海松喰貝(ミルクイガイ)・みる貝
【語源】
ミルクイ貝の語源は、水管(貝殻から、飛び出した部分)に
ミルと言う海藻が付着しており、水管が引っ込む際に、この
ミルを食べてるように見える為、「ミル喰い」と名付けられました。
しかし、この貝はミルを餌にしているわけではありません。
ミル貝の刺身
【旬】
産卵期は秋から冬です。この為、旬は春から初夏と言えます。
上が白みる(ナミ貝)、下が黒みる(本みる)
【うんちく】
ミルクイ貝はバカガイ科です。(青柳と同科)
ミル貝として流通しているのは、実は2種類あります。
ミルクイ貝は「本みる」または、「黒みる」と呼ばれるのに対し、
「白みる」と言うのも存在し、ミル貝として扱われる事もありま
すが、これはまったく別の貝。
正式名は「ナミ貝」と言い、キヌマトイガイ科で「黒みる」とは
縁遠い貝なんですよ~
見分け方は簡単・・・殻、水管が黒いのがミルクイ貝。白いのが
ナミ貝です。
「黒みる」の方が甘みが強く、味が良いです。値段の方も数段高値
で流通しています~!
【ブランド・産地】
特にブランド化はされていません。日本全国の内湾で獲れますが、
瀬戸内海と、愛知の三河湾の物が良いでしょう。
左上は「みるした(水管の下です)」左下は貝柱、右は水管(みる)
本ミルのにぎり寿司
【産地ならではの漁師料理】
ミルクイ貝は通常は、水管(ミル)の部分を主に食します。
水管の黒褐色の皮をむき、刺し身や寿司で食べるのは最高。
後は、水管のすぐ下(付け根)にあるミル下と貝柱も食します。
基本的にはハラワタは食しませんが、漁師さんの好物はこれ!
獲れたての物は、腸も刺身で食べるそうです。
その味、風味、食感は、牡蠣(かき)以上だとか・・・・・!
産地でしか食べられない~漁師さんの特権ですね~
いつか食べてみたい~!
白ミルのにぎり寿司
【栄養と効果・健康】
貝類中では、高たんぱく・高エネルギー。
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムをバランス良く
含んでいます。
ビタミンでは、これと言って突出した物はないですが、老化防止に
役立つEを比較的多く含んでいます。
ただし、この栄養素は、水管のもの、内臓の栄養素は含んでいま
せん。腸はミネラルやビタミンが豊富そうな気がしますが、
コレステロールなども多いでしょうね~
みる貝の網焼き
いつも応援ありがとう~
プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】
そろそろ小山に行かなくては
ε=ε=┏( ・_・)┛
第一月曜は休みなったし~~
このブログも ひと役かってますよね~~?