかに、昔のネガが段ボールに入って有るはずです。
愛機ニコマートです、当時の最高機種はニコンFでしたが貧乏学生には手が出ず、アルバイトを重ねてやっとの思いで買いました。
50mmの標準レンズもF1,4が欲しかったのですが、予算の都合上F2です、レンズが今のブランドNIKONではなくNIPPON KOUGAKUです。
交換レンズも徐々に買い足しましたが新品はこの105mmだけで、後は中古を探しました。
でもさすがニコンです頑丈でした。
年間数万駒撮影してもびくともしませんでした。
今でも現役です。さすがに露出計用の水銀電池がもう市販されていませんので、TTLは使えませんが、機械式動作ですので撮影には支障は有りません。
今時のカメラのように電池が無いとただの箱とは違います。
現在使用できる35mmフィルムの一眼レフカメラです。
当然ブローニー版のRBも現役です。もっともフィルムが手に入りづらくなりましたので、あまり使えません。
ニコマートFTN。
そして幻のメーカーとなってしまったミノルタの α 、レンズは35~80、と75~300のズームです。
これらのレンズ資産を生かせるデジカメの一眼があれば嬉しいのですが。
でもフィルム写真の良さはあると思っています。
大切にしていきたい愛機達です。
庭のブルーベリも終わりになってきました。
7月中旬から一ヶ月以上楽しませてくれました。
小さいお子さんには大人気でした。
今日はある程度熟した実を大部分つみ取りました。
少し未熟な実も入っていますがジャム造りには好都合です。
今回は2kgの収穫でした。
半分(1kg)のブルーベリにグラニュウ糖900gを加え加熱します。
グラニュウ糖はブルーベリ重量の45%と甘さ控えめです。
ブルーベリの形が崩れるまで加熱します。
突沸と焦げ付きに注意して、絶えずかき混ぜながら加熱します。
最初のブルーベリの原型が無くなったところに、残りのブルーベリ1kgを加えます。
後から加えたブルーベリの形が残っている段階で加熱終了です。
水っぽいように思われますが、未熟な実が入っていることで冷えると粘度がまします。
これは未熟な実にはペクチンが多く残っていますので、冷えるとペクチンが固化するためです。
また、未熟な実は酸度が高い(酸っぱい)ため、レモン等の酸味料を加える必要もありません。
市販のジャムは粘度を出すためにペクチンやゼラチンを、酸度を出すためにクエン酸等を添加することも有るようですが、自家製の場合は未熟の果実を上手に利用すると美味しいジャムが出来ます。
瓶に詰めて圧力鍋で15分滅菌します。
完全に圧力鍋が冷えるまで蓋を開けてはいけません、瓶が破裂して大変危険です。
ジャムを滅菌している間の楽しみです。
鍋にはジャムがかなりこびり付いていますので、このまま洗うのは勿体ないです。
ちょっとお行儀悪ですが、鍋にプレーンヨーグルトを入れジャムを洗い落とします。
これが美味しいんです。
どうです? 美味しそうでしょう。
某有名ヨーブルト店にも負けません。
ブルーベリジャムの完成です。
パン、クラッカーにそしてお勧めはヨーグルトです。
ブルーベリの実の食感が残った、市販品には無い食感が楽しめます。
調理用のトマトを頂きました。
品種は「シシリアンリュージュ」、ミニトマトを少し大きくした程度のトマトです。
果肉は硬くゼリー質が少なく酸味がしっかりした、いかにも調理用のトマトです。
何にしようか考えましたが、少し前 ”due ”さんが冷製パスタをアップしていたのを思い出して、作ってみました。
材料は シシリアンリュージュ、アサリ(愛知県産)、バジル、ニンニクです。
トマトソースを作り冷やしておき、アサリをワイン蒸しにし冷やしておきます。
カッペリーニを茹で氷水で冷やし、ソースをかけ、アサリを乗せバジルを散らしました。
これは美味しいです、若い女性に人気なのが解ります。
ただ、アサリの身が痩せていて・・・・、蓄養物でしょうからしかたが無いのですが。
前日まで餌を食べていた ”due”さんのアサリとは別物でしょう。
先日購入したカワハギ(ウスバハギ)です。
先日のブログに画像が載っていたところ、「どう料理したの?」とのメールがありました。
生きの良いハワハギはもちろんお造りです。
狙いはキモです。カワハギのキモは美味しいのですが、生きが良くないと生で食べることは出来ません。
3枚に下ろします。
皮を付けたまま薄造りにしました。
皮を剥いでから薄造りにしても良いのですが、その場合薄皮を剥ぐ必要があります。
皮を付けたまま薄造りにすることをお勧めします。
左上が薄造りです。
その下がキモ、これが美味しいのです。
右はカツオとイワシの酢漬けです。
ちょっと豪華なお造りになりました。
この地で暮らせる幸せを感じます。
カジキの仙台味噌浸け焼き
アスパラ、タマネギ、トマトのオリーブオイル焼き
青海苔と生クラゲの酢の物
ヒイカの沖漬け
カジキの仙台味噌浸けは親戚からのお中元でした。
私が単身赴任しているので、日持ちもするし何かと便利でしょうとのご配慮で、種々の魚の加工品(味噌漬け、粕漬等の冷凍)を送っていただきました。
便利ですし、とても美味しかったです。
これは塩鯨(ミンククジラ)です。
会津では新タマネギ、新ジャガイモが採れる夏の暑い時期、鯨汁食べるそうです。
夏ばて防止の郷土食です。
我々の世代の学校給食に出てくる肉と言えば鯨の肉でした。
竜田揚げが代表的で、カレーの肉も鯨でした。
ベーコンと言えば鯨のベーコン。先日スーパーで見ると和牛の高級肉以上していました。
この塩鯨も698円/100gですので結構なお値段です。
先日、お盆中に会津のスーパーを覗いてみると、この塩鯨がそれこそ山のように(通常の数十倍)並んでいました。
お盆には欠かせない料理のようです。
作り方を教わって早速作ってみました。
材料は通常は塩鯨と新タマネギ、新ジャガイモだけだそうですが、出汁取りにマイタケを加えました。
材料を煮込んで味噌で味を調えるだけですが、鯨から塩気がでますので味噌はひかえめです。
表面に脂が浮き、夏ばてに効きそうです。
味は新タマネギと新ジャガイモの甘さが引き立ちます。
鯨を食べたことのない人には、この鯨独特の匂いが鼻につくかもしれません。
でも食べ慣れた人にとっては郷土食そのもので、暑くなると「鯨汁だな~」と成るのでしょう。
でも外国の圧力で、郷土食の文化までが消失するのだけは避けたいものです。
その他、オキブリの幽庵焼き、焼きなす、エリンギとピーマンの塩焼き。