遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

マロングラッセを作る

2008-11-30 | 食品加工の部屋
  先日作ったマロングラッセです。

  美味しそうでしょう?

  甘い物が苦手な私でも「これはいける」と言ってしまいました

  しかしもう一回作るかと訊かれると・・・・・・・




  2Lサイズの栗を購入しました。

  鬼皮を剥くため、熱湯にくぐらせます。

  熱いうちにお尻に包丁を入れると簡単に剥くことができます。






  生栗、鬼皮を剥いた物、渋皮を剥いた物。

  マロングラッセの製造で一番大変なのが、この渋皮を剥く工程です。

  包丁で薄く剥いていきました。

  色々試しましたが、結局これが一番確実でした。

  良い方法があればご教授ください。

  ヨーロッパの栗は渋皮が比較的剥きやすいので、マロングラッセが簡単に出来ると聞いたことがあります。





  水に5時間ほど浸し、灰汁を抜きます。

  水温は10℃程度が良いようです。




  
  マロングラッセの作り方は単純ですが時間がかかります。

  基本はゆでた栗のむき身を砂糖水で煮るだけです。

  ただし栗の中心まで糖を浸透させるには時間が掛かります。

  栗を水で30分ほど茹で、火を通します。

  まず、砂糖の濃度が5%になるようにグラニュー糖を投入します。

  5%とは栗と煮汁の合計の重量に対してで、以下同様です。

  グラニュウ糖を加え、15分ほど加熱し(沸騰させない)、その後蓋をして一晩さまし、糖を浸透させます。

  またグラニュー糖を加え、糖度を5%アップさせ、加熱、冷却を繰り返します。
  このように糖度を毎日5%づつ上昇させ、栗に糖を浸透させていきます。

  好みの糖度 40~55度まで上昇させますが、最後の工程でブランディーを加え風味をつけます。






  最後の糖液をきって出来上がりです。

  20個仕込んで完品は5個でした。残りは割れてしまいました。

  味は変わらない?・・・むしろ割れた方が味が濃いような気がします。

  割れないようにするために、プロは1個ずつガーゼで包んで煮るようです。

  









  


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
見事な出来映え (磯のすー)
2008-11-30 23:41:42
見事な出来映えですが、前処理が大変なのですね! どおりで高価なわけが分かりました。
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高価 (遊木民)
2008-12-01 20:27:02
 すー 様
 確かに有名店の「マロングラッセ」あh1個500円するのも珍しくありません。

 自分で作ってみて理由がわかります。

 次回は成功させます。
 
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