遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

キウイフルーツのジャムを作る

2010-11-21 | 食品加工の部屋

先日、キウイフルーツを2kgほどいただきました。







  皮をむきますが、結構な手間で、指先が痛くなります。

  タンパク分解酵素のせいでしょう。




  


  フードプロセッサーで荒微塵にし、グラニュー糖を加え、20分ほど置きます。

  砂糖の浸透圧でキウイフルーツの水分を引き出します。

  鍋は純銅の鍋を使います。

  銅イオンでキウイの緑色素(クロロフィル)の変質を防ぐためです。






  殺菌した瓶に詰め、15分ほど蒸気殺菌をします。






  倒置冷却後、流水で冷却してできあがりです。

  自家製のジャムの美味しさは・・・たとえようが有りません。

  材料はフルーツとグラニュー糖だけ。

  市販のジャムの表示にはそのほか、酸味料、ペクチン、糖類、色素、ゼラチン、CMCなどが入っています。

  ジャムとはフルーツの砂糖煮のはずですが、大量生産の過程で変質してしまうようです。

海から湯気が・・・

2010-11-20 | 海辺の風景など


  今週の前半は強い寒気が入り、いわきでも初霜、初氷を観測しました。

  特に月曜日の朝は車のフロントガラスも凍り付くほどでした。

  通勤途中、海をみるとガスっています。

  しかしいつもとは違う風景が・・・。

  車をとめて撮影しました。

  海から湯気が立ち上っていました。

  今年は海水温が高く、そこに寒気が入ったため海から湯気が立ったのでしょう。

  夏が猛暑だったため、冬は厳冬になるのでしょうか?

  早めにタイヤ交換をした方が良さそうな気配です。

農家レストラン「なないろの空」

2010-11-14 | 外飯

  飯舘村にある農家レストラン「なないろの空」で昼食をとってきました。

  メニューは動物性食材と砂糖を使わないランチでした。







  阿武隈山系の飯舘村でもさらに山奥にあります。






  向かいの山裾までが農園だそうです。

  食材の大部分は自給とのこと。







  紅葉も進んできています。






  外の石窯でパンを焼いています。







  天然酵母で発酵させたパンだそうです。

  右の黄色いのはカボチャを練り込んだもの。






  オーダーは「石がまパンランチ 1,500円」







  肉、魚、乳などの動物性食材を一切使わず、砂糖も使っていないそうです。

  自家製の穀物、野菜を中心に使っているとか。

  野菜だけで足りかな?との心配は吹き飛びました。

  色々な野菜、穀物を工夫を凝らした調理法で美味しく仕上げています。


  プレート2列目の中央は肉のように見えますが、麩を一端あげた物の煮物です。

  食感、味とも豚肉そっくりです。





  パンは石窯で焼いた天然酵母パンが3種。

  かみ応えがあり、しっかりとした味のパンです。

  お変わりはカボチャの入ったパンでした。

  ベジタリアンなのでしょうが、とても豊かな気持ちになる満足の昼食でした。




飯舘村にて

2010-11-13 | 田舎の風景など


  先日、阿武隈山系の北にある「飯舘村」に行ってきました。

  標高が高いだけあって紅葉が始まっていました。






  役場の近くに建設された「エコハウス」。

  飯舘村の気候風土に合わせ、自然エネルギーを最大限に活用したモデルハウス。

  宿泊も可能だとか。





 

  名前は「までいな家」。

  「までい」とはこの辺(福島県のかなり広い範囲で使われている方言)で使われている「丁寧な」といった意味の言葉です。

  飯舘村のコンセプトになっています。


スイートポテト

2010-11-07 | 食品加工の部屋
  スイートポテトを作ってみました。

  以前の記事でご紹介したとおり、猛暑で芋が巨大化してしまいました。

  石焼き芋に出来ない物はスイートポテトにしてみました。





  一個1kgほどもある巨大なサツマイモです。






  ピーラーで荒く皮をむき、蒸し器へ。


  なるべく70℃の温度が続くように蒸します。


  酵素を働かせ、糖度を上げるためです。 





  取り残した皮をこそげ落とします。

  




  ポテトマッシャーでつぶし、グラニュー糖、バター、牛乳、メレンゲを加え生地を作ります。






  型に詰めオーブンへ、卵黄を塗って上火をきかせ、焼き上がりです。






  スイートパンプキンも好評でしたが、やはり元祖「スイートポテト」は格別なようです。

  家族にも、職場でも好評でした。

  石焼き芋を加えれば100kgのサツマイモも春まで保ちそうもありません。


タマネギの定植

2010-11-03 | 田舎の風景など


  9月の下旬に播種したタマネギの苗が大きくなってきました。

  大苗を定植すると、とう立ちが多くなってしまいますので、4葉期、で株元の直径が5~6mm程度が定植時期とされています。

  植え床は1ヶ月前に、苦土石灰とようりん、そして堆肥を投入してあり、1週間前に化成肥料を施用しておきました。

  マルチを張り定植です。





  通常タマネギの定植は左のように太めの箸で穴を開け、箸で根を押し込み覆土します。

  とても手が掛かり、しゃがんでの作業ですので腰にきます。
 
  そこで作業性を高めるため専用の定植器具を作りました。

  それが右側です。





  材料はアトリエにあった黒竹。







  側面です。

  のこぎりで斜めに切り落とし、シャベルの基に切れ目を入れておきます。

  鉈で挽き割り、面取りをしてできあがりです。







  特に先端部は根を傷めないように丸くヤスリがけをしました。







  左は箸で穴を開けているところ。

  右は定植器で土をすくい取ったところ。






  慣行では箸で根を押し込み覆土します。


  定植器では根を定植器の先端で押し込みそのまま覆土します。

  作業効率は2~3倍になりました。







  この定植器のおかげで、今日は2時間で850本の定植が完了しました。

  残りは1200本。

  来春は極早生、中晩生、紫タマネギ、合計で2,000個が目標です。